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日本映画備忘ブログ JUGEMブログ屋台的映画館のリニューアル版 あらすじあり ネタバレしません たぶん
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しかいぜろのだっしゅつ
大映(東京撮影所)
配給:大映
製作年:1963年
公開日:1963年6月30日 併映「てんやわんや次郎長道中」
監督:村野鉄太郎
企画:中島源太郎
構成:菊島隆三
脚本:安藤日出男
撮影:渡辺公夫
音楽:山内正
録音:奥村幸雄
照明:渡辺長治
美術:渡辺竹三郎
特殊撮影:築地米三郎
編集:山口厳
助監督:臼坂礼次郎
製作主任:沼田芳造
協力:鹿児島県指宿市
出演:本郷功次郎 三條江梨子 中田康子 高松英郎 見明凡太郎
シネマスコープ モノクロ 80分
気象観測所の発表では、その日は記録的な暑さだった。玄界灘の魚群探知から帰った富士航空のパイロット・東健一は午後のひとときを小型飛行機(愛称・ボナンザ)の陰で昼寝をしながら過ごしていたが、安眠を破ったのは同僚の職員だった。小児マヒの生ワクチンを至急、奄美大島まで届けて欲しいというのだ。すまんと思うなら頼むなよ、などと冗談を言いながらも健一は仕事を引き受けた。鹿児島市を飛び立ったボナンザに同乗したのは看護師の並木玲子だった。ケースの中のドライアイスが溶けてしまうため午後4時までに届けなければならなかったが、2時間あれば十分だった。だがサソリ島上空に差し掛かったとき、台風観測所から「緊急着陸」の無電を受け取った。急病人であれば仕方ない。健一はブツクサ言いながらも着陸を敢行し、観測所の建物に入った。するとどうも様子がおかしいことに気付いた。職員が皆、腕を縛られているのだ。その中には後輩のパイロット・吉本の姿もあったため、駆け寄って助けようとした。「解くと撃つぞ」。背後からの声に振り向くと銃口が健一を狙っていた。
いつまで経っても健一が戻ってこないため、機内に残った玲子は不安に思い健一が使っていたレシーバーを耳に当てた。すると室内の会話が筒抜けだった。台風観測所の無電が繋がったままになっていたのだ。事態を把握した玲子は身を潜めて機体を離れたのだった。美貌のエミをリーダーとする四人のギャングはニセ札を持って東洋の小国に向かっていたが、エンジンのトラブルでサソリ島に不時着した。そこで身動きが取れなくなったギャング団は上空を飛んでいた健一をおびき寄せ、飛行機を奪って逃げようとしたのだ。三上は大門ととものボナンザの機体を確認したが、高飛びするには燃料が少な過ぎた。諦めて建物に戻ろうとした三上は、地面に女物のハンカチが落ちていることに気付いた。
台風観測所は避難空港を兼ねていたが、台風続きで燃料が岬に陸揚げされたままになっていた。三上は吉本を運転手に指名しジープを岬に向かわせた。エミは職員に通常業務に戻るように言い、佃がその様子を監視した。その頃、玲子は健一から話を聞いていた岬の漁村へ助けを求めに向かっていた。
屋台的映画館
じゅぶないる
「ジュブナイル・プロジェクト」(フジテレビジョン=メディアファクトリー=小学館=IMAGICA=三井物産=ジェイアール東日本企画=白組=ROBOT)
配給:東宝
製作年:2000年
公開日:2000年7月15日
監督:山崎貴
企画:河村雄太郎 久保雅一 香川哲 高野力 高橋修 吉田紀之
エグゼクティブプロデューサー:阿部秀司 島村達雄
プロデューサー:波止康雄 沢辺伸政 樫野孝人 安藤親広
Co.プロデューサー:堀部徹
脚本:山崎貴
VFX:山崎貴
コンセプチュアルデザイン:山崎貴
撮影:柴崎幸三
音楽:清水靖晃
主題歌:「Juvenileのテーマ~瞳の中のRainbow~」山下達郎
・・・:「アトムの子」山下達郎
照明:上田なりゆき
美術:上條安里
ポストプロダクションスーパーバイザー:百瀬慶一
ダビングエンジニア:佐藤忠治
録音:宮内一男
編集:北澤良雄
スクリプター:石山久美子
助監督:佐野智樹
製作主任:竹内勝一
キャスティングディレクター:原田泉
ラインプロデューサー:山際新平
ビジュアルエフェクトプロダクション:白組
制作プロダクション:ROBOT
出演:香取慎吾 酒井美紀 遠藤雄弥 鈴木杏 清水京太郎
アメリカンビスタ カラー 105分
2000年の夏。坂本祐介、木下岬、松岡俊也、大野秀隆の四人は夜のキャンプ場で不思議な光を目撃した。墜落先に向かった四人は森の中で球形の小型ロボットを発見したのだった。俊也が興味本位に触るとロボットは作動を始め「テトラ、ユウスケニアッタ。テトラ、マッテタ」と言った。自分の名前を呼ばれたことに驚いた祐介は、仲間に頼み込んで譲ってもらった。こうしてテトラと祐介との一風変わった夏休みが始まった。祐介は両親に見つからないようにテトラを部屋の押入れで飼ったが、テトラは自分の体を構築するための材料を要求した。岬たちは廃材を集めて回り、ことあるごとに祐介の家を訪ねると置いて行った。祐介は岬のことが好きだったが告白することが出来なかった。その様子に気付いた俊也は岬と親密なところをわざと見せ付けた。その頃、地球上空10万キロでは巨大宇宙船団が接近していた。それと同時期に地上へ現れたボイド人は、犬の散歩をしていた岬の姉・範子の姿を写し取ると、電器店のテレビで言語と文化を学習した。
ついにテトラの体が完成し自由に歩けるようになった。テトラはインターネットへ接続を要求してきたが、四人の家にはパソコンが無かった。学校の視聴覚教室には置いてあるものの、以前盗まれたことで管理が厳重になっていた。祐介たちは途方に暮れていたが、岬があることを思いついた。学校の裏にある電気屋の神埼宗一郎に(無断で)借りればいいのだ。近くに住むことで神埼の行動パターンを知っていた岬は留守中に忍び込むことにしたが、その日に限って早く帰って来た。神埼は何事もなかったように子供たちと接し、自分が行っている研究について話し始めた。彼は重力物理学の応用による時空間の自在移動、つまりタイムマシンを研究していた。そして年間に掛かる一億円の費用は、高校生のときに取った特許の使用料と趣味で開発したゲームの基礎プログラムで賄っていた。手品を見せてあげようと言って神埼がシートを取ると、大きな機械が現れた。それはミクロ単位の微小なワームホールを作り出し、対象の物体を縮小してトンネルの向こう側へ送り出すというものだった。神埼は実際に機械を作動させて一枚の紙を飛ばしたが、その出現場所は祐介たちがテトラと最初に出会ったあの森だった。四人を引き連れて森に入った神埼は成果を自慢した。だが子供たちは何も言わなかった。テトラは彼が飛ばしたのかもしれないからだ。祐介が鞄からテトラを取り出して恐るおそる見せると、神埼は初めて見たと言って喜びの声をあげた。ところがテトラは神埼のことを知っていた。
屋台的映画館