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ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ

  • posted at:2013-12-08
  • written by:砂月(すなつき)
らいあーげーむざふぁいなるすてーじ
フジテレビジョン=集英社=東宝=FNS27社
配給:東宝
製作年:2009年
公開日:2010年3月6日
監督:松山博昭
製作:亀山千広 鳥嶋和彦 島谷能成
製作統括:石原隆 和田行
プロデューサー:宮川朋之 瀬田裕幸 古郡真也
アソシエイトプロデューサー:志牟田徹 東康之
原作:甲斐谷忍
脚本:黒岩勉 岡田道尚
音楽:中田ヤスタカ
主題歌:「Stay with You」capsule
・・・:「Love or Lies」capsule
撮影:宮田伸
照明:森泉英男
録音:武進
美術:関口保幸
デザイン:坪田幸之
美術進行:平川泰光
編集:平川正治
CG:笹生宗慶
選曲:泉清二
監督補:長瀬国博
製作担当:白石治
製作プロダクション:FILM
出演:戸田恵梨香 松田翔太 田辺誠一 鈴木浩介 荒川良々
アメリカンビスタ カラー 133分

バカがつくほど正直な女子大生の神埼直は、自宅に届いた「LGT事務局」からの小包を不用意に開けてしまったために、欲望にまみれたプレイヤーたちが対戦相手を騙してマネーを奪い合う「ライアーゲーム」に自動的に登録されてしまった。不本意ながらの参戦に落ち込む彼女を救ったのは、冷静な判断力と大胆な行動力を兼ね備えている天才詐欺師の秋山深一だった。勝てば大金を手にし、負ければ巨額の負債を抱え込むことになるこの危険なゲームの数々を、直は秋山とともに勝ち抜いて行った。そしてセミファイナル後半戦。秋山率いる光の国が勝利を収めたが、敵対し敗北した葛城リョウの本心を知った直は、金塊を彼女に渡して欲しいと秋山に懇願したのだ。その結果、ファイナルステージへ進出する人数が制限されることになり、直は辞退を申し出たのだった。「ライアーゲーム」潰滅の思いを秋山に託して。

平穏な日々に戻った直のもとに一通の封書が届いた。それは「ライアーゲーム ファイナルステージ」の案内状だった。彼女の自宅を訪れたLGT事務局員の谷村光男は、棄権者が出たことで権利が回ってきたことを説明し、このままでは秋山が負けると告げた。狼狽する直に谷村は、人同士が信じ合わなければ勝ち目のない次のゲームで秋山を救えるのは君だけだと言った。「あいつが信じられる人間は君しかいないんだから」。

直がLGT事務局員のエリーに案内された「GARDEN OF EDEN」という部屋がファイナルステージの会場だった。そこで行われるのは、旧約聖書の創世記をベースにした「エデンの園ゲーム」だった。 一人しか入ることの出来ない部屋で三種類のりんごのうち一つを選び、11人のプレイヤー全員がそのりんごについたプレートに名前の焼印を押して投票箱に入れると1ゲームが終了。それが13回繰り返される。投票されたりんごは機械で自動的に集計され、投票数が多い方が勝ちとなる。仮に同じ名前のものが二つ投票された場合、最初のりんごが有効となる。また書面などの制約によって投票を強制することは禁じられている。一回の投票タイムは1時間だが、全員が投票を終えた段階で終了となる。制限時間内に投票室に入らなかったプレイヤーはマイナス1億円のペナルティーが科され、一度入ったプレイヤーは次のゲームまで入ることが出来ない。多数派のプレイヤーには賞金1億円が与えられ、少数派はマイナス1億円となる。また、全員がゴールドまたはシルバーにそろって投票した場合はマイナス1億円となる。ゴールドとシルバーはいわゆる禁断の果実で、11人が真実の赤りんごに初回から投票すれば全員が13億円を手にしてゲームを終えることが出来る。だが赤をそろえようとしたときに禁断の果実に手を出した者がいると、赤に投票したプレイヤーにマイナス1億円が科される。逆に禁断の果実に投票した者には、ゴールド、シルバーに関わらず1億円が与えられる。さらにそれが一人だけだった場合は、ボーナスとして2億円が与えられる。だが真実の赤りんごが一人だけだった場合は、名前を公表した上で特別ペナルティーとしてマイナス10億円となる。そして負債が5億円に達したプレイヤーは、その時点で失楽園(エデンの園からの追放)となる。だが誰かがその負債を肩代わりすればゲームの続行が可能となる。セミファイナルまでに獲得したマネーがベースとなり、ゲーム終了時点でプラスであればその額を賞金として確定。マイナスであれば負債として確定される。獲得マネーがトップのプレイヤーが優勝となり、賞金50億円が与えられる。不正行為やルール違反などによってゲームの続行が不能になった場合、賞金は没収。そしてプレイヤー全員にマイナス10億円のペナルティーが科されゲームは終了となる。また50億円の分配を前提にゲームが進められることを防ぐため、ゲーム終了後のプレイヤー間でのマネーの移動は禁止される。

直にとってこのゲームは楽勝だった。何故ならば、プレイヤー全員がお互いを信じて赤いりんごを投票し続ければいいからだ。直は皆の前に出ると、今回の敵はLGT事務局なのだから50億円に惑わされずに真実のりんごを投票しませんかと提案した。するとサカマキマイが同調し、タケダユキナも最後くらい事務局にひと泡吹かせてやりたいと言った。現時点での賞金獲得トップは12億円であり、逆転は無理だと考える者もいたことから、13億円を確実に稼ぐことが最良の策だという意見でまとまった。全員の投票が終わり、第1ゲームが締め切られた。投票の結果は、ゴールドが3、シルバーが4、真実の赤りんごが4だった。

屋台的映画館
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しびれくらげ

  • posted at:2013-12-02
  • written by:砂月(すなつき)
しびれくらげ
大映(東京撮影所)
配給:ダイニチ映配
製作年:1970年
公開日:1970年10月3日 併映「一度は行きたい女風呂」
監督:増村保造
企画:関幸輔
脚本:石松愛弘 増村保造
撮影:小林節雄
録音:須田武雄
照明:渡辺長治
美術:後藤岱二郎
音楽:山内正
編集:中静達治
助監督:石井岩太郎
製作主任:林秀樹
現像:東京現像所
出演:渥美マリ 川津祐介 田村亮 玉川良一 草野大悟
シネマスコープ カラー 92分

大東繊維の若手敏腕セールスマン・山崎宏は、恋人で売り出し中のファッションモデル・みどりをファッションショーに抜擢したことで評価を得ていた。彼女が持つ美貌は評判を呼び、雑誌にグラビア写真が載るまでになったが、同時に問題も引き起こしていた。そのグラビアを見たニューヨーク大百貨店の仕入担当重役・ヘンダーソンが彼女に惚れ込み、寝てみたいと言い出したのだ。望みが叶えば60万ドル、日本円にして2億円の商品を買うという条件を提示されたため、大きな商談を成功させたい山崎は彼女にその話をしたのだった。それを聞いたみどりは耳を疑ったが、二人の幸福のためだと強引に説得された。数日後、ヘンダーソンに抱かれたみどりは嫌な思いをシャワーで洗い流して山崎の自宅を訪れた。そして二人の愛が不変であることを確かめ合った。営業担当重役の小野田は、商談の成功を大いに喜んだ。何故我々が口説き落とせなかった相手を承知させることが出来たのかと小野田が疑問を口にすると、山崎はヘンダーソンに一目惚れした女を抱かせたことを告白した。

みどりは父・庄介と二人で暮らしていた。庄介はサラリーマン時代にバーの女にのめり込み、会社の金を使い込んだことでクビになった。横領で訴えられた末に1年の刑務所暮らし。その間に妻は娘を他人に預けて若い男と駆け落ちした。それからは苦労をしながらみどりを男手一つで育てあげたが、女グセは相変わらずだった。今はストリップ小屋の楽屋番として働いていたが、手取りだけでは足らなかったためみどりから金をせびった。ある日、みどりのグラビアが載った週刊誌を楽屋で見つけた庄介は、以前から目をつけていたバーのママ・圭子にそれをちらつかせて自分は芸能関係の人間だと触れ込んだ。彼女を旅館に連れ込んだところ、そこに現れた笠井組の幹部・山野と舎弟の健次に密会の現場を押さえられたのだ。店での様子をカウンターで見ていた山野は金づるとなりそうだと考え、妻の圭子と結託して一芝居うったのだった。山野から落とし前の100万円を要求された庄介はみどりに泣きついた。だが冷たくあしらわれると今度は山崎を訪ねた。

庄介は期限までに100万円を用意したが、その出所が山崎だと知ったみどりはマンションに謝りに行った。ヤクザとの関係が面倒だから親父さんを捨ててくれと山崎が言うと、放り出したいがたとえ馬鹿な親であっても血が繋がっているのだから一生面倒をみてやらないといけないとみどりは答えた。すると自分の身の安全しか考えていない山崎は別れ話を切り出した。そして100万円はヘンダーソンと寝てもらったお礼だから返さなくていいと言ったのだ。出世のために利用されたことを知ったみどりは山崎のもとを去ったが、事情を知った庄介は再び山崎を訪ね、娘を傷ものにした慰謝料として500万円を要求した。

屋台的映画館

七人の弔

  • posted at:2013-11-24
  • written by:砂月(すなつき)
しちにんのとむらい
バンダイビジュアル=TOKYO FM=オフィス北野
配給:オフィス北野=東京テアトル
製作年:2004年
公開日:2005年8月13日
監督:ダンカン
プロデューサー:森昌行 吉田多喜男
アソシエイトプロデューサー:久保聡 古川一博 白石統一郎
ラインプロデューサー:小富慎二
脚本:ダンカン
音楽:松谷卓
撮影:村埜茂樹
照明:舘野秀樹
美術:稲村正人
録音:白取貢
編集:太田義則
スクリプター:森直子
製作担当:岩谷浩
助監督:松川嵩史
装飾:尾関龍生
衣裳:小川佳純
ヘアメイク:宮内三千代
製作主任:斉藤大和
キャスティング:吉川威史
出演:ダンカン 渡辺いっけい 高橋ひとみ いしのようこ 山崎一
アメリカンビスタ カラー 107分

ある夏休み。志葡野駅に降り立った七組の親子は、参加する2泊3日キャンプツアーのバスが到着するのを待っていた。彼らの反対の方向でクラクションが鳴り、バスの前には無表情の指導員・垣内仁が立っていた。「みなさんようこそ、こちらですよ」。走り出したバスの車内には異様な空気が漂い、堅い表情をした保護者たちはみな一様に口を閉ざしていた。やがてバスはキャンプ場に到着し、束縛から解放された子供たちは無邪気にはしゃぎ回った。川原でビーチボールを投げて遊んでいた中尾晴美は誤って足を滑らせて転んだ。すると日頃は虐待を繰り返す母・君代と愛人の住田昇が慌てて助けに来たのだ。いつもとは違う君代の態度に晴美は戸惑った。

前年に全国の児童相談所が受けた児童虐待の相談件数は2万7千件にものぼり、虐待死させてしまった件数は41件もあった。このキャンプに参加した保護者たちは、子供たちの命を奪うかわりにその子たちの臓器を売買をして自分たちの生活を向上させようと考えるものたちばかりだった。垣内は彼らを一室に集め、キャンプの主旨を説明した。そして話が終わるとトランクの中の札束を見せた。色めきたつ保護者たちに垣内は、口止め料を含めた参加費の500万円を前金で渡し、キャンプ終了時に子供の体調に問題がなければ4500万円を差し上げると言った。そして期限である1日目の夕食までに気が変わって帰ることがあっても他言しなければ参加料を差し上げるが、命が惜しければ脅すなどとは考えないようにと念を押した。児童相談所の介入についても手筈が整っていることを説明すると、保護者たちは安堵のため息を漏らした。キャンプ中に脱落する子供が出た場合、一人頭の金額が増えるのかという質問には、その可能性はあるが血生臭いことは勘弁願いますよと釘を刺した。その日の夕食は最初の検査だった。子供たちのカレーには微量の薬物が混入されているのだ。翌日には登山が控えており、体調不良が長引けば失格となる可能性が高くなるため、親たちは子供のことが心配でたまらなかった。我慢ならなくなった柳岡秀男はお代わりしようとする息子・三郎にそれ以上食べるなと怒鳴り、横山春樹は息子・一樹のカレーをがっついて食べた。

翌朝、西山翔子が熱を出したことを知った晴美は、河原潤平にこのキャンプは何処かおかしくないかと尋ねた。そのことは潤平も薄々感づいていた。昨夜、抜け出ようとした彼を父・功一が考え直して欲しいと土下座して止めようとしたのだ。功一は筋金入りのギャンブル狂で、元手を作るために潤平に盗みを働かせ、失敗すると暴行を加えた。不満をぶちまけたにも関わらずいつものように殴ってこない功一に、潤平は拳でお返ししたのだった。みんなが食事の支度をしていると、黒塗りの車がやってきた。それは教育委員会の視察という名目の「依頼主」だった。

屋台的映画館

必殺仕掛人

  • posted at:2013-11-17
  • written by:砂月(すなつき)
ひっさつしかけにん
松竹(大船撮影所)
配給:松竹
製作年:1973年
公開日:1973年6月9日 併映「喜劇 男の泣きどころ」
監督:渡邊祐介
製作:織田明
原作:池波正太郎
脚本:安倍徹郎 渡邊祐介
撮影:小杉正雄
美術:森田郷平 佐藤之俊
音楽:鏑木創
録音:中村寛
調音:小尾幸魚
照明:佐久間丈彦
編集:寺田昭光
監督助手:白木慶二
装置:小島勝男
装飾:宗田八郎
進行:柴田忠
衣裳:松竹衣裳
現像:東映化学
製作主任:峰順一
主題曲:「荒野の果てに」(作曲:平尾昌晃)
タイトル協力:光潮社「絵金」より
かつら:八木かつら店
刺青:北島一男
擬斗:湯浅謙太郎
出演:田宮二郎 高橋幸治 津坂匡章 川地民夫 山村聡
アメリカンビスタ カラー 87分

ある男が口入屋・音羽屋半右衛門を訪ねた。その男は前金二十五両と引き換えに女殺しの依頼したのだった。半右衛門の裏の稼業は、仕掛人の元締だった。的が女であることから半右衛門はこの仕事を鍼医者の藤枝梅安に任せることにした。梅安は、鍼に関しては自ら日本一だと豪語するほどの腕の持ち主だが、女好きなのが玉に瑕だった。その夜、彼は助っ人の徳次郎とともに日本橋の蝋燭問屋へ忍び込み下見を始めた。天井の隙間から女の容姿を覗き見た梅安は「あんないい女を殺すのかねぇ、もったいねぇ」と思わず漏らした。その女こそ蝋燭問屋主人・辻屋文吉の後添いで今回の的であるお照だった。お照は駿府にいた音蔵という盗人の娘で、盗人の手引役として辻屋に潜り込んでいた。元々辻屋に目をつけていたのは音蔵だったが、父親が殺されたことをいいことに後妻として入り込んで身代を狙っていたのがお照だった。それがおもしろくなかったのは、今まで組んで悪事を重ねていた御座松の孫八だった。文吉はお照と連れ立って花見に出掛けた。人々がごった返す中、ひょっとこの面を被った徳次郎が酔ったふりをして騒ぎ始めると、辺りは騒然となった。梅安は気を取られているお照に近付くと背中側に回り込み、首筋に鉄針を突き刺した。そして何事もなかったようにその場を離れた。数日後、残りの二十五両を支払いに来たのは文吉だった。お照の死因が心臓の発作として片付けられ、彼は辻屋ののれんに傷がつかずに済んだと高笑いするのだった。

血の匂いを消すため、梅安は徳次郎を連れて甲州へ旅立った。温泉につかって疲れを癒す梅安に、音蔵を殺したのは自分だと徳次郎は言った。勤めのためなら女子供でも殺すという荒っぽいやり方に、腹に据えかねた徳次郎は仲間と二人で手に掛けたのだ。「何の巡り会わせか、その娘の仕掛けまでこの俺が手伝ったわけだなあ」。その言葉を聞いた梅安も自分の身の上を語り始めた。梅安が七歳のとき、鍛冶屋の父親がぽっくりと死んだ。まだ線香のにおいも消えないどしゃぶりのある日、母親は前から出来合っていた間男と、妹を連れて駆け落ちした。藤枝の家で置いてけぼりをくった梅安には握り飯ひとつが渡されただけだった。妹は一体どこで何をやっているのか。お照のような女になっていなければいいが。夜が深まった頃、梅安は徳次郎の部屋から逃げ出す孫八を目撃した。慌てて部屋に駆け込むと、彼は血の海の中に倒れていた。徳次郎は、やっぱり仕掛人は長生き出来ねぇなと言い残して死んだ。

屋台的映画館

科学忍者隊ガッチャマン(1978年)

  • posted at:2013-11-07
  • written by:砂月(すなつき)
かがくにんじゃたいがっちゃまん
竜の子プロ
配給:松竹=富士映画
製作年:1978年
公開日:1978年7月15日
監督:鳥海永行
製作:吉田健二
企画:竜の子プロ企画室
プロデューサー:九里一平 上野捷己
原作:吉田竜夫
脚本:鳥海尽三 陶山智 鳥海永行
構成:鳥プロ
SF考証:小隅黎
総指揮:岡本喜八
音楽:すぎやまこういち
演奏:NHK交響楽団
音楽プロデューサー:木村英俊
キャラクターデザイン:吉田竜夫 九里一平 天野嘉孝
メカニックデザイン:中村光毅 大河原邦男
作画監督:宮本貞雄
美術監督:中村光毅
原画:須田正己 二宮常雄 湖川滋 高橋資祐 野部駿夫
動画:江村豊秋 南家講二 加藤茂 奥野芳久 井口忠一 杉井興治 中村孝 沢田早苗 阿部純子 
色彩設定:岡嶋国敏
特殊効果:朝沼清良
背景:明石貞一 宮本清司
トレス:村田美知子 小野静子 柴田文子
検査:石川富美子 長岡恵 深沢弓
彩色:市川あさ子 小野愛子 塩谷多満子 国武睦子 石合美登里 栗原ミヨ子 溝口弘子
撮影:平山昭夫 小西一広 橋本和典
編集:谷口肇
録音:ザックプロモーション(水本完) 4chフェニックスサウンド 東京テレビセンター 新坂スタジオ
効果:アニメサウンド(加藤昭二)
製作担当:柴田勝 永井昌嗣 小林正典
協力:読売広告社
現像:東洋現像所
声の出演:森功至 ささきいさお 杉山佳寿子 塩谷翼 兼本新吾
スタンダードサイズ カラー 110分

地球は公害やエネルギー不足、人口増加など様々な問題を抱えていた。世界の首脳たちは諸問題を解決するために国際科学技術開発機構(ISO)を設立し、国際科学技術庁本部をアメガポリスに置いて対策を打ち出した。アンダーソン長官のもとに集められた世界中の優秀な科学者たちは、地底深く掘削して地球内部にあるマントルをエネルギー源とし、その過程で得られたガスや鉱物をも利用しようとする「マントル計画」を提唱した。壮大な計画は実行に移され成果が見え始めたその矢先、国際原子力センターが怪獣メカに襲われウランが盗まれた。それは世界制服を企むギャラクターの宣戦布告だった。ISOが諜報機関を使っても一団の正体を掴めない中、南部孝三郎博士は恐るべき科学力を持つギャラクターがいずれ動き出すことを事前に調査してその日のために準備していたのだ。

ある時は五つ、ある時は一つ、実体を見せずに忍び寄る白い影、その名は科学忍者隊。バードスタイルに変身したリーダーのガッチャマンこと大鷲の健、コンドルのジョー、白鳥のジュン、つばくろの甚平、みみずくの竜の五人は最新鋭機ゴッドフェニックスでタートルキングを追いつめた。内部に入った健とジュンは進入口を開けて誰にも発見されずにゴッドフェニックスを誘導したが、それは罠だった。戦闘員たちに囲まれた五人は軽い身のこなしで銃弾を掻い潜り次々と蹴散らしたが、隊長はその隙に頭部ロケットで脱出し時限爆弾で科学忍者隊を抹殺しようとしたのだ。左翼を扉に挟まれて逃げ場を失ったゴッドフェニックス。健は最後の賭けである科学忍法火の鳥を選択した。恐るべき重圧が五人を包み、機体は唸り声をあげた。そして出力計の針がレッドゾーンに達したとき、タートルキングは大爆発を起こした。立ち上る煙の中から抜け出したゴッドフェニックスはまさに炎から生まれた火の鳥だった。火の鳥は逃げるロケットを飲み込み、南部が育て上げた科学忍者隊の最初の戦いは大勝利に終わった。その頃、ギャラクターの首領・ベルクカッツェは、ギャラクターの真の支配者で彼の生みの親である総裁Xに叱責されていた。三十年数前、遠い宇宙の彼方からペン型ロケットでやってきた総裁Xはヒマラヤの雪深い山脈に到着した。そして特殊な力を使い男女の双子の体から作り出した一人のミュータントがベルクカッツェだった。長い期間を掛けて練り上げた計画が実行可能であることをベルクカッツェが告げると、総裁Xは絶対に失敗するなと命じた。

科学忍者隊の初陣から数日後、ホントワール共和国の科学者と名乗る老紳士がISO本部の南部を訪ね、ギャラクターが進めているV2計画が既に完成し、実験を行うのみとなっていることを伝えた。V2計画とは、特殊ミサイルを爆発させることで地球を取り巻くバン・アレン帯を降下させ、放射能で人類を死滅させるというものだった。それを聞いた南部が批判をすると、老人は条件によっては止めてもいいと言った。その条件とは、世界がギャラクターとホントワールに降伏することだった。老紳士の正体は変装したベルクカッツェで、彼は一週間待つかわりに降伏か計画の実行か選択せよと言い残して姿を消した。ホントワールは警戒厳重な軍事国家でギャラクターとは密接な関係を築いていた。南部の命を受けたレッド・インパルス隊長は、部隊と健を率いてホントワールに潜入した。

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