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生首情痴事件

  • posted at:2010-02-23
  • written by:砂月(すなつき)
なまくびじょうちじけん
大蔵映画
配給:大蔵映画
製作年:1967年
公開日:1967年5月31日
監督:小川欽也
脚本:津川京一
撮影:岩橋秀光
音楽:長瀬貞夫
美術:宮坂克巳
照明:石田清三郎
録音:田中安治
助監督:岩本高徳
編集:金子半三郎
記録:有明竜二
製作主任:永野保徳
出演:火鳥こづえ 泉ユリ 高月絢子 鶴岡八郎 冬木喬三
シネマスコープ パートカラー 68分

3年前に林田教授の財産と名誉が目的で娘の玲子と結婚した藤山五郎は、そのおかげで大学の研究室勤務から東洋機業の設計課長に栄転することが出来た。結婚を機会にそれまで付き合っていた同じ研究員の有島順子との関係を清算したことで、傷心した彼女が研究室を辞めて故郷へ帰ったものだと周りの者は思っていたが、五郎にとってそれは好都合だった。何故ならこの財産乗っ取り計画は彼と順子の間で極秘に進められている計画であり、完了まであと一歩のところまで来ているからだ。

部屋で土地の登記書や株券などを調べていた五郎は、突然部屋に入ってきた玲子に驚き慌てふためいた。とっさに浦和に手頃な工場が売りに出ているので独立を考えていると言い訳をしたが、玲子の視線は冷たかった。その態度に苛立ちを覚えた五郎は雑言を浴びせたが、彼の怒りの原因はそれだけではなかった。林田が亡くなるときに、家や土地などの財産を全て玲子名義に書き換えたことがわかったからだ。そのことを彼女は知らなかったが、独立のための投資に妻が協力するのは当然の義務だと言われ心を決めた。玲子は、全ての書類の名義を変更することは構わないと前置きし、その代わりとして順子との関係を断つことを条件にしたのだった。二人が研究員時代から交際があり、今でも月々の仕送りをしていることを見抜かれていたのだ。開き直った五郎は、お前とは元々好きで結婚したわけではなく親父さんの財産やポストが欲しかっただけだと本音を語った。その頃、順子は不動産屋で新居の物件の契約をしようとしていたが、五郎からの電話でそれが出来なくなったことを知った。主人に詫びを言って去ろうとしたところ、ある提案をされた。五郎をレストランに呼び出した順子はいつまでも進展しない状況を愚痴り、屋敷を4千万円で買う者がいても名前だけの夫じゃどうしようもないわねと皮肉った。それを聞いた五郎は思索を練った。

車中で何処かに通う玲子の姿を見かけた五郎は、彼女が帰宅するときつく問い詰めた。すると玲子は突然離婚を口にしたのだった。五郎は男の存在を疑ったが、玲子は子供を守るためだと言った。彼女は3ヶ月の子供を身篭っており、父親の認知を受けてから離婚しようと以前から考えていたのだが、今の生活を続けていれば精神に異常をきたして子供の命を奪われ兼ねないと考えたからだ。翌日、五郎が順子にその話をすると、離婚裁判に持ち込まれた場合にこのままではあなたに勝ち目はないと言われた。その夜、彼が自宅に往診させた医師は順子の知り合いだった。

屋台的映画館
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砂月(すなつき)
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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