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ざますくどがーるじょしこうせいはかいぞうにんげん
「Neo Actionシリーズ」製作委員会(ウェッジホールディングス=日本出版販売=ワコー)
配給:日本出版販売
製作年:2008年
公開日:2008年8月9日 併映「ハード・リベンジ、ミリー」
監督:金子功
企画:小林洋一 片山武志
製作:福井政文 小松賢志 多井久晃
プロデューサー:久保淳
脚本:金子功
音楽:吉田光
撮影:村川聡 板倉陽子
照明:村川聡 板倉陽子
DI:BigX
美術:安宅紀史 岩本浩典
編集:金子功
衣裳:江頭三絵
ヘアメイク:細倉明日歌 宮本真奈美
助監督:安達耕平 遠藤薫
VFX:佐藤敦紀 松田直紀
アクション・プロデューサー:臼木基晴
アクション・コーディネーター:川名求己
カー・スタント:佐藤秀美
エンディング曲:「Eastern Girl」ポメグラネイト
制作:デイズ
出演:清水由紀 中村静香 きだつよし 吉見麻美 佐藤藍子
アメリカンビスタ カラー 45分

ここ最近、女子高生が誘拐される事件が頻発していた。いなくなった女子高生は皆運動部の選手だったことから、体育で「2」以上取ったことがない運動音痴の星野愛は自分には関係ないと高を括っていた。ところがある日の放課後、親友の片桐由美と別れた後に怪しい男たちに誘拐された。

誰かが「片桐由美」と呼ぶ声で目覚めた愛は手術台の上にいた。手足に枷をはめられて自由を奪われた彼女の前に現れたのは悪の秘密組織ジョーカーの首領・ブラックマリアで、体の改造手術は成功し後は洗脳手術を残すのみとなっているのだと説明した。洗脳が終わればジョーカーの一員になるそうだが、愛は彼女が言っている意味がわからなかった。第一に自分は片桐由美ではないのだ。人違いをしていることを伝えようとしたが、警報が鳴り響くと皆手術室を出て行った。取り残された愛が何とかして欲しいと願っていると一人の男が入ってきて枷を外し始めた。彼は体育教師の青山で「話は後だ。ここから出るぞ」と言った。アジトの地下通路を逃げていたが袋小路に迷い込み、そこに天窓があるのを見つけた青山にジャンプしてみろと言われた。今のおまえなら出来ると言われたが、改造手術とか驚くべき跳躍力とか言われても何のことかわからないため説明を求めているとブラックマリアに見つかった。とりあえず青山を抱えて試してみるとその跳躍力は凄まじく天窓を破壊して外に出た。そして戦闘員に取り囲まれても圧倒的なパワーで蹴散らした。その夜、愛が帰宅していないことを知り心配になって星野家を訪ねた由美はトボトボと帰ってきた彼女を強く抱きしめた。

翌日、いつものように登校した愛は青山に説明を求めた。すると青山はしばらく考えた後、全てを話すことにした。ジョーカーは世界征服を企む秘密組織であり、身体能力の優れた人間を捕らえて改造、洗脳し世に送り出している。改造された人間は超人的な能力を身に着け意のままに動くのだ。優れた身体能力と聞き、由美と間違えたのではないかと疑問を口にすると、青山はすまんと土下座した。そしてこれからどうしていいかわからないと悩む彼女に、ジョーカーの野望を打ち砕き奴らと戦って欲しいと手を握った。愛はただの女子高生なのにと一度は拒否するが、こんな経験は二度とないと思い直し協力することに決めた。

屋台的映画館
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さまよえる脳髄

  • posted at:2015-07-24
  • written by:砂月(すなつき)
さまよえるのうずい
ヒーロー=シネマパラダイス=エクセレントフィルム
配給:ヒーロー
製作年:1993年
公開日:1993年12月4日
監督:萩庭貞明
製作:末吉博彦 夏山静香 石山真弓
企画:末吉博彦
プロデューサー:伊藤秀裕 内田貴夫
原作:逢坂剛
脚本:こがねみどり
音楽:板橋文夫
撮影:安藤庄平
照明:松井博
録音:小高勲
整音:山本逸美
美術:古谷良和
装飾:矢野貴章
編集:菅野善雄
記録:岡田真理
助監督:北川篤也
製作担当:宮川健治
プロデューサー補:木戸田康秀 夏山昌一郎 新井正勝
キャスティング協力:畠中鈴子
出演:神田正輝 高島礼子 北見敏之 光石研 大杉漣
アメリカンビスタ カラー 102分

捜査四課の海藤兼作刑事は同僚とともに麻薬取引現場となっているプールバーで張り込みを行っていたが、踏み込んだ際に逃げた犯人ともみ合いになり階段から転げ落ちた。その時に頭を強く打ったことが原因で極度の頭痛に襲われることがあるため、捜査に支障が出ると考えた上層部は彼を防犯総務課に異動させた。海藤の相談相手は婚約者で精神神経科医の南川藍子だった。

追分知之という中年の男がテニスの練習中に隣のコートにいた女性に突然襲い掛かり首を絞めたためその場で取り押さえられた。暴行傷害の現行犯として逮捕された彼を担当することになった藍子は、一枚の絵を見せて物語を作らせる検査を行い言語表現を分析して思考過程の推定することにした。追分はベッドに横たわる母親が時折発作を見せ、それを息子が寝かせつけたことでホッと額の汗をぬぐっている絵だと言った。そして精神異常だと判断されれば僕は無罪になるのでしょうかと尋ねると、藍子はこの検査が精神異常の有無を調べる物ではなく事件を起こしたときに正常な心理状態だったか調べるだけだと説明した。それを聞いた追分は、何故犯行に及んだのかや相手が誰かすら覚えていないと言った。そしてそれが嘘かどうか判断するのは先生の仕事でしょと言うと、藍子は仮に異常と診断され収監を逃れたとしても病院へ収容されるかもしれないと釘を刺した。

藍子が食堂で食事をしていると脳神経外科医の丸岡庸三が話し掛けてきた。MR検査に異常がないことを確認した丸岡は、心因性の精神病は一般的に考えられている程多くなく、精神分析や心理療法よりも外科的に脳の病巣を取り除く方が遥かに有効な場合もあると言った。精神鑑定の度に一々頭蓋骨を開く時代が来たら大変だと藍子が嫌味を言うと、脳は胃や腸と同じ臓器でありそこを外科的に治療するのが僕の仕事だと胸を張った。そして麻酔なしで大脳に電極を差すのは患者と対話を行うからだと言った。その日の夜、帰宅した藍子が留守番電話の音声を聞いていると、ボイスチェンジャーを使った不気味な声が入っていた。

屋台的映画館

殺人狂時代

  • posted at:2014-09-14
  • written by:砂月(すなつき)
さつじんきょうじだい
東宝
配給:東宝
製作年:1967年
公開日:1967年2月4日 併映「インディレース 爆走」
監督:岡本喜八
製作:田中友幸 角田健一郎
原作:都築道夫
脚本:小川英 山崎忠昭 岡本喜八
撮影:西垣六郎
美術:阿久根巌
録音:渡会伸
照明:西川鶴三
音楽:佐藤勝
整音:下永尚
監督助手:渡辺邦彦
編集:黒岩義民
技斗:久世竜
現像:キヌタ・ラボラトリー
製作担当者:島田武治
出演:仲代達矢 団玲子 砂塚秀夫 天本英世 江原達怡
シネマスコープ モノクロ 99分

精神科医で自ら病院を経営する溝呂木省吾をブルッケンマイヤーが二十年ぶりに訪ねた。ナチス秘密結社に所属する彼は、かつての同志が率いる「大日本人口調節審議会」に重大任務を依頼するためにやってきたのだ。日本の政治が貧困なのは過剰な人口が原因だと溝呂木は考えていた。住みよい国にするためには人口を調節しなければならない。そのためには社会的に何の役にも立たない人物に引き下がってもらうしかなかった。そこで溝呂木は極秘裏に患者を訓練し、殺し屋に仕立て上げていたのだ。ブルッケンマイヤーは、審議会へのテストとして電話帳から三人を無作為に選びだし、三日以内に死体を運んでくるように言った。それを聞いた溝呂木は、二日で十分だと答えた。

約束の日、病院には男女の死体が運ばれてきた。身分証でそれが本人だと確認したブルッケンマイヤーは、もう一人はどうしたと尋ねた。すると溝呂木は約束の時間までまだ二時間あると余裕の表情で言った。その頃、城南大学で犯罪心理学を教える桔梗信治が車でアパートに帰宅した。マザコンで、水虫に頭を悩まし、殺し屋が部屋にいても気づかないほど冴えない彼こそが三人目の殺害対象者だった。業を煮やした殺し屋・間渕憲作は、おもむろに立ち上がると大声で名前を確認した。驚いた桔梗があなたはどなたですと尋ねると、間渕は名刺を渡し審議会の説明をした。そんなことも気にせずにインスタントラーメンを作り、食べ始めた桔梗はふとカードを取り出すと間渕にロールシャッハテストを行った。その結果、重度のパラノイア(偏執狂)だと診断したが、それを聞いた間渕はカミソリの歯を仕込んだトランプのカードを投げた。桔梗は驚いてよろけ、壁にぶつかった。その弾みでタンスの上に置いていた母親の胸像が間渕の頭に落ち即死した。桔梗は交番に自首したが、警官とともに部屋へ戻ると死体は消えていた。

週刊ミステリーの記者・鶴巻啓子は、ネタ探しのために交番に居合わせたことでこの事件を知った。そこで食事をおごってもらう代わりに桔梗の話を聞くことになったが、特に興味はなかった。それを知った桔梗は自分で事件の真相を究明することに決めると、啓子は意外な進展を期待して協力を願い出た。そのとき桔梗の車が盗まれたが、最高時速が20キロしか出ないポンコツだったため簡単に捕まった。居直る大友ビルに、啓子は警察に突き出す代わりに協力するよう命じた。審議会の正体を調べるために殺しの依頼者に成りすましてビルの知り合いに接触したが、襲い掛かってきた二人を倒したことで、啓子は桔梗に益々興味を持った。

屋台的映画館

ザ・スパイダースの大進撃

  • posted at:2014-03-13
  • written by:砂月(すなつき)
ざすぱいだーすのだいしんげき
日活
配給:日活
製作年:1968年
公開日:1968年1月3日 併映「花の恋人たち」
監督:中平康
企画:笹井英男
脚本:伊奈洸 倉本聰
撮影:北泉成
照明:土田守保
録音:片桐登司美
美術:松井敏行
編集:辻井正則
助監督:飯塚二郎
音楽:かまやつ・ひろし 脇野光司
主題歌:「夜明けの太陽」田辺昭知とザ・スパイダース
挿入歌:「暗闇にバラを捨てよう」田辺昭知とザ・スパイダース
挿入歌:「ヒア・カム・スパイダース」田辺昭知とザ・スパイダース
挿入歌:「ロンリーマン」田辺昭知とザ・スパイダース
挿入歌:「俺のハートはダン!ダン!」田辺昭知とザ・スパイダース
挿入歌:「バン・バン」田辺昭知とザ・スパイダース
挿入歌:「なんとなくなんとなく」田辺昭知とザ・スパイダース
挿入歌:「好きだから」ヴィレッジ・シンガーズ
挿入歌:「バラ色の雲」ヴィレッジ・シンガーズ
色彩計測:永塚各一郎
現像:東洋現像所
特殊撮影:日活特殊撮影部
製作担当者:岡田康房
協賛:キキ・デザインアトリエ 鹿児島織物KK 霧島山上ホテル 鴨池タクシー 鹿児島県畜産事業農業協同組合連合会 オリエント時計株式会社
出演:田辺昭知 堺正章 井上順 井上孝之 大野克夫
シネマスコープ カラー 82分

アメリカでの公演を終えて帰国の途に就くザ・スパイダース。東京へ向かう航空機の中でリーダの田辺昭知は楽譜の整理を行い、隣席の堺正章は現地で買ったお気に入りのタンバリンの鼓面を切り取って使いやすいように改造していた。それを見ていた井上順は宝石の飾りが女物みたいだとケチをつけるが、正章はそこを気に入っていたのだ。そんな彼らの様子をエキゾチックな顔立ちの女が微笑みながら後部座席から見ていた。空港に到着するとファンがゲートに押し寄せて身動きが取れないほどひしめき合っていたため、正章は大事なタンバリンをゲートの外にいた所属事務所「スパイ・ダクション」のスタッフ・緒方ゆり子に手渡した。すると何者かがそれを奪おうと手を伸ばしたが、ゆり子は力任せに引き寄せて守ったのだった。それと同じ頃、昭知は混雑の中で楽譜が入ったアタッシュケースを別の物と取り違えていた。何とかファンを振り切ったザ・スパイダースのメンバーは用意してあったマイクロバスに乗り込むと一息ついた。バスを物陰からサングラスの男とともに見送った女は、なるべく早くあのタンバリンを手に入れるべきだわと呟いた。

7人は事務所に戻るとすぐさまコンサート会場へ向かった。出番の時間が迫る中、控室で準備をしていると順が俺のタンバリンを知らないかとメンバーに言った。それはアメリカで二つ買った正章からそのうちの一つをプレゼントされたものだった。ゆり子も確かに見たと証言したが、その後どうなったかを誰も知らなかったため、忘れ物が趣味だと正章に笑われた。そのタンバリンは控室に忍び込んだサングラスの男の手下によって盗み出されていた。だが鑑定士の見立てで嵌められている宝石が模造品だとわかると、男は手下に電話をかけて今夜中にもう一つの方を何とかしろと怒鳴った。その頃、ザ・スパイダースは「暗闇にバラを捨てよう」を熱唱していた。順は客席に航空機の女を見つけると、正章に俺たちのファンだったんだなと間奏中に話しかけた。だが彼女の視線は正章が持っているタンバリンに注がれていた。

ステージが終わり一同が楽屋に戻ると、持ち物が何者かに荒らされ留守番をしていたバンドボーイの原田が倒れていた。ゆり子は意識を取り戻した原田に何があったのかと尋ねたが、いきなり後ろから殴られたため何も覚えていなかった。ファンにしては手荒すぎる上に何も盗られていないことから何が目的か彼らには見当も付かなかった。騒動を探って会場から出てきた女は、車で待つサングラスの男に自分たちの他にもあの連中を狙っている人物がいると話した。

屋台的映画館

ザ・スパイダースのゴーゴー・向う見ず作戦

  • posted at:2014-03-07
  • written by:砂月(すなつき)
ざすぱいだーすのごーごーむこうみずさくせん
日活
配給:日活
製作年:1967年
公開日:1967年8月26日 併映「花と果実」
監督:斎藤武市
企画:笹井英男
脚本:倉本聰 才賀明
撮影:山崎善弘
照明:大西美津夫
録音:高橋三郎
美術:中村公彦
編集:近藤光雄
助監督:坂口喜久男
色彩計測:畠中照夫
現像:東洋現像所
製作担当者:岡田康房
協賛:東京サマーランド キキ ファンタジックアニマル
音楽:小杉太一郎
主題歌:「あの虹をつかもう」田辺昭知とザ・スパイダース
挿入歌:「フリフリ66」田辺昭知とザ・スパイダース
挿入歌:「夕陽が泣いている」田辺昭知とザ・スパイダース
挿入歌:「なんとなくなんとなく」田辺昭知とザ・スパイダース
挿入歌:「太陽の翼」田辺昭知とザ・スパイダース
挿入歌:「風が泣いている」田辺昭知とザ・スパイダース
挿入歌:「恋のドクター」田辺昭知とザ・スパイダース
挿入歌:「サマー・ガール」田辺昭知とザ・スパイダース
挿入歌:「バラ色の雲」ヴィレッジ・シンガーズ
挿入歌:「きっと何処かに」ヤング&フレッシュ
出演:田辺昭知 堺正章 井上順 井上孝之 大野克夫
シネマスコープ カラー 81分

大磯ロングビーチで行われている公開生放送のテレビ番組「素人歌謡コンクール」。この番組はチャンピオンと挑戦者が対戦する視聴者参加型の勝ち抜き戦で、10人勝ち抜いたチノに司会者は労いのインタビューを行った。ファンからの一番多い質問としてボーイフレンドはいるかと尋ねると、彼女は親しい友達は4人いると答えた。その4人とはこの番組の伴奏を行っているバンド「ヤング&フレッシュ」で、その中の健とは淡い恋愛関係にあった。だが気の弱い健がいつまで経っても告白しようとしないことから、恋人はいないとわざと聞こえるように断言したのだった。驚くメンバーとショックを受ける健。どんな恋人が欲しいかという質問に、たとえ障害物があってもそれを乗り越えて真っ直ぐ歩いて来るような人が現れれば求愛を受け入れると答えた。この番組を喫茶店で見ていた若者7人組は、あの娘のところまで真っ直ぐ歩いて行って恋人にするということで意見がまとまった。そして太平洋横断を計画したときの出発点だった横浜を新たな冒険の出発点に決めたのだった。

プールサイドに駆け寄ったチノは、飛び込み台横のステージで演奏している健に電報が届いたことを伝えた。そこには「一直線で歩き始めたから待っていてくれ」と書かれてあり、彼女がそれを読み上げたものの健は自らが弾くギターの音の掻き消されて聞き取れなかった。健は何とかして聞き取ろうと身を乗り出したが、バランスを崩してプールに落下した。その頃、7人組は公園の柵を乗り越えたり、喫茶店の窓を破って店内を横切ったり、交差点を横切ったりと周囲の迷惑を顧みずひたすら真っ直ぐ歩いていた。その結果、事故を避けようとした車が玉突き衝突を起こして大騒動になり、神奈川県警の電話は鳴りっぱなしになっていた。そして今度は銭湯の女湯を通過したという報告を受け、署長は驚きを隠せなかった。視察に来ていた警視総監は暴動だと判断し機動隊を出動させる命令を出したが、7人組は警察署に向かって歩いてきたのだ。総監は警察への挑戦と判断して署長を逮捕に向かわせようとしたが、彼らは真っ直ぐ進んで留置場に入った。総監にお前たちの目的は何だと聞かれると、順はただ真っ直ぐに歩きたかっただけで、強いて言えば自由のためだと答えた。すると続いて正章が人間の本能だと答えた。署長は馬鹿なと怒鳴ったが、総監はその考え方に共感を覚え、若者ように一度でいいからやりたいことをやってみたいと言った。それは罪のある者を逃がすことだった。総監によって釈放された7人組は再び歩き始めた。

7人組に触発された浩治、英介、光彦の3人は、健の家に集まるとお前もやれと促した。チノの家は彼の家の一件置いて隣という近さもあって、思い切って突っ切りさえすれば7人組よりも先に到着することが出来るのだ。健は勇気を出して隣家の主・三上教授に掛け合うことにしたが、理由を聞かれて尻込みをしてしまった。

屋台的映画館

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