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怪談本所七不思議

  • posted at:2005-12-05
  • written by:砂月(すなつき)
かいだんほんじょななふしぎ
新東宝
配給:新東宝
製作年:1957年
公開日:1957年7月10日 併映「怪談累が淵」
監督:加戸野五郎
脚本:林音彌 赤坂長義
企画:佐川滉
撮影:鈴木博
音楽:伊藤宣二
美術:宮沢計次
照明:折茂重男
録音:根岸寿夫
助監督:武部弘道
編集:笠間秀敏
製作主任:山本喜八郎
出演:明智十三郎 松浦浪路 天知茂 林寛 山下明子
スタンダード モノクロ 55分

江戸は本所。そこは隅田川に通ずる大小多数の掘割が縦横に走っていた。堀の周囲には葦が生い茂って深い藪となり、そこに棲む狸がしばしば人をたぶらかしていた。ここで起こる不思議な出来事、いわゆる本所七不思議とは、「方葉の葦」、「お竹蔵の狸囃子」、「送り提燈」、「消えずの行燈」、「首笑いの井戸」、「足荒い屋敷」、そしてこの「おいてけ堀」である。

「おいてけ堀」で捕まえられた一匹の狸は、墓参りの帰りに通りがかった旗本・小宮山左膳と息子・弓之助によって命拾いした。その日は亡き妻・よねの命日だったこともあり、無用な殺生を避けたかったのだ。左膳は男から狸を買い取ると林の中へ放してやった。左膳が屋敷に戻ると、甥の権九郎が訪ねて来ていた。権九郎は以前から度々問題を起こしいるため業を煮やした左膳は縁を切ったのだが、それにも懲りず権九郎は叔母の命日を口実に金を無心に来たのだ。左膳は賭場の喧嘩で刃傷沙汰を起こしたという権九郎に金を渡すとすぐに追い返した。その夜、左膳の寝室に姫の姿をしたいつかの狸・長兵衛狸が挨拶に来た。お礼にご当家を守らせていただきますという申し出に対し、呆気に取られた左膳は黙って狸の言うことを聞くことにした。

権九郎は五助に駄賃を渡し、手紙を左膳の後妻さわに渡すように言った。さわが茶屋で働いていた頃、二人は深い仲だった。そして左膳の屋敷で再会してからは、何かと口実を作って顔を合わせるようになった。人目を気にしなければならないし金も思うようにならないしと権九郎が愚痴ると、それを聞いたさわは一体いくらいるんだいと尋ねた。「五十両」と権九郎は顔色を変えずにそう言った。それを聞いたさわは思わず笑った。「そんな大金、あの人が死にでもしなけりゃとっても・・・」。すると権九郎は彼女を睨みつけて言った。「叔父貴をバラそう」。

屋台的映画館
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