えーぶいえぬえいりあんばーさすにんじゃ
日活
配給:日活
製作年:2010年
公開日:2011年7月23日
監督:千葉誠治
製作:杉原晃史
プロデューサー:千葉善紀 千葉誠治
アソシエイトプロデューサー:行弘拓路 前橋浩一
脚本:千葉誠治
撮影:工藤哲也 植松亮
照明:藤田貴路
録音:池田知久
整音:加藤大和
効果:中村佳央
編集:千葉誠治
助監督:広田幹夫
スタイリスト・衣裳デザイン:池田友紀
ヘアメイク:竹間美幸
アクション監督:下村勇二 園村健介
特殊造形・特殊メイク・忍者 エイリアンデザイン:梅沢壮一
VFXスーパーバイザー:鹿角剛司
音楽:諸橋邦行
エンディングテーマ:「KUSARI with a chain」THE REBOOT
特別協力:日活撮影所
制作プロダクション:ノース・シーケーワイ
出演:三元雅芸 柏原収史 土平ドンペイ 肘井美佳 小越勇輝
アメリカンビスタ カラー 80分
時は戦国時代、天正伊賀の乱の頃。夜空を明るく染める火球が伊賀の里近くの森に落下した。それは織田軍の新兵器かそれとも甲賀の物か。下忍頭は耶麻汰、陣内、寝隅の使い手三人にその正体を調べよと命じた。凛林ら六人と合流した耶麻汰たちは五里程先にある落下地点に向かうが、その途中で木に出来た大きな引っ掻き傷を見つけた。それはまるで熊の爪痕のようだが、この地域で熊を目撃した者は一人もいない。いくら何でもこんな大きな目印は残さないだろうと寝隅がしゃべっていると気配を感じた陣内が手裏剣を投げた。木の裏には少年が隠れていたが、何やら怯えている様子だった。凛林は食べ物を与えて何があったか聞き出そうとするが無言を貫いた。だが聞いたこともない鳴き声のようなものが辺りに響くと少年は急いで耳を塞いだのだった。耶麻汰たちが警戒していると他の忍びが地中に引きずり込まれ肉片となって吐き出された。少年が怖くなって逃げ出すと怪物が姿を現した。だが動きが早すぎて正体が掴めず、戸惑っているうちに仲間が次々と殺された。怪物は耶麻汰の背後に迫るが、気配を察して剣を振るうと長い指が一本宙に舞った。痛みに苦しむ怪物は逃げ去ったがその姿はまるで爬虫類のようだった。
耶麻汰たちは一時退却したが、見慣れぬ敵との戦いに疲弊していた。この歳まで忍びをやってきて今更訳のわからない奴に殺されるなんてと寝隅が嘆いているとあの少年が姿を現した。里が壊滅した彼もまた怪物の犠牲者だった。あいつを倒してくれと少年が懇願すると、耶麻汰が突然笑い出し今まで俺が仲間を殺した敵を前にして逃げたことなんてなかっただろうと陣内たちに確かめた。その答えはただ一つ。忍びの誇りとして怪物と戦うことを誓った。翌日、怪物が出そうな場所に準備が進められ、その夜作戦が決行された。かがり火を焚いて寝隅を見張りに立たせると怪物は予想通りに現れた。寝隅はその姿を見て驚くが、慎重に後ずさって予定の位置まで移動すると上から罠が落ち怪物は押し潰された。ざまあみろと喜ぶ寝隅。だがその背後にもう一体が降り立った。
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