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アジャパー天国

  • posted at:2010-10-03
  • written by:砂月(すなつき)
あじゃぱーてんごく
新東宝
配給:新東宝
製作年:1953年
公開日:1953年4月15日
監督:斎藤寅次郎
製作:杉原貞雄
原作:サトウ・ハチロー
脚本:八住利雄
撮影:友成達雄
音楽:服部正
・・・:「アヂャパー天国」伴淳三郎 泉友子
・・・:「アジャパーサンバ」伴淳三郎 泉友子
美術:加藤雅俊
照明:秋山清幸
録音:矢野口文雄
助監督:曲谷守平
編集:神島婦美子
特殊技術:新東宝特殊技術
製作主任:河崎新太郎
出演:花菱アチャコ 古川緑波 高島忠夫 伴淳三郎 清川虹子
スタンダード モノクロ 78分

貧乏アパート「白百合荘」に住む小学校教師の土井浩一は、高台に屋敷を構える富豪朝比奈家の令嬢・千春と相思相愛の仲だった。だが身分の差に不安を感じた浩一は父・一八に相談することにしたのだ。たとえ相手が金持ちだからと言って萎縮することはないと力づける一八だったが、浩一は先方がどう思っているか心配でならなかった。話せばわかると父は言うものの本当に大丈夫なのか。そう考えているときに流れてきたのは、千春が弾くピアノの音色だった。

先代が莫大な財産を遺したおかげで朝比奈家は裕福な生活をしていたが、婿養子の篤雄は妻・茂子に頭が上がらなかった。そんな父を見て育った長男の壮太郎はお金にちゃっかりしていて、妹の千春だろうと貸した小遣いに利息をつけて返してもらうという徹底ぶりだった。お金にだらしない篤雄と正反対な茂子は投資話に積極的に乗った。そんな彼女に目をつけた金原は、支配人を務めるキャバレー・バンへの投資を持ち掛け、後日経営状態はすこぶる順調と言って多額の配当金を手渡した。気を良くした茂子は金原が持ち掛けた弟・文吉と千春の縁談に乗り気だったが、当の千春は不満だった。

文才に恵まれたバンのボーイ・ズンさんは、趣味と実益を兼ねたラブレターの代筆を副業としていた。どんな人が読むかわからないが、自分が書いた甘い言葉が少しでも彼女の心を揺り動かしてくれたらと思うだけで満足だった。だが人に売るラブレターならいくらでも書くことが出来るものの、自分のこととなると話は別。花売りのアルバイトをしている女学生の小池厚子のことを考えると心が乱れてしまうのだ。壮太郎から代筆を頼まれたズンさんは宛名を空欄にして渡した。一八から浩一のことを相談され何としてでも引っ付けたいと思ったズンさんは朝比奈家を訪れたが、茂子は身分が違うと笑い飛ばした。それを聞いたズンさんは愛し合っている二人を幸せにさせてやることは親たるものの義務で責任だと言ったが、茂子は千春には母親の私が朝比奈家に相応しい婿を見つけると言って聞く耳を持たなかった。

みつ子という幼い娘を抱えバンで皿洗いをしている田所ゆきは、夫・稔の引き揚げを8年間待っている。そんな彼女を心配するズンさんは、兄で靴屋の金さんとの再婚を薦めていた。一方、建物の裏では既に引き揚げていた稔が金原の組織から抜け出そうとしていた。その頃、茂子の横暴に嫌気が差し一八と結託した篤雄は、彼女が留守にしている間に浩一と千春を会せることにした。そして決心した二人を白百合荘で匿うことにしたのだった。

屋台的映画館
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砂月(すなつき)
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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