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白鳥麗子でございます!

  • posted at:2008-04-24
  • written by:砂月(すなつき)
しらとりれいこでございます
フジテレビ
配給:東映
製作年:1995年
公開日:1995年8月19日 併映「花より男子」
監督:小椋久雄
製作:村上光一 周防郁雄
企画:重村一 堀口壽一
エグゼクティブプロデューサー:松下千秋 中山和記
プロデューサー:小川晋一 石原隆 池田知樹 岩田祐二
ラインプロデューサー:稲田秀樹
原作:鈴木由美子
脚本:両沢和幸
主題歌:「サヨナラは今もこの胸に居ます」ZARD
挿入曲:「帰れソレントへ」新井直樹
技術製作:杉野有充
技術プロデューサー:堀田満之
美術プロデューサー:板村一彦
ハイビジョンバイザー:皆川慶助
照明アドバイザー:本間利明
映像アドバイザー:橋本和司
撮影:福田紳一郎
照明:澤田篤宏
録音:三井登
映像:戸田英男
美術デザイン:柳川和央
編集:田口拓也
音響効果:小西善行
記録:増田ゆみ
助監督:高丸雅隆
製作担当:堀井健一
企画協力:バーニングプロダクション
製作協力:共同テレビジョン
出演:松雪泰子 萩原聖人 小松千春 彦摩呂 河原さぶ
アメリカンビスタ カラー 72分

1977年春、気弱で内気な性格の白鳥麗子は幼稚園に行くといつも園児たちにいじめられていた。ある朝、いつものようにからかわれる麗子を庇ったのは、同じ園に通う秋本哲也だった。それが二人の運命的な出会いだった。「こいつがブス?なんで?カワイイじゃん」。その言葉で麗子は哲也のことを好きになり、彼のことを遠くから見守るようになった。哲也の言葉は麗子を内面から変えるきっかけとなったが、大富豪のお嬢様ということもあって異常なまでに気位が高くなってしまった。いつでも哲也のそばにいたい麗子は、両親の反対を押し切って同じ高校に進んだ。1991年秋、麗子はついに哲也から告白を受けた。だが思わず心にもないことを口走ってしまった。「あなたとわたしとじゃ、どうみても釣り合わないと思わなくって?」。それを聞いた哲也は潔く引き下がった。それからしばらく経った1993年冬、麗子は自らの決意で哲也との同棲生活を選んだのだった。

1995年夏、幾多の困難を乗り越えてきた二人の結婚式が盛大に開かれようとしていた。だが純白のドレスに身を包んだ麗子の心は沈んだままだった。彼女は哲也に重大な隠し事をしていた。数ヶ月前、哲也とともに登校した麗子は、友人の可愛京子が同じ大学の高田多根夫と婚約したという話を聞き、羨ましくて仕方がなかった。そこで結婚式場のパンフレットをさりげなく置いて哲也の気持ちを探ることにしたが、自分たちの力で生活出来るようになるまでは結婚しないときっぱり言ったため、麗子は同じ考えでよかったと強がるしかなかった。だが急遽それが撤回されることになった。麗子の父・正太郎が健康診断を受けたところガンが見つかり、医者からは余命半年と宣告されたのだ。「生きているうちにお前の花嫁姿を見たかった」。そうつぶやく父の願いを叶えるために麗子は哲也に事情を打ち明け、彼はそれならばと快く承諾した。

哲也は贅沢な結婚式など望んでいなかったが、一生に一度のことでもあるし最後のわがままを聞いて欲しいと正太郎に言われ受け入れることにした。世界の白鳥家との結婚を甘く見ていた哲也は、マスコミや日頃付き合いのない親戚が押しかけてくることを予想していなかった。騒動を楽しんでいる麗子に、哲也は何か勘違いしてはいないかと戒めた。二人は口論となり、熱くなった麗子は思わずこの結婚は父のためで哲也のためではないと口走ってしまった。ショックを受けた哲也は、麗子が自分のことを愛していないのではないかと思うようになった。正太郎の診察をした滝本医師は、看護師の手違いでレントゲン写真を取り違えたことを麗子に伝えた。麗子はメイドのうずまきと喜びを分かち合ったが、このままでは結婚式を行う理由がなくなることに気付き、事実を誰にも明かさずに結婚式を強行することにした。

屋台的映画館
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風に逆らう流れ者

  • posted at:2008-04-18
  • written by:砂月(すなつき)
かぜにさからうながれもの
日活
配給:日活
製作年:1961年
公開日:1961年4月9日
監督:山崎徳次郎
原作:高橋道治
脚本:山崎巌
企画:児井英生
撮影:横山実
音楽:大森盛太郎
主題歌:「さすらい」小林旭
・・・:「ダンチョネ節」小林旭
・・・:「オイトコ節」小林旭
挿入歌:「夜がまた来る」小黒幸子
美術:木村威夫
照明:河野愛三
録音:高橋三郎
編集:鈴木晄
助監督:斉藤和三郎
特殊技術:金田啓治
色彩計測:北条成
現像:東洋現像所
製作主任:武藤良夫
協賛:豊橋市観光協会 株式会社やまさ商店 三谷温泉ふきぬき旅館
出演:小林旭 浅丘ルリ子 白木マリ 楠侑子 神山繁
シネマスコープ カラー 82分

馬車に揺られて豊橋市へ向かっていた流れ者=野村浩次は、道中でごろつきに絡まれていた娘と甥を助け出した。馬車は何事も無かったように街へ向かった。親友の瀬沼が技師として働いている塩沢火薬を訪れた浩次は、支配人・木田から彼が爆発事故を起こしたという話を聞いた。警察の調べでは、瀬沼は仕入れの火薬を大量に横流していたが、それが発覚しそうになり切羽詰って事件を起こしたことになっていた。浩次は、信頼していた親友がそのようなことをする人物だとはとても思えなかった。

キャバレー・ブルースカイで酔いつぶれた初老の男をごろつきの手から救い出した浩次は、彼を自宅まで連れて行こうとしたが、男は「島」や「ふきぬき」という要領の得ない答えばかり返してきた。困った浩次はタクシーで「ふきぬき」まで送り届けることにした。浩次は温泉旅館でごろつきから助け出した娘と再会した。娘は浩次に駆け寄るとお礼を言った。彼女は瀬沼杏子といい、男は杏子の父親=庄造だった。

ブルースカイは木田が経営し、中にいたごろつきどもは塩沢火薬の社員だった。杏子は何故あの会社のことを気にするのかと浩次に聞いてみた。浩次が親友の話をすると、杏子はそれが兄であり、その子供が信夫だと答えた。庄造は近くの島で造船所を経営していたが、あの事件以来酒びたりになっていた。浩次は杏子から話を聞けば聞くほど瀬沼が事件を起こしたとは思えなくなった。

屋台的映画館

北帰行より 渡り鳥北へ帰る

  • posted at:2008-04-06
  • written by:砂月(すなつき)
ほっきこうよりわたりどりきたへかえる
日活
配給:日活
製作年:1962年
公開日:1962年1月3日 併映「メキシコ無宿」
監督:斎藤武市
企画:児井英生
原作:山野良夫
脚本:山崎巌
音楽:小杉太一郎
主題歌:「北帰行」小林旭
挿入歌:「ダンチョネ節」小林旭
・・・:「さすらい」小林旭
・・・:「ギターを持った渡り鳥」小林旭
・・・:「ソーラン渡り鳥」こまどり姉妹
・・・:「酒場のこぼれ花」水上早苗
・・・:「トロイカ」田代みどり
撮影:高村倉太郎
照明:大西美津男
録音:宮永晋
美術:坂口武玄
編集:近藤光雄
助監督:手銭弘喜
色彩計測:幸田守雄
現像:東洋現像所
製作主任:野村耕祐
協賛:函館観光協会 北日本航空株式会社
振付:漆沢政子
技斗:高瀬将敏
出演:小林旭 浅丘ルリ子 白木マリ 田代みどり 郷鍈治
シネマスコープ カラー 79分

岡田浩一の遺骨とギターを抱えた滝伸次は函館の造船所を訪ねた。二人は東京のナイトクラブで楽団員として働いていたが、浩一は麻薬に手を染め中毒になっていた。親友の身を案じた伸次は止めさせようと尽力し、浩一はヤクザの道から足を洗おうとした。だが故郷に戻ってもう一度やり直そうと決めたその矢先、彼は凶弾に倒れたのだ。伸次は浩一の父で社長の治五郎に遺骨を差し出したが、治五郎は「そんなものは海にでも捨ててくれ」と断わった。治五郎は浩一が東京へ行くことに反対したが、それでも押し切って家を飛び出たため勘当した。その挙句、麻薬患者となって殺されたことに激しく憤っていたのだ。困っている伸次に声を掛けたのは妹の由美だった。彼女の話で浩一がキャバレのマダム・秋野幸江と結婚していたことを知った伸次はロキシーに出掛け指名した。だがそこに現れたのは彼のことを覚えていない使用人だった。その様子を奥から伺っていたのは、ボスの黒川だった。黒川は、浩一が戻って来ることを前提に造船所を乗っ取る計画を立てていたが頓挫した。だが既に幸江を利用する次の手を考えていた。浩一を殺した男は右手袋の上にサポータをはめた政としか判っていなかった。伸次は更なる手掛かりを求めて街を尋ね歩いたが、同じことを聞き回っている男がいることを知った。

ある日、岡田造船所に黒川が乗り込んで来た。治五郎は取引先の浜田に500万円の約束手形を渡したが期日が過ぎても決済されなかったため、損をしたくない浜田は黒川にそれを売ったのだ。黒川は返済期日を延ばす条件として幸江を引き取って欲しいと言ったが、治五郎にはわかっていた。造船所を乗っ取るという魂胆を。黒川の部下・山岸が暴力で訴えようとしたそのとき、事務所に入ってきたのは伸次だった。黒川は20日まで待つと言って引き上げた。伸次が幸江を引き取って欲しいと言うと、治五郎は幸江のために浩一が一生を棒に振ったのだと話し始めた。黒川の女だった幸江は東京へ行くために浩一をたぶらかした。それが黒川に見つかり、浩一は函館にいられなくなったのだ。

黒川は、息子がケガが心配で看病をしたいという幸江を激しく叱りつけていたが、そこへ現れたのは漢栄昌の遣いでやって来たハジキの政だった。

屋台的映画館

ガメラ対大魔獣ジャイガー

  • posted at:2008-04-03
  • written by:砂月(すなつき)
がめらたいだいまじゅうじゃいがー
大映(東京撮影所)
配給:大映
製作年:1970年
公開日:1970年3月21日 併映「透明剣士」
監督:湯浅憲明
脚本:高橋二三
企画:仲野和正
撮影:喜多崎晃
音楽:菊池俊輔
主題歌:「ガメラ マーチ」大映児童合唱団
・・・:「ぼくらのガメラ」大映児童合唱団
美術:山口煕
録音:清水保太郎
照明:泉正蔵
編集:宮崎善行
音響効果:小島明
助監督:小林正夫
製作主任:川村清
現像:東京現像所
特殊撮影・撮影:金子友三
特殊撮影・特撮合成:藤井和文
特殊撮影・美術:矢野友久
特殊撮影・助監督:阿部志馬
特殊撮影・照明:石森七郎
特殊撮影・操演:田中実
出演:高桑勉 ケリー・バリス キャサリン・マーフィ 炎三四郎 大村崑
シネマスコープ カラー 83分

北山小型船舶修理工場では、まもなく始まる大阪万博の準備に追われていた。遊園地のエキスポランドに設置されることになっている子供用の潜水艇は、危険防止の最終調整に入っていた。北山良作社長の息子・弘は、万博広報部員の沢田圭介から施設を一足早く案内してもらうことになっていたため、彼が来るのを今か今かと待っていた。日本万国博覧会(EXPO’70)は1970年3月14日から9月13日までの183日間に亘って大阪・千里丘で開催される。全世界から77カ国が参加してそれぞれが誇る新しい産業や文化を素晴らしい演出で展示するパビリオンが100以上も建設されることになっているのだ。

弘は圭介に絵はがきを見せた。そこには弘の友人・トミーの父・ウイリアム博士が撮影した奇妙な石像の写真が載っていた。圭介は、「悪魔の笛」と呼ばれるその石像を万博で展示することになり特使としてウイリアム博士が南太平洋にある赤道直下のウエスター島に派遣されたことを説明した。「人類の進歩と調和」がテーマである万博のシンボルとして、会場の中心部に太陽の塔が建造された。塔の内部には進化した生命の流れを模型等でわかりやすく表した「生命の樹」があり、その一環として古代文化の遺物を展示することになったのだ。そこで選ばれたのがウエスター島の石像だった。

事務所にやってきたウエスター島の文化使節・ギボーは、石像を動かすと崇りがあるから展示を今すぐ中止して欲しいと訴えた。事務局長は政府間で合意していることを何度も説明したが、先祖からの言い伝えだと言って聞く耳を持たなかった。堪り兼ねた局長は、古代文化が専門の圭介を呼び出したのだった。彼はスライドを使って丁寧に説明を始めた。松下館では、万博を機会に未来の人類に対してのメッセージを送ることにした。現代の文化を代表する様々な記録をタイムカプセルに入れて5千年後の人類に見てもらうことが目的だった。過去の歴史を知るためには化石や石器、彫刻等に頼るしかないため、謎の部分が多い。過去からのメッセージを完全に読み取ることが出来たなら、現在の人類はもっと違った存在になったことだろう。例えば、ムー大陸があったとされる地域の周辺にある小さな島々では不思議な彫刻が見つかっている。その謎を解く一番の手掛かりとして注目されたのがウエスター島の悪魔の笛だった。ギボーは画面に写った石像の写真を見るなり怒り出した。そして「ジャイガー」と叫ぶと部屋を出て行ってしまった。

ウエスター島では悪魔の笛を運び出す作業が行われていた。石像はヘリコプターで釣り上げられた後、貨物船・南海丸で輸送されることになっていたが、それを妨害したのはガメラだった。ガメラは数回石像の周りを旋回すると地上に降りたのだ。ガメラは地上から搬出作業を妨害しようとしたが、突然噴火した火山に気を取られたのだった。チームはその隙に作業を進め、南海丸に積み込むことに成功した。ガメラはエネルギーを摂取するために火山へ飛んで行った。

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海女の化物屋敷

  • posted at:2008-03-21
  • written by:砂月(すなつき)
あまのばけものやしき
新東宝
配給:新東宝
製作年:1959年
公開日:1959年7月4日
監督:曲谷守平
製作:大蔵貢
原案:葭原幸造
脚本:杉本彰 赤司直
企画:小野沢寛
撮影:岡戸嘉外
音楽:長瀬貞夫
美術:宇寿山武夫
照明:関川次郎
録音:村山絢二
助監督:橋田寿久年
編集:神島帰美
製作主任:川口倫二
出演:三原葉子 瀬戸麗子 万里昌代 沼田曜一 菅原文太
シネマスコープ モノクロ 82分

仁木恭子が小さな海女部落へ来たのは大学時代の親友・青山由美から不思議な手紙を貰ったからだった。青山家は代々青磯浜きっての資産家で、由美は広大な屋敷で雇い人たちと寂しく暮らしていた。手紙には彼女の身の回りに起こる不可思議な出来事がしたためられていた。屋敷を訪ねた恭子に由美は怖くて死にそうだと言った。由美は、青山家は呪われていると恭子に言った。学生時代に父親が自殺すると、まもなく母親が発狂して息を引き取った。漁師の兄・史郎は一年前に嵐で命を落とし、ショックを受けた兄嫁・ワカは井戸へ飛び込んで自殺した。その日の海は荒れていたが、史郎は今日みたいな日は大漁なんだと言ってワカの反対を押し切り漁に出た。由美も言い出したら聞かない兄の性格を知っていたため、止めようとはしなかった。その夜、史郎は帰って来なかった。ワカは、おまえが殺したんだと由美を責めると発狂して部屋に閉じこもるようになった。ある日、部屋から漏れる呻き声に気付いた由美は悶え苦しむワカを発見した。ワカは全身血塗れになっていた。そして死んで呪ってやると言いながら立ち上がると庭に向かって歩き始めた。恐怖で動けない由美は、大きな水の音と女の叫び声を聞いた。それ以来、彼女は幻聴に悩まされワカの幽霊を見るようになった。恭子は、史郎が死んだのはあなたのせいではないし、幽霊を見るのは気にし過ぎるからだと励ました。彼女は当分の間、この家で由美の様子を見守ることにした。

恭子は休暇を使って青磯海岸に来ていた。彼女は恋人の野々宮刑事に宛ててこれまでに起きた出来事を克明に書いた手紙を出した。その手紙には幽霊が黒真珠のネックレスをしていることが書かれてあり、被害者の胃から黒真珠が出てきた殺人事件を思い出した野々宮は何か関連があるのではないかと調査を始めた。江戸川で発見された女性の死体は重い物で顔を潰されていた。身元を特定する手掛かりがないその死体は、長い間東京湾を漂流して江戸川に流れ着いたのではないかと考えられていた。

青山家の漁場で働く海女たちの間では屋敷にワカの幽霊が出るという話題で持ち切りだったが、妹・加代は皆を激しく叱った。漁場へ向かった加代たちは、先に来ていた伊丹万兵衛が仕切る海女たちと対立した。青磯の掟で禁漁区には近づいてはいけないことになっていたが、加代は海洋大学の教授・水木博士と助手の日比野から依頼された近海の漁場調査のために潜ったのだ。万兵衛は、由美に若い女手一つでやっていくのは無理だから漁場を譲るように言ったが、彼女は断固として拒否した。その日、屋敷の庭で飼っていた魚が死んだ。

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