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北帰行より 渡り鳥北へ帰る

  • posted at:2008-04-06
  • written by:砂月(すなつき)
ほっきこうよりわたりどりきたへかえる
日活
配給:日活
製作年:1962年
公開日:1962年1月3日 併映「メキシコ無宿」
監督:斎藤武市
企画:児井英生
原作:山野良夫
脚本:山崎巌
音楽:小杉太一郎
主題歌:「北帰行」小林旭
挿入歌:「ダンチョネ節」小林旭
・・・:「さすらい」小林旭
・・・:「ギターを持った渡り鳥」小林旭
・・・:「ソーラン渡り鳥」こまどり姉妹
・・・:「酒場のこぼれ花」水上早苗
・・・:「トロイカ」田代みどり
撮影:高村倉太郎
照明:大西美津男
録音:宮永晋
美術:坂口武玄
編集:近藤光雄
助監督:手銭弘喜
色彩計測:幸田守雄
現像:東洋現像所
製作主任:野村耕祐
協賛:函館観光協会 北日本航空株式会社
振付:漆沢政子
技斗:高瀬将敏
出演:小林旭 浅丘ルリ子 白木マリ 田代みどり 郷鍈治
シネマスコープ カラー 79分

岡田浩一の遺骨とギターを抱えた滝伸次は函館の造船所を訪ねた。二人は東京のナイトクラブで楽団員として働いていたが、浩一は麻薬に手を染め中毒になっていた。親友の身を案じた伸次は止めさせようと尽力し、浩一はヤクザの道から足を洗おうとした。だが故郷に戻ってもう一度やり直そうと決めたその矢先、彼は凶弾に倒れたのだ。伸次は浩一の父で社長の治五郎に遺骨を差し出したが、治五郎は「そんなものは海にでも捨ててくれ」と断わった。治五郎は浩一が東京へ行くことに反対したが、それでも押し切って家を飛び出たため勘当した。その挙句、麻薬患者となって殺されたことに激しく憤っていたのだ。困っている伸次に声を掛けたのは妹の由美だった。彼女の話で浩一がキャバレのマダム・秋野幸江と結婚していたことを知った伸次はロキシーに出掛け指名した。だがそこに現れたのは彼のことを覚えていない使用人だった。その様子を奥から伺っていたのは、ボスの黒川だった。黒川は、浩一が戻って来ることを前提に造船所を乗っ取る計画を立てていたが頓挫した。だが既に幸江を利用する次の手を考えていた。浩一を殺した男は右手袋の上にサポータをはめた政としか判っていなかった。伸次は更なる手掛かりを求めて街を尋ね歩いたが、同じことを聞き回っている男がいることを知った。

ある日、岡田造船所に黒川が乗り込んで来た。治五郎は取引先の浜田に500万円の約束手形を渡したが期日が過ぎても決済されなかったため、損をしたくない浜田は黒川にそれを売ったのだ。黒川は返済期日を延ばす条件として幸江を引き取って欲しいと言ったが、治五郎にはわかっていた。造船所を乗っ取るという魂胆を。黒川の部下・山岸が暴力で訴えようとしたそのとき、事務所に入ってきたのは伸次だった。黒川は20日まで待つと言って引き上げた。伸次が幸江を引き取って欲しいと言うと、治五郎は幸江のために浩一が一生を棒に振ったのだと話し始めた。黒川の女だった幸江は東京へ行くために浩一をたぶらかした。それが黒川に見つかり、浩一は函館にいられなくなったのだ。

黒川は、息子がケガが心配で看病をしたいという幸江を激しく叱りつけていたが、そこへ現れたのは漢栄昌の遣いでやって来たハジキの政だった。

屋台的映画館
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ガメラ対大魔獣ジャイガー

  • posted at:2008-04-03
  • written by:砂月(すなつき)
がめらたいだいまじゅうじゃいがー
大映(東京撮影所)
配給:大映
製作年:1970年
公開日:1970年3月21日 併映「透明剣士」
監督:湯浅憲明
脚本:高橋二三
企画:仲野和正
撮影:喜多崎晃
音楽:菊池俊輔
主題歌:「ガメラ マーチ」大映児童合唱団
・・・:「ぼくらのガメラ」大映児童合唱団
美術:山口煕
録音:清水保太郎
照明:泉正蔵
編集:宮崎善行
音響効果:小島明
助監督:小林正夫
製作主任:川村清
現像:東京現像所
特殊撮影・撮影:金子友三
特殊撮影・特撮合成:藤井和文
特殊撮影・美術:矢野友久
特殊撮影・助監督:阿部志馬
特殊撮影・照明:石森七郎
特殊撮影・操演:田中実
出演:高桑勉 ケリー・バリス キャサリン・マーフィ 炎三四郎 大村崑
シネマスコープ カラー 83分

北山小型船舶修理工場では、まもなく始まる大阪万博の準備に追われていた。遊園地のエキスポランドに設置されることになっている子供用の潜水艇は、危険防止の最終調整に入っていた。北山良作社長の息子・弘は、万博広報部員の沢田圭介から施設を一足早く案内してもらうことになっていたため、彼が来るのを今か今かと待っていた。日本万国博覧会(EXPO’70)は1970年3月14日から9月13日までの183日間に亘って大阪・千里丘で開催される。全世界から77カ国が参加してそれぞれが誇る新しい産業や文化を素晴らしい演出で展示するパビリオンが100以上も建設されることになっているのだ。

弘は圭介に絵はがきを見せた。そこには弘の友人・トミーの父・ウイリアム博士が撮影した奇妙な石像の写真が載っていた。圭介は、「悪魔の笛」と呼ばれるその石像を万博で展示することになり特使としてウイリアム博士が南太平洋にある赤道直下のウエスター島に派遣されたことを説明した。「人類の進歩と調和」がテーマである万博のシンボルとして、会場の中心部に太陽の塔が建造された。塔の内部には進化した生命の流れを模型等でわかりやすく表した「生命の樹」があり、その一環として古代文化の遺物を展示することになったのだ。そこで選ばれたのがウエスター島の石像だった。

事務所にやってきたウエスター島の文化使節・ギボーは、石像を動かすと崇りがあるから展示を今すぐ中止して欲しいと訴えた。事務局長は政府間で合意していることを何度も説明したが、先祖からの言い伝えだと言って聞く耳を持たなかった。堪り兼ねた局長は、古代文化が専門の圭介を呼び出したのだった。彼はスライドを使って丁寧に説明を始めた。松下館では、万博を機会に未来の人類に対してのメッセージを送ることにした。現代の文化を代表する様々な記録をタイムカプセルに入れて5千年後の人類に見てもらうことが目的だった。過去の歴史を知るためには化石や石器、彫刻等に頼るしかないため、謎の部分が多い。過去からのメッセージを完全に読み取ることが出来たなら、現在の人類はもっと違った存在になったことだろう。例えば、ムー大陸があったとされる地域の周辺にある小さな島々では不思議な彫刻が見つかっている。その謎を解く一番の手掛かりとして注目されたのがウエスター島の悪魔の笛だった。ギボーは画面に写った石像の写真を見るなり怒り出した。そして「ジャイガー」と叫ぶと部屋を出て行ってしまった。

ウエスター島では悪魔の笛を運び出す作業が行われていた。石像はヘリコプターで釣り上げられた後、貨物船・南海丸で輸送されることになっていたが、それを妨害したのはガメラだった。ガメラは数回石像の周りを旋回すると地上に降りたのだ。ガメラは地上から搬出作業を妨害しようとしたが、突然噴火した火山に気を取られたのだった。チームはその隙に作業を進め、南海丸に積み込むことに成功した。ガメラはエネルギーを摂取するために火山へ飛んで行った。

屋台的映画館

海女の化物屋敷

  • posted at:2008-03-21
  • written by:砂月(すなつき)
あまのばけものやしき
新東宝
配給:新東宝
製作年:1959年
公開日:1959年7月4日
監督:曲谷守平
製作:大蔵貢
原案:葭原幸造
脚本:杉本彰 赤司直
企画:小野沢寛
撮影:岡戸嘉外
音楽:長瀬貞夫
美術:宇寿山武夫
照明:関川次郎
録音:村山絢二
助監督:橋田寿久年
編集:神島帰美
製作主任:川口倫二
出演:三原葉子 瀬戸麗子 万里昌代 沼田曜一 菅原文太
シネマスコープ モノクロ 82分

仁木恭子が小さな海女部落へ来たのは大学時代の親友・青山由美から不思議な手紙を貰ったからだった。青山家は代々青磯浜きっての資産家で、由美は広大な屋敷で雇い人たちと寂しく暮らしていた。手紙には彼女の身の回りに起こる不可思議な出来事がしたためられていた。屋敷を訪ねた恭子に由美は怖くて死にそうだと言った。由美は、青山家は呪われていると恭子に言った。学生時代に父親が自殺すると、まもなく母親が発狂して息を引き取った。漁師の兄・史郎は一年前に嵐で命を落とし、ショックを受けた兄嫁・ワカは井戸へ飛び込んで自殺した。その日の海は荒れていたが、史郎は今日みたいな日は大漁なんだと言ってワカの反対を押し切り漁に出た。由美も言い出したら聞かない兄の性格を知っていたため、止めようとはしなかった。その夜、史郎は帰って来なかった。ワカは、おまえが殺したんだと由美を責めると発狂して部屋に閉じこもるようになった。ある日、部屋から漏れる呻き声に気付いた由美は悶え苦しむワカを発見した。ワカは全身血塗れになっていた。そして死んで呪ってやると言いながら立ち上がると庭に向かって歩き始めた。恐怖で動けない由美は、大きな水の音と女の叫び声を聞いた。それ以来、彼女は幻聴に悩まされワカの幽霊を見るようになった。恭子は、史郎が死んだのはあなたのせいではないし、幽霊を見るのは気にし過ぎるからだと励ました。彼女は当分の間、この家で由美の様子を見守ることにした。

恭子は休暇を使って青磯海岸に来ていた。彼女は恋人の野々宮刑事に宛ててこれまでに起きた出来事を克明に書いた手紙を出した。その手紙には幽霊が黒真珠のネックレスをしていることが書かれてあり、被害者の胃から黒真珠が出てきた殺人事件を思い出した野々宮は何か関連があるのではないかと調査を始めた。江戸川で発見された女性の死体は重い物で顔を潰されていた。身元を特定する手掛かりがないその死体は、長い間東京湾を漂流して江戸川に流れ着いたのではないかと考えられていた。

青山家の漁場で働く海女たちの間では屋敷にワカの幽霊が出るという話題で持ち切りだったが、妹・加代は皆を激しく叱った。漁場へ向かった加代たちは、先に来ていた伊丹万兵衛が仕切る海女たちと対立した。青磯の掟で禁漁区には近づいてはいけないことになっていたが、加代は海洋大学の教授・水木博士と助手の日比野から依頼された近海の漁場調査のために潜ったのだ。万兵衛は、由美に若い女手一つでやっていくのは無理だから漁場を譲るように言ったが、彼女は断固として拒否した。その日、屋敷の庭で飼っていた魚が死んだ。

屋台的映画館

やくざの詩

  • posted at:2008-03-13
  • written by:砂月(すなつき)
やくざのうた
日活
配給:日活
製作年:1960年
公開日:1960年1月31日
監督:舛田利雄
企画:坂上静翁
脚本:山田信夫
音楽:中村八大
主題歌:「やくざの歌」小林旭
・・・:「なんにも言えず」トミー藤山
撮影:藤岡粂信
照明:藤林甲
録音:中村敏夫
美術:佐谷晃能
編集:辻井正則
助監督:河辺和夫
現像:東洋現像所
色彩計測:安藤庄平
製作主任:栗橋正敏
技斗:峰三平
出演:小林旭 芦川いづみ 南田洋子 和田浩治 二谷英明
シネマスコープ カラー 87分

クラブ・ナイトアンドデイに現れたピアニストの滝口哲也は、ホストに紹介状を差し出すと社長はいるかと尋ねた。ホストの後ろにいた藤本透は封筒を受け取り、ついて来なと言って哲也を奥の部屋へと案内した。その部屋では非合法なギャンブルが行われていたが、時計の針が午後9時を指すと同時に照明が落ち、一発の銃声が鳴り響いた。銃弾はクラブをまかされている安田の左肩に当たり、重傷を負った。哲也は安田を運ぶのに手を貸し、事務所へ連れて行った。佐伯組のヤクザたちは皆、黒沢組の仕業に違いないと考えていたが、社長の佐伯重三郎だけは違った。佐伯は哲也の体を触ったが、証拠となる拳銃は出て来なかった。それでも激しく詰め寄る佐伯に、哲也は放っておくと死にますよと言って安田の治療に取り掛かった。手近にあった酒とナイフで治療を行い、弾丸の摘出に成功した。その弾丸は32口径の銃から発射されたものだった。後からやってきた水町義雄は、哲也の応急処置の痕を見て、ピアノ弾きにしてはツボを心得ていると驚嘆した。水町は廃業した町医者だった。治療代と称して酒を飲み続ける水町は、ついに酔い潰れてしまった。床に寝転がる姿を見かねた哲也は、彼を自宅まで送り届けることにした。すっかり寂れた自宅兼診療所に到着すると、哲也は水町を診察台に寝かせて帰ろうとした。だが、膿盆の中に入っているものに気付くと目が釘付けになった。それは安田の体から出てきた弾丸と同じサイズのものだった。哲也は慌てて首から下げているペンダントと見比べた。

透は犯人が左利きだったのを目撃していた。佐伯は相手に面が割れていない透に黒沢組を調べさせようとしたが、それは相手にとって好都合だった。黒沢組の会長は拳銃ブローカー・相川次郎を通じてスペイン製の銃・ゲルニカを10丁、手に入れようとしていた。売られた喧嘩は買わねばならない、会長はこの機に乗じて佐伯組を潰滅させようと考えていたのだ。哲也は水町宅を訪れ、患者から取り出した弾丸を見せて欲しいと言った。彼はペンダントに加工した弾丸と同じものを探していた。

佐伯は38口径のコルトを購入するために拳銃ブローカーの相川一郎を組に呼んだ。二人が立ち話をしているとピアノの音が聞こえてきたが、それは一郎が聞き覚えのある音色だった。哲也は将来を嘱望された医師だったが、彼の目の前で撃たれた恋人を自分の手で救えなかったことに憤り、その道を捨てた。それ以来、哲也は流しのピアノ弾きとして全国を旅しながら殺人犯のあとを追っていたのだ。手掛かりは、恋人の体内から取り出された弾丸と、犯人が左利きということだけだった。かつて哲也は一郎の命を救ったことがあった。再会した一郎は、哲也が未だに殺人犯を追っていることを知った。一郎が捜し出してどうするんだと聞くと、哲也は言った。「殺す」。

屋台的映画館

白百合クラブ 東京へ行く

  • posted at:2008-03-09
  • written by:砂月(すなつき)
しらゆりくらぶとうきょうへいく
白百合プロジェクト
配給:パナリ本舗=オフィス・シロウズ
製作年:2003
公開日:2003年7月19日
監督:中江裕司
製作:新井真理子 中江裕司 具志堅剛 宮島竜治 真喜屋力 中村芙美子 佐藤剛
プロデューサー:新井真理子 中村芙美子
撮影:具志堅剛
編集:宮島竜治
技術:真喜屋力
特機:三上孝 金子哲 映像工場
撮影応援:髙間賢治 新家子美穂 恩田浩
編集応援:菊井貴繁
出演:白百合クラブ THE BOOM 今福健司 平安隆 星野悠子
ワイドビジョン カラー 90分

2002年10月、東京の鴬谷にある東京キネマ倶楽部において、「白百合クラブ SPECIAL LIVE in TOKYO」と題されたライブコンサートが行われた。その日の主役である白百合クラブは、終戦の翌年に日本の最南端にある石垣島の小さな村・白保で生まれた。音楽好きの若者たちは島民が負った戦争の傷を癒すために集まったが、楽器はおろか物資も食べ物もなかった。そこで彼らは自らの手で楽器を作り出すことにした。マンドリンは瓢箪を使い、衣裳はアメリカ軍が残したパラシュートを利用した。こうして出来上がった手作りの楽団に、村の名前である「白保」と彼らが歌い遊んだ海岸「百合ヶ浜」を掛け合わせて「白百合クラブ」と名付けた。白百合クラブは、同じメンバー、同じ踊りで56年経った今でも活動を続けている。彼らは観客とともに楽しむために歌い踊り続けてきた。

映画監督の中江裕司は10年前から白百合クラブに興味を抱き、いつか彼らを主役にした映画を撮りたいと考えていた。コンサートの数ヶ月前、中江は沖縄戦とその犠牲者への思いを歌った「島唄」をヒットさせたロックバンド・THE BOOMのボーカル・宮沢和史に白百合クラブを紹介した。すると興味を持った宮沢は、石垣島へ行って実際に会うことにしたのだ。「東京でコンサートを行うのが夢だ」。メンバーが言ったその言葉に心を動かされた宮沢は、東京に戻るとセッティングに動いた。

東京公演が決まり、メンバーの気持ちは昂った。だが一つの心配事が持ち上がった。それは高齢のため島唄の歌詞が覚えられないことだった。

屋台的映画館

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