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緋牡丹博徒 一宿一飯

  • posted at:2012-02-24
  • written by:砂月(すなつき)
ひぼたんばくといっしゅくいっぱん
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1968年
公開日:1968年11月22日
監督:鈴木則文
企画:俊藤浩滋 日下部五朗
脚本:野上龍雄 鈴木則文
撮影:古谷伸
音楽:渡辺岳夫
主題歌:「緋牡丹しぐれ」藤純子
美術:石原昭
照明:増田悦章
録音:溝口正義
編集:堀池幸三
助監督:本田達男
記録:国定淑子
装置:米沢勝
装飾:松原邦四郎
美粧:鳥居清一
結髪:妹尾茂子
衣裳:松田孝
擬斗:谷明憲
舞踊振付:藤間勘真次
進行主任:渡辺操
出演:藤純子 若山富三郎 待田京介 城野ゆき 鶴田浩二
アメリカンビスタ カラー 95分

明治の中頃、上州・富岡では秋祭りが行われていたが、その会場で高利貸の倉持儀助が襲われた。警察の介入により大事には至らなかったが、農民たちの怒りは頂点に達していた。彼らは倉持に半年で額が倍になるという法外な利息の借金をしていたが、ここ三年、霜害で桑が育たず養蚕農家は打撃を受けていた。戸賀崎一家は生糸を運ぶ事業を行う傍ら農家を取り仕切っていたが、親分の戸賀崎栄助は農民たちが訴える窮状に、今は辛抱して欲しいとなだめるしかなかった。その頃、笠松一家の賭場では、背中に弁天の刺青を入れたおれんが荒稼ぎしていた。栄助の舎弟・笠松弥一郎は戸賀崎一家に草鞋を脱いでいた緋牡丹のお竜こと矢野竜子に加勢を頼んだのだった。竜子が手本引きの胴を務めることがわかるとおれんは勝負に出た。だが表情ひとつ変えない竜子におれんは敢え無く敗れ去った。

倉持は周辺の村を訪ね歩き、高利貸たちから証文を買い集めて回った。その証文は全て養蚕農家のものだったが、裏で手引きしていたのは笠松だった。笠松は倉持と結託して会社を設立しようと企んでいた。上州一帯の生糸産業を牛耳り、借金を抱えた農民をただ働きさせようとしていたのだ。竜子は戸賀崎から預かった一通の手紙を四国道後に一家を構える熊坂虎吉に届けた。岩津一家との一件で竜子を一目惚れし、その後兄弟分の盃を交した虎吉は、矢野組再興に尽力することを心に誓っていた。竜子が虎吉と浜を散歩していると、虎吉の妹・清子が息を切らせて駆け寄ってきた。戸賀崎一家が農民を守るために倉持を襲ったというのだ。小旅行が自分への配慮だったことを知った竜子は上州へ戻ることにした。

製糸工場を興した笠松は、農家から娘たちばかり集めると朝から晩まで働かせた。そして逃げ出す者があれば乾分が追い掛け、捉えると暴力を振るった。笠松一家は生糸に関わる事業をことごとく手に入れたが、郵便馬車の権利だけは戸賀崎の娘・まちの抵抗で出来なかった。竜子が戸賀崎の家に入ると中は静まり返っていた。倉持に殴り込みを掛けた戸賀崎たちは事前に情報を掴んでいた警官に射殺された。全ては笠松による罠で、一家に残ったのは戸賀崎が跡目として見込んだ菊地勇吉だけだった。数々の妨害で怒りが頂点に達していた勇吉は単身で笠松一家に乗り込んだが、用心棒・白石には敵わず深手を負った。刃が勇吉の心臓を貫こうとしたそのとき、助けに現れたのは拳銃を手にした竜子だった。

屋台的映画館
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