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飛び出す立体映画 イナズマン

  • posted at:2015-05-05
  • written by:砂月(すなつき)
とびだすりったいえいがいなずまん
東映
配給:東映
製作年:1974年
公開日:1974年3月16日 併映「きかんしゃやえもん D51の大冒険」「マジンガーZ対ドクターヘル」「仮面ライダーX」「ミラクル少女リミットちゃん」「キューティーハニー」
監督:山田稔
企画:平山亨 加藤貢
原作:石森章太郎
脚本:高久進
音楽:渡辺宙明
演奏:あんだんて
主題歌:「戦えイナズマン」子門真人
・・・:「チェスト!チェスト!イナズマン」水木一郎
撮影:原秀夫
録音:太田克己
照明:竹山隆
美術:山上豊
編集:武中昭世
効果:秋山実
記録:西村達子
美粧:佐々木亮子
助監督:前川洋之
進行主任:古泉雅
技斗:高橋一俊
トランポリン:佐藤巧
装置:阿部幸夫
制作担当:伊藤暉雄
特撮:田中丈之助 篠原征夫 佐藤浩 八木功
立体技術指導:小西昌三
協力:東京映像企画 プロダクション・ショット
キャラクター制作:エキスプロダクション
仕上制作:映広音響
衣裳:東京衣裳
現像:東映化学
出演:伴直弥 斉藤浩子 長沢大 永谷悟一 松本初代
アメリカンビスタ カラー 33分

新人類帝国ファントム軍団の帝王バンバは最後の決斗を行うべく渡五郎に挑戦状を送りつけた。帝王バンバは超能力を持つ者(ミュータント)を新人類と定め、超能力を持たない旧人類を一掃して新たな世界を創造しようと試みた。だがそれに抵抗する彼や少年同盟、そしてその協力者たちの活躍により組織は弱体化していた。そこで帝王バンバは三浦海岸に五郎を呼び出し一気にケリをつけようと考えたのだった。人類の平和と幸せのために五郎は挑戦に応じることにした。午後零時、岩場に立つ彼の背後に現れたのはかつて倒したミュータンロボット軍団だった。14体のミュータンロボットに取り囲まれた五郎は「ゴーリキショーライ!」の掛け声とともにサナギマンに変身した。怪力と頑丈な体躯を持つサナギマンはミュータンロボットに取り囲まれるとひたすら耐えた。だがそれは次なる進化への準備段階だった。エネルギーを充填しイナズマンへと変身すると必殺技を繰り出し次々と倒して行ったが、そこへ予期せぬミサイルが飛来し辺りは火の海と化した。生き残ったイシバンバラ、カゼバンバラ、キリバンバラの3体はイナズマンの仲間による援護射撃だと思って逃げたが、五郎には心当たりがなかった。

万能戦闘車・ライジン号で走行していた五郎は道路の真ん中で立ち尽くすミチルという不思議な少女と出会った。危ないよと注意すると、空を見上げていた彼女は飛行機が落ちると呟いた。驚いた五郎が詳しく尋ねると、ミチルは九州の仕事から帰ってくる父親が乗った飛行機が墜落すると言った。その直後、上空を飛ぶ旅客機から突然炎が上がり墜落した機体は山に激突した。その情報は帝王バンバにも伝わっていたが、そのような命令を出した覚えはなかった。基地に戻ってきたイシバンバラを問い詰めるが彼にもその理由はわからなかった。すると反乱を起こしたファントム兵士によって拉致され廃墟へ連れて行かれたが、そこで待っていたのは新たに結成された新人類組織・デスパー軍団のミサイルデスパーだった。彼は内蔵されたミサイルを見せつけ、命が欲しければ必ずイナズマンを倒せと命じた。するとプライドが許さない帝王バンバはお前の指図など受けんと怒って去ったが、それは漁夫の利を狙うミサイルデスパーの作戦だった。

屋台的映画館
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