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君を忘れない

  • posted at:2006-04-11
  • written by:砂月(すなつき)
きみをわすれない
「君を忘れない」製作委員会(日本ヘラルド映画=ポニーキャニオン=デスティニー)
配給:日本ヘラルド映画
製作年:1995年
公開日:1995年9月23日
監督:渡邊孝好
製作:古川博三 伊地知彬
企画:小滝祥平 遠谷信幸
エグゼクティブプロデューサー:坂上直行 田中迪
プロデューサー:市村朝一 藤田義則 馬越勲
脚本:長谷川康雄
音楽プロデューサー:鎌田俊哉
音楽:長岡成貢
撮影:高間賢治
照明:上保正道
美術:金田克美
録音:橋本文雄
編集:奥原好幸
装飾:松本良二
監督補:森谷晁育
俳優担当:前島良行
製作担当:福島聡司
特撮監督:徳永徹三
出演:唐沢寿明 木村拓哉 松村邦洋 袴田吉彦 反町隆史
アメリカンビスタ カラー 116分

1945年。海軍の若きエリート大尉・望月晋平は、海軍302特別飛行隊の隊長として九州南部の蓑屋航空基地に着任した。爆弾を装着した飛行機を敵艦に体当たりさせるという非道な特攻作戦が軍総司令部の方針として決定したが、望月は当初その作戦が受け入れられなかった。だがその考え方を改めて組織の隊長を志願したのだ。特別飛行隊を編制し、自らも含めて最大の成果が挙げられる組織に鍛え上げることが上官である父・望月昌平への唯一の抵抗だった。望月のもとに集まったのは、整備兵上がりで飛行機好きの森誠一飛曹、肥満体で高所恐怖症の高松岩男一飛曹、東京帝大出身で反戦主義者の早川乙彦少尉、ジャズをこよなく愛する佐伯正義少尉、輝かしい戦績を挙げながらも心に傷を持ち続ける三浦草太少尉、望月の後輩で何かと不和を煽ろうとする上田淳一郎少尉という個性的な面々だった。彼らが海軍のパイロットに志願した理由は、「マフラーが巻ける」、「髪が伸ばせる」、「女にモテる」のいずれかもしくは全てだった。

翌日から厳しい飛行訓練が始まったが、上田と三浦以外の操縦技術は素人同然だった。だが訓練を重ねていくことで連帯感が深まって行った。早速、連帯感が発揮されたのはその日の夜だった。食い物の対する嗅覚が敏感な高松が備蓄室を見つけ、下士官の部屋で酒盛りを始めた。その騒動を聞きつけた上官との喧嘩に割って入った上田は、出撃を控えて気持ちが昂っているから察して欲しいと鎮めたのだった。その様子を建物の外から見ていた望月は、固い絆が芽生えていることを確信した。

上田は早川に何故帝大出身のお前が飛行機乗りになったのかと聞いた。すると彼は、空中戦の戦法をあれこれ考えてグラマンとやり合うつもりだったが、失敗だったと答えた。戦況は切迫しており、敵機と勝負する時期は既に終わっていた。次に尋ねられた佐伯は、飛びさえすれば一人になれると言った。ある日、森が出撃しようとしたところ、佐伯が滑走路に飛び出し大声で叫んで停めた。整備し直した結果、燃料管からネジが発見されたのだ。絶対音感の持ち主である佐伯は即座に機体の異音に気付いたのだった。整備士から褒められると、彼は照れくさそうにして逃げた。

ある日、上田は腹の中にある思いを望月にぶつけた。彼は望月が特攻隊員として二度出撃し二度とも生きて帰ってきたことを、命が惜しくて前線から逃げ出したのだと考えていたのだ。別れた恋人の志津子を不憫に思う上田は、いつもあなたの身勝手さに振り回されてみんな傷付いて行くんだと叫んだ。だが望月は理由を答えようとはしなかった。

屋台的映画館
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居酒屋ゆうれい

  • posted at:2006-04-04
  • written by:砂月(すなつき)
いざかやゆうれい
サントリー=テレビ朝日=東北新社=キティ・フィルム
配給:東宝
製作年:1994年
公開日:1994年10月29日
監督:渡邊孝好
製作:稲見宗孝 古川吉彦 中川眞次 伊地智啓
プロデューサー:椋樹弘尚
原作:山本昌代
脚本:田中陽造
撮影:藤澤順一
照明:上田なりゆき
録音:紅谷愃一
美術:稲垣尚夫
編集:鈴木晄
助監督:冨樫森
キャスティング:阿部敏信
製作担当:黒田晃司
音楽:梅林茂
ミュージシャンマネジメント:内田音楽事務所
音楽プロデューサー:向井達也
主題歌:「あなたのいない休日」平松愛理
提供:アルゴ・ピクチャーズ
出演:萩原健一 山口智子 室井滋 三宅裕司 西島秀俊
アメリカンビスタ カラー 110分

居酒屋「かづさ屋」を一人で切り盛りする壮太郎。店舗兼家屋の2階では妻のしず子が床に臥せっていた。彼女は知っていた。もうすぐ自分が死を迎えることを。どうせ死ぬのならせめて家で死なせたいと病院から引き取るなんて壮太郎なら考えそうなことだ。彼は違うと否定するがそんな嘘などお見通しだ。しず子は壮太郎のことが好きで好きでたまらなかった。結婚のアプローチをしたのは彼女からだった。今夜が最後の別れとなると、心配になるのは壮太郎の行く末だった。死んだらきっと別の女と一緒になる。そう考えると居ても立っても居られなかった。すると壮太郎はそんなに俺が信用出来ないかと言った。そして万が一の場合は一生独りでいるし所帯を持つ気もないと約束すると、しず子はそれが嘘だったら化けて出るよと言った。壮太郎はしず子がいつもの自分らしさを取り戻したことで安心したが、朝早く目覚めると彼女は息を引き取っていた。

葬式が終わり忌が明けると壮太郎は店を再開した。彼を心配する常連客が次々と訪れ、またいつもの日常が戻った矢先に兄の豊造がやってきた。その要件とは見合いだった。しず子との約束を破るわけにはいかないと考えていた壮太郎は断るつもりでいたが、豊造が置いて行った写真の女性を見て心がグラついた。それ以来、行く先々で姿を見掛けるようになったが偶然にしてはわざとらしかった。一度会うだけならいいかと兄が経営する料亭で会食するが、好きになってしまったからあのような行動を取ってしまったと告白されたことで壮太郎の心は決まった。

新妻となった里子がやってくるとかづさ屋は花が咲いたように明るくなり、常連客たちも一目見ようと押し寄せ店は活気づいた。店が終わると里子は独り身となった理由を話し始めた。夫は死んだのではなく遠い所へ行ったことが原因だと告白するが、壮太郎は気にも留めずにいいよと言った。里子があまりのうれしさに抱きつくと、部屋の中に突然風が吹き抜け、テレビの画面が乱れ、家が軋んだ。違和感を覚えた壮太郎が顔を上げると傍らでしず子が睨んでいた。

屋台的映画館

20世紀ノスタルジア

  • posted at:2006-03-29
  • written by:砂月(すなつき)
にじゅっせいきのすたるじあ
Office Shirous
配給:大映
製作年:1997年
公開日:1997年7月26日
監督:原将人
企画:佐々木史朗 井上義久
製作:西村隆 佐藤美由紀
プロデューサー:梨木友徳
脚本:中島吾郎 原将人
音楽:原将人
撮影:馬場順一
ビデオ撮影:広末涼子 圓島努 余貴美子 根岸吉太郎 馬場順一 粂田剛 原将人
美術:丸尾知行
照明:金子高士
録音:浦田和治
編集:宮島竜治
衣装デザイン:小川久美子
ヘアメイク:佐藤光栄
スクリプター:生田透子
助監督:佐藤英明 粂田剛 押田興将
音響効果:岡瀬晶彦
ネガ編集:三陽編集室
タイミング:山岡秀雄
製作調整:澤井克一
製作主任:金子堅太郎
出演:広末涼子 圓島努 余貴美子 多田亜沙美 根岸吉太郎
アメリカンビスタ カラー 93分

桜木高校2年の放送部員・遠山杏は、大慌てで放送室に駆け込んだ。昼休みの時間を利用して校内に流す「桜木高校ニュース!」の内容が予定と違っていたからだ。杏は直ちに放送を中断した。担当の部員が内容をチェックせずに流したそのビデオは、杏が夏休みを利用して同級生の片岡徹と一緒に撮影した未完成の映画素材だった。その映像を面白がって観ていた放送部顧問の北村嘉代先生は映画を完成させるようにと杏に言った。徹が突然オーストラリアへ旅立ってしまったため、部室のロッカーには録画済のビデオテープが山のように詰まれていた。

夏休みを使ってビデオカメラの練習をしていた杏は、清洲橋の上で風景を撮影していた。そこに話しかけてきたのが徹だった。徹はニューヨークからきた天才ビデオアーティストということで転入時に学校中の話題になったが、人との付き合いを苦手にしていたため周りの生徒は彼を避けていた。

自称未来からやってきた宇宙人の徹は、エーテル体の宇宙人=ポルックス第7惑星宇宙生命文化研究所の調査員「チュンセ」がボディ・ジャックし、地球の文化についてレポートしていると杏に言った。そして徹の体の中では分裂が始まっており、彼女にもう一人の宇宙人のための体を貸して欲しいと言った。杏は半信半疑ながら両手を差し出し徹の手に触れると、彼女の体の中に「何か」が入り込んできたような気がした。その宇宙人の名前は「ポウセ」と言った。「ポウセ」は、「チュンセ」と徹が共同で作ろうとしているSF映画の手伝いをすることになった。

あれから数ヶ月が経った清洲橋の上で、杏は再び撮影を始めた。

屋台的映画館

大巨獣ガッパ

  • posted at:2006-03-23
  • written by:砂月(すなつき)
だいきょじゅうがっぱ
日活
配給:日活
製作年:1967年
公開日:1967年4月22日 併映「猛獣狩マルガ」
監督:野口晴康
企画:児井英生
原案:渡辺明
脚本:山崎巌 中西隆三
撮影:上田宗男
音楽:大森盛太郎
主題歌:「大巨獣ガッパ」美樹克彦
・・・:「がんばれ仔ガッパ」ダニー飯田とパラダイスキング
美術:小池一美
照明:土田守保
録音:高橋三郎
編集:辻井正則
助監督:小沼勝
色彩計測:永塚各一郎
現像:東洋現像所
製作担当者:小石次彦
振付:漆沢政子
監督補:橋本裕 林功
特殊撮影・ 撮影:柿田勇 金田啓治 中村義幸
特殊撮影・ 照明:高橋勇
特殊撮影・ 色彩計測:小川喜久夫
特殊撮影・ 美術:山本陽一
協力:日本特撮映画株式会社 渡辺明
協力:菅沼峻 真野田幸雄 大隅銀蔵
出演:川地民夫 山本陽子 小高雄二 和田浩治 藤竜也
シネマスコープ カラー 84分

プレイメイト社の船津社長は、週刊誌プレイメイトの創刊5周年を記念して行われるイベントをマスコミに先行公開した。それは近々オープンする南海の楽園をイメージしたテーマパークだった。この楽園の呼び物は、温泉と珍しい小鳥や動物、そして南海の美女だった。レストランでは彼女たちが民族料理とショーで客をもてなすのだ。

南太平洋・キャサリン諸島のオベリスク島に向かう一隻の貨物船には生物採集と美女のスカウトのためにプレイメイト社から派遣されたスタッフと東都大学の生物班が乗っていた。島に到着する前日、船は大きな揺れに襲われた。甲板で釣りをしていた林三郎は巨大な生物が掛かったと大騒ぎをしたが、東都大学生物学助教授・殿岡大造はオベリスク島の火山噴火に起因する津波ではないかと考えていた。双眼鏡で島の様子を観察するプレイメイト社のカメラマン・小柳糸子は巨大な石造を発見した。それを見た記者の黒崎浩は、イースター島の石像にそっくりだと言った。そして諸島が地続だった大昔にそれが陥没して太平洋ができたのならば、同じ石像があっても不思議ではないという持論を展開した。陥没したと言われる海底からも同様の石像が発見されていたのだ。島に上陸した一行は原住民の村に迷い込み、槍を持った村人たちにあっという間に取り囲まれた。身の危険を感じた浩たちが身構えたとき、建物から出てきたのは村の長老だった。浩たちが日本人であることがわかると村人たちは彼らを手厚く歓迎した。戦時中、日本軍は島の発展に貢献した。彼らは何らかの理由で島を離れて行ったのだが、そのとき軍の中隊長は必ず帰ってくると約束した。長老はその約束を果たしに帰って来たと信じ込んでいたのだ。長老は「ガッパ、オコリ、ヤメル。モウダイジョウブ」と言った。「ガッパ」という聞きなれない言葉に戸惑う浩は少年・サキに身振りをまじえて尋ね、あの石像の名前ではないかという仮定に至った。そこでサキに石像まで道案内をして貰うことになった。

石像の方へ歩いて行こうとした浩と糸子をサキが止めた。石像に近付くとガッパが怒るというのだ。迷信など端から信じないたちの浩がサキの助言を無視して歩き出したそのとき、巨大な地震が島を襲った。すると石像が崩壊しその跡には洞穴が現れた。浩たちはサキが止めるのを聞かずに中へ入って行った。二人が奥へ進んでいくと、巨大な湖に行き当たった。その先には大きな卵があり、余震のショックで孵化してしまった。二人を追って洞窟に入った殿岡たちに糸子は見て貰いたいものがあると言った。新たな命、それは緑色をした1メートル60センチの見たこともない生物だった。思わぬ収穫に喜んだ殿岡は、ガッパの怒りや呪いを恐れる長老の猛反対を押し切ってその生物を日本へ連れ帰ることにした。卵の傍には巨大な骨が転がっていたことから生物の親は何万年も前に死滅し冬眠状態の卵が地熱の蒸気で孵化したと結論付けた。つまりガッパの怒りはありえないのだ。ところが貨物船が出港した後、湖底から二頭の巨大生物が現れた。子供を捜すガッパは怒り狂い、島の集落は潰滅の危機に陥った。

屋台的映画館

らせん

  • posted at:2006-03-14
  • written by:砂月(すなつき)
らせん
「リング」「らせん」製作委員会(角川書店=ポニーキャニオン=東宝=IMAGICA=アスミック=オメガ・プロジェクト)
配給:東宝
製作年:1998年
公開日:1998年1月31日 併映「リング」
監督:飯田譲治
エクゼクティブプロデューサー:原正人
プロデューサー:河井真也 一瀬隆重 仙頭武則
アソシエイトプロデューサー:石原真
ラインプロデューサー:田口聖
原作:鈴木光司
脚本:飯田譲治
撮影:渡部眞
音楽:LA FINCA
美術:斎藤岩男
照明:保澤正二
録音:細井正次
編集:阿部浩英
助監督:浜本正機
製作担当:藤原恵美子
出演:佐藤浩市 中谷美紀 真田広之 鶴見辰吾 佐伯日菜子
アメリカンビスタ カラー 95分

二年前に自分の不注意でわが子を失った解剖医・安藤満男は、いつも自殺のことばかり考えていた。彼がその日担当した変死体は、医学部で同期だった高山竜司だった。遺体には外傷が見当たらなかったことで行政解剖となり、左冠動脈閉塞による心筋梗塞が直接的な死因であることがわかった。解剖を終えた安藤は、病理医から胃の中に妙なものが入っていると報告を受けた。それは暗号らしき数列が書かれた紙片だった。

前川警部補は事件当時のことを安藤に話した。大学の理工学部講師を務めていた高山は、音信不通だった前妻の浅川玲子と最近になって連絡を取り合うようになった。高山の遺体が運び出された後にやってきた玲子は、部屋からビデオテープを持ち出すと自宅へ戻り、息子の陽一を連れて姿をくらましたのだ。前川は、高山と死ぬ間際に電話で話したのが玲子で、遺体の第一発見者が彼の恋人の高野舞であることから事件性がないと考える方が不自然だと言った。たとえ死因が心筋梗塞だとしても。前川の紹介で舞と会った安藤は、彼女の話で高山が玲子と「呪いのビデオ」の調査を行っていたことを知ったが、人が呪い殺されるなんてありえないと否定した。高山は未来に起こることや人が考えていることがわかる不思議な能力を持っていた。舞は、二人が出会うことを高山は知っていたのではないかと言った。

安藤は病理医の宮下に写真を見せ、高山の心筋梗塞の原因は腫瘍であることを説明した。しかし巨大な腫瘍がいきなり血管にできる症例は今まで聞いたことがなかった。それは宮下の方も同じで、喉に出来た潰瘍の症例が何処にもなかったため文化医大の名誉教授に問い合わせた。その結果、天然痘の潰瘍にそっくりだということがわかったが、天然痘のウィルスは既に死滅したはずだった。解決の糸口が見つからないため、宮下は安藤に舞が死因のヒントになることを言わなかったのかと尋ねた。安藤は聞いて驚くなよともったいぶり、その正体がビデオテープであることを明かした。それを聞いた宮下は苦笑するしかなかった。そのとき、研究室に警察から玲子と陽一が見つかったという連絡が入った。トンネル内で起こった交通事故で玲子は即死した。だが奇妙なことに、陽一は事故が起こる前に既に死亡していた可能性があるのだ。玲子の死に疑問を持っていた彼女の上司・吉野は、安藤と会ってビデオテープについての詳細を書き記した玲子の取材手帳を渡した。安藤も呪いは信じていなかったが、科学的な裏付けが欲しかったのだ。お願いしますとダビングテープを渡された安藤は、半信半疑ながらも協力することにした。

屋台的映画館

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