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黄泉がえり

  • posted at:2007-01-28
  • written by:砂月(すなつき)
よみがえり
「黄泉がえり」製作委員会(TBS=電通=東宝=アイ・エム・ジェイ=毎日新聞社=カルチャ・パブリシャーズ=WOWOW=日本出版販売=イマジカ=ツインズジャパン)
配給:東宝
製作年:2003年
公開日:2003年1月18日
監督:塩田明彦
製作:児玉守弘
企画:濱名一哉 神野智
プロデューサー:平野隆
アソシエイトプロデューサー:下田淳行 久保田修
原作:梶尾真治
脚本:犬童一心 斉藤ひろし 塩田明彦
撮影:喜久村徳章
音楽:千住明
主題歌:「月のしずく」RUI
挿入歌:「風の果て」RUI
・・・:「泪月-oboro-」RUI
美術:新田隆之
照明:金沢正夫
録音:細井正次
ビジュアルエフェクト:浅野秀二
編集:菊地純一
スクリプター:柳沼由加里
助監督:毛利安孝
製作担当:斉藤玉恵
ラインプロデューサー:藤原恵美子
宣伝プロデューサー:伴田雄輔
アシスタントプロデューサー:岡田有正 原公男
出演:草彅剛 竹内結子 石田ゆり子 哀川翔 山本圭壱
アメリカンビスタ カラー 126分

九州・阿蘇地方で、戦時中に失踪した少年が当時の姿のまま現れるという出来事が起きた。86歳の内藤サキはその少年の姿を見てすぐに息子の勝男だとわかった。その後、熊本県と医科大との合同調査が行われ、サキが保管していたへその緒と少年のDNA鑑定が一致していることがわかった。ありえないことだが、二人は同一人物である可能性が非常に高いのだ。謎の現象を探るために厚生労働省から派遣された川田平太は、空港で県職員の梶原とサキの親戚でもある医科大の神崎教授から出迎えを受けた。

北阿蘇町役場に勤務する橘葵は今でも死んだ俊介のことを忘れられずにいた。数年前、彼が大好きな海で命を落としたことから、皆と相談し俊介の望みどおり遺骨を海に撒くことになった。葵はそれが気持ちの整理に繋がると思っていたが、愛する人を失った悲しみは予想以上に大きかった。そんな葵は前向きに生きることが出来ずにいたが、斉藤医師と出会うことで人生が変わった。彼女は斉藤のカウンセリングを受けることで本来の自分を取り戻して行った。その日も仕事が終わると診療所でへ行き、捨てられずにいる俊介が大事に育てていたライティアの鉢植えの話をした。このままじゃいけないという葵の言葉を聞いた斉藤は、そう思うってことはそれなりに進歩しているって事じゃないですかと静かに言った。彼の言葉で気持ちが軽くなった葵はバス停でバスを待っていたが、そこを通りかかったサーフィン仲間の車で自宅まで送ってもらうことになった。

その夜、アパートに戻った葵はドアの前で彼女の帰りを待つ平太の姿を見て驚いた。平太と葵は幼なじみで、俊介の葬式以来の再会だった。葵に出張の内容を聞かれた平太は、58年前に阿蘇の森で消えた少年が戻ってきた話をした。すると彼女の顔色が変わった。ある男性から死んだ奥さんが生き返ったので死亡届を取り消して欲しいという依頼が町役場にあったばかりだったのだ。翌日、葵は平太と梶原とともに依頼者宅へ向かった。妻・嘉子を亡くしたことで生きがいを失った津田春雄は老いと死のことばかり考えて生活していた。先週の朝、鉢植えの手入れをしていると後ろに嘉子が立っていたが、春雄はてっきりお迎えが来たのだろうと思っていた。ところが彼女の口から出たのは、ただいまという言葉だった。一方、嘉子には病院で看取られる記憶しかなく、気が付くと庭先に立っていたというのだ。平太たちには二人が嘘をついているようには見えなかった。そこで改めて勝男を再調査することにした。

いじめを苦にして自殺した中学生・山田克典は、自分の葬儀に顔を出し会場にいた親族や関係者たちをパニックに陥れた。当時、彼は心肺停止状態で病院に運び込まれ、胸部切開して直接心臓マッサージを行ったが意識を取り戻すことはなかった。克典はその病院で改めて診察を受けたが、ロープを首に掛けたときに出来た傷や切開の痕は何処にも見当たらなかった。その話を聞いた梶原は、生き返ったというより黄泉がえりだと言った。

屋台的映画館
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OL忠臣蔵

  • posted at:2007-01-24
  • written by:砂月(すなつき)
おーえるちゅうしんぐら
光和インターナショナル
配給:松竹=松竹富士
製作年:1997年
公開日:1997年9月13日
監督:原隆仁
製作:鈴木光
プロデューサー:青木勝彦 山本勉 三沢和子
脚本:神山由美子 長崎行男 真崎慎 原隆仁
企画:鈴木光
撮影:浜田毅
音楽:大島ミチル
音楽プロデューサー:伊藤圭一
主題歌:「それなりの明日」平松愛理
美術:今村力
照明:渡辺三雄
録音:林大輔
編集:川島章正
スクリプター:高橋タツ子
キャスティング:名須川伸吾
助監督:鳥井邦男
製作主任:橋本靖
製作担当:氏家英樹
出演:坂井真紀 南果歩 細川直美 中島ひろ子 吉野公佳
アメリカンビスタ カラー 112分

通販会社オレンジハウスの商品企画部に所属する入社4年目の佐倉ふぶきは、彼女がデザインしたバッグが不評であることを理由にクレーム処理専門のカスタマーサービス課に転属を命じられた。社員食堂で同僚に愚痴っていたところにやってきたのは、全米第一位の通販会社JJドリームの代表取締役・朝吹季里子だった。季里子は落ち込むふぶきにクレーム処理はマイナスをプラスに変えるビジネスチャンスだとアドバイスした。ユーザーの生の声はデザインをする上でとても役に立つという話に感銘を受けたふぶきは、物事を前向きに考えるようになった。

JJドリームはオレンジハウスに季里子を派遣し業務提携の話を持ちかけた。この降って沸いたような話に社長・塩嶋秀次郎は驚いたが、彼女の説明に納得した。自分が創業した会社が世界へ進出するチャンスだと考えた塩嶋は、役員会議を招集すると全員の了承を得た。こうしてオレンジハウスは世界への第一歩を踏み出した。ところが業務提携を発表した翌日、JJドリームは倒産した。オレンジハウスの株価は大暴落し、その責任を問われた塩嶋は辞任に追い込まれた。そして役員会議で新社長に選任されたのは、栗林重吉専務だった。栗林は臨時会議を開き、管理職を集めた。困難な状況を打開するには大規模な改革を行う必要があると説明し、新たに経営企画室を設け、その責任者に季里子を指名した。季里子が打ち出した改革とは、大規模なリストラだった。女子社員とパートタイマーのほとんどが解雇通告をされ、塩嶋の息がかかった管理職は子会社へ出向を命じられた。アメリカのM&A企業に乗っ取られたオレンジハウスは、解体へ動き出した。

理不尽な扱いを受けたふぶきは、季里子のやり方に疑念を抱いていた。そこで彼女は同志を募り、ノウハウ本「サルでもわかる労基法」を武器に立ち上がった。

屋台的映画館

ぼくらの七日間戦争2

  • posted at:2007-01-18
  • written by:砂月(すなつき)
ぼくらのなのかかんせんそうつー
「ぼくらの七日間戦争2」製作委員会(松竹=東急エージェンシー=日本衛星放送=ニッポン放送出版=パイオニアLDC=IMAGICA=江崎グリコ=北斗塾=角川書店)
配給:松竹
製作年:1991年
公開日:1991年7月6日 併映「幕末純情伝」
監督:山崎博子
製作:角川春樹 奥山和由
プロデューサー:霜村裕
原作:宗田理
脚本:山崎博子 稲葉一広
脚色:石田芳子
撮影:鈴木耕一
音楽:B.B.クィーンズ
音楽プロデューサー:石川光
主題歌:「ぼくらの七日間戦争 ~Seven Days Dream~」B.B.クィーンズ
挿入歌:「I remember you」B.B.クィーンズ
・・・:「地球 EXPRESS」MI・Ke
・・・:「EASY GAME」坪倉唯子
美術:金田克美
照明:野口素胖
録音:宮本久幸
編集:井上治
助監督:東田真一
製作担当:今里厳睦
出演:渋谷琴乃 柳志乃 具志堅ティナ 明賀則和 武内伸一郎
アメリカンビスタ カラー 80分

港区立青葉中学校では夏休み前の期末試験が行われていた。その真っ最中である2年A組の教室に入ってきたのは、遅刻常習犯の天野健二だった。担任教師の八代謙一は、健二に試験を受ける資格はないと言って教室から追い出したが、中山ひとみと菊地英治は試験が個人を評価する方法であるにも関わらず遅れたからといって受けさせないのはおかしいと食って掛かった。健二に同情するのならば一緒に立ってやればいいと八代が言うと、ひとみと英治は教室を出て行き健二と一緒に廊下で立った。すると安永宏、日比野朗、中尾和人、堀楊久美子も後を追うようにして教室を出て行った。その後、 職員室に呼び出されてこっ酷く叱られた7人は、八代から夏休みまでの約2週間を毎朝校門に整列して全生徒を迎える役目を言い渡された。

ひとみは夏休みを使って生まれ育った沖縄に行くことになっていたが、家での生活が窮屈に感じていた久美子の提案で計画を前倒しすることにした。その話を聞いた5人も小遣いや塾の月謝などを掻き集めて旅行資金を作り便乗することになった。親や学校に内緒で出発したこの旅行を何とかなると言って推し進めた英治だったが、実は内心不安でたまらなかった。フェリーのデッキで独り言を呟いている彼を見て話しかけてきたのはアメリカンスクールに通う具志堅マリだった。

フェリーが到着する港で一行を待ち受けていたのは八代と生活指導の野沢拓だった。行方不明になった子供たちを心配し学校に押し掛けた母親たちは、八代からその日起きたテストのボイコットの件を初めて知ると、今度は責任のたらい回しを始めた。そこにもしかしたらと名乗り出たのはひとみの母だった。彼女が幼なじみから来た手紙のことを話すと、八代は責任の所在はともかく子供たちを連れ戻すことが大切だと言って、彼らの目的が沖縄行きであると断定した。八代に出張旅費を請求されて教頭は戸惑ったが、母親たちの迫力に押されて渋々了承した。 八代たちが先回りしていることを双眼鏡で知った一行は、フェリー内で二人を巻いて脱出することに成功した。

ひとみは幼なじみの高良陽一と再会を果たした。セントラルリゾート開発社長で陽一の父の隆造は、阿嘉奈島を自然の地形を生かしたリゾート地にする計画を立てていたが、提携先である東京の開発会社が集客力に重点を置いたことで大規模な開発を行うことになった。隆造のライフワークを完成させるには莫大な融資が必要であり、そのためには相手の条件を飲むしかなかった。
マリは小学校の頃まで住んでいた家を見に行ったが、開発されて更地になっていた。落胆したマリだったが気を取り直してひとみたちと阿嘉奈島でキャンプをすることにした。阿嘉奈島はひとみと陽一が子供のときに遊んだ自然あふれる庭のような存在だった。だがその島の自然が失われることを彼女たちはまだ知らなかった。

屋台的映画館

ぼくらの七日間戦争

  • posted at:2007-01-13
  • written by:砂月(すなつき)
角川春樹事務所
配給:東宝
製作年:1988年
公開日:1988年8月13日 併映「花のあすか組」
監督:菅原比呂志
製作:角川春樹
プロデューサー:青木勝彦
プロデューサー補:稲葉一広 松井美左
原作:宗田理
脚本:前田順之介 菅原比呂志
撮影:河崎敏
音楽:小室哲哉
音楽プロデューサー:石川光
主題歌:「SEVEN DAYS WAR」TM NETWORK
挿入歌:「GIRL FRIEND」TM NETWORK
美術:小澤秀高
照明:長谷博
録音:辻井一郎
編集:板垣恵一
助監督:鹿島勤
製作主任:杉崎隆行
製作協力:株式会社角川書店 大王製紙株式会社 株式会社東北新社
出演:宮沢りえ 五十嵐美穂 安孫子里香 菊池健一郎 鍋島利匡
アメリカンビスタ カラー 94分

ある晩、美浜市立青葉中学校1年A組の男子8人は忽然と姿を消した。彼らは大蔵省関東財務局が管理する自衛隊の廃工場を秘密基地にして立てこもったのだ。きっかけは八代先生による持ち物調査だった。生徒たちが朝礼で教室を空けている間に抜き打ちで行ったのだ。厳しい校則や教師による一方的な授業方法に嫌気が差した8人は彼らなりの抵抗を試みたのだった。翌日、心配した母親たちは校長室に押し寄せたが、何の手掛かりも掴めない学校側はただただ謝るばかりだった。学校の指導方針に何か問題が合ったのではないかという菊地英治の母・詩乃の問いに対し、野沢先生は生徒個人か親のしつけに問題があると言った。言い争う両者の間に入った榎本校長は、むやみに騒ぎ立てないようにと釘を刺した。

榎本にとって今回の件が教育委員会に知られることは具合が悪かった。そこでA組の英語の授業を担当している西脇先生からそれとなく聞き出そうとしたが、心当たりがないし彼らはもう子供ではないと言った。すると榎本は、先生は子供たちのことが心配じゃないのかと語りかけるように言って重圧を掛けた。

通報の電話で生徒たちの居場所を知った先生と母親たちは、敷地に乗り込んで説得を試みた。しかし生徒たちは聞く耳を持たず、逆に口撃で理性を失った。八代先生と酒井先生は強行突破を図ったが、彼らの作戦は巧妙で、撤退せざるを得なかった。敵を撃退して士気の上がった生徒たちは、次なる作戦に取り掛かった。弾幕に使用するためのセメント袋が倉庫に大量にあることがわかると中尾和人は奥に進んで行った。ところが足を滑らしてしまい彼は下に落ちてしまった。立ち上がろうとした和人が柱に手を掛けたとき、誤ってボタンを押してしまった。そのとき心配して集まった生徒たちを乗せた巨大なエレベーターが下降を始めたのだ。真っ暗闇の中、彼らが懐中電灯を照らした先には、鈍く輝く物体があった。それは第二次世界大戦に使用された61式戦車だった。

屋台的映画館

忍びの衆

  • posted at:2007-01-05
  • written by:砂月(すなつき)
大映
配給:大映
製作年:1970年
公開日:1970年2月7日 併映「続・いそぎんちゃく」
監督:森一生
原作:司馬遼太郎
脚本:山田隆之
企画:久保寺生郎
撮影:森田富士郎
美術:下石坂成典
音楽:鏑木創
照明:山下礼二郎
録音:大谷巖
編集:谷口登司夫
音響効果:倉嶋暢
擬斗:楠本栄一
助監督:辻光明
製作主任:長岡開修
出演:松方弘樹 峰岸隆之介 本郷功次郎 安田道代 藤村志保
シネマスコープ モノクロ 79分

柴田勝家との合戦を控えた羽柴秀吉は二十人の伊賀者を選び極秘の任務を与えて越前北ノ庄城に送り込んだが、ひと月経っても誰一人帰ってこなかった。そこで秀吉は、同じ任務を音羽の城戸に託すことにした。 極秘任務とは、勝家の奥方であるお市の方を城中からかすり傷ひとつ負わせずに盗み出し、大津・三井寺へ連れて行くことだった。亡き信長の妹を手に入れれば、形勢は優位に働く。秀吉はそう考えていた。城戸は木城の与四郎、鬼瘤にこの大役を命じた。

北ノ庄城の本丸御殿は鉄の密室作りになっているため、破ることは困難だった。さらに合戦の前ということもあり、一層厳重な警備の目をどうやって潜り抜けるかが最大の難点だった。城戸の娘・小弓は、任務を全うしようとする与四郎を止めた。鬼瘤も師匠のやり方に憤っていた。ところが与四郎は「掟」を理由に二人の反対を押しきって出て行った。 与四郎がこの任務を引き受けた理由はただ一つ、織田信長への復讐だった。天正九年九月、四万六千人もの大群で伊賀の里を取り囲み、住民を虐殺した。そのときに与四郎の父や母、妹が殺されたのだ。与四郎の身を気遣った鬼瘤は後を追いかけた。

二人は賎ヶ嶽の麓で大量の死体を発見した。それは先に送り込まれた伊賀者たちの無惨な姿だった。足の裏には十字の深い切り傷が刻まれていた。人の気配で与四郎たちは警戒したが、それは城戸から同じ任務を言い渡された名張の助太夫、喰代のおりんだった。伊賀者の間では足の裏に傷をつけることで死霊が後を追わないようにするという古い迷信があったが、そのような風習は既に廃れていた。もしそのような伊賀者がいれば百歳近いはずだった。助太夫は言った。「思い当たる人物がいる。愛染明王だ!」。

屋台的映画館

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