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大暴れ風来坊

  • posted at:2007-06-01
  • written by:砂月(すなつき)
おおあばれふうらいぼう
日活
配給:日活
製作年:1960年
公開日:1960年11月16日
監督:山崎徳次郎
原作:原健三郎
脚本:中久保信成 市川佐登志
構成:山崎巌
企画:児井英生
撮影:伊佐山三郎
音楽:大森盛太郎
主題歌:「アキラの炭鉱節」小林旭
・・・:「ズンドコ節」小林旭
・・・:「さすらいの歌」小林旭
・・・:「チェリーブランデー」水上早苗
・・・:「ネェもう一杯」ふりそでシスターズ
美術:坂口武玄
照明:高松勇
録音:沼倉範夫
編集:鈴木晄
助監督:鍛冶昇
特殊技術:天羽四郎
色彩計測:滝田巌
現像:東洋現像所
製作主任:林本博佳
協賛:松山市 道後温泉観光協会 泉都松山観光協会
振り付:竹部玲子
技斗:高瀬将敏
出演:小林旭 浅丘ルリ子 宍戸錠 藤村有弘 南風洋子
シネマスコープ カラー 87分

松山へ向かうフェリーの船上では、関西の実力者・大田黒が婦人の尻を追いかけていた。くつろいでいた十字架の政はひょいと足を出して大田黒を転倒させた。すると床には彼のの懐から飛び出した拳銃が転がった。政は転がる銃を拾い上げ、おもちゃにしては出来すぎていると言いながら大田黒に返したが、その隙に財布を抜き取っていた。したり顔をする政は、そこに現れた野村浩次にタバコの火を貸してくれないかと呼び止められた。お礼を言った浩次は、政の懐から抜き取った財布を大田黒に返した。俺の懐から抜くとは対したもんだと政は言った。いったいおめえは何処の誰なんだと尋ねると浩次はこう答えた。「ギターを抱えた風来坊よ」。

松山港で大田黒を出迎えたのは瀬川玲子だった。玲子の父・芳造は瀬川運送を経営しているが、県から払い下げの土地を利用して石油の貯蔵タンクを作る計画を立てていた。その土地の入札に参加するには六千万円の資金が必要だったが、芳造の妾・蘭子が経営するキャバレー・銀馬車に南海石油の山本課長を接待し、三千万円を借り入れることに成功した。残りの三千万円は、共同出資者の大田黒が受け持つことになっていた。

キャバレー・銀馬車はチンピラによる嫌がらせを度々受けていた。それは蘭子が店内の改装費用を芳造に相談せずに桜観光社長・榊原から借り入れたことが発端だった。優しい言葉を掛けて二百万円を用立てた榊原は、手の平を返すように元金と利息の返済を迫ったのだ。その榊原は大田黒と手を組み、芳造の土地を乗っ取ろうとしていた。払い下げの土地は三国人名義では入札できないというルールがあったため、まず芳造に土地を手に入れさせ、それからゆっくりと自分たちのものにするというのだ。大田黒はその土地を東洋のモナコにしようと考えていた。

銀馬車にやってきた榊原は、蘭子に証文どおりこの店を譲り受けようじゃないかと言った。店内では榊原の子分が客をもてあそび、その様子に我慢できなくなった踊り子・ローズ奈美がケンカを吹っかけた。そこに現れたのは、奈美を松山まで追っかけてきた政だった。政は奈美の代わりを買って出ると大暴れした。そして政が銃を抜いたとき、そこに割って入ったのはギターを爪弾く浩次だった。浩次はチンピラを叩きのめし、政の腹にも蹴りを入れた。なんてことしやがるんだと苦しむ政に、浩次は言った。「ケンカは両成敗だよ」。

屋台的映画館
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長靴をはいた猫

  • posted at:2007-05-25
  • written by:砂月(すなつき)
ながぐつをはいたねこ
東映動画
配給:東映
製作年:1969年
公開日:1969年3月18日 併映「怪物くん 砂魔人をやっつけろの巻、怪物くんとハニワ怪人の巻」「ひみつのアッコちゃん サーカス団がやってきた」「チャコとケンちゃん」「ひとりぼっち」
演出:矢吹公郎
製作:大川博
企画:関政次郎 有賀健 渋谷幹雄
原作:シャルル・ペロー
脚本:井上ひさし 山元護久
ギャグ監修:中原弓彦
音楽:宇野誠一郎
主題歌:「長靴をはいた猫」石川進 水垣洋子 ボーカルショップ トリオ・ポワン
作画監督:森康二
原画:大塚康生 奥山玲子 菊池貞雄 小田部羊一 大田朱美 宮崎駿 大工原章
美術:浦田又治 土田勇
撮影:平尾三喜 高梨洋一
録音:榊原広巳
編集:千蔵豊
音響効果:大平紀義
記録:河島利子
演出助手:及部保雄 蕪木登喜司
制作進行:古沢義治
現像:東映化学工業株式会社
声の出演:石川進 藤田淑子 水垣洋子 水森亜土 益田喜頓
シネマスコープ カラー 80分

「月がとっても蒼かった」ことを理由にネコの世界の掟を破ってネズミを助けたペロは、王様から死刑を宣告されたが、縛られた縄を切って逃げだした。それ以来、彼は王様が放った三匹の殺し屋ネコに命を狙われるようになった。追っ手を振り切ったペロが農家の軒先で雨宿りをしていると、中から話し声が聞こえてきた。その家の主である父親は、兄弟三人で仲良く財産を分けるようにと死ぬ間際に言ったが、長男のダニエルと次男のレーモンは三男のピエールに与えずに二人で山分けしようと考えていた。心の優しい少年・ピエールは引っ込み思案なところがあったため、日頃から意地悪な二人の兄に家事全般を押し付けられた上にまともな食事も与えられなかった。ペロのくしゃみを聞いたピエールは、彼を台所に誘うと暖かいスープをご馳走した。その様子を外から窺っていたのは、懲りずにペロを負い掛けて来た殺し屋たちだった。ペロと三匹は家の中で大騒動を繰り広げて部屋をメチャメチャにしてしまった。父親の遺産を少しでも多く手にしたかったダニエルとレーモンは、これ幸いとばかりにピエールを家から追い出してしまった。降り頻る雨の中に放り出されたピエールは、ペロと旅に出ることにした。

ペロとピエールは城下町にたどり着いた。張り紙の前に人だかりが出来ていることに気付いたペロが駆け寄ると、そこにはこう書かれていた。「この世で一番大金持ちで、この世で一番武勇に優れている人物をローザ姫の婿にする」。ペロは馬車に乗るローザに見とれるピエールに「おムコさんになれよ」と言った。城では世界各国から集まった6人の花婿候補の選考会が行われていたが、そこへ雷鳴とともに現れたのは魔王ルシファだった。ルシファは魔力を使ってたくさんの金貨を出し、城の壁をダイヤモンドにして結婚を迫ったが、ローザは死んでも嫌だと言った。怒ったルシファは城を廃墟に変え、お前は世界一の大金持ちを婿にすると公表したではないかと王様に詰め寄った。そして、その言葉に背くとお前とお前の国がどうなるかをよく考えるのだと脅迫した。ルシファは、今日から三日後の満月の晩にローザ姫との結婚式を行うと言い残して去って行った。広間に置かれた鎧の中で一部始終を見ていたペロは、ピエールをおムコさんにするまたとないチャンスだと考えていた。ピエールが魔王を倒せばいいのだ。食料を盗もうとして捕まり手下となったネズミの親分とその子分たちに、ペロは仕事を言いつけた。それはピエールにぴったりと合う上等な服を盗み出すというものだった。親分たちは花婿さがしの噂を聞きつけたやってきたダニエルとレーモンの部屋に蚤を投げ込み、脱げ捨てた服を持ち出すことに成功した。

ペロは着飾ったピエールを城のベランダに立つローザが見えるところに立たせた。だが口下手なピエールは何も話せずにいた。そこでペロは彼の代わりに熱弁した。ところがいいところで殺し屋たちが現れ、ペロは何処かへ行ってしまった。困っているピエールを助けたのは親分の息子のチビネズミだった。チビネズミは、この世の中で一番優しくて一番勇ましいカラバ公爵がルシファを必ずやっつけてくれるから心配要らないと言った。その言葉を聞いたローザ姫に笑顔が戻った。だがピエールは嘘をつき通すことに後ろめたさを感じていた。

屋台的映画館

ISOLA 多重人格少女

  • posted at:2007-05-21
  • written by:砂月(すなつき)
いそらたじゅうじんかくしょうじょ
「ISOLA 多重人格少女」製作委員会(角川書店=アスミック・エースエンタテイメント=東宝=イマジカ=日本出版販売=住友商事)
配給:東宝
製作年:2000年
公開日:2000年1月22日 併映「リング0 バースデイ」
監督:水谷俊之
エクゼクティブ・プロデューサー:原正人
プロデューサー:山田俊輔 井上文雄
原作:貴志祐介
脚本:水谷俊之 木下麦太
脚本補:桑原あつし 畑島ひろし
撮影:栗山修司
音楽:Davibd Matthews 見良津建雄
美術:稲垣尚夫 福澤勝広
照明:豊見山明長
録音:山田均
編集:高橋信之
出演:木村佳乃  黒澤優 石黒賢 手塚理美 渡辺真紀子
アメリカンビスタ カラー 94分

1995年1月17日、兵庫の街は強大な地震に襲われた。震災のボランティアに参加した賀茂由香里は、避難所となっている西宮スポーツセンターに到着した。由香里がそこへ足を踏み入れた途端、被災者の様々な感情が彼女の中に流れ込んできた。

ボランティアの女性は「逃げた、逃げた」と繰り返しつぶやく一人の老人に手を焼いていた。由香里はその老人に近寄ると、心の中を覗いた。戦線で仲間が次々と倒れていく中、彼は敵に捕まれば殺されてしまうと思い、必死で逃げた。その老人は震災の影響で戦時中の記憶が甦り、苦しみにさいなまれたのだ。由香里は自分を責めないように言ったが、老人は彼女の手を掴むと、「戦友を見捨てたんだ。許してくれ」と言って涙を流した。その様子を見ていた野村浩子は、由香里を自分のアパートに連れて行った。浩子は高校専属の心理カウンセラーとして働いていたが、臨床心理学士の彼女でさえあの老人が戦争の記憶で苦しんでいることがわからなかったのだ。浩子はあの出来事以来、由香里に興味を持っていた。

由香里は人の強い感情を読み取ることができる能力=エンパスを持ち、普段は抗生新薬を服用することでその能力を抑えていた。何故ボランティアに参加したのかと浩子に聞かれた由香里は「私みたいな人間でも誰かの役に立つかもしれないと思って…」と答えた。浩子は複数の絵をテーブルに置き、由香里の感想を聞いた。これはバウムテストと呼ばれる性格検査で、画用紙には様々な木が描かれていた。由香里は、どの人も不安定だと見たままに答えた。浩子がこの絵は一人の多重人格障害を持つ女子高生が描いたのだと明かすと、由香里は驚きの表情を見せた。

翌日、避難所へ行った由香里は、昨日と様子が違うことに気付いた。あの老人の姿はなく、布団はきれいに畳まれ荷物がまとめられていた。昨夜、老人は自殺を図ったのだ。ボランティアの一人は、自分なりに気持ちの決着をつけたのだろう、と言った。責任を感じていた由香里は、浩子が勤める高校へ行くことにした。由香里が校内を歩いていたとき、ベンチに座っている少女に気付いた。由香里は、初めて避難所へ来たときにその少女が犬に追いかけられているのを目撃していたが、彼女はそのことを知らないと言った。少女の名前は森谷千尋、木の絵を描いた人物だった。

屋台的映画館

土俵祭

  • posted at:2007-05-18
  • written by:砂月(すなつき)
どひょうまつり
大映(京都撮影所)
配給:紅系
製作年:1944年
公開日:1944年3月30日
監督:丸根賛太郎
製作:浅野辰雄
原作:鈴木彦次郎
脚本:黒澤明
撮影:宮川一夫
音楽:西梧郎
録音:藤谷徳蔵
美術:角井平吉 川村鬼世志
助監督:宮川孝至
出演:片岡千恵蔵 市川春代 羅門光三郎 山口勇 岸井彰
スタンダード モノクロ 83分(現存78分)

明治初期。西洋からの文化が流入したことで日本人の生活様式は変化した。しだいに西洋のものなら何でもよいと言う風潮が庶民に広がり、日本古来の伝統は時代遅れだと軽視された。それは相撲も同じで、朝早く鳴り響く陣太鼓が安眠妨害だとか旧時代の遺物に観客が集まるのは遺憾至極だと批判された。そんな中、少年・竜吉は関取の玉ヶ崎に弟子入りを志願した。一時間も待たせている竜吉のことが心配になったおかみさんがどうなさるんですと声を掛けると、考え事をしていた玉ヶ崎は突然立ち上がって部屋を出て行こうとした。目の前には竜吉。どんなわけか知らないがおかみさんが可哀相だと竜吉が詰め寄ると、玉ヶ崎は帰れと言って突き飛ばしたのだった。頭にきた竜吉は、散々待たせた上に夫婦喧嘩、お前みたいな奴がいるから相撲は裸の手踊りだなんて言われるんだと捨て台詞を残して去って行った。東京相撲会所から出て来た黒雲部屋の関取・大綱は、本場所に押し掛ける客を二倍三倍にすれば世間を見返すことが出来ると考えていた。そのためには勝ち負けだけではなく、面白おかしく見せることが必要だと玉ヶ崎に言った。魂のない相撲は一時は客が集まるかもしれないがやがて見放され軽蔑されると玉ヶ崎が反論すると、お前の考えは甘すぎると大綱は腹を立てた。そして迎えに来た人力車の車夫に八つ当たりしたのだった。その車夫こそ、玉ヶ崎が西の小結なら東へ行くと言って黒雲部屋に入門した竜吉だった。

明治十八年春場所、竜吉は富士ノ山の四股名で相撲を取っていた。だが大綱の富士ノ山への八つ当たりは相変わらずだった。そんな彼のことを気に掛けていた黒雲親方の娘・きよは、額のこぶを見てぶつかった羽目板は兄弟子というのねと笑って言った。大綱が勝ちにこだわる理由は、大関となってきよを娶り部屋を継ぐことだった。だが大一番で玉ヶ崎に敗れ昇進を逃してしまった。黒雲親方に呼び出された大綱は、今のお前のような了見じゃ大関にはなれないし部屋は継がせられないと説教された。黒雲親方は次の巡業で白玉部屋と組むことにした。白玉親方は病弱であり部屋も小さいことから、所属力士のことを考えて取り計らったのだった。巡業先でも大綱の横暴ぶりは目に余った。砂浜で涙を流す富士ノ山に声を掛けた玉ヶ崎は、俺が稽古をつけてやるから心配するなと言った。富士ノ山が大綱から暴力を奮われているという話は弟弟子の檣から聞いて知っていたのだ。大綱は、裸になった相撲取りには娑婆の出来事はどうでもいいんだと言って浴衣を脱ぎ捨てると富士ノ山に胸を貸した。巡業から帰って来た富士ノ山を見たきよは、何だか人が変わったように見えると言った。

屋台的映画館

仮面ライダーX

  • posted at:2007-05-13
  • written by:砂月(すなつき)
かめんらいだーえっくす
東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1974年
公開日:1974年3月16日 併映:「きかんしゃやえもん D51の大冒険」「飛び出す立体映画イナズマン」「マジンガーZ対ドクターヘル」「ミラクル少女リミットちゃん」「キューティーハニー」
監督:折田至
企画:平山亨 阿部征司
原作:石森章太郎
脚本:長坂秀佳
音楽:菊池俊輔
主題歌:「セッタップ仮面ライダーX」水木一郎
・・・:「俺はX.Xライダー」水木一郎
撮影:川崎龍司
美術:島田定信
照明:太田耕治
仕上製作:映広音響
録音:太田克己
編集:菅野順吉
効果:協立効果
記録:紀志一子
助監督:高橋正治
進行主任:大里俊博
技斗:高橋一俊
メークアップ:小山英夫
製作担当:佐久間正光
衣裳:東京衣裳
トランポリン:大野剣友会 佐藤巧
オートバイ協力:スズキ自動車
現像:東映化学
出演:速水亮 美山尚子 山岡徹也 浜田晃 北条清
アメリカンビスタ カラー 24分

謎の秘密組織・GOD(Government Of Darkness)機関の戦闘工作員をオートバイで追いかけていた神敬介は赤い服の女に狙撃された。銃弾は敬介に命中したが、不死身の敬介はかすり傷ひとつ負わなかった。女は敬介のかつての婚約者・水城涼子だった。

半年振りに東京へ帰ってきた沖縄の水産大学生の敬介は突然謎の男たちに襲われたが、海に飛び込むことで難を逃れた。自宅で涼子から父親が隠れ家にいることを聞かされた敬介は、海岸の岩場にある研究室へ向かった。城北大学の教授・神啓太郎は海洋科学と人間工学の世界的権威だったが、頑固な性格が災いして大学では孤立していた。しかしその才能を誰よりも評価していたのはGODだった。世界の対立する大国同士が密かに手を握り、改造人間を使って日本全滅を狙うGOD機関は、目標を達成するために啓太郎の頭脳を必要としたのだ。翌朝、自身が襲われたことで父親の身を案じた敬介は研究所へ急いだ。しかし一足遅く、啓太郎は岩場に横たわっていた。駆け寄った敬介はそれが罠であることに気付くのに時間は掛からなかった。戦闘工作員たちに囲まれると銃撃を受け、彼は瀕死の重傷を負った。その手引きをしたのは涼子だった。戦闘工作員がいなくなったことを確認した啓太郎は力を振り絞って敬介を研究所に運んだ。そして彼は命と引き換えにカイゾーグ(深海作業用改造人間)への改造手術を敬介に施した。改造人間として甦った敬介は、父親の遺言で研究資料が奪われたことを知った。セットアップにより仮面ライダーXに変身した敬介はGODの改造人間・ネプチューンと初めて戦い、勝利した。しかし様々な困難を背負い込んだことで敬介は混乱していた。そんな彼の前に現れたのは涼子そっくりの霧子だった。霧子は、GODから一般市民を守ることがあなたの使命だと忠告し、敬介は仮面ライダーXとして生きて行く決意をした。

涼子を追い掛けて建物に侵入した敬介は戦闘工作員の襲撃を受け、格闘している間に彼女を見失ってしまった。通信機から漏れた「羽田空港に13時」という指令を聞いた敬介は、GODの動きを掴むためにオートバイを走らせた。その頃、空港ではインターポールの捜査官が黒いスーツの男を追っていた。彼は男がGODの一員であることを証明するためにアダブ王国から尾行して来たのだ。男は捜査官の前から姿を消したが、再び現れた時は姿を変えていた。男の正体は、改造人間・ヘラクレスだった。GODの目的は、石油輸出協定を結ぶためにやってきたアダブ王国のキバラ特使の暗殺だった。捜査員は銃で応酬したが怪人には効かず、ヘラクレスの放った毒グモによって絶命した。ヘラクレスはその様子を目撃した少女の口をも封じようとしたが、敬介によって挫かれた。伊礼医院に運んだ敬介は、病室の佐代子から事件の経緯を聞き出そうとしていた。そのとき、一発の銃弾がガラス窓を割った。機転で佐代子の命を守った敬介は、彼女からキバラ特使がGODの標的であることを知らされ狙撃犯を追った。そこに待ち構えていたヘラクレスは敬介を亡き者にしようとしたが、仮面ライダーXとなったことで面食らった。仮面ライダーXはライドルスティックを駆使してヘラクレスを追い詰めたが、佐代子とその母親が人質に取られたことで形勢が逆転した。手が出せない仮面ライダーXはヘラクレスの攻撃を受け海に没した。

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