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TAKESHI’S

  • posted at:2009-10-01
  • written by:砂月(すなつき)
たけしず
バンダイビジュアル=TOKYO FM=電通=テレビ朝日=オフィス北野
配給:松竹=オフィス北野
製作年:2005年
公開日:2005年11月5日
監督:北野武
プロデューサー:森昌行 吉田多喜男
ラインプロデューサー:小宮慎二
脚本:北野武
撮影:柳島克己
照明:高屋齋
美術:磯田典宏
録音:堀内戦治
整音:堀内戦治
編集:北野武 太田義則
衣裳デザイン:山本耀司
出演:ビートたけし 北野武 京野ことみ 岸本加世子 大杉漣
アメリカンビスタ カラー 107分

ビートたけしはタレント業の他に映画監督や俳優、作家などあらゆる方面で才能を見せ多忙な日々を送っている。ビッグになれば望んだものは何でも手に入り、愛人を四六時中はべらすことだって出来る。だが当然のことながら、ファンの追っ掛けや新人を売り込んでくる芸能事務所のマネージャーなどがうるさく付きまとい、彼を敵視する大物タレントからは大っぴらに中傷された。その日はドラマの撮影の最終日で、用意された楽屋に入ると同期のタレントがある男を紹介した。男はたけしそっくりで、北野武という名の売れない役者だった。武はたけしからサインをしてもらうと恥ずかしそうに帰って行った。アパートに戻ると建物の前で追っ掛けの女の子が待っていた。武は女の子から差し入れを申し訳なさそうに受け取ると、小声でありがとうと言った。その夜、彼はたけしがドラマの撮影を行う夢を見た。

役者を目指す彼は日夜コンビニで働き、オーディションがあると聞くと片っ端から受けた。顔が似ていることから髪型をたけしにまねたが、生まれつきの不器用さが災いし最後まで演技を続けることが出来なかった。彼の部屋には尊敬するたけしが主演した映画「灼熱」のポスターが貼ってあった。

武はオーディションを受けたが、「こっちが聞く前にいうんじゃねえ。」というセリフを言う前に、イメージがガンコなラーメン屋のおやじと違うという理由で失格となった。落ち込む彼は廊下の椅子に静かに腰掛けた。

コンビニでは不審な女性が客としてやってきて手当たり次第に商品をカゴに詰め込むとそのまま出て行こうとした。武が声を掛けると女性はお金を払うのだったいらないと言い出し、そばにあった十円のお菓子を一万円札で払おうとしたのだ。武が細かいのはないのかと聞くと女性は怒ったようにないわよといったため、しぶしぶ受け取った。おつりを返すと、女性は再び十円のお菓子を手に取って千円札で払おうとした。さっきのおつりがあったでしょと武がいうと、女性はまた怒ったように小銭を貯めてるのよと言った。仕事を終えた武が雀荘へ行くと、空きがなかったためしばらく椅子に座って待つことにしたが、そのうちに眠り込んでしまった。

廊下の椅子で待つうちに眠り込んでしまった武は、審査員に声を掛けられて目覚めた。「君、合格だよ」。

武が顔を上げると、雀荘のおやじが「一人空いたよ」と言った。だがその日はツキがなく一人負けした。帰り道にラーメン屋に立ち寄ると、出て来た客が「ここの醤油ラーメンはうまいで!」と言った。カウンターの席に座った武はその言葉を信じて醤油ラーメンを頼んだ。するとガンコなイメージのおやじに「こっちが聞く前に言うんじゃねえ」と怒鳴られた。

屋台的映画館
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ローレライ

  • posted at:2009-09-28
  • written by:砂月(すなつき)
ろーれらい
フジテレビジョン=東宝=関西テレビ放送=キングレコード
配給:東宝
製作年:2005年
公開日:2005年3月5日
監督:樋口真嗣
製作:亀山千広
製作統括:島谷能成 関一由 千草宗一郎 大月俊倫
プロデューサー:臼井裕詞 市川南 甘木モリオ
協力プロデューサー:山田健一
原作:福井晴敏
脚本:鈴木智
音楽:佐藤直紀
主題歌:「モーツァルトの子守唄」ヘイリー
撮影:佐光朗
美術:清水剛
照明:渡邊孝一
録音:鶴巻仁
編集:奥田浩史
監督補:尾上克郎
サウンド編集:中村淳
スクリプター:河島順子
助監督:足立公良
製作担当:森賢正
VFXスーパーバイザー:佐藤敦紀 田中貴志
VFXプロデューサー:大屋哲男
出演:役所広司 妻夫木聡 柳葉敏郎 香椎由宇 石黒賢
シネマスコープ カラー 128分

1945年7月18日午前11時25分、西大西洋の日本列島近海を航行していたアメリカ軍潜水艦・ボーンフィッシュは歌声をキャッチした。それは前方にある潜水艦から流れてきたが船籍がわからないため追尾することにした。そのときボーンフィッシュは魚雷による奇襲を喰らい、沈没した。どこからともなく現われ、美しい歌声を残して消えて行く謎の潜水艦を連合軍の間では「鋼鉄の魔女」と呼んでいた。

8月6日、原子爆弾が広島に投下された。その8日前、マリアナ諸島のテニアン島を経由してレイテ島に向かうアメリカ軍巡洋艦インディアナポリスを伊58潜水艦が撃沈した。すでに積荷はなかったが、その船が運んでいたのがあの原子爆弾だった。日本軍が最も恐れていたのは、更なる攻撃による日本国の壊滅だった。海軍軍令部作戦課長・浅倉良橘大佐は、広島に続く本土への原爆投下を阻止するため、伊507潜水艦による出撃作戦を決行した。伊507潜水艦(UF-4)は降伏したドイツから極秘裏に接収した実験船だった。ドイツ科学の結晶であるこの潜水艦は、脅威的な戦闘能力を持つことから、ライン川に棲む魔女=ローレライと呼ばれていた。その能力の一つが、ワイヤーで繋がれた「N式潜」と呼ばれる特殊潜航艇に積まれた、船影を音ではなく形として捕らえることができる捉敵装置=ローレライ・システムだった。浅倉は、艦長に絹見真一少佐を抜擢し独断で出動命令を出した。彼らの任務は11日までに作戦海域に到着し、原子爆弾輸送艦艇の撃沈と敵交通路の遮断することだった。

伊507には特攻兵器・人間魚雷の操舵手だった折笠征人一曹が乗り組んでいた。寝静まった艦内に女の歌声が聞こえたことから、彼は立ち入り禁止となっている扉の向こうへ忍び込んだ。そこは「N式潜」の格納庫だった。暗闇の中を照らして奥に進む折笠はそこで一人の少女と出会った。そのとき、アメリカ海軍駆逐艦フライシャーが現れ、伊507は急速潜行した。絹見はローレライを使用することを決断し、木崎茂房大尉は艦内放送で折笠に指令を伝えた。彼は回天の構造とよく似た「N式潜」の操舵手として抜擢されたのだ。潜航艇が本体から切り離されシステムが作動すると、水密服に身を包む少女が苦しみ始めた。パウラ・A・エブナー、彼女こそがローレライ・システムの全てだった。

屋台的映画館

  • posted at:2009-09-22
  • written by:砂月(すなつき)
いもうと
日活
配給:日活
製作年:1974年
公開日:1974年8月14日 併映「黒い牝豹M」
監督:藤田敏八
プロデューサー:岡田裕
脚本:内田栄一
撮影:萩原憲治
美術:横尾嘉良
録音:紅谷愃一
照明:松下文雄
編集:井上治
助監督:八巻晶彦
色彩計測:米田実
現像:東洋現像所
制作担当者:青木勝彦
音楽:木田高介
主題歌:「妹」かぐや姫
出演:秋吉久美子 林隆三 横山道代 吉田日出子 藤田弓子
アメリカンビスタ カラー 92分

同棲していた和田耕三のことが嫌いになり、鎌倉から最終電車に乗った小島ねりはたった一人の肉親である兄・明夫に会うために東京へやってきた。疲れて眠そうにしているねりが突然涙を流したりしたことから、心配になった明夫は理由を聞かずにもう寝ろとだけ言った。彼は亡くなった両親が営んでいた食堂にそのまま住み、学生相手の引っ越し業で日銭を稼いでいる。翌早朝、明夫が仕事のための準備をしていると耕三の妹のいずみが訪ねてきた。二人が突然いなくなり、心配になった彼女は一番電車で捜しにきたのだという。だが耕三はきておらず、ねりを起こすわけにはいかないことから、明夫は彼女を助手席に乗せると請負先へ行く間に話を聞くことにした。内容が明らかになるに連れ、三人が一緒に暮らすことに無理があったのではないかと明夫は考え、ねりにはしばらく会わない方がいいと忠告すると、いずみは渋々受け入れた。やがて小型トラックは目的地に着いたが、いくら探しても電話で聞いたアパートや依頼主の女子大生は見つからなかった。いたずら電話だったことに気づいた彼は落胆したが、幌のついた荷台からねりが顔を出しているのに気づき彼女を仕業だったことが判明した。昨夜は早く声が聴きたくて電話を掛けたが、本当のことを言えなくなり嘘をついたとねりは早口で捲し立てた。ふざけるなと明夫は雷を落としたが、いずみはそこに割って入り兄に何を言ったのかとねりに詰め寄った。すると二人で死のうと思ったが耕三が逃げ出したと彼女が言ったことから、いずみは兄が侮辱されたと思って思い切り頬を叩いた。二人が口論になると明夫はねりを助手席に押し込み、これはうちの問題だから黙って帰って欲しいと頭を下げた。

明夫と暮らし始めたねりが買い物から帰ると知らない女がいた。たまに掃除をしにくるというその女は山本ミナコといい、兄がジャガイモとキャベツが嫌いなことまで知っていた。週に一度近くの道場に出稽古にきているという彼女は合気道の有段者で、明夫に食堂を道場に改築する提案をしていたのだった。働く女性のための美容道場を開けば、周りには太っている人が多いので儲かること間違いなし。ミナコはお兄さんに口添えしてねと自分が言いたいことだけ言うと笑って去って行った。その頃、明夫は女子大生からの依頼を受けて引っ越しの手伝いを行ったが、作業が終わると彼女はお金を払いたくないと言い無理矢理抱きついた。明夫の脳裏にはねりの顔がちらついたが、本能には勝てなかった。その夜、ねりは両親の写真を部屋の何処からか探し出してきた。今日は母の誕生日なのだ。そのことを帰ってきた明夫に話すと、彼は当時のことをしゃべり始めた。そこへ電話が掛かり、明夫は受話器を取るなり腹立たし気に切った。その後もしつこくベルが鳴ったが、ねりに出るなと指示した。翌日、彼女は耕三の兄・研二と喫茶店で会っていた。前日に電話で連絡があったが、明夫にはそのことを黙っていたのだ。

屋台的映画館

忍 SHINOBI

  • posted at:2009-09-16
  • written by:砂月(すなつき)
しのび
「忍 SHINOBI」パートナーズ(松竹=日本テレビ放送網=讀賣テレビ放送=読売新聞=衛星劇場)
配給:松竹
製作年:2005年
公開日:2005年9月17日
監督:下山天
製作総指揮:迫本淳一
製作:久松猛朗
プロデューサー:榎望 斉藤寛之
アソシエイトプロデューサー:中嶋竹彦
ラインプロデューサー:岩田均 斉藤朋彦 田村健一
原作:山田風太郎
コンセプトデザイン:山田章博
脚本:平田研也
音楽:岩代太郎
主題歌:「HEAVEN」浜崎あゆみ
撮影:近森眞史
照明:渡邊孝一
美術:磯見俊裕
録音:鈴木肇
編集:川瀬功
アクション監督:下村勇二
衣裳デザイン:小川久美子
VFXプロデューサー:浅野秀二
CGディレクター:林弘幸
テクニカルスーパーバイザー:横石淳
出演:仲間由紀恵 オダギリジョー 黒谷友香 沢尻エリカ 石橋蓮司
シネマスコープ カラー 101分

長い戦乱の世が終わりを告げ、太平の世が訪れた1614年。忍びの発祥の地である伊賀と甲賀には山深い地にそれぞれ隠れ里があった。伊賀の「鍔隠れ」、甲賀の「卍谷」では400にも亘って不可思議な術を使う忍びを密かに育てていたが、犬猿の仲の二つは常に衝突した。あまりの強さに使うことをためらった初代・服部半蔵はお互いが戦い合うことを禁じ、境界に祠を建てたのだった。だが、豊臣家の残党が彼らを用いて謀叛を起こすという噂が広がったことで平安の地が再び戦場となることを恐れた徳川家康は、参謀の南光坊天海から出されたある提案を受け入れることにした。

鍔隠れの党首・お幻と卍谷の党首・甲賀弾正を駿府城二の丸に招いた三代目・服部半蔵は、長期に亘る争忍の禁を解くことにすると言った。それは和解を勧めるということではなく、互いが選出した五人の手練による流派の存亡を掛けた戦いを行うというだった。そして勝ち残ったのが伊賀であれば徳川秀忠の嫡男・竹千代を、甲賀が勝てば次男・国千代を世継ぎにする次期将軍の座を決する戦いでもあった。そうとは知らないお幻の孫・朧と弾正の跡継ぎ・弦之介は運命的に出会い、恋に落ちた。弦之介は、弾正が駿府城から戻ったらこのことを話そうと考えていた。国が一つになり天下泰平となれば互いを憎しみ合う必要がないからだ。だが朧は、長い間の憎しみはそう簡単に許し合えるとは思えないと否定的だった。弦之介は、二人だけで逢えるのは夢の中だけだという朧に「二人だけで祝言をあげよう」と言って母親の形見である櫛を渡した。

卍谷からは室賀豹馬、筑摩小四郎、陽炎、如月左衛門、弦之介が選ばれた。弦之介が、大御所の座興に何故我々が付き合わなければならないのかと問うと、武器である我等を使おうとするものがなければ生きる道がないと弾正は言った。一方、鍔隠れからは薬師寺天膳、夜叉丸、蓑念鬼、蛍火、朧が選ばれた。お幻は、お前は心根が優しすぎるから鋼の心を持てと言った。そして、これからは鍔隠れをお前が背負って行けと数珠を手渡した。朧と弦之介は過酷な運命に翻弄されて行った。

屋台的映画館

将軍家光の乱心 激突

  • posted at:2009-09-08
  • written by:砂月(すなつき)
しょうぐんいえみつのらんしんげきとつ
東映
配給:東映
製作年:1989年
公開日:1989年1月14日
監督:降旗康男
企画:日下部五朗
プロデューサー:本田達男 厨子稔雄 中山正久
原作:中島貞夫 松田寛夫
脚本:中島貞夫 松田寛夫
音楽:佐藤勝
主題歌:「FAITH OF LOVE」THE ALFEE
挿入歌:「YOU GET TO RUN」THE ALFEE
撮影:北坂清
美術:渡辺喜和 園田一佳
照明:井出博子
編集:玉木濬夫
整音:荒川輝彦
録音:堀池美夫
音響効果:伊藤宏一
記録:森村幸子
助監督:清水彰 萩原将司
装置:広瀬哲三 稲田源兵衛
装飾:渡辺源三
背景:西村三郎
衣裳:森護
美粧:鳥居清一
結髪:福本るみ
アクション監督:千葉真一
進行主任:野口忠志
出演:緒形拳 加納みゆき 二宮さよ子 真矢武 織田裕二
アメリカンビスタ カラー 111分

身も心も病んでいた将軍・徳川家光は、性格や容貌が自分に似ていないという理由で長男・竹千代を忌み嫌い、佐倉藩に遠ざけて次男の徳松を溺愛した。ある日、竹千代を百人余りの根来同心が襲ったが、石河刑部など用心棒の活躍で事なきを得た。その夜、刑部は金で雇われて竹千代の警護に当たっている以上、敵の正体を知らなければ手が打てないと佐倉藩主・堀田正盛に進言した。すると正盛は「老中、阿部津島守重次」と重苦しく言った。刑部には老中が世継ぎである竹千代に命を狙う理由がわからなかったが、正盛の説明で納得がいった。重次は次男の徳松を将軍に仕立て上げ、自らが大老となって天下の政を取り仕切るためだった。重次と刑部は兄弟のようにして育った幼なじみで、刑部は重次の妹・お万と所帯を持ったが、そのお万が家光の目に止まり重次は側女として差し出したのだ。彼は老中の職を手に入れたが、刑部の前では頭が上がらなかった。堀田邸を訪れた重次は、正盛に家光からの思し召しを伝えた。それは十五日に江戸城で竹千代の加冠元服の儀を執り行うため、即刻この地を立って江戸表へ戻るべしというものだった。

翌早朝、竹千代を乗せた駕籠は江戸城に向けて出立した。正盛の決定に藩士たちは猛烈に反対した。第二、第三の刺客が待ち受けていることは間違いなかったからだ。竹千代に何かあれば藩が取り潰しに遭うことは目に見えていたが、将軍の思し召しに反しても竹千代は廃嫡、そして藩も御利益の任を果たせなかったとして取り潰しになる。正盛は我らが生きる道はただ一つ、たとえ老中の罠だとわかっていたとしても五日間で竹千代を江戸城に送り届けるしかないと言った。何事もなく一日が過ぎ一行が宿で休息を取っていた頃、そこに現れたのは公儀目付・伊庭庄左衛門だった。伊庭は佐倉藩士を次々と斬り倒し奥の部屋へ進んで行った。彼の目的は竹千代をこの世から葬り去ることだったが、最後の部屋の前に立っていたのは槍を構えた白装束の正盛だった。対峙した伊庭は突いてきた正盛の槍を見切り、左脇で挟み込むと容赦なく斬った。そして竹千代の寝室に入り込んだが、そこはもぬけの殻だった。その頃、竹千代と侍女は刑部たちにに守られて道なき道を進んでいた。

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