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花と嵐とギャング

  • posted at:2013-01-13
  • written by:砂月(すなつき)
はなとあらしとぎゃんぐ
ニュー東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1961年
公開日:1961年6月23日 併映「風来坊探偵 岬を渡る黒い風 」
監督:石井輝男
企画:斎藤安代 吉田達
原作:藤原審爾
脚本:佐治乾
撮影:星島一郎
録音:小松忠之
照明:原田政重
美術:近藤照男
音楽:三保敬太郎
編集:鈴木寛
助監督:鷹森立一
進行主任:白浜汎城
出演:高倉健 江原眞二郎 曽根晴美 小宮光江 鶴田浩二
シネマスコープ モノクロ 83分

日本に戻ってきたギャングの香港ジョーが空港を出ると、二人の男に挟まれた。彼らは用意した車に乗せようとドアを開けるが、そこには先回りしたスマイリー健が拳銃を構えて待っていたのだった。健が一人を殴って気絶させると、ジョーも加勢した。何だ?こいつらはと健が尋ねると、これが欲しかったんだろうとジョーは持っていたバッグを示した。翌日、札束の入ったそのバッグを持って河北組を訪れたジョーは、空港で会った二人組が会長からの護衛だったことを知った。恐縮するジョーは健が出所したことを伝え、兄弟分である彼とツンパが良からぬことを企んでいるに違いないと忠告した。すると河北は、お前の妹・佐和の亭主だからどうしたらいいと逆に質問した。それを聞いたジョーは、仕事は仕事だから自分には関係ないと言った。話し終えたジョーが立ち去ろうとすると、河北はお前の弟に仕事をさせると言った。その仕事の内容を尋ねると、組の若い者がブツをちょろまかしたため、17歳の正夫に始末を任せるというのだ。彼はやはり自分とは関係ないと答えたが、そうは言ったものの心配になり弟の仕事現場へ行った。ブツを売ってカタギになろうとした男に正夫は銃を構えたが、怖くて引き金を引くことは出来なかった。見兼ねたジョーは早くやらねえかと声をかけ、震えてちゃ当たらないと銃を奪った。そして男に近づき2、3発殴ると正夫の方に向き直り、こいつがくたばるのを見て行くかというと、彼は恐れをなしてその場を去った。正夫の姿が見えなくなるとジョーは懐から血を拭くためのハンカチを取り出し、怖かったら二度とつまらない真似はやめろと渡した。

健は妻の佐和に近々大きなヤマがあることを明かした。それが銀行相手だとわかると佐和は一人、二人じゃ出来やしないし、大勢だと分け前が減ると指摘した。横浜でバー・ベラミを経営している佐和はこの商売が潮時だと考えていた。大きな仕事をして足を洗い、ブラジルにいる友人のもとへ行くことも一つの選択肢だと考えていた彼女は、自分と健、ツンパ、正夫の他に仲の悪いウイスパーと楽隊を加えることで、仕事のあとで二人が殺しあえば分け前が増えるし、ツンパに払わなければもっと増えると提案した。すると健もいいアイデアだと納得した。今回の仕事は3年間刑務所に入っていた健のためにツンパが考え出したことだが、今度も割りを食うのではないかと疑っていたのだ。

屋台的映画館
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コント55号と水前寺清子の神様の恋人

  • posted at:2012-12-30
  • written by:砂月(すなつき)
こんとごじゅうごごうとすいぜんじきよこのかみさまのこいびと
松竹(大船撮影所)
配給:松竹
製作年:1968年
公開日:1968年12月28日 併映「喜劇 大安旅行」
監督:野村芳太郎
製作:升本喜年 杉崎重美 浅井良二
企画:浅井企画
脚本:山根優一郎 吉田剛 野村芳太郎
撮影:川又昂
美術:芳野尹孝
音楽:崎出伍一
主題歌:「神様の恋人」水前寺清子
挿入歌:「いっぽんどっこの唄」水前寺清子
・・・:「三百六十五歩のマーチ」水前寺清子
・・・:「ひとりでよいしょ」水前寺清子
・・・:「ゆさぶりどっこの唄」水前寺清子
・・・:「艶歌」水前寺清子
照明:三浦札
録音:栗田周十郎
調音:松本隆司
編集:浜村義康
タイトル画:水森亜土
監督助手:吉田剛
装置:川添善治
進行:池田義徳
製作主任:吉岡博史
現像:東京現像所
協力:熱海ニューフジヤホテル
出演: 萩本欽一 坂上二郎 伴淳三郎 益田喜頓 水前寺清子
アメリカンビスタ カラー 89分

幼なじみのタレ目の岡本金一郎とちっこい目の山上次郎太は焼け野原となった東京で育った。金一郎は弱きを助け強気を挫く清水次郎長のような親分になりたいという夢を持っていた。一方、次郎太は大きな家を建てることが夢だった。空襲で家を失ったためバラック小屋で不自由な生活を送っていたからだ。中学時代、金一郎たちは三人の不良に絡まれている女学生を助け出そうとした。だがその相手は校長の息子とPTAの会長の息子、そして市会議員の息子だったため、二人は怖気付いた。そこへやって来た教師の岩鉄先生こと岩野鉄平は、金一郎に正しいと信じたことは最後までやり通せと言った。この事件が発端となり、岩鉄先生は学校を辞めた。だが二人の心には先生の言葉がいつまでも残っていた。高校時代、二人はタバコ屋の看板娘・ソメちゃんに一目惚れした。だが彼女には既に心を決めた人がおり、しばらくしてお嫁に行った。その様子を陰から覗いていた金一郎と次郎太は大粒の涙を流した。もう生きて行けないと言う次郎太に、金一郎は「泣くやつがあるか。泣き虫や弱虫は神様の恋人にはなれないんだ」と悔しさを押し殺して言った。

10年後、金一郎は運送会社で働いていたが、仲間と些細なことでケンカになりダンプトラックを降ろされてしまった。途方に暮れる金一郎が降り立ったその地は、彼が憧れる清水次郎長が清水へ出る前にちょっと住んでいた大浜町だった。腹が減っては戦が出来ぬと金一郎は屋台に飛び込み、ラーメンを4杯も平らげた。だが言動で女将から無一文であることを見抜かれると、その場でセーターとジーンズを脱ぎ出しそれを渡して一目散に逃げ出した。寒空の下をシャツとパンツで走り回ったことで彼の体は冷え切った。そこで金一郎は銭湯に飛び込んだのだが、番台に座る看板娘を見て驚いた。タバコ屋のソメちゃんに瓜二つなのだ。彼女の名前は鶴田きよ、風呂屋の一人娘だった。寒くてたまらない金一郎は、友達が後で持ってくるからと嘘をつき湯銭を払わずに湯船に浸かったのだ。それから10時間経っても彼はその場から離れようとしなかったため、困った銭湯の主人・鶴田亀吉は常連の客に追い出しを頼んだ。その客は金一郎が食い逃げした女将・愛子の夫、次郎太だった。思わぬ再開に二人はとても喜んだ。

金一郎は次郎太に世話になる代わりにラーメン屋を手伝うことにした。その夜、大熊組のヤクザたちがラーメンを注文したが、ツケだと言って代金を払おうとしなかった。以前にも同じようなことがあったが、次郎太は怖くて断わることが出来なかったのだ。話を聞いた金一郎が大騒動を始めようとしたそのとき、仲裁に入ったのは大熊大五郎だった。表向きは大熊建設社長だが、この町を取り仕切る大熊組の親分なのだ。大五郎の大物っぷりに魅せられた金一郎は大熊組に押しかけ、長年の願いであるヤクザの一員となった。小料理屋・満月で板前として働くことになった金一郎は、客としてやって来る亀吉にきよのことばかり尋ねた。彼は番台に座るきよに初めて会ったとき一目惚れしたのだ。だがきよには農協に勤める恋人がいた。そんなことを知らない金一郎はせっせとラブレターを書き、毎日銭湯に通うのだった。

屋台的映画館

三文役者

  • posted at:2012-12-14
  • written by:砂月(すなつき)
さんもんやくしゃ
近代映画協会
配給:近代映画協会=東京テアトル
配給協力:メディアボックス
製作年:2000年
公開日:2000年12月2日
監督:新藤兼人
製作:新藤次郎
アソシエイトプロデューサー:平形則安
原作:新藤兼人
脚本:新藤兼人
撮影:三宅義行
Bカメラ撮影:林雅彦
美術:重田重盛
照明:山下博
録音:武進
音楽:林光
編集:渡辺行夫
スクリプター:吉田純子
助監督:山本保博
製作担当:森賢正
出演:竹中直人 荻野目慶子 吉田日出子 乙羽信子 倍賞美津子
アメリカンビスタ カラー 126分

タイちゃんこと殿山泰司は、喫茶店・フランソワのウェイトレス・キミエに惚れ込み、暇を見ては通い続けた。そして自分のことを知ってもらうために、何もかもを包み隠さず話し続けたのだった。半ば強引ではあるが二人は相思相愛の仲になり、タイちゃんは結婚の許しを得るためにキミエの父のもとを訪れた。彼は脚本家の新藤兼人や映画監督の吉村公三郎らが株式会社近代映画協会を設立した際、創立メンバーとして参加した。そしてフリーの脇役として「三文役者」を自称した。脇役=その他大勢の36歳の役者と17歳の娘が釣り合うはずがないと考えていた父だったが、傷物にされたのならば仕方がないと条件つきで結婚を許した。その条件とは、鎌倉にいるアサ子との関係を円満に解消することだった。鎌倉で鯛次という小料理屋を切り盛りするアサ子を訪ねたタイちゃんだったが、肝心な話を切り出すことが出来なかった。もじもじする様子にピンと来たアサ子は「私と離婚したいの?」と言った。タイちゃんはわかっていただきたいと頭を下げたが、二人は婚姻届を出していなかった。タイちゃんが18歳のときに17歳のアサ子と出会い、届けは出さなくても夫婦の愛は変わらないとから面倒臭いことは止めておこうと誓ったのだった。あんたが戦争に行っている間、誰が留守を守っていたか知ってるか?そう言われるとタイちゃんは反論が出来なかった。厳しい状況ながらも再びキミエの父のもとを訪れたタイちゃんは口八丁手八丁で説得し、ついに了解をもらった。

四年後、タイちゃんはスイートホームを赤坂に構えたが、それを誰にも知らせなかった。彼が恐れていた二人の人物、それは鎌倉のアサ子と監督の新藤兼人だった。女優のオカジこと乙羽信子からばれる前に白状した方がいいと説得されたタイちゃんは、先手を取って攻撃を掛けることにした。ところがアサ子はタイちゃんが知らない間に婚姻届を市役所に提出し、おばの娘を養子として迎え入れたのだ。それを聞いたキミエも負けてはいなかった。対抗心を燃やす彼女は、タイちゃんが子供が出来にくい体質だと知ると自分も養子をもらうと言った。

屋台的映画館

雲霧仁左衛門(1978年)

  • posted at:2012-12-05
  • written by:砂月(すなつき)
くもきりにざえもん
松竹=俳優座
配給:松竹
製作年:1978年
公開日:1978年7月1日
監督:五社英雄
製作:佐藤正之 岸本吟一 杉崎重美
製作補:森誠一 佐生哲雄
原作:池波正太郎
脚本:池上金男
撮影:酒井忠 小杉正雄
美術:西岡善信
音楽:菅野光亮
照明:大西美津男
録音:小沼渡
調音:岩田広一
編集:諏訪三千男
記録:宮崎田鶴子
装飾:西村伸明 福井啓三
殺陣:湯浅謙太郎 安川勝人
監督補佐:菊池靖 大塚莞爾
撮影補佐:松下時男
助監督:杉村六郎 吉田啓一郎
衣裳:松竹衣裳
床山:山田かつら
協力:木下サーカス 堤商事 細野かつら
製作部:内田貴夫 佐々木啓 進藤淳一
挿入画:辰巳四郎
録音:映広音響
現像:東京現像所
製作協力:東京フィルム
出演:仲代達矢 市川染五郎 岩下志麻 松坂慶子 あおい輝彦
シネマスコープ カラー 163分

享保七年、春。暁星右衛門一味は江戸で一、二を争う酒問屋の近江屋を襲った。金の在処はまだわからなかったが、見つけ出すのは時間の問題だった。宿敵雲霧仁左衛門よりも先に乗り込んだことで星右衛門は上機嫌だった。そこに駆けつけたのは騒動を知った火付盗賊改方だった。長官の安部式部は星右衛門と相対し斬り捨てた。その頃、一艘の舟が川に浮かんでいた。駒寺の利吉はうめえところに隠したもんだと呟きながら小判の詰まった箱を引き上げたが、待ち伏せていた雲霧一味の木鼠吉五郎と因果小僧六之助にまんまと掻っ攫われたのだった。

火付盗賊改方(通称・火盗改)は、徳川政権下における享保年間当時、火災の予防や盗賊の逮捕、博徒の取り締まり等日本全国に渡る強力な犯罪取締りの権限を持っていた。火盗改に属する与力、同心は少数精鋭の旗本で固められていたが、犯罪者の捜査、逮捕、処刑に関し特別の非常権限が行使出来たのだ。式部は総力をあげて雲霧一味の捜索に当たったが、いつも直前で逃げられていた。近江屋の一件で捕らえた利吉が手の内の者を知っていると山田藤兵衛から伝え聞いた式部は、釈放して泳がせることにした。

吉五郎は尾張の呉服問屋・松屋吉兵衛に一夜妻を紹介した。彼女の体の虜となった吉兵衛は吉五郎に世話したいと願い出たのだった。女の正体は七化けの千代、吉五郎と同じ雲霧の一味だった。利吉は儲けを横取りされた腹癒せに千代の命を狙ったが、返り討ちにされた。一味の掟では殺しは御法度となっていた。六之助は代わりに罪を被ろうとしたが、千代はこんなことでもなけりゃお頭に会えないじゃないかと言った。利吉を追っていた火盗改はついに仁左衛門の隠れ家を突き止めた。だがそこは蛻の殻となっていた。藤兵衛は悔しがったが、その裏で与力の岡田甚之勘が情報を流していたのだ。だが仁左衛門は甚之勘を信用していなかった。

雲霧の次の標的は油問屋の武蔵屋だったが、もう指図を待つばかりとなっていた。吉五郎が甲州商人として訪ねると、店の奥から出てきたのは番頭だった。雲霧は既に番頭として犬神の亀造を、女中頭に黒塚のお松を潜り込ませていた。お松から金蔵が格子座敷の仏間の下にあることを聞いた吉五郎は成功を確信した。謝礼を渡すために甚之勘の隠れ屋敷を訪れた吉五郎は、今日、明日中に仁左衛門が堀之内のお厨子さまに厄払いに行くことを帰り際に伝えた。その夜、無防備の武蔵屋は雲霧一味に襲われた。翌日、式部は配下の者たちを集め、甚之勘を呼びつけると手品の種はこれだと言った。式部は裏切り者の甚之勘を追放し、それを見せしめとした。仁左衛門は式部に書状を送り、武蔵屋で罠にはまったお松と、甚之勘の妾で火盗改の情報を握るおまきとの交換を要求した。

屋台的映画館

夜がまた来る

  • posted at:2012-11-29
  • written by:砂月(すなつき)
よるがまたくる
ビデオチャンプ=キングレコード=テレビ東京
配給:アルゴ・ピクチャーズ
製作年:1994年
公開日:1994年10月22日
監督:石井隆
製作:酒井俊博 池口頌夫 小林尚武
プロデューサー:新津岳人
宣伝プロデューサー:関根房江
アシスタントプロデューサー:國生晃司
脚本:石井隆
撮影:笠松則通
音楽:安川午朗
照明:市川元一
録音:杉山篤
整音:小野寺修
音響効果:中村佳央
美術:山崎輝 金勝浩一
編集:北澤良雄
記録:松葉摂胡
スタイリスト:勝俣淳子
衣裳:松本美奈子
メイク:山本佐奈恵
特殊メイク:原口智生
助監督:石田和彦
製作担当:宮川健治
製作主任:神谷英男 黛威久
制作進行:小野寺敦
企画製作:アルゴ・ピクチャーズ ニュー・センチュリー・プロデューサーズ
出演:夏川結衣 根津甚八 寺田農 椎名桔平 永島敏行
アメリカンビスタ カラー 108分

横浜湾に男の死体が浮かんだ。土屋満、現職の警察官だった。土屋は麻薬ルート解明のために囮捜査で池島組に潜入していたが、真相の発覚を恐れた警察は彼に汚職の濡れ衣を着せた。このスキャンダルに飛びついたマスコミは、妻・名美や親族を追い回したのだ。葬儀を終えた夜、池島組のヤクザたちが部屋に乗り込んで来た。土屋が室内に麻薬を隠しているというのだ。男たちは怯える名美を次々とレイプした。幾時間か経ち、名美は目を開いた。そして自分が置かれている状況を把握すると室内にばら撒かれた夫の遺骨で手首を切った。 通報により一命を取り留めた名美は、今でも夫の無実を信じていた。夫を殺したのは池島組会長の池島政信だと確信した名美は、週刊誌に掲載された池島の写真を脳裏に焼き付け駐車場で待ち伏せていた。ナイフを握ってタイミングを見計らっていたとき別の抗争が勃発、名美に気付いた池島組の村木哲郎は彼女を取り押さえると何事もなかったように取り繕ったのだった。絶好の機会を逃し落胆する名美は海岸へ車を飛ばした。そして大量の睡眠薬を服用すると、入水自殺を図ったのだ。だが再び彼女の命を救ったのは村木だった。どうして助けたのかと名美と尋ねると、今度俺の前に現れたらあんたの素性をばらすと言った。池島組と関わるのは止めろという忠告だった。

半年近くが経った頃、名美はみつると名を変えてクラブのホステスとして働いていた。彼女はまだ池島への復讐を諦めていなかったのだ。雪の降るある夜、名美は村木の心配をよそに、客としてやって来た池島に近付いた。泥酔した名美を部屋に連れ込んだ池島は彼女の体を玩ぶと舎弟の柴田一哉に後を任せた。深夜、名美はベッドの隣りで眠る池島を暗殺しようと企てたが、柴田に見破られてしまった。彼の恩情でこの件をもみ消したが、数日後に名美は再び寝込みを襲った。だがナイフは急所を外れ、池島を葬り去ることは出来なかった。激怒した池島は柴田に命じ、名美を拷問に掛けた。組内の極秘情報が外に漏れていたことから、彼女にはスパイの容疑も掛けられていたのだ。村木は暴走族上がりとして入った春日が警察官であることを突き止め射殺した。そして調べ方が甘かったと池島の前で指を摘めて詫びた。血迷いだと判断された名美は場末のバーに売られた。

村木は全国を捜し回り、ついに名美との再開を果たした。だが麻薬漬けにされた彼女は変わり果てていた。村木はバーから名美を連れ出すと、池島組が管理する物件に一緒に住み込み、本懐を遂げさせるべく更生に尽力を注いだ。それからは二人の長く辛い日々が続いた。

屋台的映画館

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