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錆びたナイフ

  • posted at:2006-12-05
  • written by:砂月(すなつき)
さびたないふ
日活
配給:日活
製作年:1958年
公開日:1958年3月11日 併映「谷川岳の記録 遭難」
監督:舛田利雄
製作:水の江滝子
原作:石原慎太郎
脚本:石原慎太郎 舛田利雄
撮影:高村倉太郎
音楽:佐藤勝
主題歌:「錆びたナイフ」石原裕次郎
美術:松山崇
照明:大西美津男
録音:橋本文雄
編集:辻井正則
助監督:河辺和夫
製作主任:中井景
出演:石原裕次郎 北原三枝 安井昌二 白木マリ 宍戸錠
シネマスコープ カラー 90分

西日本にある新興の工業都市・宇高市は、戦争中に建設された多くの軍需工場をそのまま諸工業に転用したことで、新しいものと古いものとが奇妙に絡まりながら発展を遂げた。だが、それと同時にいくつかの暴力的な組織も街の繁栄に関わりながら繁殖していた。

検察庁は殺人事件の容疑者として勝又運輸社長・勝又清次の逮捕に踏み切ったが、狩田検事の鋭い追及にも関わらず、「お礼参り」を恐れた被疑者や目撃者たちが沈黙し続けたことで暗礁に乗り上げた。勝又は釈放されたが、このようなケースは一度や二度ではなかった。ある日、狩田検事に一通の封書が届いた。その手紙には5年前に自殺した西田市会議長が実は他殺であるという内容が書かれていたのだ。身辺の危険を感じていた西田は三島一家から三人の用心棒を雇ったが、手紙の主はそのうちの一人だった。賭博に負けた男たちが無断で金を借りようとして西田商事の事務所を訪れると、絞め殺した西田を自殺に見せ掛けて天井に吊るそうとする勝又たちを目撃したのだ。それを知った勝又は男を金で買収しようとし、彼もそれを承諾した。だが今になって証言しようと決めたのだ。狩田は加納、高石とともに三人の行方を捜し出すことにした。島原は勝又にもバラされたくなければ金をくれという手紙を送りつけていた。事件の目撃者は橘、島原、寺田の三人だったが、消印が東京になっていることと橘と寺田が市内から出ていないことから手紙の主が島原であることを確信した。勝又は東京の事務所にいる竹村に島原の尾行を命じた。郵便局の私書箱で郵便為替を手に入れた島原は、その金でいきつけのバーに飲みに行った。そして馴染みのホステスに10日経っても店に現れなければ投函して欲しいと手紙を渡した。翌朝、東京駅を出発した夜行列車は宇高駅に到着した。駅のホームに降り立った島原は身柄を保護するという刑事たちに取り囲まれて再び列車に乗り込んだが、彼らの正体は勝又の手下たちだった。島原は列車から突き落されて即死した。

バー・キャマラードの支配人である橘は、初恋の人が男に暴行されて自殺したことに怒り、復讐したことで前科者になったのだ。そんな橘を心配した親友の間野明は、彼を堅気にしようと奔走した。明は市議会の実力者・間野真吾の息子で、彼の婚約者はアナウンサーの啓子だった。ある晩、キャマラードを訪れた啓子は、狩田から西田市議会議長が自殺ではないことを聞かされ顔色が変わった。啓子の父親は西田だった。橘の店でバーテンとして働く寺田は、マスターに隠れて由利という女と遊び回っていた。勝又はそんな寺田を捉まえると事務所へ連れて行き、検事に事件のことを話せば島原のようになると脅すと金で口を封じた。勝又の手下は橘の店にも現れて金をちらつかせた。男が金を受け取った寺田ことを話すと、橘の表情は一変した。父親が勝又に殺されたことを知った啓子は、狩田たちの捜査に協力することにした。そして局も彼女に暴力をテーマにしたルポを任せることにしたのだ。キャマラードに現れた啓子は、橘が目撃した偽装殺人の証言を聞き出そうとしたが、彼は重い口を開こうとはしなかった。そこで啓子は街頭でインタビューをしたときの録音テープを聞かせた。そこには5年前に起きた暴行事件の真実が記録されていた。

屋台的映画館
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仮面ライダーV3対デストロン怪人

  • posted at:2006-11-25
  • written by:砂月(すなつき)
かめんらいだーぶいすりーたいですとろんかいじん
東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1973年
公開日:1973年7月18日 併映:「マジンガーZ対デビルマン」「バビル2世 赤ちゃんは超能力者」「魔法使いサリー」「キカイダー01」「ロボット刑事」
監督:山田稔
企画:平山亨 阿部征司
原作:石森章太郎
脚本:伊上勝
音楽:菊池俊輔
主題歌:「斗え!仮面ライダーV3」宮内洋
・・・:「少年ライダー隊の歌」水木一郎
撮影:川崎龍司
美術:八木功
照明:太田耕治
仕上製作:映広音響
録音:太田克己
編集:菅野順吉
選曲:武田正彦
助監督:長石多可男
進行主任:斎藤正勝
技斗:高橋一俊
製作担当:佐久間正光
衣裳:東京衣裳
トランポリン:大野剣友会 佐藤巧
特殊効果:菊地清
オートバイ協力:スズキ自動車
現像:東映化学
協力:ホテル奥道後 フェリーおくどうご 日本高速フェリーKK
出演:宮内洋 藤岡弘 小野ひずる 川口英樹 小林昭二
アメリカンビスタ カラー 32分

原子物理学者の沖田博士は、四国山脈の山奥で幻の放射能元素と言われたサタンニウムを発見した。それは原子爆弾の原料に使われるウラニウムの数百倍の放射能を持つ特殊な鉱石だった。悪用されては大変なことになると考えた沖田は、世間に発表しないことを東京へ帰るフェリー・さんふらわあ号の中で決めた。しかし地球征服を企むデストロンは既にサタンニウムの情報を入手していた。ドクトルGの声に怯える沖田は鉱石の入ったバッグを部屋から持ち出し海に捨てようとしたが、サングラスの男に誘拐されてしまった。

少年仮面ライダー隊の本部で新聞を読んでいた会長の立花藤兵衛は、沖田が行方不明になった記事が気になっていたが、それは藤兵衛を訪ねて来た風見志郎も同じだった。そのとき、海上保安庁から沖田の上着が見つかったという連絡が入り、志郎たちは勝浦沖へ行くことにした。魚釣りを装った二人は双眼鏡で無人島を探り、戦闘員がいるのを確認した。そこがデストロンのアジトだと確信した志郎は海に潜って島の調査を始めた。

島の実験室では人体実験が行われていた。ドクトルGが実験開始を命じると、科学者戦闘員は研究室に閉じ込めた男たちにサタンニウムを近づけた。すると強力な放射能を浴びた男たちはあっという間に溶けてしまった。サタンニウムの予想以上の効果に満足するドクトルGだったが、沖田は未だに鉱石の在処を喋ろうとはしなかった。戦闘員の報告で島に侵入者がいることを知ったドクトルGは、モニターでそれが風見志郎であることを確認した。彼は、長居は無用だと判断すると、戦闘員に対して囚人たちを始末し島を離れるように言った。アジトの奥へ進む志郎の行く手を阻んだのは、デストロンの改造人間・ピッケルシャークとジシャクイノシシだった。このままでは不利だと判断した志郎は仮面ライダーV3に変身し怪人たちを蹴散らした。ドクトルGは証拠を隠滅するためにアジトを爆破した。だが、四郎は巻き込まれる寸前に沖田を救け島を脱出していた。

浜に上陸した沖田は、志郎と藤兵衛にデストロンが狙うサタンニウムの経緯を話した。拷問を受けた沖田が鉱脈の在処を喋ったことでドクトルGは四国の山中に拠点を移したのだが、彼が教えた場所は真っ赤な嘘だった。本当の場所は沖田と地図を持っている彼の妹・ひろこしか知らなかったのだ。危機が迫るひろこを守るために志郎は四国へ行くことにしたが、三人を見つけ出したタイホウバッファローに攻撃を受け沖田は命を落としてしまった。さらに爆撃を受けた志郎も行方不明となり、一人残された藤兵衛は沖田が遺したひろこの写真を手掛かりにして四国へ渡った。

屋台的映画館

赤ちょうちん

  • posted at:2006-11-21
  • written by:砂月(すなつき)
あかちょうちん
日活
配給:日活
製作年:1974年
公開日:1974年3月23日
監督:藤田敏八
プロデューサー:岡田裕
脚本:中島丈博 桃井章
撮影:萩原憲治
音楽:石川鷹彦
主題歌:「赤ちょうちん」かぐや姫
美術:山本陽一
録音:紅谷愃一
照明:川島晴雄
編集:井上治
色彩設計:鈴木耕一
助監督:長谷川和彦
現像:東洋現像所
製作担当者:天野勝正
出演:高岡健二 秋吉久美子 長門裕之 河原崎長一郎 石橋正次 
アメリカンビスタ カラー 93分

街でナンパに成功した久米政行は少女をアパートに連れ帰ることに成功した。ところが「眠かったし、悪いことしないって言ったから」ついて来たは少女は一晩中ぐっすりと眠り込み、相手にしてもらえない政行は悶々たる一夜を明かした。そして不覚にもうたた寝をしてしまい、その隙に彼女は出て行った。幸枝がいないことに気づいた政行は、枕元に置き忘れた現金書留の封筒で彼女の名前が霜川幸枝ということを知ったが、それよりも重要なのはこの忘れ物を一刻も早く届けなければならないことだった。政行は急いで追い掛けたがもう彼女の姿はなかった。政行が住むビルは近々取り壊されることになっており、他の住民は既に退去していた。だが彼は管理人の忠告を無視し居住権を振りかざして居座り続けていたのだ。金目当てで立ち退きを拒否しているのではないかと考えた管理人がさりげなく問うと、政行は金ではなく心だと答えた。

政行は立体駐車場の仕事仲間である牟田修と有り金全部はたいて馬券を買ったが見事に撃沈した。お互いがお前のせいだと罵り合う中、政行がコートのポケットに手を突っ込むと封筒に触れた。それは幸枝が部屋に忘れて行った現金書留だった。悪いとは思いながらも封を切り、その金でもう一勝負するがツキは回ってこなかった。二人は諦めて帰ることにしたが、別れた後で政行は封筒の中に入っていた手紙を読んだ。彼が使った一万円は病気で臥せる祖母のために幸枝が働いて稼いだもので、毎月仕送りしていたことがわかるとやるせない気持ちになった。ビルに帰ると部屋が荒らされており、政行は取り壊しが始まったことを知った。住処を失った彼が広場で寝転がっていると幸枝が戻ってきた。政行はひたすら謝り、幸枝がはひたすら泣いた。

政行は電車の音がうるさい沿線のビルから幡ヶ谷のアパートへ引っ越した。今までの暮らしと少し違うのは幸枝がついてきたことだった。火葬場の近くということもあって静か過ぎて逆に気持ち悪い程だった。ある日、二人が銭湯から帰ると部屋に見知らぬ中年男が寝そべりながら雑誌を読んでいた。政行が恐る恐る尋ねると、彼は以前この部屋に住んでいたことがあり、前を通り掛かって懐かしくなったのだという。それをきっかけに男は居座り、奇妙な三人での共同生活が始まった。

屋台的映画館

けっこう仮面 SURPRISE

  • posted at:2006-11-14
  • written by:砂月(すなつき)
けっこうかめんさぷらいず
アートポート
配給:アートポート
製作年:2004年
公開日:2004年10月31日
監督:長嶺高文
制作:松下順一
企画:加藤東司
プロデューサー:米山紳
アソシエイトプロデューサー:福島重幸
キャスティングプロデューサー:松本治朗 吉田隆則
原作:永井豪
協力:ダイナミック企画
脚本:岡野勇気
音楽:清水真理
音楽プロデューサー:谷口幸生
楽器指導:斉藤ゆず
演奏:奥田康博 瀬戸雅弥 久田み子
フラメンコ指導:岡本倫子
アシスタントプロデューサー:萩原聡子
ポストプロプロデューサー:小島透 
撮影:大沢栄一 村中弘明 大西俊哉 谷中重樹
照明:津田道典
美術:石毛朗 中沢正英
録音:谷古隆
整音:清水栄理子
VTR編集:永田悦則
編集:渡辺孝浩
音響効果:伊藤晃 梶野俊夫
制作担当:熊木白仁
監督補:山本起也
助監督:西川裕 吉原圭太
制作進行:谷口昌彦 朴成基
スタンドコーディネーター:辻井啓伺 玉寄兼一郎
主題歌:「けっこう仮面の歌」清水真理
出演:未向 ほしのあき 団時朗 七世一樹 上村梨紗
アメリカンビスタ カラー 70分

世界中からエリートを集めて英才教育を施しているといわれるマングリフォン音楽学院。そこに集う女子生徒たちは皆音楽を愛しオーケストラに憧れ日々研鑚に励んでいた。この学院の実態は闇に包まれていたが、秘密組織・豪レンジャーの豪隊長は生徒たちを高級コールガールとして世界へ売り飛ばすための育成機関であるという情報を掴んでいた。豪レンジャーは日本の平和と少女たちの貞操を守るために結成された組織なのだ。隊長は探りを入れるために工作員を送り込んだのだが短い動画を本部へ配信したあとに消息を絶った。学院は絶海の孤島に位置するため通常は外部から侵入することは困難だが、年に一度だけ開催される大音楽祭の時だけは警備が甘くなるのだ。そこに目をつけた隊長は、隊員の調之律子に講師として潜入し内部の様子を探るよう命じた。それと同時に彼は別の命令も発した。隊長は顔を隠して体隠さぬ正体不明のヒーロー「けっこう仮面」の存在を知っていたが、今までの行動から自分たちの敵ではないと考えていた。そこで彼は律子にけっこう仮面の行動を邪魔しないように言った。

新任講師として飛行機で乗り込むことが出来た律子は、エリート音楽学院が世を欺く仮の姿で裏では犯罪が進行していることを確認した。報告を受けた隊長は確実な証拠を掴むまで慎重に行動するようにと促したが、焦った律子はそれを無視して地下にあるお仕置き部屋の探索を開始した。音楽学院の母体は悪の組織・マングリフォンで、お仕置き部屋を仕切っていたのは悪の化身のハン・オンア・ゲールだった。不注意で彼の仲間に捕らえられた律子だったが、何処からともなく流れるテーマ曲と同時に現れたけっこう仮面によってお仕置きを受けていた生徒とともに救われた。だが不意を突かれて生徒は隠し扉からハンに連れ去られ、仲間と間違われた律子はけっこう仮面に一撃を食らって気絶した。

お仕置き部屋にやってきた仕置きの達人の音無紀代美は、知らない顔の女が床に転がっていることを不審に思い蹴飛ばして起こした。我に返った律子が自己紹介すると紀代美は納得し、この地下室には近づくなと警告した。「生きてここを出たければな」という言葉を聞いて身構える律子だったが、気さくに声を掛けてきた若月香織という講師に泊まる部屋へ連れて行かれた。その途中、律子があの部屋のことについて尋ねると、給料がいいのだから黙って勤めた方が得策だと香織は楽観的に行った。

屋台的映画館

九ちゃんのでっかい夢

  • posted at:2006-11-08
  • written by:砂月(すなつき)
きゅうちゃんのでっかいゆめ
松竹(大船撮影所)=マナセプロ
配給:松竹
製作年:1967年
公開日:1967年1月2日 併映「シンガポールの夜は更けて」
監督:山田洋次
製作:脇田茂
原作:三木洋
脚本:山田洋次 大嶺俊順 熊谷勲 宮崎晃
音楽:山本直純
・・・:「街角の歌」坂本九
・・・:「夢はどこにある」坂本九
撮影:高羽哲夫
美術:重田重盛
照明:青木好文
録音:小尾幸魚
調音:松本隆司
編集:石井巌
監督助手:大嶺俊順
装置:小島勝男
進行:柴田忠
現像:東洋現像所
製作主任:馬道昭三
出演:坂本九 倍賞千恵子 竹脇無我 ジェリー・藤尾 九重佑三子
シネマスコープ カラー 89分

スイス・レマン湖の畔に建つ古城の一室で、一つの命が終わろうとしていた。女主人フラウ・クリスチーネ・シュナイデルは、生涯を独身で過ごした。それは熱烈に愛した日本人・源九郎への思いからだった。彼女は最後の願いとして、恋人の孫である九太郎に三千万マルク、日本円に換算すると三十億円という莫大な資産を贈ると遺言したのだ。忠実なる遺言執行人の弁護士・バルタザールは遠い東洋へ向けて旅立つことになった。一方、この相続に驚いたのは、老婦人の今は亡き弟の嫁の甥の従兄に当たる唯一の血縁者エドワード・アラン・ポーだった。邪な考えを持つアラン・ポーは殺し屋カルダンを雇い、九太郎の暗殺を依頼した。その頃、幸運なる相続人の九太郎はミナトグランド劇場の舞台に立っていた。彼は医者からガンの宣告を受けてからはすっかり元気を失くし食欲が湧かないほど落ち込んでいた。そして生きた証として毎日、日記をつけるようになった。だがひとたび舞台へ上がると見違えるように歌い踊った。九太郎は何度も自殺を試みたが、いざとなると腰が引けた。いっそ自分が知らない間に死ぬことが出来たなら。そこで便利屋・ポンさんに殺し屋を頼んでみることにした。

旅客機の中で隣席になり意気投合したバルタザールとカルダンは日本に到着したが、小さい島国である日本で九太郎を探し出すことが容易だと考えていたバルタザールはその光景にショックを受けた。そこでカルダンは九太郎捜しに協力することにした。それが彼にとって一番手っ取り早い方法だった。思い悩むうちに夜を明かした九太郎は、今日の太陽が見納めになるかも知れないと考え、せめて今日一日いい舞台を務めようと心に決めた。それは彼の生き甲斐が舞台、そして愛ちゃんだから。九太郎は港にある軽食喫茶ファニーの看板娘・風見愛子に恋をしていた。
舞台を終えた九太郎が楽屋に戻るとポンさんが待っていた。先方に話をつけて来たというのだ。覚悟を決めた九太郎はファニーへ行き、もしも僕が何処かへ行ったらどうする?と愛子に尋ねた。いつもと違う様子に愛子が戸惑っていると、九太郎は「幸せになるんだよ。僕のことを諦めてくれ」と言って店を飛び出した。その夜、九太郎が楽屋で最後の日記をつけていると通路から物音がした。バケツにつまずいた見知らぬ男、それはポンさんが声を掛けた殺し屋の竜だった。苦しまずにバッサリと斬られ気付いたら死んでいた、そんな殺され方を望んでいた九太郎は、鉈を振り回す竜に乱暴だとクレームをつけた。すると竜は、まだ他にも手があるから出直してくると言って帰ってしまった。その後も竜は九太郎の命を何度も狙ったが、失敗を重ねたせいで自信をなくしてしまった。

わからねえと呟きながら入ってきたポンさんにファニーのマスターが何事かと尋ねると、彼は「若い身空で・・・」と喋り掛けて止めた。気になった愛子が問い詰めると、ポンさんは九太郎が死にたがっていることを話し始めた。

屋台的映画館

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