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爆! BAKU

  • posted at:2007-10-21
  • written by:砂月(すなつき)
ばく
日本ビクター
配給:日本ビクター
製作年:1992年
公開日:1992年7月11日
監督:吉原健一
製作:長谷川誠
プロデューサー:小椋悟
原案:吉原健一
脚本:吉原健一
企画:小澤俊晴
撮影:須賀隆
音楽:キットカットクラブ
美術:福田秋雄
録音:沢畑明
編集:金子尚樹
助監督:浜本正機
製作担当:福島一郎
製作協力:小椋事務所
出演:西村知美 松尾貴史 片岡五郎 長江英和 山田吾一
アメリカンビスタ カラー 107分

大手電気メーカーに勤めるOL・村川圭子には同じ会社に勤めていた高田政伸という恋人がいる。政伸は新製品の開発プロジェクトに参加し画期的な電子工学技術を発明した。その技術は業界で話題になったが、製品が完全なものになるまで発表を控えていたためライバル会社に先を越されてしまった。政伸は全責任を負わされ、三年前に会社を辞めた。圭子とはその後も交際を続けていたが、退職金をつぎ込んで続けている研究の内容を教えなかった。

ある日、松本部長は圭子を呼び出し、政伸の居場所を教えて欲しいと言った。あれ程の頭脳を持った人物がいつまでも定職に就けないのは不憫だからだ。というのは建前で、元外人部隊の梅宮徹からの依頼を受け技術者を一人紹介することになったのだ。梅宮は元部下の大門克とともに現金輸送車を襲う計画を立てていたが、遠隔操作の爆弾を使用することになり政伸を引き込むことにしたのだ。社会への不満を抱えていた政伸は、長年の研究の成果をこの計画で立証することにした。圭子の会社を出発した現金輸送車を先回りして待ち伏せていた三人は、工事現場の看板にカプセル状の爆弾を仕掛けると身を潜めた。光センサーが仕込まれたリモコンは輸送車のライトに反応するとカウントを始めた。そして爆弾が爆発を起こすと車は路肩に乗り上げた。押し入った梅宮たちは警備員たちを縛り上げ現金を袋に押し込んだが、予想以上に早く近づくパトカーのサイレン音に焦った大門は人質二人を射殺した。大門はさらに近寄って来た警官にも発砲した。彼はわき腹に銃弾を受けながらも運転し続け採石場のガレージに逃げ込んだが、金庫室のロックを解除する前に息絶えた。政伸と梅宮は中に閉じ込められたままだった。

切羽詰った政伸は残りの爆弾で内側から扉を破ろうとしたが、リモコンは大門に踏み潰されていたため使用できなかった。そこで政伸は、彼の部屋にある予備の爆弾とリモコンで外側から破壊することを思いつき圭子に電話を掛けた。理由を知らない圭子は快く承諾しケースを持って家を出たが、検問で車を停められてしまった。取調べを待つ間、決して見てはいけないというケースを開けた彼女は、それが報道されていた光時限爆弾だとわかり動揺した。政伸が事件の犯人ということがわかった圭子は爆弾を身に付けリモコンを車に隠したが、ケースを隠すことは出来ず警官に任意同行を求められた。お腹が痛いとトイレに逃げ込んだ圭子はカプセルを飲み込んだことで検査は無事通過した。警察署を出た圭子は車を飛ばして廃工場に向かったが、車の下部に磁石で貼り付けたリモコンは急カーブの遠心力で飛んで行ってしまった。

屋台的映画館
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結婚案内ミステリー

  • posted at:2007-10-16
  • written by:砂月(すなつき)

けっこんあんないみすてりー
角川春樹事務所
配給:東映セントラルフィルム
製作年:1985年
公開日:1985年6月15日 併映「友よ、静かに瞑れ」
監督:松永好訓
製作:角川春樹
プロデューサー:坂上順 佐藤和之 山田光男
原作:赤川次郎
脚本:小野竜之助
撮影:鈴木達夫
音楽プロデューサー:高桑忠男 石川光
音楽:甲斐正人
主題歌:「野ばらのレクイエム」渡辺典子
美術:今村力 高橋章
照明:篠崎豊治
録音:神保小四郎
編集:西東清明
記録:小山三樹子
助監督:金佑宜 北垣善宣 高根美博 道木広志
製作主任:酒井喬二
出演:渡辺典子 渡辺謙 川地民夫 加茂さくら ベンガル
アメリカンビスタ カラー 91分

深田ブライダルコンサルタントという小さな結婚相談所でアルバイトをする寺沢紘子は19歳の女子大生。彼女はコンピューターを導入している他社の動向を探るために資料を集めて回っていた。所長・深田栄一は昔ながらの経営方針を掲げていたが、そのおかげで事務所はいつも閑古鳥が鳴いていた。ある日、この相談所に一本の電話が掛かってきた。その主は関根コンツェルンの女実業家・関根恭子だった。亡くなった社長の代行を務めている恭子は息子・昌和のお見合い相手を探していたが、紘子を見るなり気に入ったと言った。

翌日、蓼科にある恭子の別荘を深田とともに訪れた紘子はその建物の立派さに驚いた。次期社長の就任が決まっている昌和はアメリカで竹田ひろこと婚約したが、帰国の直前になって自動車事故に遭い足を骨折してしまった。幸い命には別状なかったが、入院したことで10日後に迫る親族の婚約披露に間に合わなくなってしまったのだ。フィアンセの顔を誰も知らないため、恭子は代役に立てようとしたのだが、それが紘子だとわかると深田は主旨に反するとして猛反対した。一方、10日間で100万円という高額なアルバイト料に魅かれた紘子は身代わりを買って出ることを了承した。だが即席でこなせる程甘い仕事ではなかった。姿勢や歩き方、テーブルマナーなど上流階級のルールを恭子と昌和が付きっ切りで指導した。紘子は特訓のご褒美として昌和とスキー場へ行った。昌和の指導で上達した紘子が一人で滑っていると、見知らぬ女が近づいて来た。その女は、あんたのためにならないから昌和のことは諦めなさいと言い残すと去って行った。

別荘に親族が集まった。その中の一人の政夫は亡き夫の実弟だったが、3000万円以上の借金を抱え金融ブローカーに追われていた。政夫は恭子に融資を申し出たが、会社への影響を心配した恭子はそれを断わった。親族会議が執り行われたが、それは取締役会でもあった。恭子のアシスタントである弁護士・木下は、昌和を関根地所の社長に就任させるための同意を得ようとしたが、松尾初恵や関根克子たちは反発した。そこに現れたのは紘子をエスコートして来た昌和だった。恭子は紘子を紹介し、木下は前社長と夫人の持ち株を合計すれば過半数を超えることを説明した。昌和の社長就任は強引に決められた。関根家の女主人が代々嵌める指輪が紘子の指に光るのを初恵たちは苦々しく見つめた。その夜、紘子が部屋でくつろいでいると、窓からスキー場の女が忍び込んで来た。「私が行ったこと、忘れたの?」。女はナイフを握り締めると紘子の方へ歩み寄った。二人はもみ合いになり、紘子は弾みで女を刺してしまった。

屋台的映画館

黄線地帯

  • posted at:2007-10-09
  • written by:砂月(すなつき)
いえろーらいん
新東宝
配給:新東宝
製作年:1960年
公開日:1960年4月29日
監督:石井輝男
製作:大蔵貢
脚本:石井輝男
企画:佐川滉
撮影:鈴木博
音楽:渡辺宙明
美術:宮沢計次
照明:関川次郎
録音:村山絢二
助監督:武部弘道
編集:鹿島秀男
製作主任:高橋松雄
出演:吉田輝雄 天知茂 三原葉子 三條魔子 大友純
シネマスコープ カラー 79分

衆木一広は阿川という謎の男から仕事の依頼を受けた。それはホテル東洋の33号室に泊まる男を消すことだった。その標的は腕時計をはめたまま寝る癖があることから、仕事を終えた証拠としてその時計を外してくることが条件だった。西銀座の酒場・ドミノで腕時計と残りの報酬を引き換えることを了承した衆木は、非常口と部屋の鍵を受け取って夜の街へ出掛けた。男の部屋へ侵入した衆木は、消音ピストルで男を殺害すると非常階段から逃げた。午後9時半、ドミノの裏口に現れた衆木はマダムから阿川という馴染みの客は知らないと言われ騙されたことに気づいた。街中に捜査網が張り巡らされ、衆木は逃げ道を失った。そこで彼は公衆電話で恋人と話す踊り子・小月ルミを利用して神戸へ行くことにした。

ルミは新日本芸能者の募集広告を見て神戸で踊る決心を固めた。それを恋仲の毎朝新聞社記者・真山俊夫に電話で報告していたときに衆木に捕まったのだ。真山は記事の締め切り時間が間近で見送りどころではなかったが、不自然な電話の切れ方に疑問に感じ東京駅へ向かった。出発時間ギリギリに二人は神戸行き銀河号に乗り込んだが、真山の姿を見つけたルミは履いていたヒールの右片方をホームへ蹴り捨てた。それは彼がプレゼントとして渡した赤いヒールだった。

駅員が持っていたヒールがルミのものではないかと考えた真山は、事情を話して駅や列車に問い合わせてもらったが、靴をなくしたという届出もルミが列車に乗っているという情報も得ることが出来なかった。そこで今度は新日本芸能社が入っている大東ビルへ行き、管理人にこの会社について聞き込みをしたが、募集が終わるとすぐに部屋の解約を申し出たというのだ。行き先が神戸ということもあり、真山は新日本芸能社が外国人に黄色人種の中でも人気のある日本娘を提供する秘密売春組織、黄線地帯に深く関わっているのではないかと考えていた。彼は早速会社に帰り、デスクに特集をやらせてほしいと申し出た。しばらく考えたデスクはスクープになると踏み、税関長殺しの取材とルミの件も含めて許可を出した。

屋台的映画館

セクシー地帯

  • posted at:2007-10-04
  • written by:砂月(すなつき)
せくしーちたい
新東宝
配給:新東宝
製作年:1961年
公開日:1961年1月9日
監督:石井輝男
製作:山梨稔
脚本:石井輝男
企画:佐川滉
撮影:須藤登
音楽:平岡精二
演奏:平岡精二クインテット
美術:宇寿山武夫
照明:岡庭正隆
録音:根岸寿夫
編集:鹿島秀男
助監督:深町幸男
製作主任:藤岡治郎
出演:吉田輝雄 三原葉子 三條魔子 池内淳子 細川俊夫
シネマスコープ モノクロ 82分

東洋貿易に勤務する吉岡博司は、森川荘介営業部長から預かった重要な書類を唐突に話しかけられた女に掏られ、さらに掏りの一味として警察に連行された。容疑が晴れた翌日、出社した吉岡は森川から大阪支社への転勤を命じられた。突然の命令に狼狽する博司は、同じ会社にタイピストとして勤める恋人の滝川玲子に相談することにした。その夜、博司は玲子を呼び出したが、彼女は森川に大阪行きは嫌だと頼みに行けばいいときっぱり言った。玲子は大丈夫だと言ったが博司にはその根拠がわからなかった。そこで博司は、この際一緒に大阪へ行かないかと言ったが、玲子は安い月給で暮らすのはみじめだと断わった。その言葉に博司は気を悪くしたが、玲子の言葉を信じて森川部長が住むグリーンアパートへ向かった。博司が森川の帰宅を待って時間を潰している頃、森川は玲子と別の場所で会っていた。玲子はビザール・クロッキー・クラブのモデルだったが、その組織の正体は一流企業へ電話一本で特殊な接待婦を供給する売春クラブだった。玲子は森川に博司の転勤の話を取り消さなければ肉体関係を公表すると迫った。その結果、彼女は博司の転勤取り消しと手切金の小切手を手にした。その後、玲子はクロッキー・クラブへ行き、ボスの瀬川に脱会を申し出たが、瀬川は絶対に辞めさせないと言った。すると玲子は警視庁の保安課へ通報し、洗いざらい公表すると脅した。その言葉を聞いた瀬川は「おもしろいね。どうだい、今言ったことを実行してみたら?」と不敵な笑みを浮かべて言った。

ラジオで玲子が絞殺されたことを知った博司は、その容疑が自分に掛かっていることに驚いた。ショックを受けて夜の街をさ迷い歩く博司だったが、偶然掏りの女と出くわすと我に返り、問い詰めようとした。ところが女が近くにいた警察官を呼んだため、身の危険を感じた博司は逃げた。その様子に自分と同じ臭いを感じた女は、警察を追い払うと何処までも追いかけた。そして追いつくと、盗んだものを返すと言ってバー・ばっかすに入った。女=真弓が博司に渡したパスケース、その中には「No.18」と書かれたクロッキー・クラブの会員証が入っていた。それをカウンター越しに見たバーテンダーは「場所と時間をどうぞ」と言った。突然の出来事に博司は戸惑ったが、真弓はとっさに「サンライズホテル6号室、10時きっかりにして」と答えた。真弓は博司の心配をよそにスリルを楽しもうとしていた。

屋台的映画館

ひき逃げファミリー

  • posted at:2007-09-29
  • written by:砂月(すなつき)
ひきにげふぁみりー
サントリー=キティ・フィルム
配給:アルゴプロジェクト
製作年:1992年
公開日:1992年12月19日
監督:水谷俊之
製作:伊地智啓
プロデューサー:椋樹弘尚
脚本:砂本量 水谷俊之
撮影:長田勇市
音楽プロデューサー:土屋正樹
音楽:佐原一哉
エンディングテーマ:「テーゲー」ネーネーズ
美術:及川一
照明:豊見山明長
録音:横溝正俊
編集:菊池純一
助監督:早川喜貴
製作担当者:広瀬昌弘
提携:日本テレビ
出演:長塚京三 中尾ミエ ちはる 仲谷昇 橋本光成
アメリカンビスタ カラー 104分

休日の夜、接待ゴルフで疲れていた元村祐史は襲ってくる睡魔と闘いながら車を運転していた。祐史の注意力は突然の豪雨やCDプレーヤーの音飛びと度重なるアクシデントに見舞われ散漫になり、再び視線を前方に向けたときにはすでに遅かった。自転車に乗った女性を撥ねた祐史は慌てて車外に飛び出したが、女性は目を見開いたまま動かなかった。彼は急いで車に乗り込むとその場を走り去った。

帰宅したのにいつまでも車から降りようとしない祐史を見た妻・葉子は、心配になり車に乗り込んだ。そして何があった尋ねると、彼は人を轢いたと呟いた。しかも警察に連絡せずに逃げたのだ。動揺する祐史に葉子は家族を粗末にするからバチが当たったんだと言った。祐史は父・義一郎の介護や子供たちの世話を葉子に押し付け、休日になると接待だゴルフだと言って家を空けた。義一郎は痴呆が始まり、公園に死んだ妻の姿を求めて恋愛をしに行った。長女のあずさは結婚式場の上司と不倫関係にあり、長男の陸王は登校拒否になっていた。祐史は無理に葉子を降ろすとエンジンを掛けた。自首することに決めたのだ。車を走らせようとしたそのとき、体を張って止めたのは葉子だった。

葉子は家族を集めて会議を開きこれまでの経緯を説明した。祐史が自首すれば家族全員の人生が破滅することは目に見えていた。彼女は、起きたことは仕方がないしこれ以上不幸な人間を増やしちゃダメだと言った。葉子が家族を繋ぎ止めるために選んだ方法とは、事故の証拠を隠滅することだった。深夜遅く、彼らは車を庭に回すと工事現場で使用する足場を使ってリビングルームに押し込んだ。夜が明けると祐史たちは何事もなく生活するように心掛けたが、何処かギクシャクしていた。祐史とあずさを送り出した葉子は中古車センターで事故車と同じ車種を購入し、その足でホームセンターに向かい車両解体のための工具などを買い漁った。夕方、勤め先から帰ったあずさは、ガレージに車があることに驚いた。葉子が今後の計画をあずさに話していたとき、家の中から大きな物音が聞こえた。部屋の中にある車を義一郎が急発進させたのだ。父親が起こした事故で苦労する羽目になり、さらに祖父が起こした事故の片付けまで手伝わされることに嫌気がさしたあずさは、荷物をまとめて出て行った。一方、祐史は会社が終わると事故死した東堂鈴子の通夜に顔を出した。鈴子と何の共通点も無い祐史が顔を出したことで、父親の孟紀からは彼女との不倫関係を疑われた。

元村家の異変に気付いていたのはお向かいに住む原沢サダだった。いつも車で出勤する祐史が今日に限って電車を使い、夕方の義一郎が食器棚を倒したという大きな物音は何かを隠そうとしている様子だった。カーテンが一日中閉めっぱなしになっていることにも気になっていた。その夜、近所から鳴り響く連続した車のクラクション音に驚いた彼女は気になって外を覗いた。

屋台的映画館

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