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アンドロメディア

  • posted at:2008-03-03
  • written by:砂月(すなつき)
あんどろめでぃあ
TBS=ライジングプロダクション
配給:松竹
製作年:1998年
公開日:1998年7月11日
監督:三池崇史
製作:児玉守弘 平哲夫
エグゼクティブプロデューサー:滝本裕雄 春日たかし 稲葉貢一
プロデュース:濱名一哉 平野隆
プロデューサー:中澤敏明 中西誠
宣伝プロデューサー:間瀬泰宏 小林昭朗
制作プロデューサー:西村大志 佐藤敏宏 井上文雄
原作:渡辺浩弐
脚本:NAKA雅MURA 江良至
音楽プロデューサー:伊秩弘将
音楽プロデューサー補:水島康貴
音楽協力:遠藤浩二
主題歌:「ALIVE」SPEED
挿入歌:「Feelin’ Good-It’s PARADISE-」DA PUMP
撮影:山本英夫
美術:稲垣尚夫 石毛朗
照明:豊見山明長
録音・整音:中村淳
編集:島村泰司
音響効果:柴崎憲治
助監督:加藤文明 桜井雅彦
スクリプター:柳沼由加里
製作担当:芳川透 朝比奈真一
VFXスーパーバイザー:曽利文彦
VFXプロデューサー:坂美佐子
CGディレクター:小畑正好
CGデザイン:竹内敦志
出演:島袋寛子 原田健二 今井絵理子 上原多香子 新垣仁絵
アメリカンビスタ カラー 110分

高校1年生の人見舞は幼なじみのユウのことを中学の頃から意識し始めていた。だがユウはあえて別々の高校を選んだのだった。二人の関係が変わって行くのではないかと不安がった舞に、ユウは人として変わって行くかもしれないが、子供のときに遊んだ砂浜の桜の樹のように変わらないものもきっとあるはずだと言った。桜の樹の下でキスをしたその日の夜、舞はユウと別れた直後に何者かによってひき逃げされた。悲しみに暮れる舞の父・俊彦は、越えてはならない神の領域を侵す決心をした。彼は天才科学者で、完成させたばかりのプログラムを舞に使用することにした。それは人間の脳をそのままコンピューターに移植するという画期的なシステムだった。俊彦は愛する娘のボディーデータの入力を生前から始めており、最後のプログラムの完成で舞はAIとしてコンピューター上に蘇生した。このプログラムを作り出すきっかけとなったのは妻の死だった。写真やビデオの延長線ではなく脳をコピーして魂のアルバムを作ることは出来ないかと考えたのだ。

舞の死が俊彦の口から直接伝えられたのは、ユウの他に友人の洋子とリカ、そしてメール友達のナオだった。その夜、学校に潜り込んでインターネット研究会の部室に篭ったユウは、寂しさのあまりスーパーコンピューター・イコンに「MAI」と何度も打ち込んで実行キーを押した。すると「THE SEALED DOOR」という画面に変わりパスワードを要求してきた。ユウが「MAI」と打ち込むと、あるプログラムが作動し始めたのだった。それを見て驚いたのは見回りに来た教師の合田だった。合田は、これが使用禁止となっている「開かずの間」という名のプログラムで、それを作ったのは高校始まって以来の天才ハッカー・高中サトシだと説明した。高中は卒業後いきなりマサチューセッツ工科大学に進学し、それからわずか3年で工学博士号を取得した。 部室に置かれたイコンも高中が自作したものだった。彼は舞の義理の兄で、母を殺したのは俊彦だと信じて疑わなかった。

俊彦はデジタルウェア社で自我を持った電脳世界の生命体を開発していた。世界征服を企む会長のザッカーは、俊彦が独自に開発した記憶を移植するためのプログラムを手に入れるために、部下の高中ハッキングを命じたが打ち破ることは出来なかった。すると今度は黒澤に実力行使を命じたのだった。屋敷に侵入した黒澤は俊彦に銃弾を浴びせたが、外の様子に気付いたAIは俊彦のパソコンからインターネット世界に逃げ出したのだった。膨大な情報の波に揉まれる彼女がたどり着いたのはイコンだった。ユウが家に帰ろうとすると、誰かがパソコンの中から呼びかける声が聞こえた。モニターに映る少女の姿を見て驚くユウに、AIは自分が現実世界にいた舞をコピーして作られた存在であることを説明した。AIは舞の思い出の断片を繋ぎ合わせて記憶を形成していたが、二人が桜の樹の下でキスをしたことをAIは知らなかった。お前とキスをしたことを覚えていないのかとユウがしつこく尋ねると、AIは「舞じゃないもん」と腹立たしげに答えた。

屋台的映画館
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にんにんにんじゃはっとりくんざむーびー
「NIN × NIN 忍者ハットリくん」製作委員会(電通=フジテレビ=ジェネオン エンタテインメント=東宝=小学館=日本出版販売)
配給:東宝
製作年:2004年
公開日:2004年8月28日
監督:鈴木雅之
製作:森隆一 亀山千広 荒井善清 島谷能成 亀井修 柴田克己
企画:遠谷信幸 千野毅彦 関一由 大多亮
企画協力:飯島三智
プロデューサー:福山亮一 和田行 宮澤徹 瀧山麻土香 和田倉和利
アソシエイトプロデューサー:黒田知美
ラインプロデューサー:山本章
原作:藤子不二雄A
脚本:マギー
撮影:高瀬比呂志
音楽:服部隆之
美術:清水剛
照明:松岡泰彦
録音:滝澤修
編集:田口拓也
画コンテ:ヒグチしんじ
音響効果:柴崎憲治
助監督:落合俊一
キャスティング:杉野剛
記録:戸国歩
アクションコーディネーター:山田一善
スタイリスト:宇都宮いく子
メイク:田中マリ子
装飾:西渕浩祐
操演:羽鳥博幸
VE:小田切徹
製作担当:木村利明
出演:香取慎吾 田中麗奈 知念侑李 戸田恵子 浅野和之
アメリカンビスタ カラー 102分

山深い伊賀の里で修行を積む忍者ハットリくんこと服部カンゾウは、父・ジンゾウが与えた課題に合格し、ついに最後の修行を命じられた。伊賀忍者は今やごくわずかとなったが、その一方で宿敵の甲賀忍者はあまた存在している。江戸に赴いた甲賀者の中には忍びの道を捨てて現代社会に溶け込んでいる者もいるという。ハットリくんは如何なることがあっても忍びの道を捨てないとジンゾウに誓った。最後の修行とは、それを証明するために忍びの掟を守りながら様変わりした現代の江戸で暮らすことだった。忍びの掟、それは「主以外の者に己の姿を見せてはならない」というもので、守れなければ破門が待っていた。

東京タワーの天辺から大都会を見下ろしたハットリくんは、忍法むささびの術を使って下界に飛び降りた。その先にあったのが三葉家で、彼は二階の子供部屋にいた小学三年生の三葉ケンイチと運命的な出会いを果たした。こうして居候忍者と少年との奇妙な共同生活が始まった。その頃、都内の大手電機メーカーに黒装束の男が侵入し警備員が襲われた。その警備員には腕に小さな刺青があった。男は地上20階の窓ガラスを破るとそこから飛び降りたのだった。警察から聴取を受けた目撃者の警備員は、侵入者について影のようなものしか見ていないと証言した。

ケンイチの担任である川島順子先生が産休に入り、代理として佐藤先生が赴任した。一人で帰るケンイチを心配した佐藤先生は、みんなと一緒に遊ばないのかと声を掛けた。だがケンイチは、僕は一人の方が好きだからと答えた。いじめられっ子である彼の心の拠り所は、公園の近くにある家のバルコニーで絵を描くミドリの存在だった。クラスの生徒たちから缶けりの仲間に引き込まれた佐藤先生は、鬼の役を買って出ると隠れている生徒たちを次々と言い当てた。そして缶を蹴ると見せかけてタックルしに来た生徒にはすばやく動いて攻撃を交わすのだった。側で見ていたケンイチは、家に帰るとハットリくんにそのことを報告した。

ケンイチのお供で学校にやってきたハットリくんは忍法隠れ蓑を使って教室の壁に潜んでいたが、授業中に気配を感じた佐藤先生はそこに向かってチョークを投げつけた。正体がばれたハットリくんは忍法金縛りを使って時間を止めると、佐藤先生と対峙した。佐藤先生は忍びの道を捨てたハットリくんの宿命のライバルで甲賀忍者のケムマキケムゾウだった。

屋台的映画館

デボラがライバル

  • posted at:2008-02-19
  • written by:砂月(すなつき)
でぼらがらいばる
フジテレビジョン=東映
配給:東映
製作年:1997年
公開日:1997年8月9日 併映「ときめきメモリアル」
監督:松浦雅子
エグゼクティブプロデューサー:松下千秋 佐藤信彦 阿部秀司
プロジェクトプロデューサー:宅間秋史
プロデューサー:重岡由美子 堀部徹
ラインプロデューサー:安藤親広
アシスタントプロデューサー:羽田文彦
原作:多田かおる
脚本:伴一彦
企画:重村一 久板順一朗
撮影:伊藤昭裕
音楽:Tore Johansson
主題歌:吉川ひなの
照明:白岩正嗣
録音:山方浩
美術:清水明彦
編集:川島章正
助監督:橋本直樹
スクリプター:柳沼由加里
製作担当:竹内勝一
出演:吉川ひなの 谷原章介 松岡俊介 篠原ともえ 長谷川理恵
アメリカンビスタ カラー 94分

昨年まで最下位だった光明大学のアメリカンフットボールチーム・アルバトロスは、ジャパンウォーズ杯カレッジボウルの決勝戦に進出したが、惜しくも優勝を逃した。その試合を観に来ていた関本朝代はキャプテンの五十嵐雅人に一目惚れした。半年後、親友の本間しずかとともに光明大学に合格した朝代はチアリーディング部に入部した。そして親を説得してアパートで一人暮らしを始めたが、隣の部屋にアメフト部のメンバーが出入りしていることを知った。雅人に焼肉パーティに誘われた朝代は胸を躍らせて部屋に入ったが、その部屋の持ち主は雅人ではなく、アルバトロスの花形クォーターバックでスーパーブリリアント・オカマのデボラ=市松梅之助だとわかり愕然とした。最初はデボラを毛嫌いしていた朝代だったが、本音で話す彼女(?)と接するにつれ、二人の仲は打ち解けていった。

ある日、雅人が練習中に負傷し、救急車で病院に運ばれた。突然の知らせに驚いた朝代は急いで病院に駆けつけたが、その場にいた医師から家に戻ったことを知らされた。医師の「できるだけのことはした」という言葉にさらに驚いた朝代は、今度は雅人のアパートに駆けつけた。雅人は幸い軽症だったが、部屋の中にいた年上の女性が彼の姉ではなく恋人だということがわかりショックを受けた。

一年後、アルバトロスの新シーズンが始まった。前年度同様、アルバトロスは快進撃を続けた。朝代が雅人のことを好きでたまらないことを知っていたデボラは、彼女にアタックする様に言った。雅人は彼女=岩瀬千秋と別れていた。音大生の千秋はピアニストとしてドイツの音楽大学に留学することになり、雅人ではなく音楽を選んだのだった。朝代は五十嵐とつきあうことになった。デボラの部屋に行った朝代は、壁に貼られた写真が雅人のものばかりであることに気付いた。デボラは否定したが、デボラの好きな人=戦いの美学を教えてくれた人=雅人であると朝代は感じていた。二人は口論し、その日以来デボラは姿を消した。

屋台的映画館

That’sカンニング! 史上最大の作戦?

  • posted at:2008-02-15
  • written by:砂月(すなつき)
ざっつかんにんぐしじょうさいだいのさくせん
フジテレビ
配給:東映
製作年:1996年
公開日:1996年8月10日 併映「友子の場合」
監督:菅原浩志
企画:重村一 久板順一朗
エグゼクティブプロデューサー:松下千秋 佐藤信彦
プロジェクトプロデューサー:宅間秋史
プロデューサー:小林壽夫 小牧次郎 宮澤徹
ラインプロデューサー:渡井敏久
原作:谷俊彦
脚本:斉藤ひろし
音楽:佐橋俊彦
主題歌:「ありがとう・・・勇気」TOKIO
エンディングテーマ:「SWEET 19 BLUES」安室奈美恵
撮影:栢野直樹
照明:長田達也
美術:沖山真保
装飾:柴田博英
録音:桜井敬悟
整音:小野寺修
編集:冨田功
記録:甲斐哲子
助監督:前田哲
製作担当:小川勝広
出演:山口達也 安室奈美恵 升毅 荒木定虎 山本太郎
アメリカンビスタ カラー 99分

日本理科大学の教室では有機化学の中間試験が行われていた。黙々と問題を解いていく生徒たち。その中に不審な動きをする者たちがいた。学生寮・シグマハウスに住む落ちこぼれの学生たちはあらゆる手口のカンニングで試験に臨んだ。一方、向かい側の棟では右田教授が双眼鏡を使って試験を監視していた。そしてついに亀井鶴之助が見つかってしまった。亀井はカツラのドレッドヘアーに用紙を仕込んでいたのだ。カンニング→学問の汚れ→秩序の乱れ→世界の破滅と考えている右田にとってこの出来事は屈辱だった。彼は教授会に諮り、亀井を無期停学処分にした。理事長と組んで大学を世界最高の設備と機能を備えた理想郷にしようと目論む右田は、シグマハウスの跡地にホテルを建設する計画を立てていた。邪魔者は去れ、それが右田のモットーだった。

シグマハウスには占いが趣味の亀井の他に、ロケット開発が夢だが実験が失敗続きの利根川翔、コンピューターに精通している中松匠、筋肉バカで栄養素に詳しい力丸一道、ジグソーパズルオタクで地味な江崎忍、そして成績は優秀だが合理的だからという理由で住んでいる木村見次がいた。見次は天文学に興味があり、将来は大学院に進んで鯰田教授の宇宙学研究室に入ろうと考えていた。亀井はマダム・バブーシュカのお告げでシグマハウスの存亡の危機を知ったが、寮生たちは誰もそれを信じようとしなかった。

右田は教授会で学生寮廃止論を訴えた。だが大学創立以来80年の歴史を持つ建物を取り壊すことに鯰田は反対した。他の教授たちも学生たちの生活を守ることは大学としての義務だと言ったが、右田は建物が老朽化している上にそこに住む寮生の成績が芳しくないことを例に挙げ、私立大学が生き残りを掛けるこの時代に効率の良い土地利用を考えることは当然のことだと主張した。すると徳田学長はそれも一理あると理解を示した。その結果、寮生の前期試験の成績を見て判断を下すことになってしまった。

ある日、寮に突然転がり込んできたのは、見次の友人でカンニングの常習犯の森下由美だった。彼女は内緒で猫を飼っていたが、それが管理人にばれてマンションを追い出されたのだった。寮の管理人・珍さんの好意で一緒に暮らすことになったが、悩みの種が一つ増えただけだった。翌日、鯰田はシグマハウスを訪れ、寮がなくなることを報告した。寮生が優秀な成績を収めれば問題ないのだが、それが一番の問題だった。そこで匠は成績を書き換えるために大学のコンピューターへ侵入しようとするが、既に右田に先手を打たれていた。右田の研究室に忍び込んだ由美は、そこで潰されるのは寮だけではなく鯰田の研究所も含まれているという情報を手に入れた。鯰田の分子形成論の一部を論文に盗用していた右田は、不正の発覚を隠すために彼を研究所ごと葬り去ろうと考えていたのだ。由美からその話を聞いた見次は急いで研究所に向かったが、科学の真理は誰のものでもないと言って鯰田は驚かなかった。そしてその隣にいた的中助手は、亀井がドジなだけでカンニングは捕まらないことが肝心だと言った。カンニングは美学だという鯰田は、太陽のフレアが発する紫外線を利用したカンニング法で自分が成し得なかった夢を見次たちに託そうとした。だが今年はその条件に最適な教室での試験がなかった。

屋台的映画館

紅の拳銃

  • posted at:2008-02-07
  • written by:砂月(すなつき)
くれないのけんじゅう
日活
配給:日活
製作年:1961年
公開日:1961年2月11日 併映「破れかぶれ」
監督:牛原陽一
原作:田村泰次郎
脚本:松浦健郎
企画:高木雅行
撮影:姫田真佐久
音楽:小杉太一郎
主題歌:「追憶」赤木圭一郎
美術:木村威夫
照明:岩木保夫
録音:沼倉範夫
編集:辻井正則
助監督:斎藤和三郎
現像:東洋現像所
色彩計測:安藤庄平
製作主任:武藤良夫
出演:赤木圭一郎 垂水悟郎 笹森礼子 白木マリ 吉行和子
シネマスコープ カラー 87分

石岡国四郎は小寺久から腕の立つフリーの殺し屋探しを依頼されたが、彼は法律に縛られた今の日本ではそう簡単にいかないから諦めて欲しいと言った。すると小寺は、いなかったらおまえが作るんだなと石岡に拳銃を渡した。小寺がフリーの殺し屋にこだわったのは、身内の人間がしくじって泥を吐かされた場合、自分の身に危険が及ぶからだった。石岡はかつて連隊一の射撃の名手と呼ばれていたが、戦争で右腕を失った。彼は以前、小寺から同じ依頼を受けたことがあった。銃の構造や特徴に詳しいことを利用して命知らずの男をスカウトし殺し屋に仕立て上げたが、男は返り討ちに遭って命を落としてしまった。後悔した石岡はこの稼業から身を引いていたが、金の話をされると断わることができなかった。

クラブ・銀の城でグラスを傾けていた石岡はろくでもない人間を探していたが、そこには人生を謳歌する顔しか見当たらなかった。諦めて帰ろうとしたとき、彼の目が一人の男に釘付けになった。石岡はろくでもない目をしたその男を第一候補に挙げ、早速声を掛けた。男=中田克巳は失業中で店の勘定をどうしようかと考えていたのだ。石岡が酒をおごる代わりに仕事の世話をすると言うと、中田はそんなことだろうと思ったと納得した。彼はろくな仕事じゃないことはわかっていたが引き受けるつもりでいた。それがたとえ人殺しだったとしても。石岡が中田を自宅に連れて帰ろうとしたとき、店のホステス=牧野千加子が助けて欲しいと駆け寄ってきた。石岡は断わったが、中田は彼女を踊りながら出口まで導くことにした。ところが店の外には二人の男が待っていた。中田は男たちを殴り倒すと千加子をタクシーに乗せて一緒に逃げた。千加子は神戸にある暗黒街のボスの女だった。表面は紳士だが、人を虫けら同然に扱う冷酷非道な振舞に千加子は恐ろしくなって逃げたのだ。彼女は知り過ぎているために命を狙われていた。

翌日から石岡による講義が始まった。彼は中田にコルト45の特徴を頭の中に叩き込むように言った。返り討ちに遭った男=中島はワルサーP38を使用したが、故障を起こして一発も撃たないまま命を落としたからだ。石岡は連日、中田に付きっ切りで指導した。石岡の家には妹の菊代が同居していたが、視神経萎縮で視力が低下していた。同情した中田は石岡に黙って彼女を東京の大学病院へ連れて行った。その結果、神戸の大学病院に勤める八十島博士が手術に成功し、治る可能性があるということがわかった。

石岡の特訓は実践に移った。木と木の間を移動する人型の的に中田は初めて銃を撃ったが、それは石岡の想像を超えていた。うますぎるのだ。中田が拳銃を撃つために生まれてきた男だと確信すると免許皆伝を言い渡した。実践の様子を見ていた小寺は、石岡に小手調べとして仕事をさせようと言った。神戸のボスから依頼された仕事とは、千加子を消すことだった。

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