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アタックNo.1

  • posted at:2011-01-16
  • written by:砂月(すなつき)
あたっくなんばーわん
東宝=東京ムービー
配給:東宝
製作年:1970年
公開日:1970年3月21日 併映「キングコング対ゴジラ」「巨人の星 大リーグボール」「やさしいライオン」
演出:岡部英二
原作:浦野千賀子
脚本:田村多津夫 辻真先 小沢洋 出崎哲
作画監督:竹内留吉 若林哲弘 吉田茂承
原画:中村英一 伊勢田幸彦 箕輪紀行 朝倉隆 村田耕一 塩山紀生 米川巧真 束田きよし 飯野皓 津野二朗 後藤静夫 清山滋崇 小泉謙之 白土武 星野赫子
動画:窪田正史 吉原彰雄 田中柚美 西戸スミエ 板本澄江 平野聖子 原完治 田中憲一 宮川洸二 鶴岡洋治 米川純子 今井博正 鈴木昇 山下征二
仕上げ:若井喜治 青井和子 小島肇子 布川静子 白石美智子 木曽千代 井津井浩子 田中明子 工藤秀子 西谷正子 新山建司 菊地真理 福本久夫 金沢聖子 矢部敦子 渡辺千津子 足立原好美 大野雅世 小山明子 植松淑子 遠藤久美子 山名公枝 高橋昌子 佐藤通子 小林純子 橋本弘美 武田直子 柳川佳子
美術監督:池田準
背景:小関俊之 山本敏明 石黒一枝 中島洋子 伊藤攻洋 現代制作集団
撮影監督:清水達正
撮影:若菜章夫 大和田亨 山崎茂 八巻磐 三沢勝治
音楽:渡辺岳夫
録音監督:山崎あきら
録音技術:三浦千治
効果:片桐陽三
編集:井上和男 太田一江
制作進行:高橋善光
主題歌:「アタックNo.1」大杉久美子
協力:フジテレビ
連載:週刊マーガレット
制作協力:Aプロダクション
音響:映音
現像所:東京現像所
声の出演:小鳩くるみ 森功至 沢田和子 山口奈々 坂井すみえ
アメリカンビスタ カラー 62分

静岡の富士見学園中学部であることが問題になっていた。それはこの秋に転校してきたばかりの2年生・鮎原こずえが授業中にいねむりばかりしていることだった。学園長はスポーツにも力を入れるという新たな方針を掲げ、東京の名門校・明法学園の文武で優秀な彼女を転入させて刺激を与えるという手段を選んだが、それは逆効果となっていた。口うるささで有名な数学教師の「インゴウ」から注意を受けたにも拘らずそしらぬ態度を取ったことで、こずえは落ちこぼれグループから一目置かれた。のびのびと学園生活を送るこずえには退屈な授業よりもカッコたちとゴーゴーダンスを踊っていた方が新鮮だった。ある日の放課後、バレーボール部の練習を見学していたこずえをミスしたサーブのボールが襲った。すると彼女は動じることなくレシーブで返したのだ。こずえが毎日練習を見に来ていることを知っていたキャプテンの桂城由美は入部を薦めたが、そっけなく去って行った。

生徒会副会長の一ノ瀬努は落ちこぼれグループと付き合うこずえに対して反感を持っていたが、こずえの叔父と努の叔母が夫婦であることがわかり親しみを感じるようになった。グループのことが職員会議で取り上げられたことをこずえたちに伝えると、それはあなたたちが色眼鏡で見ているからだと反発した。そこへやってきたのは、由美からこずえの勧誘を命じられたバレー部員だった。するとこずえは思わず「あんなバレー部じゃ」と本音を漏らしてしまった。部員からバレー部が侮辱されたことを聞いた由美は、こずえをコートに呼び出しテストを行った。由美たちが打つサーブをことごとく拾うこずえ。そんな彼女にも疲労が見えたが容赦なく攻撃は続いた。見兼ねたカッコたちが割って入ると、スポーツならいつでも受けて立つわと由美が見下して言った。それを聞いたこずえは、試合をしてあなたたちに勝って見せると宣言した。目的がないとやる気が起こらないという彼女にスイッチが入ったのだ。カッコたちはバレーボールのルールを全く知らなかったが、一ヶ月あれば強いチームに作り上げること出来ると信じていた。

試合はワンセットマッチで行われることになり、こずえは自信を持って臨んだ。だが由美が打つサーブに翻弄され、1点も取れないまま8点をリードされた。技術をカバーできるのはファイトだと考えて練習してきたこずえはここでタイムを取り、互角の実力が緊張で発揮出来ていないだけだとみんなを奮い立たせ作戦を耳打ちしたのだ。6人は一列に並ぶと空を見上げて集中し、それぞれのポジションにつくときに大声を出したのだった。その不気味さに由美のコントロールが甘くなるとおフクが拾い、カッコがトス。こずえのスパイクが決まりサーブ権を奪うと勢いづいた。一進一退の攻防の末に落ちこぼれグループが勝利し、カッコたちは初めて努力をして成果を挙げたことに涙した。負けを認めた由美は3年生が抜けて弱体化するバレー部の力になって欲しいと頭を下げた。するとバレーボールが思い切り出来るという喜びを再び感じたこずえは全員で入部することに決めたのだった。

屋台的映画館
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日本以外全部沈没

  • posted at:2011-01-03
  • written by:砂月(すなつき)
にほんいがいぜんぶちんぼつ
「日本以外全部沈没」製作委員会(クロックワークス=トルネード・フィルム=ウェッジホールディングス=角川ヘラルド映画=ジャパン・デジタル・コンテンツ信託=リバートップ)
配給:クロックワークス=トルネード・フィルム
製作年:2006年
公開日:2006年9月2日
監督:河崎実
監修:実相寺昭雄
プロデューサー:二木大介 河崎実 鈴木政信
原作:筒井康隆
原典:小松左京
脚本:右田昌万 河崎実
撮影:須賀隆
企画:叶井俊太郎
音楽:石井雅子
美術:池谷仙克
録音:星一郎
メイク:小堺なな
衣装:川崎健二
スチール:金子博
助監督:落合崇
編集:前蔦健治
操演:保倉一郎
音響効果:伊藤克己
製作担当:福士茂
特撮:特撮研究所
出演:小橋賢児 柏原収史 寺田農 村野武範 藤岡弘、
アメリカンビスタ カラー 98分

2011年、突然の天変地異によりアメリカ大陸が一週間で海に沈んだ。奇しくも9.11事件から10年目のことだった。国民がパニックに陥っている中、ペピトーン大統領と政府首脳はエアフォースワンで一足先にワシントンを飛び立っていた。その行き先は、沖縄のアメリカ軍基地ではないかというのが専らの噂だった。世界はこの災害に対し迅速に対応した。オーストラリアは1500万人、イギリスは1200万人の難民の受け入れを発表した。日本政府も対応を迫られ、安泉純一郎・総理大臣は石山新三郎・防衛庁長官に相談を持ちかけた。石山は、難民を受け入れる条件として在日アメリカ軍基地の返還、基地内にある武器・弾薬の無償譲渡を盾に交渉することを提案した。その頃、日本の空港には自家用ジェット機を所有するハリウッドのトップスターが次々と降り立っていた。沈没の影響は一般家庭の食卓までに及んでいた。小麦など原材料のほとんどをアメリカからの輸入で賄ってきた日本では、食品の価格が暴騰していた。

アメリカ大陸が沈没してから一週間後、今度は中国大陸が沈没を始め、その一週間後にはユーラシア大陸が沈没した。さらに二日後にはアフリカ大陸、その翌日にはオーストラリア大陸が沈没した。そしてついに日本以外の陸地が地球から消えた。

2014年、元首脳の溜まり場となっているクラブ・ミルトには、職を求めた世界中のスターがこぞって集まっていた。クラブ・ミルトは元々マスコミ関係者が利用していたが、いつの間にか情報を当てにした各国の元首脳が集うようになっていたのだ。テーブルで飲んでいた新聞記者の「おれ」とテレビ局プロデューサー・古賀は、地球物理学の権威・田所博士の記者会見場にいた科学雑誌記者・後藤から話を聞いた。「ここ三年の地球的地殻変動のあらましと、今後の予測」と題した会見の内容に二人は驚愕した。

屋台的映画館

クール・ディメンション

  • posted at:2010-12-22
  • written by:砂月(すなつき)
くーるでぃめんしょん
「クール・ディメンション」フィルム・パートナーズ(クレイ=テンダープロ)
配給:「クールディメンション」フィルム・パートナーズ
製作年:2006年
公開日:2006年7月1日
監督:石井良和
製作総指揮:斎藤正明 井内徳次
プロデューサー:磯部伸二郎 山本英夫 北村敏彦
ラインプロデューサー:増野琢磨
プロデューサー補:林大造
キャスティングプロデューサー:小林良二
脚本:佐東みどり
脚本協力:山本晃久
企画:いさみたかお
撮影:佐久間公一 ふじもと光明
音楽プロデューサー:瀬戸郁寛
音楽ディレクター:秋谷学
テーマ音楽:「LONELY BUTTERFLY」tree bird
アクション監督:谷垣健治
美術:津留啓亮
録音:稲見勝
照明:賢人
編集:平井将人
助監督:加藤智則
出演:三津谷葉子 大谷允保 重泉充香 二階堂智 川地民夫
アメリカンビスタ カラー 72分

六本木にあるクラブのVIPルームで、政治家秘書・篠田郷が死んだ。この事件は公には拳銃自殺ということになっていたが、真相はキャットスーツに身を包んだ美女三人組による暗殺だった。詩織、美加、純子の三人は、父親代わりの黒川の手で「殺人マシーン」として育てられた。彼女たちは、明晰な頭脳と鍛え抜かれた肉体を駆使して次々と獲物を狩った。

黒川のもとに新たな指令が舞い込んだ。それは津山広志議員の秘書・村岡晴樹の暗殺だった。黒川は三人を部屋へ集め、指令を伝えた。詩織は週刊ハンティング編集部に記者として潜入し社員の早川由美を見張ることにした。村岡は突然行方を晦ましたが、唯一の接点を持つ人物が由美だったからだ。詩織は先輩の木村に見習いとしてつき、俳優の松田のスキャンダルを追った。そして逃げ出した松田を先回りしてスクープ絡みのコメントを取ったことで編集長から信頼を得たのだった。そして深夜、社員がみな退社したことを確認してオフィスに戻った詩織は、由美のパソコンの中にあったメールの内容を見て村岡とのつながりを確信するが居場所を突き止めることは出来なかった。そこで翌日、帰宅する彼女の後を追ったのだが、由美は何者かによって拉致されてしまった。村岡の足取りを追っていたのは詩織たちだけではなかったのだ。由美が口を割らないことから一味は彼女を拷問した。だがそれでもしゃべろうとしないためついに彼女を殺してしまった。道端に捨てられた死体を見つけた詩織は、そばに落ちていた携帯電話のロックを解除し受信メールで村岡がオールパークビルに現れることを知った。

翌日、三人はオールパークビルで張り込みを続け、詩織が村岡の姿を確認した。彼女は同じエレベーターに乗り込むと、村岡の背後に回って二人きりになる時を待った。そしてその時がついにやってきたが、村岡は突然口を開いた。「殺し屋か?」。村岡は、詩織に仕事を依頼した人物は俺に弱みを握られている心の底から憎悪するほど醜く歪んだ政治家だと言った。そして計画が実行されれば俺は死んでも構わないと続けた。それを聞いた詩織は今回の依頼に疑問を持つようになった。

屋台的映画館

ドリームメーカー

  • posted at:2010-12-18
  • written by:砂月(すなつき)
どりーむめーかー
ライジングプロダクション=東映=TBS
配給:東映
製作年:1999年
公開日:1999年10月23日
監督:菅原浩志
製作総指揮:平哲夫
製作:岡田裕介 児玉守弘 春日たかし
プロデュース:平野隆
プロデューサー:林みのる
脚本:菅原浩志 犬童一心 小林弘利
脚本協力:浪江裕史
企画:遠藤茂行 竹村幸男
撮影:林淳一郎
音楽:佐橋俊彦
音楽プロデューサー:土屋純一
照明:山川英明
録音:辻井一郎
美術:小澤秀高
編集:板垣恵一
助監督:野崎邦夫 小久保利己
スクリプター:松橋章子
製作担当:今村勝範
出演:辺土名一茶 上原多香子 袴田吉彦 梅宮辰夫 富司純子
アメリカンビスタ カラー 112分

バンド活動に明け暮れ、搭載したスピーカーから流れる大音量の音楽を聴きながら改造バイクをすっ飛ばすという毎日を送る杉浦マサトは高校生活最後の一年を悔いなく過ごそうと思っていた。だが4人組のハードロックバンドは何度ライブハウスのオーディションを受けても認められることがなく、その原因が自分のドラムにあるのではないかと考えていたマサトはひどく落ち込んでいた。そんな彼を家族は心配しながらも見て見ぬふりをしていた。ある日、いつものようにバイクを走らせていると大型バイクの集団に取り囲まれた。彼らはレッド・ヒートという伝説の暴走族で、コワモテの連中が近づいてきたことでマサトは震え上がった。ところが男たちは見た目と違ってとてもフレンドリーで、雑誌の特集ではレッド・ヒートの一員として載っていた。それを見たバンドメンバーでクラスメイトの小森敏和と森真一は憧れた。というよりも紅一点の小柳麗香に興味を持ったのだった。ある夜、マサトが仲間とともに走っていると取り締まりのパトカーに進行方向を阻まれた。レッド・ヒートのメンバーは観念しておとなしく停車したが、怖気づいたマサトはUターンして逃げ出したのだった。その結果、リーダの逆鱗に触れ破門されてしまった。彼が楽曲を編集したカセットテープを気に入っていた麗香は落ち込むマサトに近づき、もらってもいいよねと手を出した。言われるがままに手渡したが、内心とてもうれしかった。

杉浦家はマサトの他に、自動車修理工場を営み自分の気に入った仕上がりになるまでとことんこだわり続ける職人気質の父親の勝美、一家の金庫番で食事の栄養や教育には小うるさい母親の芳江、兄を見下している中学生で妹のあいの四人暮らし。ある日、マサトがバイクをいじっているとキャブレターを交換しなければならないことがわかった。そこで芳江に小遣いをせびったのだが、大学受験や将来の話を持ち出され何も言えなくなった。彼は夜中にこっそりと家を抜け出して駐輪場のバイクから盗み出すことにしたのだが、パトロール中の巡査に見つかり御用となった。警察から連絡を受けた勝美はそんなはずがないと信じて部屋に行ったが息子の姿はなく、居間に戻ると芳江が着替えをして出掛ける準備をしていた。芳江は子育ての責任を感じており、話を聞いた勝美は言葉を失った。翌早朝、マサトを引き取り警察署を出た芳江は、自分と勝美の分と言ってゲンコツを2発食らわせた。

雨の夜、マジックランタンという小さなレンタルレコード店に立ち寄ったマサトは、そこで自分が聴きたかったたくさんの貴重なレコードと出会った。彼はここで働きたいと思ったが、店長の重田はそんな余裕はないと言って断った。だがマサトが恐ろしい程の熱意を見せたことで折れ、渋々採用することにした。この店のレコードの一部は重田の姪・美希の亡き父親のコレクションで、彼女は傷がつくと反対する重田の意見を押し切って提供することにしたのだ。聞いてもらうために生まれてきたレコードたちが埃を被るのを可哀想だと感じていたのだった。居場所を見つけたマサトは、音楽の知識を生かして接客を始めた。店のために、そして美希のために。

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トラック野郎 御意見無用

  • posted at:2010-12-10
  • written by:砂月(すなつき)
とらっくやろうごいけんむよう
東映
配給:東映
製作年:1975年
公開日:1975年8月30日 併映「帰って来た女必殺拳」
監督:鈴木則文
脚本:鈴木則文 沢井信一郎
企画:高村賢治
撮影:仲沢半次郎
録音:内田陽造
照明:山口利雄
美術:桑名忠之
編集:田中修
助監督:馬場昭格
記録:勝原繁子
擬斗:日尾孝司
スチール:藤井善男
進行主任:堀賢二
装置:井保国夫
装飾:米沢一弘
美粧:吉住久良蔵
美容:花沢久子
衣裳:内山三七子
演技事務:山田光男
現像:東映化学
音楽:木下忠司
主題歌:「一番星ブルース」菅原文太 愛川欽也
挿入歌:「トラック・ドライビングブギ」ダウン・タウン・ブギウギ・バンド
企画協力:株式会社カントリー
協力:トラックアクセサリー専門店塚本屋中村商店 ニットータイヤ
出演:菅原文太 夏純子 中島ゆたか 湯原昌幸 愛川欽也
シネマスコープ カラー 98分

日本全国を愛車の11トントラック・一番星号で駆け回る長距離運転手の星桃次郎は、熱血漢で情にもろいが惚れっぽいのが玉に瑕。家を持たない彼はトラックで寝泊りし、特殊浴場を第二の故郷としている。緊急車輌と称して進路を強引に確保したり、積荷をちょろまかすのはお手の物。そんな彼の相棒は、4トントラックの運転手でやもめのジョナサンこと松下金造。四男、三女、妻一人の大家族の大黒柱で、温厚な性格は桃次郎から信頼を得ている。かつて警官だった彼は、花巻の鬼台貫としてトラック野郎たちに恐れられた。台貫とは過積載取締りで使用される大型の秤で、代官と台貫をもじってそう呼ばれていたのだ。だがパトカーでの飲酒運転が発覚したことで懲戒免職となり、トラック運転手に転職したのだ。彼らの行くところに騒動あり。

函館へ向かう途中にトイレ休憩で盛岡の手打ちうどん・くるまやに立ち寄った桃次郎は、そこで働くウェイトレスの倉加野洋子に一目惚れした。あんなきれいな娘が不釣合いな場所で働いているのには何か特別な事情があるに違いないと思った金造は、彼女の心のうちを聞きだそうとした。だが紳士ぶった桃次郎がよせと遮り、人には触れられたくない昔があるんだとかっこつけた。話の流れで二人が北海道へ行くことを知った洋子は、ハマナスがきれいでしょうねと呟いた。桃次郎はその言葉が忘れられず、荷を降ろしてからも函館中を回ってハマナスの花を探しが見つからなかった。青函フェリーで青森に戻ってきたものの桃次郎の心はここにあらず。金造が桃次郎を元気づけるためにストリップ劇場・青森ロマンス座に入ろうと誘っていたそのとき、ヤクザ者から追われる男が入り口から飛び出してきた。車に傷をつけられたことに怒り心頭の桃次郎は、襲ってくる奴らを片っ端から殴り倒した。その様子に金造は、ハマナスボケが治ってよかったと心から喜んだ。

桃次郎に助けられた男は万田千吉といい、踊り子に手を出したことでヤクザ者にたたき出されたのだ。行くところのない千吉は助手にして欲しいと頭を下げてきたが、金造は粋なトラック野郎は助手を持たないんだと相手にしなかった。だが社長と呼ばれ、トラックを褒められていい気持ちになった桃次郎は快諾した。それに腹を立てた金造は絶交した。再びくるまやに立ち寄った桃次郎は、駐車場から店内の様子を探ると千吉にあのきれいな子に花束を渡してこいと命じた。千吉が花屋で手に入れた花束は赤いカーネーションだったが、桃次郎にはハマナスが赤い花だという情報しか持ち合わせていなかったため、これで代用したのだ。大成功だと店から飛び出してきた千吉に、桃次郎は気を良くして店内に入ったが、花束を持っていたのは洋子ではなくモナリザお京こと竜崎京子だった。何かと桃次郎の世話を焼く京子は、大好きなカーネーションを貰ったことで喜びが爆発。足取りも軽く仕事に向かった。複雑な心境でいる桃次郎に声を掛けてきたのは、勝負がしたくて九州から出て来たという関門のドラゴンだった。

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