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沖縄怪談逆吊り幽霊 支那怪談死棺破り

  • posted at:2011-03-20
  • written by:砂月(すなつき)
おきなわかいだんさかさづりゆうれいしなかいだんしかんやぶり
大蔵映画=東方影業社
配給:大蔵映画
製作年:1962年
公開日:1962年6月13日 併映「米国怪談太陽の怪物」
監督:小林悟 邵羅輝
製作:大蔵貢
製作補:許承鋲 大蔵満彦
脚本:金田光夫 松井稔
撮影:岩橋秀光
音楽:近江俊郎 長瀬貞夫
美術:黒沢治安 小汲明
照明:市川幸雄
録音:田久保敏夫
編集:金子半三郎
助監督:小川欽也 遠藤慎介
出演:香取環 扇町京子 大原譲二 御木本伸介 九重京司
シネマスコープ カラー 78分

比嘉産業の社長令嬢・玲子と結婚した健生は幸せな新婚生活を送っていた。ある日、玲子の父親が突然他界したことで健生がその後任を務めることになったが、彼も原因不明の病に倒れたのだ。熱は一向に下がらず、担当した医師も打つ手は全て打ったが手の施しようがなく東京の病院へデータを送って指示を仰いだのだが、対処法はわからず仕舞いだった。人事を尽くして天命を待つ、それが医師の今の心境だった。その頃、熱に浮かされる健生は朦朧とした意識の中で玲子のことばかり考えていた。男との会話が聞こえれば、彼女が誰かと浮気して自分が捨てられてしまうのではないかと気が気ではなかったのだ。衰弱が進み死を予感した健生は、玲子を呼び寄せるともし僕が死んだら君はどうするのかと尋ねた。それを聞いた玲子は彼を元気づけようとしたが、健生は心の中で僕が死ぬのを待っているんだろうと悲観した。世界中の女は嘘つきで男を騙す悪魔だと考える健生は中国に昔から伝わる「死棺破り」という話を始めた。

その昔、中国に荘周という高名な学者がいた。国王は彼の見識を聞き大臣として迎えようとしたのだが、荘周はその窮屈な生活を嫌った。自由な隠者の生活に憧れていた彼は美しい妻・田花を残して一人で山深く入り、老師の隠れ家を訪れて弟子になった。苦難修行の末に仙術を会得し、自由自在に姿を変える術を覚えた荘周が帰宅すると、田花は満面の笑みで出迎えたのだった。荘周は苦行の間もお前のことを忘れることがなかったと言ったが、田花がそれを信用していないことは言葉の端からわかった。蝶になって美しい春の野辺を飛び回っている夢を見たと話しても、きっと美しい女蝶を追い回していたんでしょうと嫌味を言う。常々世の女は浮気性で嘘つきだと考えていた荘周は、山を下りる途中であった出来事を田花に話した。三日前に死んだ夫を土葬した女がいたが、彼女はそこに向けて団扇を仰いでいた。不思議に思った荘周が尋ねると、夫が死に際に土が乾くまでお前を愛し続けると言ったことから一日も早く好きな男と結婚するために毎日仰いでいるのだという。そこで私が代わりに乾かしてあげましょうと荘周が団扇を手に取ると土はあっという間に色を変えたのだった。話を聞き終えた田花は私を疑うとはあんまりだと嘆き、万一あなたが亡くなったら私も一緒に死にますと言った。彼女の真相を知りたくなった荘周はその場で自分の心臓を止めて死んだ。一緒に死ぬと言ったものの現世に未練がある田花は荘周の弟子になりたいとやってきた王子に一目惚れし、葬式を手早く済ませて求婚したのだった。結婚式当日、王子は持病の発作に倒れた。従者の男はこの奇病は医者の薬では治らないが、人間の脳みそを食べさせればすぐに治ると田花に告げた。すると彼女は裏山の洞窟にある棺の場所へ向かったが、そこにいたのは生きている荘周だった。荘周の遺体も王子も全て彼が仙術で作り出した幻で、田花を責め続けると彼女は発狂し業火に焼かれて死んだ。

健生の話を聞き終えた玲子は、証を示すために自分の顔に傷をつけた。

屋台的映画館
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  • posted at:2011-03-09
  • written by:砂月(すなつき)

PARCO
配給:PARCO
製作年:1995年
公開日:1995年6月20日
監督:山崎幹夫
製作:伊東準一 根占克治
プロデューサー:西村隆 山崎陽一
脚本:山崎幹夫
撮影:圖書紀芳
音楽:勝井祐二
美術:上野茂都
照明:黒橋隆成 岩崎豊
録音:川嶋一義 菊池信之
助監督:森崎偏陸
編集:吉田博
記録:天池芳美
出演:佐藤浩市 平常 荒井紀人 緒川たまき 田口トモロヲ
アメリカンビスタ カラー 92分

北太平洋の西に連なる列島。その最北端にある島の奥深い山の中に、「プ」族と呼ばれる人々が住む「プの里」があった。キショウレは、息子のパクチョンを連れて生まれ故郷に帰ってきた。

パクチョンはキショウレが世界各地を放浪していたときに生まれた子供だった。二人はいつもの様に当てのない旅を続けていたが、パクチョンの耳に突然メッセージが飛び込んできた。「海の仲間よ。氷の大地の仲間よ。離れて生きる全ての仲間よ。聞こえますか?聞こえますか?」。パクチョンは、メッセージの発信源である「プの里」に行きたいとキショウレに言った。里の人々は、キショウレの姿を見るや否や一目散に逃げ出した。若かりし頃のキショウレは手を付けられないほどの乱暴者だった。その様子を見るに見かねた長老・ウジャキ婆さんは、ドラゴンに変身すると呪文を唱えた。するとキショウレは、地球の裏側まで吹っ飛ばされた。

「プの里」ではスーパーリゾート・ワッショイ健康ランドの建設計画が進行していた。多くの人々は仕事を求めて島を去り、これといった産業の無い島は寂れて行った。青年団長のツバサは、妻のヒロミと相談した。里を立て直し、自立するにはどうすればいいか・・・。その話に興味を示した「ワ」の国のアカツカサンジとサケノウミの親子は、テーマパークの建設構想を持ち掛けてきた。テーマパークが成功すれば「プの里」に観光客を集まり、民族の歴史と誇りを取り戻せると考えたツバサは、里の人々に協力を求めた。アカツカが恐れていたのは、キショウレの存在だった。「ワ」の人間に嫌悪するレイヴンはこのテーマパーク建設に反対を唱えていたが、もしそれにキショウレが加担することになれば計画が頓挫する可能性があったからだ。アカツカは、里の土地を安く買い叩こうとしていた。

キショウレは胡散臭い儀式を行い、ウジャキ婆さんと20年前に行った谷に「プ」族伝来の秘宝があることをご先祖様が教えてくれたと人々に話した。もしその宝が見つかれば、「プの里」の救世主となることは間違いなかった。里はにわかに慌ただしくなった。

屋台的映画館

柳生一族の陰謀

  • posted at:2011-02-28
  • written by:砂月(すなつき)
やぎゅういちぞくのいんぼう
東映=東映太奏映画村
配給:東映
製作年:1978年
公開日:1978年1月21日
監督:深作欣二
脚本:野上龍雄 松田寛夫 深作欣二
企画:高岩淡 三村敬三 日下部五朗 松平乗道
撮影:中島徹
音楽:津島利章
美術:井川徳道
照明:北口光三郎
録音:溝口正義
編集:市田勇
出演: 萬屋錦之介 松方弘樹 西郷輝彦 千葉真一 大原麗子
アメリカンビスタ カラー 130分

元和九年、徳川二代将軍秀忠が江戸城大奥にて死去した。秀忠の死は、発病後わずか二時間という文字通りの急死であり、そこに不自然な異変の匂いを嗅ぐ者もいたが、大奥御典医は食あたりによる中毒死として発表した。その夜、お毒見役・小室喜兵衛が自刃して果てた。遺書はなかったが、将軍不慮の死の責任を一身に引き受けた措置として誰一人疑念を挟む者はなかった。しかし秀忠の死は時の幕府にとって容易ならぬ問題を孕んでいた。後を継ぐべき三代将軍がまだ決定していなかったのだ。三代将軍の座は、本来ならば長男である家光が継ぐはずだったが、不幸な容貌と性癖ゆえに父親から疎まれていた。これに対し資質英明な弟の駿河大納言忠長は家中の期待を一身に集めており、母・崇源院於江与も次期将軍には忠長をと切望していた。この思惑は御三家や幕閣にも反映した。老臣たちも熱心な忠長擁護派だったが、若手老中・松平伊豆守信綱や春日局の一派は、家光を推して譲らなかった。さらに徳川幕府の権威失墜を期待する京都宮中の一派の思惑も絡んで、大阪夏の陣以来十余年の安定に馴れた天下は、再び動乱の兆しを見せ始めていた。

秀忠の死を不審に思っていた柳生但馬守宗矩は、子女である左門友矩、又十郎宗冬、茜の三人を増上寺・将軍家霊廟に向かわせた。ところが先に忍び込んでいた何者かが、遺体から胃を切除し持ち去ろうとしていたのだ。三人は黒装束の男たちを切り捨てると胃が入った袋を奪った。屋敷で友矩たちが持ち帰った胃を鑑定した宗矩は、秀忠が砒素によって毒殺されたことを確認した。
宗矩は、秀忠の死の真相を家光の前で打ち明けた。秀忠は家光を廃嫡とし、忠長を次期将軍に据えようと考えていたが、それを阻止したのが松平伊豆守信綱と春日局だった。彼らは小室喜兵衛に対し三日間食事に砒素を混入するように命じていたのだ。たとえ信綱たちが行動を起こさなくても、秀忠の命は宗矩の手で潰えるはずだった。全ては家光のことを思ったが故。自身にコンプレックスを感じていた家光は、宗矩が発した「運命(さだめ)」という言葉に心を揺り動かされ将軍になる決心をした。

今回の一連の騒動に土井大炊頭利勝と於江与は疑念を抱いていた。それは次期将軍の座に家光を執拗なまでに推していた信綱と春日局の存在だった。利勝は、秀忠が毒殺された可能性があることを忠長に話した。突然の話に驚いた忠長は、真偽を確かめるために家光と直接会って話し合うことにした。忠長は遺体を検めるべきだと主張したが、家光は理由をつけて断固として拒否した。これを機に両者の対立が深まっていった。

屋台的映画館

濡れ髪三度笠

  • posted at:2011-02-17
  • written by:砂月(すなつき)
ぬれがみさんどがさ
大映(京都撮影所)
配給:大映
製作年:1959年
公開日:1959年8月1日
監督:田中徳三
制作:三浦信夫
企画:浅井昭三郎
脚本:八尋不二
撮影:武田千吉郎
録音:林土太郎
照明:岡本健一
美術:内藤昭
音楽:飯田三郎
色彩技術:青柳寿博
編集:菅沼完二
装置:梶谷輝夫
擬斗:宮内昌平
邦楽:中本敏生
助監督:池広一夫
制作主任:田辺満
出演:市川雷蔵 本郷功次郎 淡路恵子 中村玉緒 楠トシエ
シネマスコープ カラー 98分

十一代将軍家斉の四十人目の妾の子長之助は老臣久保寺平左衛門とともに幼少から三州岡崎藩に預けられ、居候的な生活を送っていた。時が来れば一国一城の主となるべき身だと平左衛門はいうものの、そんな日がくることはないと信じている長之助は気楽に考えていた。例えその日が世子元服の佳日であっても自分には関係ないこと。日陰者は顔を出すべきではないと言いながらこっそりと城を抜け出して神社の縁日に顔を出した。日に二十文の小遣いで八本の団子と二本の飴を買い手持ちがなくなった長之助は、回転円盤遊戯という賭け事が気になり足が止まった。香具師からいかがと声を掛けられたため頭に乗せた手拭いを賭けたのだが、これが揉め事の始まりだった。いくら言っても長之助が銭を払わないためついに痺れを切らした親分が出てきたのだ。すると偶然通りかかった濡れ髪の半次郎が仲裁に入ったが、一度火がついた親分の怒りが収まることはなかった。観衆を味方につけて大立ち回りを演じた旅鴉は見事に子分たちを追い払うことに成功したが、何度呼びかけても長之助は姿を現さなかった。その声を聞きつけてやってきたのは彼を慕って長旅を続ける鉄火肌の姐御お蔦だった。女に滅法弱い半次郎は早足でその場を立ち去った。

長之助が戻ると城は大騒ぎになっていた。彼の姿を見つけた平左衛門は涙ながらに将軍家の使者が待っていることを告げた。五万一千石甲州鷹取藩の藩侯が逝去したが世継ぎがいなかった。御家断絶となれば更に浪人の数が増えることから、家斉は三十八人いる部屋住みの我が子の中から抜擢することにした。老中堀尾備前守は自分の娘が生んだ家斉の若君を推薦するが、七歳と聞いて落胆した。他に誰もいないならまだしも他に三十七人も職のない倅がいるのだ。松平伊豆守に相談した結果、後腐れのない籤引きで決めることになった。目隠しをした家斉が箱の中の碁石を取るとそこには長之助の名が書いてあったのだ。その話を使者から聞き感泣する平左衛門とは裏腹に長之助はひとつため息をついた。早速一行は江戸へ向けて出立したが、道中で長之助が銃撃を受けたため平左衛門は若君の身を守るべく急遽間宿に泊まることした。その夜は三河の花火大会でもっと近くで見たい長之助は外へ行こうとしたが、平左衛門に咎められ拗ねた。その頃、一行のせいで半次郎はおさきとその父親との相部屋になった。島田宿に身を沈めるおさきの思い出作りをしてくださいと父親に言われ花火を見に川原へ連れて行くが、そこにいたのはお蔦だった。おさきにやきもちを焼いたお蔦が半次郎を引っ張って行くと彼女はひとり残された。お守りを落としたことに気づき辺りを見回すおさき。するとそのお守りをそっと差し出したのは宿を抜け出した長之助だった。その時、彼の命を狙う刺客の群れが現れ、おさきの悲鳴を聞いた半次郎が駆けつけた。

屋台的映画館

ワールド・アパートメント・ホラー

  • posted at:2011-02-06
  • written by:砂月(すなつき)
わーるどあぱーとめんとほらー
ソニー・ミュージックエンタテインメント=エンボディメント・フィルムズ
配給:エンボディメント・フィルムズ
製作年:1991年
公開日:1991年4月5日
監督:大友克洋
プロデューサー:大崎裕伸 加藤悦弘 風間康久
原案:今敏
脚本:大友克洋 信本敬子
企画:肥田光久
撮影:篠田昇
音楽プロデューサー:石川光
音楽:埜邑紀見男
音楽録音:町田尚己
・・・:「東京ブギウギ」中島文明
・・・:「CELEBRATION」エックス
美術:細石照美
照明:渡邊孝一
録音:弦巻裕
助監督:緒方明
編集:鈴木歓
製作担当:久保淳
製作協力:クォーター・フラッシュ
企画:ソニー・ミュージックエンタテインメント
出演:田中博樹 中村ゆうじ 中川喜美子 清水宏 南雲勇助
アメリカンビスタ カラー 97分

様々な人種が暮らす東京。その中心にポツンと建つアパート・南海荘は今にも崩れそうな様態だった。一見誰も住んでいなさそうなアパートだが、生活ごみはきちんと所定の場所に置かれ電気メーターは休むことなく動いていた。ある日、ここに住むアジア人を追い出すために派遣された暴力団・黒竜会のヒデと突然連絡が取れなくなった。そこで下っ端の一太が一室に居を構えた彼を訪ねたのだが、ドアをノックをしても返事はなく共同トイレかとそっちに顔を出したがやはり姿はなかった。そこで再びドアをノックをすると突然室内から発砲してきたのだった。腰を抜かした一太が大声を出すとヒデは銃弾が開けた穴から外を覗き、本人だとわかるといくつもある鍵を解除した。部屋の中に入った一太はその様子に息を飲んだ。ヒデは魔除けの陣の中に座り込み何かに怯えるような息遣いで日本刀を構えていたのだ。一太が組へ連絡するように言うとヒデは明日顔を出すとだけ答えた。そんな彼の様子に、シャブで頭にきたのかなと一太は考えた。

翌日、事務所から呼び出しを受けた一太が急いで向かうと室内が滅茶苦茶に荒らされていた。常軌を逸したヒデが大暴れしたのだ。幹部の国分に呼ばれた一太は、お前のようなインターナショナルな感覚の持ち主でなければ片付けられないとおだてられアパートの担当を任されたのだった。日本人なら立退料を請求されるが、言葉が通じないヤツラなら不法就労や期限切れの観光ビザなどを盾にすれば訳はない。何をしたって警察に駆け込む奴はいないから1週間の期限でやれと国分から命じられた一太は嫌と言えなかった。ラジカセを手に再びアパートを訪れた一太はまず大音量で音楽を流した。だが部屋からは誰も出てこようとしなかったため、ヒデがいなくなった201号室の室内を片付けることにした。ドアを開けっぱなしにして散らばった本の整理をしているとその中に世界妖怪図鑑という小学生向けの本があり、千円札を栞代わりに挟んでいたことから気になってページを開いた。そこには東南アジアの妖怪としてラクシャーが紹介されていた。ヒデが引いたと思われる線をたどりながら本を読んでいるとラジカセの音楽が止まった。カセットテープを交換しようと振り向いた彼の視線の先には、自分の部屋に入ろうとしている男が洗面器を持って立っていた。一太はそのパキスタン人に1週間以内に出て行けと怒鳴りつけたが、日本語がわからないと言ったため更にヒートアップした。そのとき数人の男たちの話し声が聞こえ、そっちに一太が気を取られているうちにマハムッドは部屋に籠った。そうなるといくら頑張ってもドアが開くことはないため、彼はターゲットを4人の方に替えた。「俺はヤクザだ」と脅しを掛けたもののヤクさんと勘違いされる始末。呆然としている間にそれぞれの部屋に逃げ込まれ、結局一人も追い出すことが出来なかった。長期戦を覚悟した一太だったが嫌がらせに動じない住人に逆にやり込められてしまい、肩を落として201号室に戻るとラジカセがおかしな動き方をしていた。

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