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口笛が流れる港町

  • posted at:2005-06-24
  • written by:砂月(すなつき)
くちぶえがながれるみなとまち
日活
配給:日活
製作年:1960年
公開日:1960年1月3日 併映「刑事物語 東京の迷路」「男が命を賭ける時」
監督:斎藤武市
原作:山崎巌
脚本:松浦健郎
企画:児井英生
撮影:高村倉太郎
音楽:小杉太一郎
主題歌:「口笛が流れる港町」小林旭
美術:坂口武玄
編集:近藤光雄
録音:福島信雅
照明:大西美津男
助監督:神代辰巳
色彩計測:幸田守雄
現像:東洋現像所
製作主任:野村耕祐
協賛:宮崎県観光協会 宮崎市観光協会
出演:小林旭 浅丘ルリ子 宍戸錠 小高雄二 白木マリ
シネマスコープ カラー 84分

はぐれ馬にまたがった滝伸次は気ままな旅をしていたが、寂れた相良鉱山の門に辿りつくと馬は歩みを止めた。いななく声を聞いて事務所を飛び出した管理人・杉山は喜びを隠せなかった。気性の荒いその馬は金時といい、見知らぬ者が乗りこなすことは困難なことから戻ってくることはないと考えていたのだ。感謝した杉山は伸次に食事を振舞い、鉱山が今置かれている状況を話した。相良鉱山は、以前は鉱夫を30人雇えるほどの活気があったが、気のいい若旦那の相良信夫が的場組に騙された。その結果、相良家の財産をむしり取られ鉱山も閉鎖に追い込まれていた。

歓楽街へ下りた伸次は目の前で起きている喧嘩の仲裁に入り、その中の一人が信夫を連れ戻しに来た瀬川であることを知った。伸次は瀬川に帰るように言うと、的場組が経営するキャバレー・マラッカに入って行った。美声を聞いた社長の的場は、伸次にマラッカで働かないかと誘うが、「そっちの目矩にかなっても、こっちの目矩にかなうかな」と断わった。それならばと的場は伸次をおもしろいところへ連れて行くと言った。地下にはダイスの賭博場があり、そこには殺し屋の太刀岡や泥酔した信夫の姿もあった。勝負は伸次の一人勝ちとなり、賭けるものが無くなった太刀岡は懐から拳銃を取り出しサシでの勝負を申し出た。しかし結果は伸次の勝ちだった。伸次は勝ったチップを信夫に全て預けたが、彼が抱えた借金の額には到底及ばなかった。

アメリカから2年ぶりに帰国した信夫の妹・杏子は、家庭内がおかしなことになっていることに気付き瀬川に説明を求めた。的場は酒が入ると前後の見境がなくなる信夫を利用し、博打の道へ引き込んだ。そして借金の額が膨らむと今度は鉱山の権利書をよこせと強引に催促してきたのだ。ところが権利書は杏子名義になっていたため信夫にはどうすることも出来なかった。翌日、杉山に相談をしに行った杏子は鉱山で伸次と出会った。そこへ息を切らしながらやってきた杉山の息子・三郎は、瀬川が的場組に連れて行かれたことを杏子に伝えた。伸次たちは急いで下山したが、瀬川は袋叩きに遭い道端に転がされていた。伸次に助けられた瀬川は、絶対に警察には通報してはいけないと念を押した。信夫の命は的場の手に握られていた。

屋台的映画館
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裸足のピクニック

  • posted at:2005-06-21
  • written by:砂月(すなつき)
はだしのぴくにっく
ぴあ=ポニーキャニオン
配給:ぴあ
製作年:1993年
公開日:1993年10月30日
監督:矢口史靖
製作:林和男 丸山寿敏
プロデューサー:古澤敏文 桂田真奈
エグゼクティブプロデューサー:矢内廣
脚本:鈴木卓爾 中川泰伸 矢口史靖
企画:熊倉一郎 大柳英樹 南條昭夫
撮影:古澤敏文 鈴木一博
音楽:うの花(橋本兼一 萩原崇弘)
録音:木浪洋一
ミキシング:鈴木昭彦
音響効果:高野慎二
ポジ編集:矢口史靖
ネガ編集:鵜飼邦彦
助監督:村山伸明
衣装:カネガエリツコ
ヘアメイク:神崎美香
美術:稲村彰彦
特殊美術:藤永哲也
特殊メイク:浦野克人
監督補:鈴木卓爾
出演:芹沢砂織 浅野あかね Mr.オクレ 梶三和子 娘太郎 
アメリカンビスタ カラー 92分

大学生の先輩とつき合っている女子高生の鈴木純子は馬鹿にならないひと駅の交通費を浮かすために友人の定期券を使いまわして電車に乗っていたが、その日に限って運悪く車掌にキセル乗車がばれてしまった。駅の事務所に連れて行かれた純子だったが、駅員が目を逸らした隙に定期券入れを引っ掴むと逃げ出した。構内を走りエスカレーターを駆け上がりトイレに逃げ込んで気持ちを落ち着かせようと用を足したがトイレットペーパーがなかった。慌ててカバンの中からティッシュペーパーを取り出そうとしたところ、中は空っぽ。そこには教材や生徒手帳、そして人には見せられない先輩とのツーショット写真が入っているはずだったが、走るのに夢中であちこちにばら撒いたことに気づかなかったのだ。しばらく考えた末、おとなしく事務所に戻ることにした純子だったが、連絡を受けて呼び出された母親と担任の姿を見た途端、足は他所へ向いてしまった。

行く当てのない純子は、電車で郡山に住む祖母のところに行くことにした。家の勝手口には鍵が掛かっておらず、こっそりと入り込むと誰もいない部屋の畳まれた布団にもたれ掛かった。すると疲れが出たのかそのままぐっすりと眠り込んでしまった。その夜、電話のベルで目覚めると誰かが表の扉の鍵を開けて入ってきた。頭がはっきりしない純子は相手が驚く声でようやくそれが誰だか理解した。それは彼女の両親だった。母から祖母が亡くなったと聞き、それでこの家に誰もいなかったのかと気づいたのだ。葬儀が終わり両親に連れられて自宅に戻る純子だったが、父が運転する車が走行中にバイクと接触事故を起こした。父母ともに病院に入院することになり、幸い無傷だった純子は母の言いつけに従って祖母の遺骨を自宅まで届けることになった。最寄りの駅に着き暗い夜道を歩いて帰っていたが段差につまづき車道に骨壺を落としてしまった。間が悪いことにそこへ路面清掃車が通り掛かり、粉々に砕け散った破片や遺骨をきれいに片付けて行ったのだった。その様子を呆然と眺める純子。相談相手を求めて先輩のアパートを訪れたが不在だったためあきらめて帰ることにしたが、その途中で清水家の通夜の会場の前を通り掛かり良からぬことを思いついた。この家の親類として上がり込み故人の遺骨を盗み出そうと考えたのだ。純子は台所にきたおばさんから火葬場へ行くのは明日だと聞き落胆した。そのおばさんから燗をつけるようにと頼まれた彼女はコンロに火をつけようとしたが、いつもと勝手が違うので難儀した。ようやく問題は解決したのだが、そのときに点いた火が彼女の背中に飛び火し、そうとは知らない純子が移動する度に火種をまき散らした。そしてようやく自分の服に点いた火に気づき、消そう家を飛び出したときには大変なことになっていた。

屋台的映画館

愛染恭子の未亡人下宿

  • posted at:2005-06-16
  • written by:砂月(すなつき)
あいぞめきょうこのみぼうじんげしゅく
マイルストン
配給:にっかつ
製作年:1984年
公開日:1984年12月22日 併映「刺青 IREZUMI」「初夜の海」
監督:山本晋也
プロデューサー:渡辺護 奥村幸士
企画:野路孝之
原作:山本晋也
脚本:吉本昌弘 山本晋也
撮影:志村敏雄
照明:出雲静二
美術:斉藤岩男
録音:金沢信一
編集:鍋島惇
挿入歌:「健康な奴キライ!!」なぎら健壱
選曲:佐藤富士男
効果:斉藤昌利
助監督:薬師寺光幸
製作担当:松川充雄
現像:東洋現像所
製作協力:株式会社フィルムワーカーズ
番組協力:「トゥナイト」(テレビ朝日) 「笑っていいとも」(フジテレビ) 「海賊チャンネル」(日本テレビ)「スーパーギャング」(TBSラジオ)
出演:愛染恭子 朝吹ケイト 城源寺くるみ 桜金造 モト冬樹
アメリカンビスタ カラー 74分

未亡人下宿のママ・池田かつは卒業生の高橋を部屋に招くと、夫の遺影にごめんなさいと声を掛け仏壇の扉を閉めた。かつは社会に巣立つ下宿生を抱いて送り出す慰愛の聖母観音のような女だった。翌朝、高橋を玄関先で見送ったかつは、ポストの中にビデオレター在中と書かれた封筒が入っていることに気付いた。それは下宿人・尾崎の後輩でアパートを火事で追い出された佐藤からだった。彼女は佐藤を受け入れることに決め、その夜は恒例のすき焼きパーティーで歓迎した。下宿には国土舘大学土木学部道路標識学科・尾崎の他に、東京大学文学部の松田、早稲田大学政経学部の鈴木、慶応大学経済学部の山本が住み込んでいた。和やかだった食卓も鍋の中に肉が入ると先輩たちの目の色が変わり、佐藤の入る余地はなくなった。

ある日、タバコ屋の看板娘・ミドリに一目惚れした松田は吸えもしないのに通い続け、買ったマイルドセブンは山のようになっていた。その話を聞いた尾崎は松田のことを馬鹿にしていたが、かつに風呂の当番のことで注意され腹を立て、風呂を壊した。困ったかつは銭湯に通うことにしたが、その話を聞きつけた彼女の大ファンである肉屋と八百屋は壁越しに女湯を覗いた。だが彼らより一枚上手だったのは風呂屋の主だった。主は堂々と女湯に入って行き、かつの上品さを他の客にレクチャーした。そして怪しげな韓国語を操る新人を呼び寄せ彼女の背中を流せと指示した。

数日後、下宿に初老の男が訪ねてきた。彼は佐藤の父親で、突然家出をした息子を捜し歩き、かつの下宿にたどり着いたのだ。父親の顔に亡き夫を重ね合わせたかつは、食堂でゆっくりと話を聞くことにした。佐藤は父親に仕送りをするために、アルバイトに精を出していた。昼は灘高を受験する中学生に数学を、夜はハーバード大学を受験する学生に教えていることになっていたが、歓楽街でピンク産業のビラ貼りをしているところを尾崎と鈴木に見られてしまった。佐藤は二人に金を握らせ、父親にだけは黙っていて欲しいと頭を下げたのだった。松田は佐藤が恋人を連れてくるというので一晩だけ部屋を貸した。翌日、自分の部屋に戻ると落ちていたペンダントを拾い上げて愕然とした。それは彼がミドリにプレゼントしたペンダントだった。佐藤は松田がミドリに好意があることを知りながら彼女と肉体関係を持ったのだ。かつは絶望した松田を優しく抱いた。

松田から話を聞いた尾崎は、父親の前で佐藤の秘密を暴露した。佐藤が中学を卒業するの頃、父親は事業に失敗し多額の借金を抱えた。彼はそのことが言い出せず、家族に黙って日雇いの仕事を続けていた。そんな父親を安心させるために実入りのいいポン引きを選んだのだった。佐藤は、ビデオレターを残して姿を消した。

屋台的映画館

びんばりハイスクール

  • posted at:2005-06-08
  • written by:砂月(すなつき)
びんばりはいすくーる
アジャックス
配給:東映クラシックフィルム
製作年:1990年
公開日:1990年8月25日
監督:鈴木則文
製作:鈴木早苗
製作協力:酒井尚志 大勝ミサ
プロデューサー:若松孝二
プロデューサー補:桜井陽一
原作:石井まゆみ
脚本:渡辺善則 鈴木則文
撮影:喜久村徳章
音楽:後藤次利
音楽プロデューサー:金原節夫
主題歌:「こんなキッスじゃ眠れない」日原麻貴
挿入歌:「い・ら・い・ら」日原麻貴
・・・:「今夜はLAMBADA」
美術:沢路和範
録音:辻健太郎
整音:杉崎喬
効果:井橋正美
照明:吉角荘介
編集:神谷信武
助監督:小久保利己
アクション監督:横山稔
擬斗:多賀谷渉
スタント:永島美佐子
製作担当:長田忠彦
アクション協力:倉田プロモーション
企画:アジャックス
協力:講談社 キングレコード
企画協力:東急エージェンシー
出演:藤瀬かおり 日原麻貴 三野友華子 南渕一輝 片桐はいり
アメリカンビスタ カラー 98分

名門・私立櫻陵学園高校は90年の伝統を誇っていたが、運動部の裏組織である男の組織・ブラックウォリアーズと女の組織・レッドウォリアーズが幅を利かせ、評判は地に落ちていた。そこに転入してきたのは、湘南暴走族の守護神として知られた鬼怒羅のヨーコこと織田陽湖だった。陽湖は早々不良たちの洗礼に遭ったが、明晰な頭脳と類まれな運動神経で難関を次々にクリアしていった。目立たず、気取らず、嫌われずがモットーの彼女は、ウォリアーズだけにとどまらず活躍しないと予算が下りない運動部などからも追い回された。その様子を見て陽湖を花の温室にかくまったのは、同じ2年D組の石坂葉月だった。

陽湖の悩みの種は幼稚園からの腐れ縁・三橋珠子の存在だった。彼女のちょっとした予知能力のおかげで陽湖はいつもトラブルに巻き込まれた。そんなこともあり陽湖は珠子に黙って引越しをしたのだが、何処から聞きつけたのか彼女はたくさんの荷物とともにやってきた。居候する気満々の珠子は、すでに転入の手続きを済ませていた。そしてもう一人の厄介者は、野本慎一だった。陽湖一筋の慎一も珠子同様、時之台高校を辞めて転入してきたのだ。葉月は、自分を助けてくれたのは慎一ではないかと考えていた。 珠子から誰かに殴られると告げられた慎一は、ブラックウォリアーズに靴を見せろと言って追いかけられた。昨夜、彼らは葉月を理科実験室に閉じ込め、教師である彼女の兄から受けた仕打ちをレイプで返そうとしたが、そこに現れた何者かによって徹底的に叩きのめされたのだ。葉月は自分を助けてくれた青い指輪の美少年に恋焦がれた。ブラックウォリアーズはその美少年を見つけ出して仕返しをしようと企んでいたが、とばっちりを受けたのが慎一だった。暗くて顔が見えないにも関わらずそうだと断定した理由は、背格好がそっくりでなおかつ実験室に残された靴と同サイズだったからだ。放課後、ブラックウォリアーズに呼び出された慎一は、殴り具合が違うという理由で無実が証明された。大の字に伸びた姿を見つけた珠子は、だから殴られると言ったろうと言った。

陽湖がこの学園にやってきた理由は、親友・片山渚の死の真相を究明するためだった。転入日の前日、校長室に忍び込んだ陽湖は事故報告書を手に入れた。学園側が渚の死を自殺として片付けようとしていることに疑問を持った陽湖は、自分の力で真相を解明することにしたのだ。この事件に体育教師の花輪啓介が関わっているのではないかと考えた陽湖は、水泳部に入部して渚のことを聞き出そうとしたが、部員たちは皆多くのことを語ろうとはしなかった。

学園の理事長に就任した桜沢コンツェルンの令嬢・桜沢樹里は、学園の秩序回復させるためにネオ・ニルという自警部隊を結成した。それは運動部の中でも特に秀でたエリートで組織され、指導、管理は花輪が行っていた。理事長就任パーティーに招待された陽湖は、樹里からネオ・ニルのリーダーを任せたいと言われた。いつでも冷静な判断が出来るというのが理由だったが、陽湖は団体行動は苦手だと言って断わった。生まれて初めて依頼を断わられたことに腹を立てた樹里は、このままでは返さないと言った。

屋台的映画館

大怪獣ガメラ

  • posted at:2005-05-31
  • written by:砂月(すなつき)
だいかいじゅうがめら
大映(東京撮影所)
配給:大映
製作年:1965年
公開日:1965年11月27日 併映「新・鞍馬天狗 五條坂の決闘」
監督:湯浅憲明
脚本:高橋二三
企画:斉藤米二郎
撮影:宗川信夫
音楽:山内正
美術:井上章
録音:渡辺利一
照明:伊藤幸夫
編集:中静達治
助監督:阿部志馬
製作主任:上嶋博明
特殊撮影:築地米三郎
特殊美術:井上章
合成:藤井和文
照明:石坂守
助監督:石田潔
製作主任:川村清
出演:船越英二 姿美千子 霧立はるみ 山下洵一郎 北原義郎
シネマスコープ モノクロ 78分

東京大学動物学教授の日高博士を中心に編制された調査隊は、アトランティス大陸の謎を解明するために調査船ちどり丸で北極のエスキモー集落を訪れていた。彼らは上空を旋回する国籍不明機を目撃し、ちどり丸はアメリカ軍に通報した。国籍不明機は特殊な塗料を塗布していたため、アメリカ軍のレーダーは機体をキャッチできなかったのだ。司令官は北極海を哨戒中の戦略航空隊パイロットを呼び出し、不明機の基地への誘導と抵抗の際の撃墜を命じた。追跡を開始した二機の戦闘機は四つの機体を発見し警告を発したが、そのうちの一機がミサイル発射してきたため、パイロットもやむを得ず反撃した。ミサイルは国籍不明機に命中したが、墜落地点からは巨大なキノコ雲が立ち上った。飛行機には原子爆弾が搭載されていたのだ。その衝撃で北極の氷の一部が砕け始め、地下に眠り続けていた巨大な生物が姿を現した。 日高はアトランティス大陸に変わった亀がいたという伝説を聞いたことがあった。そこでエスキモーの酋長にこのことを尋ねてみたが、彼は重い口を開こうとはしなかった。戦争勃発の危機が迫る状況を鑑みた日高は調査を打ち切ってちどり丸に戻ろうとするが、酋長は呼び止めると亀が描かれた両手大の石を渡した。それは祖先から伝わる伝説の石だった。彼らはその亀を悪魔の使者・ガメラと呼んでいた。「S.O.S 巨大ナ亀現ワル 全長約60メートル」。ちどり丸からの最後の通信を受け取ったアメリカ軍基地は偵察機を出動させたが、沈没箇所にはちどり丸も亀の姿もなかった。

北極海に現れた怪獣のニュースは全世界に報じられた。そして今度は世界各地で空飛ぶ円盤が目撃情報が報じられ、日本でも新潟で確認されていた。翌日、北海道の襟裳岬に現れたガメラは陸地に近づくと灯台を破壊した。灯台には亀好きの小学生・俊夫がガメラ見たさに上っていたが、不思議なことに落下する俊夫の命を助けたのもガメラだった。 ニューヨークから帰国した日高たちは空港でガメラが現れたことを聞き驚いた。大量の放射能を浴びた生物が生き延びることは到底考えられないからだ。そこで北海道大学の村沢博士と連絡をとり現地に向かうことにした。陸上自衛隊第七師団司令部に招かれた日高は、ガメラが灯台を破壊した後に海中を通って地熱発電所に向かっていることを伝えられた。地熱発電所は千島火山帯の熱エネルギーを使用していることから、司令官はその熱で退治してみてはどうかと提案した。発電所の最高出力が35万キロワットだと聞いた日高は、あるいは可能かも知れないとつぶやいた。司令官は日高の考えに同調しガメラに対して高圧電流を浴びせたが、それはむしろ逆効果だった。凶暴化したガメラは自衛隊の攻撃を物ともせずに発電所内の施設を破壊していった。

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