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海を渡る波止場の風

  • posted at:2005-07-06
  • written by:砂月(すなつき)
うみをわたるはとばのかぜ
日活
配給:日活
製作年:1960年
公開日:1960年5月28日 併映「トップ屋取材帳 消えた弾痕」
監督:山崎徳次郎
原作:原健三郎
脚本:山崎巌 大川久男
企画:児井英生
撮影:姫田真佐久
音楽:大森盛太郎
主題歌:「鹿児島おはら節」小林旭
・・・:「ズンドコ節」小林旭
・・・:「南の空の渡り鳥」小林旭
・・・:「ピンクのささやき」水上早苗
・・・:「バナナ」スリーキャッツ
美術:木村威夫
編集:鈴木晄
録音:沼倉範夫
照明:岩木保夫
助監督:河辺和夫
色彩計測:安藤庄平
現像:東洋現像所
製作主任:武藤良夫
振付:竹部薫
技斗:高瀬将敏
協賛:三州自動車株式会社 南九州鉄道株式会社
出演:小林旭 浅丘ルリ子 宍戸錠 白木マリ 山内明
シネマスコープ カラー 79分

災害復興資金を積み奄美大島へ向かっていたセスナ機が桜島に墜落した。事故原因を調査した捜査当局は、機内にパイロット・野村光彦の遺体と五千万円の入ったバックが見当たらないことから、光彦の巧妙な計画的犯行と判断し本格調査に乗り出した。ところが一ヶ月経っても手がかりは掴めなかった。光彦の許嫁の塚越尚子は彼の潔白を信じ、尚子の父・大作はその様子をやさしく見守っていた。貿易会社の社長の大作は彼女の身を気遣って鹿児島での小用に同行させたが、尚子は桜島に行って事故現場が見たいと言った。一縷の望みを信じて一人で事故現場にやってきた尚子だったが、墜落したセスナ機の残骸を見て愕然とした。そこに現れた地元のチンピラ二人組が尚子をモノにしようとしたが、彼女を救ったのは奥山五郎だった。ところが五郎も同類で、そこから救い出したのは白いスーツを身に纏った野村浩次だった。

五郎を追いかけて鹿児島へやってきたダンサーのジェニー・みどりは、キャバレー・エメラルドで雇って欲しいとママのラン子を説得していた。そこへ支配人の松川と話がしたいという丸松回漕店の社員・山田利夫が現れ、彼の冷たい態度に怒った利夫は割れたビール瓶を振り回して暴れだした。ところが店内にいたチンピラたちに取り押さえられ逆にビール瓶を突きつけられた。利夫の命が危険に晒されたとき、ギターの音が室内に鳴り響いた。チンピラたちは浩次に殴りかかったが、全く歯が立たなかった。浩次はその内の一人を外へ連れ出し誰の命令で動いているのかを聞き出そうとしたが、暗闇の銃口が男の口を封じようと狙っていた。その命を救ったのは五郎だった。五郎は拳銃の男を捕まえると、俺はこの野良犬に用があるんだと言って男の身柄を引き受けた。

翌日、チンピラたちに嫌がらせを受けていたところを浩次に助けられた利夫は、丸松回漕店が現在置かれている状況を話し始めた。以前、丸松回漕店で働いていた松川は、店の金の使い込みがばれて首になった。その後、横浜で沖仲士をしていたが、一年前に戻ってキャバレーを建てた。今では南の温泉町に支店を出そうとするほど羽振りが良かったが、社長の丸山松三に優しい言葉を掛けて金を貸した。その後、松川の態度は豹変し手下を使って嫌がらせを繰り返した。店を追い出されたことへの報復だったのだ。彼は回漕用の船を乗っ取り店を潰そうとしていた。真実を知った浩次は利夫の力になることにした。

尚子は、事故現場近くにいた人たちに当時の状況を聞いて回った。しかし有力な手掛かりは掴めず、落胆した彼女の足はいつものように事故現場へ向かっていた。その様子を不審に思った五郎は尚子から真実を強引に聞き出そうとした。「何か他に目当てがあるんじゃないのか?」。

屋台的映画館
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高原児

  • posted at:2005-06-29
  • written by:砂月(すなつき)
こうげんじ
日活
配給:日活
製作年:1961年
公開日:1961年8月13日 併映「機動捜査班 都会の牙」
監督:斎藤武市
原作:松浦健郎
脚本:松浦健郎 中西隆三
企画:児井英生
撮影:高村倉太郎
音楽:小杉太一郎
主題歌:「赤い幌馬車」小林旭
挿入歌:「アキラのノーエ節」小林旭
・・・:「宇目の唄げんか」小林旭 浅丘ルリ子
美術:坂口武玄
編集:近藤光雄
録音:古山恒夫
照明:大西美津男
助監督:手銭弘喜
色彩計測:幸田守雄
現像:東洋現像所
製作主任:野村耕祐
協力:大分県 大分市 別府市 別府市観光協会 大分バス株式会社
技斗:高瀬将敏
出演:小林旭 浅丘ルリ子 金子信雄 小園蓉子 近藤宏
シネマスコープ カラー 85分

松川建設の若き現場監督・岬健次は射撃の腕前は超一流で、社内で開催される射撃大会では毎年優秀な成績を収めた。そして今年の大会も対戦相手に実力の差を見せ付けて優勝した。ところが試合会場に現れた黒ずくめの流れ者は、勝負はまだ決まっていないと健次に決闘を申し込んで来たのだ。健次は「勝負が嫌ならウィンチェスター銃はいただく」という身勝手な男の挑戦を受けて立つことにした。流れ者は完敗したが、彼の本当の目的は左手首に傷がある射撃のうまい男を捜し出すことだった。彼の兄はその男に殺されたのだ。健次の左手首には包帯が巻かれていた。

その頃、診療所の看護師・松谷伸子を弟の五郎が訪ねて来ていた。学校を辞めて働くというのだ。伸子の実家は久住高原にあるスズラン牧場で、現在は伸子の姉・夏江が経営していた。しかし七年前に起きたある事件のせいで夏江は多額の借金を抱えたため、牧場は借金の抵当となり今月中に全額を支払わなければ高野牧場のものになってしまうのだ。夏江と職員の安夫は金策に走ったが、何処も相手にしてくれなかった。

傷を負った男を診療所に運び込んだ健次は、医師から手紙を渡された。それは伸子が預けた別れの手紙だった。健次と伸子は恋仲だったが、彼女は何も言わずに健次の元を去った。健次は医師に伸子の故郷の住所を問い質したが、医師は牧場の名前を思い出せなかった。そのとき診察台に寝ていた男がつぶやいた。「その牧場はスズラン牧場というのではありませんか?」。その言葉を聞いた健次は、お前は何処の誰なのかと男を問い詰めた。しかし彼はそれ以上語ろうとはしなかった。

スズラン牧場に向かって歩いていた男は、ケンカに役立つと売り込み高野牧場のトラックに乗り込んだ。高野組の子分たちは藤田建設の三次の居場所を突き止め、港のバー・ルミに直行した。子分たちは店内で暴れ始めたが、男はライフルをぶっ放してその場を諌めた。店の損害を弁償して出て行くように言ったその男は、「七年ぶりにぶらりと帰ってきた男、スズラン牧場の五郎だ」と名乗った。

屋台的映画館

口笛が流れる港町

  • posted at:2005-06-24
  • written by:砂月(すなつき)
くちぶえがながれるみなとまち
日活
配給:日活
製作年:1960年
公開日:1960年1月3日 併映「刑事物語 東京の迷路」「男が命を賭ける時」
監督:斎藤武市
原作:山崎巌
脚本:松浦健郎
企画:児井英生
撮影:高村倉太郎
音楽:小杉太一郎
主題歌:「口笛が流れる港町」小林旭
美術:坂口武玄
編集:近藤光雄
録音:福島信雅
照明:大西美津男
助監督:神代辰巳
色彩計測:幸田守雄
現像:東洋現像所
製作主任:野村耕祐
協賛:宮崎県観光協会 宮崎市観光協会
出演:小林旭 浅丘ルリ子 宍戸錠 小高雄二 白木マリ
シネマスコープ カラー 84分

はぐれ馬にまたがった滝伸次は気ままな旅をしていたが、寂れた相良鉱山の門に辿りつくと馬は歩みを止めた。いななく声を聞いて事務所を飛び出した管理人・杉山は喜びを隠せなかった。気性の荒いその馬は金時といい、見知らぬ者が乗りこなすことは困難なことから戻ってくることはないと考えていたのだ。感謝した杉山は伸次に食事を振舞い、鉱山が今置かれている状況を話した。相良鉱山は、以前は鉱夫を30人雇えるほどの活気があったが、気のいい若旦那の相良信夫が的場組に騙された。その結果、相良家の財産をむしり取られ鉱山も閉鎖に追い込まれていた。

歓楽街へ下りた伸次は目の前で起きている喧嘩の仲裁に入り、その中の一人が信夫を連れ戻しに来た瀬川であることを知った。伸次は瀬川に帰るように言うと、的場組が経営するキャバレー・マラッカに入って行った。美声を聞いた社長の的場は、伸次にマラッカで働かないかと誘うが、「そっちの目矩にかなっても、こっちの目矩にかなうかな」と断わった。それならばと的場は伸次をおもしろいところへ連れて行くと言った。地下にはダイスの賭博場があり、そこには殺し屋の太刀岡や泥酔した信夫の姿もあった。勝負は伸次の一人勝ちとなり、賭けるものが無くなった太刀岡は懐から拳銃を取り出しサシでの勝負を申し出た。しかし結果は伸次の勝ちだった。伸次は勝ったチップを信夫に全て預けたが、彼が抱えた借金の額には到底及ばなかった。

アメリカから2年ぶりに帰国した信夫の妹・杏子は、家庭内がおかしなことになっていることに気付き瀬川に説明を求めた。的場は酒が入ると前後の見境がなくなる信夫を利用し、博打の道へ引き込んだ。そして借金の額が膨らむと今度は鉱山の権利書をよこせと強引に催促してきたのだ。ところが権利書は杏子名義になっていたため信夫にはどうすることも出来なかった。翌日、杉山に相談をしに行った杏子は鉱山で伸次と出会った。そこへ息を切らしながらやってきた杉山の息子・三郎は、瀬川が的場組に連れて行かれたことを杏子に伝えた。伸次たちは急いで下山したが、瀬川は袋叩きに遭い道端に転がされていた。伸次に助けられた瀬川は、絶対に警察には通報してはいけないと念を押した。信夫の命は的場の手に握られていた。

屋台的映画館

裸足のピクニック

  • posted at:2005-06-21
  • written by:砂月(すなつき)
はだしのぴくにっく
ぴあ=ポニーキャニオン
配給:ぴあ
製作年:1993年
公開日:1993年10月30日
監督:矢口史靖
製作:林和男 丸山寿敏
プロデューサー:古澤敏文 桂田真奈
エグゼクティブプロデューサー:矢内廣
脚本:鈴木卓爾 中川泰伸 矢口史靖
企画:熊倉一郎 大柳英樹 南條昭夫
撮影:古澤敏文 鈴木一博
音楽:うの花(橋本兼一 萩原崇弘)
録音:木浪洋一
ミキシング:鈴木昭彦
音響効果:高野慎二
ポジ編集:矢口史靖
ネガ編集:鵜飼邦彦
助監督:村山伸明
衣装:カネガエリツコ
ヘアメイク:神崎美香
美術:稲村彰彦
特殊美術:藤永哲也
特殊メイク:浦野克人
監督補:鈴木卓爾
出演:芹沢砂織 浅野あかね Mr.オクレ 梶三和子 娘太郎 
アメリカンビスタ カラー 92分

大学生の先輩とつき合っている女子高生の鈴木純子は馬鹿にならないひと駅の交通費を浮かすために友人の定期券を使いまわして電車に乗っていたが、その日に限って運悪く車掌にキセル乗車がばれてしまった。駅の事務所に連れて行かれた純子だったが、駅員が目を逸らした隙に定期券入れを引っ掴むと逃げ出した。構内を走りエスカレーターを駆け上がりトイレに逃げ込んで気持ちを落ち着かせようと用を足したがトイレットペーパーがなかった。慌ててカバンの中からティッシュペーパーを取り出そうとしたところ、中は空っぽ。そこには教材や生徒手帳、そして人には見せられない先輩とのツーショット写真が入っているはずだったが、走るのに夢中であちこちにばら撒いたことに気づかなかったのだ。しばらく考えた末、おとなしく事務所に戻ることにした純子だったが、連絡を受けて呼び出された母親と担任の姿を見た途端、足は他所へ向いてしまった。

行く当てのない純子は、電車で郡山に住む祖母のところに行くことにした。家の勝手口には鍵が掛かっておらず、こっそりと入り込むと誰もいない部屋の畳まれた布団にもたれ掛かった。すると疲れが出たのかそのままぐっすりと眠り込んでしまった。その夜、電話のベルで目覚めると誰かが表の扉の鍵を開けて入ってきた。頭がはっきりしない純子は相手が驚く声でようやくそれが誰だか理解した。それは彼女の両親だった。母から祖母が亡くなったと聞き、それでこの家に誰もいなかったのかと気づいたのだ。葬儀が終わり両親に連れられて自宅に戻る純子だったが、父が運転する車が走行中にバイクと接触事故を起こした。父母ともに病院に入院することになり、幸い無傷だった純子は母の言いつけに従って祖母の遺骨を自宅まで届けることになった。最寄りの駅に着き暗い夜道を歩いて帰っていたが段差につまづき車道に骨壺を落としてしまった。間が悪いことにそこへ路面清掃車が通り掛かり、粉々に砕け散った破片や遺骨をきれいに片付けて行ったのだった。その様子を呆然と眺める純子。相談相手を求めて先輩のアパートを訪れたが不在だったためあきらめて帰ることにしたが、その途中で清水家の通夜の会場の前を通り掛かり良からぬことを思いついた。この家の親類として上がり込み故人の遺骨を盗み出そうと考えたのだ。純子は台所にきたおばさんから火葬場へ行くのは明日だと聞き落胆した。そのおばさんから燗をつけるようにと頼まれた彼女はコンロに火をつけようとしたが、いつもと勝手が違うので難儀した。ようやく問題は解決したのだが、そのときに点いた火が彼女の背中に飛び火し、そうとは知らない純子が移動する度に火種をまき散らした。そしてようやく自分の服に点いた火に気づき、消そう家を飛び出したときには大変なことになっていた。

屋台的映画館

愛染恭子の未亡人下宿

  • posted at:2005-06-16
  • written by:砂月(すなつき)
あいぞめきょうこのみぼうじんげしゅく
マイルストン
配給:にっかつ
製作年:1984年
公開日:1984年12月22日 併映「刺青 IREZUMI」「初夜の海」
監督:山本晋也
プロデューサー:渡辺護 奥村幸士
企画:野路孝之
原作:山本晋也
脚本:吉本昌弘 山本晋也
撮影:志村敏雄
照明:出雲静二
美術:斉藤岩男
録音:金沢信一
編集:鍋島惇
挿入歌:「健康な奴キライ!!」なぎら健壱
選曲:佐藤富士男
効果:斉藤昌利
助監督:薬師寺光幸
製作担当:松川充雄
現像:東洋現像所
製作協力:株式会社フィルムワーカーズ
番組協力:「トゥナイト」(テレビ朝日) 「笑っていいとも」(フジテレビ) 「海賊チャンネル」(日本テレビ)「スーパーギャング」(TBSラジオ)
出演:愛染恭子 朝吹ケイト 城源寺くるみ 桜金造 モト冬樹
アメリカンビスタ カラー 74分

未亡人下宿のママ・池田かつは卒業生の高橋を部屋に招くと、夫の遺影にごめんなさいと声を掛け仏壇の扉を閉めた。かつは社会に巣立つ下宿生を抱いて送り出す慰愛の聖母観音のような女だった。翌朝、高橋を玄関先で見送ったかつは、ポストの中にビデオレター在中と書かれた封筒が入っていることに気付いた。それは下宿人・尾崎の後輩でアパートを火事で追い出された佐藤からだった。彼女は佐藤を受け入れることに決め、その夜は恒例のすき焼きパーティーで歓迎した。下宿には国土舘大学土木学部道路標識学科・尾崎の他に、東京大学文学部の松田、早稲田大学政経学部の鈴木、慶応大学経済学部の山本が住み込んでいた。和やかだった食卓も鍋の中に肉が入ると先輩たちの目の色が変わり、佐藤の入る余地はなくなった。

ある日、タバコ屋の看板娘・ミドリに一目惚れした松田は吸えもしないのに通い続け、買ったマイルドセブンは山のようになっていた。その話を聞いた尾崎は松田のことを馬鹿にしていたが、かつに風呂の当番のことで注意され腹を立て、風呂を壊した。困ったかつは銭湯に通うことにしたが、その話を聞きつけた彼女の大ファンである肉屋と八百屋は壁越しに女湯を覗いた。だが彼らより一枚上手だったのは風呂屋の主だった。主は堂々と女湯に入って行き、かつの上品さを他の客にレクチャーした。そして怪しげな韓国語を操る新人を呼び寄せ彼女の背中を流せと指示した。

数日後、下宿に初老の男が訪ねてきた。彼は佐藤の父親で、突然家出をした息子を捜し歩き、かつの下宿にたどり着いたのだ。父親の顔に亡き夫を重ね合わせたかつは、食堂でゆっくりと話を聞くことにした。佐藤は父親に仕送りをするために、アルバイトに精を出していた。昼は灘高を受験する中学生に数学を、夜はハーバード大学を受験する学生に教えていることになっていたが、歓楽街でピンク産業のビラ貼りをしているところを尾崎と鈴木に見られてしまった。佐藤は二人に金を握らせ、父親にだけは黙っていて欲しいと頭を下げたのだった。松田は佐藤が恋人を連れてくるというので一晩だけ部屋を貸した。翌日、自分の部屋に戻ると落ちていたペンダントを拾い上げて愕然とした。それは彼がミドリにプレゼントしたペンダントだった。佐藤は松田がミドリに好意があることを知りながら彼女と肉体関係を持ったのだ。かつは絶望した松田を優しく抱いた。

松田から話を聞いた尾崎は、父親の前で佐藤の秘密を暴露した。佐藤が中学を卒業するの頃、父親は事業に失敗し多額の借金を抱えた。彼はそのことが言い出せず、家族に黙って日雇いの仕事を続けていた。そんな父親を安心させるために実入りのいいポン引きを選んだのだった。佐藤は、ビデオレターを残して姿を消した。

屋台的映画館

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