東映=東映ビデオ=バンダイ
配給:東映
製作年:1993年
公開日:1993年4月17日 併映「五星戦隊ダイレンジャー」「特捜ロボ ジャンパーソン」
監督:雨宮慶太
企画:村上克司 吉川進
製作:山科誠 渡辺亮徳
プロデューサー:渡辺繁 久保聡 堀長文 角田朝雄
原作:石ノ森章太郎
脚本:杉村升
音楽:川村栄二
撮影:松村文雄
美術:高橋昭彦
照明:才木勝
編集:菅野順吉
録音:太田克己
助監督:古庄淳一
キャスティング:酒井福夫
製作主任:富田幸弘
キャラクターデザイン:雨宮慶太
キャラクター造型:レインボー造型企画 前澤範
クリーチャースーパーバイザー:竹谷隆之
特殊技術:國米修市
ビジュアルエフェクトスーパーバイザー:松本肇
音楽プロデューサー:峰松毅
主題歌:「愛が止まらない」INFIX
・・・:「微笑みの行方」INFIX
現像:東映化学
アクション監督:金田治
企画協力:バンダイ ビジュアル
製作協力:東映東京撮影所
出演:土門廣 森永奈緒美 大葉健二 山下優 榊原伊織
アメリカンビスタ カラー 48分
山の洞窟で深い眠りについていた麻生勝は何処からか聞こえてくる時計のオルゴールの音で目覚めた。記憶が交錯する中、「ネオ生命体から宏を守れ」という何者かからのメッセージが頭の中に響いたことで覚醒した。その夜、球体のネオ生命体がスクラップ置き場に現れ、廃材を分解すると再構成して自分の体を造り上げたのだった。戦闘用のボディを手に入れたドラスは右肩に装備した分子破壊光線マリキュレイザーで送電用の鉄塔を消滅させると自分の力に満足して姿を消した。
翌日、麻生はバイクで閑静な住宅街ににある望月邸に向かった。そこは遺伝子工学の世界的権威である望月博士が4年前に構えた遺伝子工学研究所でもあった。だがそこには望月の息子の宏と宏の祖父の清吉しか住んでいないことを知った。その日の夕方、宏は小学校からの帰宅途中にネオ生命体の球体と遭遇した。追いかけてくるその球体から逃れようと必死に走るが、ドラスの姿となって先回りしていたのだ。恐怖のあまり叫び声をあげると、その声が麻生の頭の中に鳴り響いたのだった。街を破壊しながら近づくドラス。宏はまた駆け出して廃墟のビルへ逃げ込むが、ドラスはしつこく追い回しついに彼の肩に手を掛けた。するとビルの壁が吹き飛び、スーパーバイク・Zブリンガーに乗ったZOが現れたのだった。ZOがZブリンガーでドラスを跳ね飛ばすと、自由を失ったドラスはそのまま落下し鉄骨の残骸に串刺しになったのだった。ZOはドラスが死んだのを確認するとその場を去った。
何故自分が怪物に襲われたのか理解出来ない宏は家に戻るとその日の出来事を清吉に報告した。だがその話を聞いてもっと理解出来ないのは清吉の方だった。宏が怪物に襲われるともう一匹の怪物が現れて彼を救った。バイクに乗って緑色の体をしたバッタのような目をした怪物。清吉はそれを宏の作り話かと思ったが、行方不明になった息子が残した資料のことを思い出した。N細胞記録ファイルには新たな生命体に関する研究データが記録されており、あるページにはバッタの遺伝子のデータと彼の助手を務めていた麻生の写真が挟んであった。狂気に陥り生命倫理を失った望月は麻生を実験台にし、バッタの遺伝子を組み込んだ改造人間第1号を完成させたのだった。
一度機能が停止したドラスは傷を修復して再び立ち上がった。人間をベースとしたZOとは違いドラスは完全なネオ生命体だった。ドラスは自分よりも能力が劣るZOを始末しに向かった。
屋台的映画館
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