東映=東映ビデオ=バンダイ
配給:東映
製作年:1994年
公開日:1994年4月16日 併映「忍者戦隊カクレンジャー」「ブルースワット」
監督:雨宮慶太
企画:村上克司 吉川進
製作:山科誠 渡邊亮徳
プロデューサー:久保聡 堀長文 角田朝雄
原作:石ノ森章太郎
脚本:上原正三
音楽:川村栄二
特撮監督:矢島信男 佛田洋
アクション監督:金田治
撮影:松村文雄
美術:高橋昭彦
照明:才木勝
編集:菅野順吉
録音:太田克己
助監督:神園浩司
製作主任:藤沢克則
キャラクターデザイン:雨宮慶太
キャラクター造型:レインボー造型企画 前澤範
クリーチャースーパーバイザー:竹谷隆之
特殊技術:國米修市
ビジュアルエフェクトスーパーバイザー:松本肇
スクリプター:作間清子
主題歌:「心つなぐ愛」BYUE
現像:東映化学
企画協力:バンダイ ビジュアル
製作協力:東映東京撮影所
出演:望月祐多 野村佑香 岡元次郎 神威杏次 栗原敏
アメリカンビスタ カラー 46分
世紀末の地球は異常気象に襲われていた。湖の汚染を調査するために山へ入ったフリーカメラマンの瀬川耕司はそこで木村加那という少女と出会った。彼女は環境の変化によって死んだ鳥や小動物などのことを思って墓を作っており、その優しい心に惹かれたのだ。ある夜、加那はテント生活をする耕司のために温かいコーヒーを持ってきたが、上空に突然巨大な船が現れた。その船は宇宙征服を企む宇宙機械獣フォッグの女帝にして母艦のフォッグ・マザーだった。二人の姿を見たフォッグの幹部であるガライ、ズー、アギトは話し合いを行い、生贄にふさわしいのは成人の男よりも少女の方だと決断すると地上に降りた。そしてズーが加那をさらうとアギトは耕司を崖から突き落として殺した。動かなくなった彼の姿を見下ろすガライは脆い生き物だと呟いた。フォッグ・マザーは千年に一度の大孵化を迎えていた。祈りの儀式、そして生贄の儀式が終わると無数の卵が孵り地上は怪物たちで覆い尽くされるのだ。船に戻った三人はフォッグ・マザーに生贄が決まったことを報告すると儀式の準備に取り掛かった。
一度死んだ耕司は地底に住む地空人の男女によって新たな命を与えられた。地底に住む地空人は地に宿る精霊のエネルギー「Jパワー」で生きているが、彼らの足は地面に根付いているため地上へ出ることが出来なかった。この世の中でフォッグと対決し倒せるのはJパワーを持った戦士しかいない。そこで彼らは地球の痛みを感じることの出来る耕司を戦士にふさわしい人物であると判断してその役目を託したのだ。地空人は耕司に知性を持つ巨大なミュータントバッタのベリーを相棒につかせた。
ガライたちは生贄の儀式を行っていたが、その途中でフォッグ・マザーが苦しみ始めた。異様な気の塊を感じると言うのだ。慌てたアギトがモニターを確認したところ死んだはずの耕司がバイクで何処かに向かう様子が映っていたのだ。アギトはトカゲの怪人態となって襲い、突然の攻撃に耕司は防戦一方となった。見兼ねたベリーが変身を指示すると、精神を集中させた耕司は仮面ライダーJへと姿を変えたのだった。
PR