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エノケンのホームラン王

  • posted at:2007-08-18
  • written by:砂月(すなつき)
えのけんのほーむらんおう
新東宝=エノケンプロダクション
配給:東宝
製作年:1948年
公開日:1948年9月9日
監督:渡辺邦男
製作:滝村和男
原作:サトウハチロー
脚色:岸松雄 渡辺邦男
撮影:友成達雄
音楽:栗原重一
美術:加藤雅俊
照明:横井総一
録音:村山絢二
編集:後藤敏男
助監督:小森白
特殊効果:天羽四郎
現像:新東宝現像所 東洋現像所
製作主任:金巻博
後援:読売新聞社
協賛:日本野球連盟
出演:榎本健一 春山美祢子 田中春男 清川虹子 田島辰夫
スタンダード モノクロ 74分

鮮魚店・魚虎に結婚興信所の職員が訪ねてきた。職員は向かいの益本牛肉店で働く益本健吉のことを調べに来たのだ。健吉は叔父・幸兵衛が経営する店で働いているが、野球キチガイと呼ばれる程野球が大好きで、特に読売巨人軍をひいきにしていた。健吉には床屋の親友がいるが、彼は自らジャイ床と名乗る程の巨人ファンで、試合があれば球場に足を運んだ。一方、魚虎の主人・虎吉も健吉に負けないくらい阪神タイガースに肩入れし、店の仕事を投げ出して球場に通った。向かいの店同士の犬猿の仲は町内でも有名だった。その日の巨人-阪神戦は九回裏に三番・青田がサヨナラホームランを放ち、巨人が阪神に逆転勝ちした。ご機嫌な健吉に対し、虎吉は憂鬱そうに家に帰った。彼を待っていたのは鬼のような顔をした女房のお時だった。

日曜日の巨人-阪神戦は、巨人が劣勢に立たされていた。ラジオを聴きながら仕事をする健吉はご機嫌ななめだったが、九回に3-3の同点にされると居ても立っても居られなくなり自転車で球場に向かった。その後、藤村にホームランを打たれ巨人は3-5で敗れた。勝つと信じていた健吉のショックは大きく、その場で気絶してしまった。それに対し虎吉は上機嫌だった。店前にスコアボードを掲げ、翌日は店を臨時休業にした。

結婚興信所に調査を頼んだのは、虎吉の妹・千代だった。千代は健吉のことが好きだったが、魚虎夫婦が結婚を反対していた。理由は健吉が巨人ファンだからだ。一方、幸兵衛も健吉に縁談を持ちかけていた。縁談の相手が南海ホークスファンの大金持ちということもあり、幸兵衛は全ての勝負事は勝った方をひいきすれば間違いないと言ったが、健吉は巨人と千代だけは譲れなかった。

巨人はまたしても阪神に敗れ、健吉はショックでまた倒れてしまった。心配したジャイ床は健吉を見舞ったが、健吉がおかしなことを言い出したのでジャイ床は自分の耳を疑った。彼は巨人に選手として入団するというのだ。健吉は翌日からスタンドで練習の見学をし、飛んできたボールを回収する手伝いをした。そのときにボールと一緒に意志を記した手紙を監督や選手に手渡した。そしてついに念願叶って入団が決まった。しかしそれはマスコットボーイとしてだった。一日のスケジュールが思ったよりも厳しく、健吉はジャイ床で眠ってしまった。そこへやってきた千代は魚虎夫婦と結婚のことでケンカをして家を飛び出して来たのだった。千代は、私と野球とどっちが好きかと聞いた。健吉は答えに困ってしまった。

屋台的映画館
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エロティックな関係

  • posted at:2007-04-30
  • written by:砂月(すなつき)
えろてぃっくなかんけい
ケイエスエス
配給:松竹
製作年:1992年
公開日:1992年10月17日
監督:若松孝二
製作総指揮:奥山和由
製作:小口健二 須崎一夫
プロデューサー:岡田裕 内田裕也
脚本:内田裕也 長谷部安春
撮影:長田勇市
音楽:大野克夫
美術:山崎輝
照明:豊見山明長
録音:北村峰晴
編集:鈴木歓
スタイリスト:中原美奈子
助監督:石田和彦
製作担当:宮川健治
アーチストマネージメント:宮沢光子 森昌行
アシスタントプロデューサー:新津岳人
製作協力:ニュー・センチュリー・プロデュサーズ
出演:宮沢りえ ビートたけし 内田裕也 ジェニファー・ガラン 宇崎竜童
アメリカンビスタ カラー 99分

パリの路地裏にはKISHINが経営する私立探偵事務所があった。しかし探偵の依頼はなく、助手のRIEが日本人観光客相手に行う通訳と観光案内が収入の大半を占めていた。ある日、事務所に現れた奥山という男から、寝取られたロレーヌの浮気現場を突き止める依頼を受けた。翌日、KISHINはロレーヌが通うスポーツクラブの受付嬢に接触した。彼女はクラブの特別会員だったが、そこを経営する社長とも特別な関係だった。社長室にはベッドが置いてあり、人妻、娘など手当たり次第に連れ込んでいた。建物から出てきたロレーヌを尾行すると、彼女はパリ社交界の連中が利用している秘密の館に入って行った。盗聴器を持って廊下を歩くKISHINは女の叫び声がする部屋を見つけた。するとロレーヌは男から鞭を打たれながらも、息を殺して鍵穴を覗く彼に笑顔でウインクした。ロレーヌはKISHINが尾行していることを知っていたのだ。それ以来、危険な臭いを感じたKISHINは、この調査を早々に切り上げることにした。しかし話を聞いたRIEは、せっかくの仕事だから降りてはだめだと言った。RIEはロレーヌが奥山に浮気の事実を報告させないためにKISHINを誘惑して証拠を消そうとしたのではないかと推理した。そうなれば奥山かロレーヌか条件の良い方に付くのが得策だと提案した。KISHINは迷っていたが、RIEはこのまま尾行を続けて相手の出方を待てばいいと言った。

ロレーヌを尾行してアパートに入ったKISHINは、彼女に待っていたわと声を掛けられた。部屋に招かれたKISHINは、全てが奥山の計画であることを聞かされた。奥山の本業はゆすり屋で、貧乏な彼女を秘書として雇って金のある男に抱かせたのだ。奥山が悪党であることに気付いたときはすでに泥沼にはまっていたが、そこに現れたKISHINなら救い出してくれると彼女は信じていた。私を連れて逃げて欲しいと言うロレーヌをKISHINは放したくないと思うようになっていた。

屋台的映画館

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砂月(すなつき)
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