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我が人生最悪の時

  • posted at:2007-07-01
  • written by:砂月(すなつき)
わがじんせいさいあくのとき
フォーライフレコード=映像探偵社
配給:ヘラルド・エース=日本ヘラルド映画
製作年:1994年
公開日:1994年3月5日
監督:林海象
製作:後藤由多加
エグゼクティブプロデューサー:嵯峨芳春
プロデューサー:古賀俊輔 林海象 余為彦
脚本:林海象 天願大介
企画:福寿祁久雄
撮影監督:長田勇市
音楽:めいなCo.
エンディングテーマ:「キネマの屋根裏」永瀬正敏
美術監修:木村威夫
美術:増本知尋
照明:長田達也
装飾:嵩村裕司
衣装:宮本まさ江
特殊メイク:原口智生
記録:内田絢子
視覚効果:中野稔
メイク:小沼みどり
録音:浦田和治
編集:冨田伸子
効果:帆苅幸雄 岡瀬晶彦
探偵指導:児玉道尚
スタント:TAKA
スチール:加藤正憲
ネガ編:三陽編集室
タイミング:安斉公一
製作担当:谷藤まさ子
擬斗:中本龍夫
助監督:行定勲 荻生田宏治
合成:マリンポスト
出演:永瀬正敏 南原清隆 佐野史郎 楊海平 侯徳健
シネマスコープ モノクロ 92分

生まれ育った横浜黄金町で私立探偵をやっている濱マイク(本名)は、日劇の二階に事務所を構え、劇場の前にはいつもナッシュ・メトロポリタンが停めてあった。彼の夢は仕事で稼いだ金で妹の茜を大学に通わせることだった。主な仕事は人探しだが、たまに面倒なことに巻き込まれて危ない思いをすることもあった。だが探偵業をやっている以上それも仕方のないことだった。

中学時代の同級生たち三人と真昼間からマージャン屋に入り浸っていたマイクは、台湾人のボーイがヤクザに絡まれているのを黙って見ていられなくなり、岩崎たちの静止を振り切って飛び出していったが、もう一人のヤクザが抜いた短刀で左手の小指を失ってしまった。突然の出来事に店の客は皆逃げ出し、痛がるマイクの姿を見た雅子は絶叫した。離れた指をすぐにつなげればくっつくらしいという話を知っていた岩崎は、北村や雅子とともに指を捜したが店内には何処にもなかった。そんなもん咥えちゃダメでしょ、ばっちいでしょという子供の声に反応した北村が窓から乗り出すと、黒い犬が指を咥えていた。指を取り戻したマイクは児島医院で接合手術を受け、何とか本来の形を取り戻すことに成功した。この騒動で責任を感じたボーイは病院に来ていた。マイクは、あんたのせいじゃないから気にするなと言った。そして探偵をやっているから困ったことがあったら何時でも来なよと言った。それがマイクと楊海平との出会いだった。

数日後、事務所に現れた海平はマイクに封筒を渡した。中の大金に驚いたマイクは気持ちだけもらっておくからと言って封筒を返した。海平は、私のせいでケガをしたのだから受け取ってもらわないと困ると一歩も譲らず、もしそのお金が仕事の代金だったら受け取ってくれますかと逆に聞いた。マイクは、二年前に日本に来てから行方がわからなくなった海平の兄・徳健を捜すことになった。彼はまず横浜の入国管理局へ出向き楊兄弟のことを調べた。徳健は二年前に確かに入国していたが出国した記録はなかった。ビザは15日間の期限しかないので、不法滞在しながら日本のどこかにいるはずだった。考え事をしながら車を運転したマイクは、駐車場で前の車にぶつけてしまった。その相手は彼の天敵・伊勢佐木署捜査四課の中山八平刑事だった。外国人犯罪に頭を痛めていた中山は、マイクから書類を取り上げて目を通すと八つ当たりした。

事務所に戻ったマイクは情報屋の星野光を呼びつけ、徳健の調査を頼んだ。星野は白タクの運転手をして日銭を稼いでいたが、マイクからお呼びがかかると乗客を降ろしてでも駆けつけた。マイクは中山がカリカリしている理由は何だと尋ねると、星野は近々台湾と香港のマフィアが横浜で抗争を起こすらしいという噂が流れたことが原因だと答えた。中山が追う黒狗会は売り出し中の新興暴力団で、団員のほとんどが日本に帰化した在日外国人で構成されていた。彼らは自らをニュージャップと呼び、仁義もなしに見境なく暴れた。星野は、黒狗会と徳健の間に何らかの関わりがあるのではないかと言った。

屋台的映画館
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五人ライダー対キングダーク

  • posted at:2007-06-24
  • written by:砂月(すなつき)
ごにんらいだーたいきんぐだーく
東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1974年
公開日:1974年7月25日 併映:「フィンガー5の大冒険」「マジンガーZ対暗黒大将軍」「イナズマンF」「ゲッターロボ」「魔女っ子メグちゃん」
監督:折田至
企画:平山亨 阿部征司
原作:石森章太郎
脚本:伊上勝
音楽:菊池俊輔
主題歌:「セッタップ仮面ライダーX」水木一郎
・・・:「かえってくるライダー」子門真人
撮影:川崎龍司
美術:島田定信
照明:竹山隆
仕上製作:映広音響
録音:太田克己
編集:菅野順吉
効果:協立効果
記録:紀志一子
助監督:福島孔道
進行主任:伊藤隆造
技斗:高橋一俊
メークアップ:小山英夫
装置:阿部幸夫
製作担当:佐久間正光
衣裳:東京衣裳
トランポリン:大野剣友会 佐藤巧
オートバイ協力:スズキ自動車
現像:東映化学
出演:速水亮 早田みゆき 小板チサコ 小林昭二 水の江じゅん
アメリカンビスタ カラー 29分

神敬介は立花レーシングクラブ会長・立花藤兵衛からオートバイ・レースのコーチを受けていた。その日はとても調子が良く、次々と自己記録を伸ばしていたが、藤兵衛はストップウォッチが突然壊れたことに不安を感じていた。コース中盤に差し掛かったとき、バイクが地面に仕掛けられた地雷に触れ、次々と爆発した。そしてそこに現れたジンギスカンコンドルとガマゴエモンは、敬介に容赦なく襲い掛かった。彼は仮面ライダーXに変身し、二体の改造人間に立ち向かった。

GOD(Government Of Darkness)機関の2代目大幹部・キングダークは、かつてXライダーに倒された改造人間を甦らせ再び戦わせた。それはスピード、パワー、反射神経など全てがXライダーの能力を超える改造人間を作るための罠だった。Xライダーの弱点を記録したデータはGOD本部に送られた。ある夜、マンションの二階に住むマサルは、下の部屋から聞こえた不気味な声がGODではないかと思い、Xライダーを呼ぶために外に飛び出した。ところがライダーの居場所を知らないことに気付き途方に暮れていた。そこへ声を掛けたのは、GODの動きを探るためにニューヨークから帰ってきた仮面ライダー1号だった。

犬に吼えられ焦った男は、仮の姿からユリシーズに変身し毒ガスを吐いて犬を殺した。正体を見られたユリシーズは飼い主の少年を殺そうとしたが、パリから戻った仮面ライダー2号によって阻まれた。ライダーキックを食らったユリシーズは、俺の任務はお前と戦うことではないと言って姿を消した。川でラジコンのボートを操縦していた少年は、作戦の準備を整えていたネプチューン、ヒュドラー、キクロプスを見てしまった。ネプチューンが放ったの三叉の鉾が慌てて逃げる少年を襲ったが、それを阻止したのは、タヒチから駆けつけたライダーマンのパワーアームだった。三体の再生怪人は、作戦を練り直すために川へ逃げた。

新改造人間は落雷による強力なエネルギーを得たことで誕生した。コウモリフランケンは、早速背中に組み込まれたバズーカでXライダーに戦いを仕掛けたが、オートバイでの攻撃「クルーザーアタック」に敗れた。コウモリフランケンは、彼を気遣う再生怪人たちと作戦を立て直すためにアジトへ逃げ帰った。藤兵衛からの連絡で怪人に襲われていることを知ったXライダーは、クルーザーを飛ばした。藤兵衛のもとには、モスクワから帰ってきた仮面ライダーV3を始めとするライダーたちが続々と集まり、ヘラクレス、パニック、鉄腕アトラスの三体の再生怪人は恐れを成して逃げて行った。その頃、GODは水面下で次の作戦を進行させていた。

屋台的映画館

世界の中心で、愛をさけぶ

  • posted at:2007-06-17
  • written by:砂月(すなつき)
せかいのちゅうしんであいをさけぶ
「世界の中心で、愛をさけぶ」製作委員会(東宝=TBS=博報堂DYメディアパートナーズ=小学館=S・D・P=MBS)/東宝映画
配給:東宝
製作年:2004年
公開日:2004年5月8日
監督:行定勲
製作:本間英行
製作総括:島谷能成 近藤邦勝 安永義郎 亀井修 細野義朗 伊東雄三
プロデューサー:市川南 春名慶
協力プロデューサー:濱名一哉
原作:片山恭一
脚本:坂元裕二 伊藤ちひろ 行定勲
音楽:めいなCo.
主題歌:「瞳をとじて」平井堅
撮影:篠田昇
美術:山口修
録音:伊藤裕規
照明:中村裕樹
編集:今井剛
キャスティング:田中忠雄
助監督:蔵方政俊
製作担当者:前田光治
アメリカンビスタ カラー 138分

松本朔太郎は上司の出井から声を掛けられて慌てて飛び起きた。徹夜で仕事をした彼は会社のソファーで眠り込んでしまったのだ。朔太郎は自身の結婚式が近づいているにも関わらず、まだそれを他人事のように感じていた。その頃、婚約者の藤村律子は一人で引越しの準備を進めていた。衣裳ケースを開け、中の洋服を懐かしんでいた律子は服のポケットに一本のカセットテープが入っていることに気付いた。インデックスに「’86/10/28」と書かれたそのテープに心当たりはなかったが、気になり始めると作業どころではなくなり、ポータブルカセットプレーヤー・ウォークマンを電器店に買いに行くことにした。店を出た律子がプレーヤのスイッチを入れると、イヤホンから懐かしい声が聞こえてきた。すると彼女の頬を涙が伝った。その後、律子は部屋に書き置きを残して姿を消した。高松空港から伝える台風接近のニュースを見ていた朔太郎は、偶然映り込んだ律子の姿を目撃した。何かを直感した朔太郎は自分の故郷である四国・木庭子町に向かった。

1986年、夏。急逝した國村晴子校長の告別式が執り行われている寺に遅れて到着した朔太郎は、涙ひとつ見せずに弔辞を読み上げる広瀬亜紀に一目惚れした。美少女の亜紀はクラスメイトだったが、成績優秀でスポーツ万能の人気者だったため、自分とは違う世界に住む人だと考え一度も話したことがなかった。ある日、スクーターで帰宅しているところを亜紀に目撃された。朔太郎は担任教師に告げ口をされると覚悟したが、実は彼女も朔太郎と話をしたいと思い、帰り道で待っていたのだ。それが二人の運命的な純愛の始まりだった。その頃、若者たちの間で流行っていたもの、それはソニーのウォークマンだった。だが価格が3万円を超えるため、学生には高嶺の花だった。亜紀は朔太郎に、「ミッドナイト・ウェーブ」に投稿してどっちが先に読まれるか競争しようと提案した。「ミッドナイト・ウェーブ」は学生たちに人気があるラジオの深夜番組で、はがきを読まれたリスナーにウォークマンがプレゼントされるのだ。

文化祭の出し物、演劇「ロミオとジュリエット」の配役を決める投票がクラスで行われ、ロミオを大木龍之介、ジュリエットを亜紀が演じることになった。亜紀は、好きな人に先立たれる気持ちがわからないと朔太郎に相談すると、彼は重じいに聞いてみればいいと言った。重じいの初恋の人は晴子で、戦争で親兄弟と財産を失い無一文となった彼はがむしゃらに働いて結婚資金を作った。だが迎えに行ったときには既に親が決めた相手と結婚していたのだった。重じいはそんな彼女を今でも想い続けていた。朔太郎と亜紀は重じいが経営する写真館を訪れたが、ただじゃ嫌だと言った。重じいが出した条件とは、墓から晴子の遺骨を持ち出すことだった。

数日後、朔太郎が出したはがきが番組で読まれた。だがそれは、文化祭でジュリエット役を演じることになっていた同級生が白血病になったというでたらめな内容だった。翌日、朔太郎ははがきが読まれたことを自慢したが、亜紀は引っ叩きたくなる気持ちを抑えるために無視を決め込んだ。そしてどうしても伝えなければならないことがあるときは、声を録音したカセットテープを渡した。

屋台的映画館

大海原を行く渡り鳥

  • posted at:2007-06-12
  • written by:砂月(すなつき)
おおうなばらをゆくわたりどり
日活
配給:日活
製作年:1961年
公開日:1961年4月29日
監督:斎藤武市
原作:三原貞修
脚本:山崎巌
企画:児井英生
撮影:高村倉太郎
音楽:小杉太一郎
主題歌:「ギターを持った渡り鳥」小林旭
・・・:「五ッ木の子守唄」小林旭
美術:坂口武玄
照明:大西美津男
録音:米津次男
編集:近藤光雄
助監督:神代辰巳
色彩計測:幸田守雄
現像:東洋現像所
製作主任:野村耕祐
協賛:佐世保市 西肥自動車
振付:浜田幸穂
技斗:高瀬将敏
出演:小林旭 藤村有弘 浅丘ルリ子 白木マリ 楠侑子
シネマスコープ カラー 79分

雲仙を馬に揺られながら旅していた滝伸次は、馬車がギャングに襲われているところに遭遇した。銃で応戦してギャングを追い払うことに成功したが、坂井由紀は大事なバッグを盗られてしまった。馬車には他に御者の良太、大洋貿易社長・磯部章造、そして長崎にいる父親を訪ねてきたみどりという少女が乗っていたがケガはなかった。由紀は伸次を兄・信夫が経営する雲仙ユースホステルに案内した。信夫は、由紀から一千万円が入ったバッグが奪われたことを聞くと青ざめた。ホテルから5キロほどのところにゲルマニウム鉱山があり、鉱石は信夫が社長を務める雲仙観光が代々馬車で運んでいた。将来性のある事業であることから二、三の会社が目を付け、権利を取ろうと狙っていた。対抗上、設備投資が必要になりホテルを担保にして資金を借り入れたが、それをギャングに持っていかれたのだ。現金を輸送することは信夫と由紀、良太しか知らないはずだった。

由紀は、みどりから父親が三木であることを聞き出したが、その名前を聞いた信夫の表情が苦々しく変わった。鉱石の権利を狙って雲仙観光に年中嫌がらせを仕掛けているのが、キャバレー・バタフライを運営する佐世保の三木だった。信夫はつまらないことに関わり合うなと由紀に言った。その様子を見ていた伸次は、みどりを佐世保へ連れて行くことにした。バタフライに乗り込んだ伸次は三木のところへ行き、みどりと一緒に暮らすように説得したが、彼は自分が三木ではないと白を切ると店の奥に引っ込んだ。伸次はその店のマダムにみどりを預けると三木の後を追った。地下では賭場が開かれていた。伸次はツブテの竜とポーカーゲームで勝負した。勝負の流れは完全に竜の方に傾いていたが、伸次はテーブルの下に隠されたトリックを見破ると、ケチな野郎だと言って部屋を出て行こうとした。ところが賭場に見覚えのある男がいることに気付き、それが馬車を襲った男だとわかると伸次は外へ連れて行き締め上げた。伸次が誰に頼まれたのかと問い詰めると、男=哲は平和運輸の社長だと口を割った。哲の背後には、彼を消そうとする銃口が向けられていた。

屋台的映画館

大暴れ風来坊

  • posted at:2007-06-01
  • written by:砂月(すなつき)
おおあばれふうらいぼう
日活
配給:日活
製作年:1960年
公開日:1960年11月16日
監督:山崎徳次郎
原作:原健三郎
脚本:中久保信成 市川佐登志
構成:山崎巌
企画:児井英生
撮影:伊佐山三郎
音楽:大森盛太郎
主題歌:「アキラの炭鉱節」小林旭
・・・:「ズンドコ節」小林旭
・・・:「さすらいの歌」小林旭
・・・:「チェリーブランデー」水上早苗
・・・:「ネェもう一杯」ふりそでシスターズ
美術:坂口武玄
照明:高松勇
録音:沼倉範夫
編集:鈴木晄
助監督:鍛冶昇
特殊技術:天羽四郎
色彩計測:滝田巌
現像:東洋現像所
製作主任:林本博佳
協賛:松山市 道後温泉観光協会 泉都松山観光協会
振り付:竹部玲子
技斗:高瀬将敏
出演:小林旭 浅丘ルリ子 宍戸錠 藤村有弘 南風洋子
シネマスコープ カラー 87分

松山へ向かうフェリーの船上では、関西の実力者・大田黒が婦人の尻を追いかけていた。くつろいでいた十字架の政はひょいと足を出して大田黒を転倒させた。すると床には彼のの懐から飛び出した拳銃が転がった。政は転がる銃を拾い上げ、おもちゃにしては出来すぎていると言いながら大田黒に返したが、その隙に財布を抜き取っていた。したり顔をする政は、そこに現れた野村浩次にタバコの火を貸してくれないかと呼び止められた。お礼を言った浩次は、政の懐から抜き取った財布を大田黒に返した。俺の懐から抜くとは対したもんだと政は言った。いったいおめえは何処の誰なんだと尋ねると浩次はこう答えた。「ギターを抱えた風来坊よ」。

松山港で大田黒を出迎えたのは瀬川玲子だった。玲子の父・芳造は瀬川運送を経営しているが、県から払い下げの土地を利用して石油の貯蔵タンクを作る計画を立てていた。その土地の入札に参加するには六千万円の資金が必要だったが、芳造の妾・蘭子が経営するキャバレー・銀馬車に南海石油の山本課長を接待し、三千万円を借り入れることに成功した。残りの三千万円は、共同出資者の大田黒が受け持つことになっていた。

キャバレー・銀馬車はチンピラによる嫌がらせを度々受けていた。それは蘭子が店内の改装費用を芳造に相談せずに桜観光社長・榊原から借り入れたことが発端だった。優しい言葉を掛けて二百万円を用立てた榊原は、手の平を返すように元金と利息の返済を迫ったのだ。その榊原は大田黒と手を組み、芳造の土地を乗っ取ろうとしていた。払い下げの土地は三国人名義では入札できないというルールがあったため、まず芳造に土地を手に入れさせ、それからゆっくりと自分たちのものにするというのだ。大田黒はその土地を東洋のモナコにしようと考えていた。

銀馬車にやってきた榊原は、蘭子に証文どおりこの店を譲り受けようじゃないかと言った。店内では榊原の子分が客をもてあそび、その様子に我慢できなくなった踊り子・ローズ奈美がケンカを吹っかけた。そこに現れたのは、奈美を松山まで追っかけてきた政だった。政は奈美の代わりを買って出ると大暴れした。そして政が銃を抜いたとき、そこに割って入ったのはギターを爪弾く浩次だった。浩次はチンピラを叩きのめし、政の腹にも蹴りを入れた。なんてことしやがるんだと苦しむ政に、浩次は言った。「ケンカは両成敗だよ」。

屋台的映画館

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