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五条霊戦記 GOJOE

  • posted at:2008-07-03
  • written by:砂月(すなつき)
ごじょうれいせんきごじょー
サンセントシネマワークス=WOWOW
配給:東宝
製作年:2000年
公開日:2000年10月7日
監督:石井聰亙
プロデューサー:仙頭武則
ラインプロデューサー:井上潔
原案:石井聰亙 大崎裕伸 諏訪敦彦
脚本:中島吾郎 石井聰亙
撮影監督:渡部眞
美術監督:磯見俊裕
音楽:小野川浩幸
助監督:藤江義正
ロケーション総括:中村哲也
ガファー:和田雄二
録音:小原善哉
衣裳:二宮義夫
殺陣:中瀬博文
編集:掛須秀一
ビジュアルエフェクト スーパーバイザー:古賀信明
ポスプロレコーディングミキサー:松本能紀
サウンドエフェクトデザイン:今野康之
製作プロダクション:サンセントシネマワークス
出演:隆大介 浅野忠信 永瀬正敏 岸部一徳 國村隼
アメリカンビスタ カラー 137分

貴族社会は退廃し、武士が台頭した平安末期。平家は源氏を倒して政治の実権を握ったが、荒廃した都では夜ごと平家の武者が惨殺された。人々はそれを「鬼」の仕業だと恐れていた。その頃、地球には二つの不吉な星が近付いていた。災いの予兆を察知した朱雀法眼は方策を巡らした。

筑紫国・英彦山の霊場で修行をしていた武蔵坊弁慶の夢枕に立った不動明王は、偽りの姿を持つ鬼を退治して光明を得よと告げた。弁慶には何のことかわからなかったが、五條橋で千人斬りをする鬼の噂を聞いたことで、それがお告げの鬼であると得心した。京に戻った弁慶は比叡山から大太刀・鬼切丸を盗み出したが、そこで高僧・阿闍梨と再会した。かつて、弁慶は鬼の子と呼ばれる程の暴れん坊で人々から恐れられていたが、阿闍梨に出会ったことで改心し仏の道を志すことになったのだ。弁慶の話を聞いた阿闍梨は、殺生で光明を得ることはならんと言った。だが不動明王のお告げは嘘偽りのないものと信じていた弁慶は五條橋に向かった。

武者の死体を漁って刀剣を盗む鉄吉から鬼は夜現れることを聞いた弁慶は村の奥にある森で時間を潰した。そして陽が落ちると弁慶は腰を上げた。五條橋へ向かう弁慶の前に現れたのは、かつての宿敵で白河飛礫打ちの棟梁・湛塊だった。戯言に付き合っている暇のない弁慶は森に逃げ込んで姿を晦ました。その頃、平忠則は朱雀法眼の予言に従って五條橋周辺に大軍を配置した。月明かりが辺りを照らし強風が吹き荒れると、兵士が次々に斬られて行った。騒ぎに割って入った弁慶は三人の鬼と対峙したが、鬼たちはそれが義務ではないことを悟ると姿を消した。鬼の正体は、源氏の生き残りである遮那王だった。遮那王は、影者・芥子丸と護衛僧兵・剛人を引き連れ、源氏再興を目指していた。その一環として、彼は命を掛けた剣の修行を行っていたのだ。遮那王は元服を境に名を源義経と改めた。

弁慶は刀鍛冶だった鉄吉の住処を探し当て、来るべき日のために鬼切丸を研がせた。刀を収集している鉄吉は、鬼が千もの刀を所有していること知っていた。だが死体の切り口から相当な使い手であることがわかっているため、今まで手を出せないでいたのだ。鬼のいる場所を弁慶から聞かれた鉄吉は、報酬としてその刀を要求した。

屋台的映画館
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帰ってきたウルトラマン 次郎くん怪獣にのる

  • posted at:2008-06-21
  • written by:砂月(すなつき)
かえってきたうるとらまんじろうくんかいじゅうにのる
円谷プロダクション=TBS
配給:東宝
製作年:1972年
公開日:1972年3月12日 併映「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」「ミラーマン」「かしの木モック」「みなしごハッチ ママにだかれて」「天才バカボン」
監督:山際永三
プロデューサー:円谷一
プロデューサー補:熊谷健
脚本:田口成光
音楽:冬木透
主題歌:すぎやまこういち
撮影:鈴木清
照明:小林哲也
美術:栗山吉正
助監督:東條昭平
特殊技術:高野宏一
撮影:佐藤貞夫
照明:原文良
美術:高橋昭彦
助監督:布施修
光学撮影:中野稔
光学作画:飯塚定雄
操演:塚本貞重
記録:久松えり子 中西邦江
製作主任:高山篤
編集:柳川義博
効果:東宝効果集団
録音:キヌタラボラトリー
現像:東京現像所
出演:団次郎 根上淳 岸田森 川口英樹 坂本新兵
スタンダード カラー 25分

小学生の坂田次郎は同級生のよし子の家に遊びに行ったが、彼女は父親の使いで出掛けていた。よし子の父親は建具職人で、主に風呂桶を作っていた。すぐに戻ってくるから待ってていいと言われた次郎は、机の上に置いていた不思議な気の箱に気付いた。それは内部や表面に細工を施し、一定の操作を行わなければ開かないように出来ている父親が作った細工箱だったが、実は作った本人でさえあけることが出来なくなっていた。次郎も挑戦してみたが、力ずくで開けようとしてもビクともしなかった。剥きになった彼は父親の許可を得て自宅に持って帰り、再び挑戦してみたがやはりだめだった。諦めて友達と遊びに行こうとしたのと入れ替わりに郷秀樹がやってきた。郷は次郎の姉・アキに会いに来たのだが、登山に行っていなかった。二人の仲はアキの兄で坂田自動車修理工場の社長・健も公認していた。がっかりして事務所に入ると、テーブルに置いてある箱に気付いた。それは次郎が置きっぱなしにしていたあの箱だった。

MAT(Monster Attack Team)の隊員である郷は無人宇宙ステーションNo.5の定期検査があるにも関わらず遅刻した。伊吹竜隊長にカミナリを落とされた郷はスペースアローに乗り込むと日本の上空250キロに静止しているNo.5に向けて出発した。点検は順調に進み、自動操縦に切り替えるとNo.5を後にした。郷は細工箱のことが気になり宇宙ステーションにまで持ち込んでいたが、そこに置き忘れてしまった。郷が帰還すると伊吹はお冠だった。No.5からデータが送られて来ないというのだ。自動スイッチを入れたことまでは覚えていたが、二つあるスイッチを全てオンにしたかまでは確信が持てなかった。心配でならない伊吹は南猛隊員に再点検を命じたが、郷はもう一度行かせて欲しいと志願した。その頃、次郎が家から箱を持ち出したことを知ったよし子は血相を変えてやってきた。あの箱の中には彼女にとって命の次に大切なものが入っているというのだ。次郎は事務所の中を隈なく探したが見つからなかった。騒動に気付いた坂田が、郷がいじっていたことを話すと次郎はMATに電話した。だが郷はもう基地にいなかった。。

スペースアローの郷は目の前の光景を疑った。No.5が何処にも見当たらないのだ。郷が帰還した午後10時、No.5から気温16度、湿度60パーセントというデータが送られて来た。途切れた電波を分析した結果、東京都内からであることがわかった。No.5は地球に落下していた。そしてその中には、次郎が閉じ込められていたのだ。彼はよし子の家に謝りに行ったが、誤って鳥かごを落としインコを逃がしてしまった。責任を感じた次郎は造成地に入って探していたが、そこで珍しい巨大なカプセルを見つけた。心を引かれ中に入ったそのとき、扉が閉まった。夜を徹して探した郷と南は、造成地でついにNo.5を発見したが、二人が近付くと突然動き出したのだ。宇宙ステーションは怪獣の棲み処になっていた。

屋台的映画館

刺青(1966年)

  • posted at:2008-06-16
  • written by:砂月(すなつき)
いれずみ
大映(京都撮影所)
配給:大映
製作年:1966年
公開日:1966年1月15日 併映「破れ証文」
監督:増村保造
企画:加賀四郎 藤井浩明
原作:谷崎潤一郎
脚本:新藤兼人
撮影:宮川一夫
音楽:鏑木創
録音:大角正夫
照明:中岡源権
美術:西岡善信
編集:菅沼完二
助監督:宮嶋八蔵
製作主任:小沢宏
現像:東京現像所
出演:若尾文子 長谷川明男 山本学 佐藤慶 須賀不二男
シネマスコープ カラー 86分

雪が舞う夜、質屋駿河屋の娘・お艶は手代の新助と駆け落ちした。お艶の用意は周到で、番頭たちに早く寝るようにと促していた。その日は親類の不幸があり、両親は明け方まで帰って来ないことから、お艶は実行に移したのだった。ただ新助は幼い頃から育ててもらった恩義を感じ、気持ちの整理がつかないでいた。いつまでも踏ん切りのつかない新助の態度に業を煮やしたお艶は大川から身を投げようとした。すると新助は覚悟を決めた。この二人を引きとったのは船宿を営む権次夫婦だった。権次はお艶の店に出入りする船頭で、逃げて来ることがあったら必ず引き受けると以前から約束していたのだ。権次は、若い二人が苦労している姿を見ていると一肌脱いでまとめてやりたくなるんだと言った。そして長年店に出入りして旦那の気心がわかっているから、晴れて夫婦になれるよう頼んでみましょうと言うと、お艶はこの人と添い遂げられなければいっそ死んでしまいたいと新助に寄り添った。翌日、権次から話を聞いたお艶の父・嘉兵衛は怒りに打ち震えていた。まとまり掛けていた縁談を足蹴にするとは。母・お芳は、あんたは顔も広いし何とか捜し出してくださいと権次に頭を下げた。そしてお礼はあとで十分にすると約束すると、彼はニヤリと笑った。

船宿暮らしも十日目になったが権次からの良い返事はなかった。そして懐の方も心細くなり、新助はかんざしを質屋に入れた。権次の女房・お滝から奥で楽しい遊びが始まっていると聞いたお艶は、退屈しのぎに覗いてみることにした。そこは博打場で、客として来ていた清吉はお艶の美しく白い肌に目を奪われた。新助はいつまでも権次の世話になっていては心苦しいから出ようとお艶に言った。だがお艶にはそんな気が全くなかった。そこへやってきた三太は、権次が新助の父親と柳橋の料理屋で会っていることを伝えた。二人の片付きそうなので新助に来て欲しいというのだ。お艶は心配でたまらなかったが、船を見送った。筋金入りの悪党である権次は、駿河屋に現れては小金を巻き上げ、お艶を芸者として売り飛ばした。そして三太に新助を殺害させようとしたが、新助は奪った小刀で三太を刺し殺した。新助は、お艶と会うまでは捕まりたくないと呟いた。

お艶は深川で人入れ稼業と芸者屋をやっている徳兵衛に売られた。徳兵衛はお艶に一枚の絵を見せ、このような女になれと言った。そこには骸になった男たちを踏みつける若い女が描かれていた。お艶が男いう男を食い物にするようになることを願って体に印を入れることにした徳兵衛は、江戸では一、二を争う彫物師の清吉を雇ったが、それは彼にとって願ってもない機会だった。清吉は一晩掛けて白い肌一面に巨大な女郎蜘蛛を彫った。艶かしく動くその姿は、まるで生きているかのようだった。

屋台的映画館

でかんしょ風来坊

  • posted at:2008-06-13
  • written by:砂月(すなつき)
でかんしょふうらいぼう
日活
配給:日活
製作年:1961年
公開日:1961年3月19日
監督:斎藤武市
企画:岩井金男
原作:松浦健郎
脚本:松浦健郎 今村文人
撮影:高村倉太郎
音楽:小杉太一郎
主題歌:「東京の暴れん坊」小林旭
・・・:「でかんしょ風来坊」小林旭
・・・:「チョンコ節」小林旭
照明:大西美津男
録音:米津次男
美術:坂口武玄
編集:近藤光雄
助監督:神代辰巳
色彩計測:幸田守雄
現像:東洋現像所
製作主任:林本博佳
技斗:高瀬将敏
出演:小林旭 浅丘ルリ子 近藤宏 殿山泰司 小園蓉子
シネマスコープ カラー 82分

元総理大臣・一本槍鬼左衛門の乗った車が渋滞にはまっていた頃、東京・銀座のど真ん中では4人の女性からなるピンク・アパッチ団が男に向かって噛み付いていた。地方から出てきた女性に銀座を案内しますと優しい声を掛けて誘惑し、金を巻き上げようとしたというのだ。怖くて震えている女性は、やさしそうなお婆さんだった。こいつを警察に突き出そうぜと啖呵を切ったとき、横を通過しようとした鬼左衛門の車が歩道に突っ込んだ。ピンク・アパッチ団の威勢に驚いた運転手がハンドル操作を誤ったのだ。スカートを破られ頭にきた春子は、この爺様に頭を下げさせることが第一段階だと秘書に言った。すると隣で聞いていた鬼左衛門は、わしは戦争中でも憲兵に頭を下げなかった男だと怒鳴りつけた。騒動の中にいた松田秀子は洋食屋「キッチンジロウ」に飛び込み、幼なじみの清水次郎に助けを求めた。鬼左衛門と顔見知りの次郎は、事態を収拾するために春子、夏子、秋子、冬子の四人を店に招待した。

次郎は春子たちをズベ公から足を洗わせようと考えていたが、彼女たちは反対した。もしこの話がピンク・アパッチ団を仕切る金剛会のヤクザに知られると次郎の身に危険が及んでしまうからだ。その話を聞いたは冬子は「わかった!」と言った。「春子は次郎さんが好きなんだな」。
出版社でカメラマンのアルバイトをしている女子大生の秀子は、騒動の中で撮った写真を金井編集長に提出した。だが金井は、ただ単に事件を取り上げるだけではダメだ、週刊誌の使命は事件をもっと深く鋭く掘り下げて組み立てることだと言った。例えば鬼左衛門に頭を下げさせる、例えばお婆さんは鬼左衛門の40年前の初恋の人だと。私はそんなうそをつけないと秀子が断わると、金井は今日の大衆は騙されることを望んでいるんだと言った。恋愛のことで大喧嘩した次郎と秀子は、翌日同じ湘南の電車に偶然乗り合わせた。次郎はズベ公たちの更生問題を相談するため、秀子は週刊誌に使う鬼左衛門の写真を撮るためだった。一本槍邸についた二人を見た鬼左衛門は、いつ仲人をさせてくれるのかと言った。するとすかさず秀子が、お若いとき恋人はいらしたのですかと切り出したのだ。思い出させないでくれと照れる鬼左衛門に秀子は間髪入れずに質問しお婆さんの写真を差し出すと彼の顔色が変わった。鬼左衛門は男と男の話がしたかったと次郎を奥の部屋に連れて行った。鬼左衛門は道具箱の中に大切にしまって置いた写真を次郎に渡した。そこには大学時代の初恋の人が写っていたが、白髪を鉛筆で黒く塗りつぶしたあの写真の人物とそっくりだった。

屋台的映画館

東京の暴れん坊

  • posted at:2008-06-06
  • written by:砂月(すなつき)
とうきょうのあばれんぼう
日活
配給:日活
製作年:1960年
公開日:1960年7月29日 併映「野郎!地獄へ行け」
監督:斎藤武市
原作:松浦健郎
脚本:石郷岡豪
企画:岩井金男
撮影:高村倉太郎
音楽:小杉太一郎
主題歌:「東京の暴れん坊」小林旭
・・・:「東京かっぽれ」小林旭
・・・:「ノーチヨサン節」小林旭
美術:中村公彦
照明:大西美津男
録音:米津次男
編集:近藤光雄
助監督:神代辰巳
色彩計測:幸田守雄
現像:東洋現像所
製作主任:栗橋正敏
技斗:高瀬将敏
出演:小林旭 浅丘ルリ子 近藤宏 小川虎之助 小園蓉子
シネマスコープ カラー 79分

学者になることが夢でパリへ留学をした清水次郎は、そこで出会った本場の料理に惚れ込んだ。大学を卒業して帰国をしたが、結局はコックの修行をしたようなものだった。今では銀座の洋食屋「キッチンジロウ」の未来の主人として代々続く洋食屋を切り盛りしていた。

都内の大学でレスリングの練習を終えた次郎は、幼なじみの松田秀子からある相談を持ちかけられた。縁談話が持ち上がっているというのだ。銭湯・松の湯の看板娘である秀子は次郎の幼なじみだった。彼女は次郎のことが好きで好きでたまらなかったため、当然反対してくれるに違いないと思っていた。ところが次郎はその話を頭から信用していなかった。そのころ、「キッチンジロウ」では騒動が起きていた。元総理大臣・一本槍鬼左衛門を乗せた車が店に飛び込んでいたのだ。運転手が猫を避けようとしてハンドル操作を誤ったのが事故の原因だった。知らせを聞いて慌てて帰ってきた次郎は、店の周囲が野次馬やマスコミでごった返しているのを見て驚いた。次郎は、過密なスケジュールを理由にその場を立ち去ろうとした鬼左衛門に立腹し、謝らせようとした。しかし講和会議でも頭を下げなかった男・鬼左衛門の方も一歩も譲らなかった。

翌日、銀座を仕切る愚連隊・台風クラブが一本槍邸を訪れ、事件をネタに揺すろうとしたていた。そこへやってきた次郎は、連中とは無関係であることを鬼左衛門に説明すると片っ端から投げ飛ばし、撃退した。この一件で気を良くした鬼左衛門は「キッチンジロウ」の改装に尽力した。一方、次郎も世話になりっぱなしでは申し訳ないと事故車の修理を買って出たのだった。

屋台的映画館

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