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卒業旅行 ニホンから来ました

  • posted at:2009-10-23
  • written by:砂月(すなつき)
そつぎょうりょこうにほんからきました
東宝=バンダイビジュアル
配給:東宝
製作年:1993年
公開日:1993年9月4日
監督:金子修介
製作:山科誠 高井英幸
プロデューサー:島谷能成 渡辺達夫 小林壽夫 山田耕大
原作:一色伸幸
脚本:一色伸幸
音楽:大谷幸
音楽プロデューサー:岩瀬政雄
・・・:「YOUNG MAN(Y.M.C.A)」西城秀樹
撮影:栃原広昭
美術:山口修
照明:高柳清一
録音:林大輔
編集:冨田功
助監督:富樫森
企画制作:メリエス
出演:織田裕二 鹿賀丈史 鶴田真由 小坂一也 水野久美
アメリカンビスタ カラー 98分

冴えない男・三木靖男は、留年しながらも三流大学史学部をなんとか卒業した。就職の内定が決まった彼は、卒業旅行の行き先に憧れのチトワン王国を選んだ。チトワンは古代遺跡の宝庫だったため、考古学マニアの彼にとって夢のような国だ。チトワン王国は、タイとラオスに挟まれた小さな国で、細長い形をしていることから「アジアのバナナ」と呼ばれた。貧しいこの国は観光による収入に頼っていたが、唯一の観光資源であるホロンヌール遺跡を訪れるものは皆無に等しかった。チトワンの首都・チトワの街に足を踏み入れた靖男は、真っ先に遺跡に向かいカメラのシャッターを切り続けた。ところがどうも様子がおかしい。歌をこよなく愛するチトワンの人々は、何故か「昴」や「北酒場」を歌っていた。人通りの多い街には日本語が氾濫し、店には日本人のアイドル歌手のカセットテープが所狭しと並べられていた。この国のレスラーが日本に渡り、関取になったのがきっかけで「ニホンブーム」が到来したのだ。

靖男が困っているところへ怪しげな日本人が現れた。その男は桃山百夫と名乗るブローカーだった。ブローカーというと聞こえがいいが、日本に来る出稼ぎ女性を斡旋していたのだ。桃山は、靖男に儲け話を切り出した。「外タレにならないか?」。靖男はきっぱりと断ったが、桃山に催眠術を掛けられてしまったのだ。数日後、正気に戻った靖男は自分の姿を見て愕然とした。スパンコールとフリルが付いたド派手な衣装にケバいメイク、そしていつのまにか彼の名前が「一発太郎」となっていたのだ。話が違うと泣き叫ぶ靖男だったが、桃山にマリファナとウォッカで強制的にハイにさせられ、無理矢理テレビの生放送のステージ立たされた。「ペッパー警部」の演奏が始まると、子供のときに夢見たスターになりたいという願望が甦り、ノリノリで歌い切ってしまった。その後、彼は激しい羞恥心に襲われ泣きじゃくったが、予想以上の反響が彼を待ち構えていたのだ。テレビ局は一局しかないため、たちまち「一発太郎」の名前と顔は全国に知れ渡った。こうして新たなアイドル・スターは誕生した。

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野球狂の詩 北の狼・南の虎

  • posted at:2009-10-12
  • written by:砂月(すなつき)
やきゅうきょうのうたきたのおおかみみなみのとら
日本アニメーション
配給:東映
製作年:1979年
公開日:1979年9月15日 併映「未来少年コナン」
監督:岡部英二
製作:本橋浩一
プロデューサー:渡辺忠美
原作:水島新司
構成:岡部英二
企画:佐藤昭司
撮影監督:三沢勝治
音楽:京建輔
・・・:「北の狼 南の虎」水木一郎
・・・:「かあさんの灯」水木一郎
美術監督:半藤克美
編集:岡安肇
声の出演:曽我部和行 大宮悌二 雨森雅司 武藤礼子 納谷悟朗
スタンダード カラー 90分

北海道白大雪市市民球場では、春のセンバツ大会の出場権を懸けた一戦が行われていた。「北の狼」と呼ばれていた白大雪高校一年のエース・火浦健は、9回裏のマウンドに上がった。雪が舞い、グラウンドがぬかるむという最悪のコンディションにもかかわらず、彼の球速は衰えることを知らなかった。健は旭川学院の最後のバッターを力でねじ伏せ、甲子園への切符を手にした。一方、校長室では問題が起こっていた。健の父親・火浦政は人斬りの政と呼ばれ、その道では知らぬものはいなかった。北道建設に勤務しているが、その建設会社の実態は暴力団事務所だった。PTAの面々は、そのことが高野連に知れると甲子園への道が閉ざされてしまうのではないかと気が気ではなかったのだ。校長は、部室にいた健と話し合うことにした。

健は政の実の子供ではなかった。16年前、難産で妻と子供を一度に失った政は悲しみに暮れ、生活は荒れた。そして度々起こるヤクザ同士の喧嘩に首を突っ込んだ。そんな無鉄砲さに北道組の先代社長は感銘を受け、彼のために懇親会を開いた。雪が降るその晩、政は帰り道で一人の赤ん坊を拾った。しかし家に連れ帰ったものの、政には子供を育てる自信がなかった。そんなときに助けてくれたのが、隣に住むおたねだった。おたねは、きっと亡くなったお峰が引き合わせてくれたんだと言い、覚悟を決めた政は、健と名付けたその子を責任持って育てることにした。

ヤクザの世界から足を洗うように言われた政は健と大喧嘩した。しかし息子の夢を叶えるために苦渋の決断をした。北道建設を訪れた政は、三代目社長に杯と封印したドスを返すことにしたのだ。 学校から帰った健は、自宅の前に一台の車が停まっていることに気づき、急いで部屋に駆け込んだ。布団に横たわる政の顔には布が掛けられていた。傍らにいた組の者は、簡単に辞められては他の者への示しがたたないという理由でリンチにあったが、政は一度も抵抗しなかったと証言し、封印したままのドスを見せた。健は父親の面子を潰さないために野球部を辞めてきたのだ。頭に血が上った健はドスを引っ掴むと事務所に乗り込み、社長を斬りつけた。掛け付けた警官に取り押さえられた健の甲子園への道はここで断たれた。

あの事件から2年が経ったある夏の日、青函連絡船で北海道を後にする健の姿があった。船内では甲子園中継が放送されていたが、健の目は決勝戦で逆転サヨナラ本塁打を放ち、優勝を決めたスラッガーに釘付けになっていた。スラッガー=阿蘇高校三年・大島大介。人は彼を「南の虎」と呼んだ。

屋台的映画館

TAKESHI’S

  • posted at:2009-10-01
  • written by:砂月(すなつき)
たけしず
バンダイビジュアル=TOKYO FM=電通=テレビ朝日=オフィス北野
配給:松竹=オフィス北野
製作年:2005年
公開日:2005年11月5日
監督:北野武
プロデューサー:森昌行 吉田多喜男
ラインプロデューサー:小宮慎二
脚本:北野武
撮影:柳島克己
照明:高屋齋
美術:磯田典宏
録音:堀内戦治
整音:堀内戦治
編集:北野武 太田義則
衣裳デザイン:山本耀司
出演:ビートたけし 北野武 京野ことみ 岸本加世子 大杉漣
アメリカンビスタ カラー 107分

ビートたけしはタレント業の他に映画監督や俳優、作家などあらゆる方面で才能を見せ多忙な日々を送っている。ビッグになれば望んだものは何でも手に入り、愛人を四六時中はべらすことだって出来る。だが当然のことながら、ファンの追っ掛けや新人を売り込んでくる芸能事務所のマネージャーなどがうるさく付きまとい、彼を敵視する大物タレントからは大っぴらに中傷された。その日はドラマの撮影の最終日で、用意された楽屋に入ると同期のタレントがある男を紹介した。男はたけしそっくりで、北野武という名の売れない役者だった。武はたけしからサインをしてもらうと恥ずかしそうに帰って行った。アパートに戻ると建物の前で追っ掛けの女の子が待っていた。武は女の子から差し入れを申し訳なさそうに受け取ると、小声でありがとうと言った。その夜、彼はたけしがドラマの撮影を行う夢を見た。

役者を目指す彼は日夜コンビニで働き、オーディションがあると聞くと片っ端から受けた。顔が似ていることから髪型をたけしにまねたが、生まれつきの不器用さが災いし最後まで演技を続けることが出来なかった。彼の部屋には尊敬するたけしが主演した映画「灼熱」のポスターが貼ってあった。

武はオーディションを受けたが、「こっちが聞く前にいうんじゃねえ。」というセリフを言う前に、イメージがガンコなラーメン屋のおやじと違うという理由で失格となった。落ち込む彼は廊下の椅子に静かに腰掛けた。

コンビニでは不審な女性が客としてやってきて手当たり次第に商品をカゴに詰め込むとそのまま出て行こうとした。武が声を掛けると女性はお金を払うのだったいらないと言い出し、そばにあった十円のお菓子を一万円札で払おうとしたのだ。武が細かいのはないのかと聞くと女性は怒ったようにないわよといったため、しぶしぶ受け取った。おつりを返すと、女性は再び十円のお菓子を手に取って千円札で払おうとした。さっきのおつりがあったでしょと武がいうと、女性はまた怒ったように小銭を貯めてるのよと言った。仕事を終えた武が雀荘へ行くと、空きがなかったためしばらく椅子に座って待つことにしたが、そのうちに眠り込んでしまった。

廊下の椅子で待つうちに眠り込んでしまった武は、審査員に声を掛けられて目覚めた。「君、合格だよ」。

武が顔を上げると、雀荘のおやじが「一人空いたよ」と言った。だがその日はツキがなく一人負けした。帰り道にラーメン屋に立ち寄ると、出て来た客が「ここの醤油ラーメンはうまいで!」と言った。カウンターの席に座った武はその言葉を信じて醤油ラーメンを頼んだ。するとガンコなイメージのおやじに「こっちが聞く前に言うんじゃねえ」と怒鳴られた。

屋台的映画館

ローレライ

  • posted at:2009-09-28
  • written by:砂月(すなつき)
ろーれらい
フジテレビジョン=東宝=関西テレビ放送=キングレコード
配給:東宝
製作年:2005年
公開日:2005年3月5日
監督:樋口真嗣
製作:亀山千広
製作統括:島谷能成 関一由 千草宗一郎 大月俊倫
プロデューサー:臼井裕詞 市川南 甘木モリオ
協力プロデューサー:山田健一
原作:福井晴敏
脚本:鈴木智
音楽:佐藤直紀
主題歌:「モーツァルトの子守唄」ヘイリー
撮影:佐光朗
美術:清水剛
照明:渡邊孝一
録音:鶴巻仁
編集:奥田浩史
監督補:尾上克郎
サウンド編集:中村淳
スクリプター:河島順子
助監督:足立公良
製作担当:森賢正
VFXスーパーバイザー:佐藤敦紀 田中貴志
VFXプロデューサー:大屋哲男
出演:役所広司 妻夫木聡 柳葉敏郎 香椎由宇 石黒賢
シネマスコープ カラー 128分

1945年7月18日午前11時25分、西大西洋の日本列島近海を航行していたアメリカ軍潜水艦・ボーンフィッシュは歌声をキャッチした。それは前方にある潜水艦から流れてきたが船籍がわからないため追尾することにした。そのときボーンフィッシュは魚雷による奇襲を喰らい、沈没した。どこからともなく現われ、美しい歌声を残して消えて行く謎の潜水艦を連合軍の間では「鋼鉄の魔女」と呼んでいた。

8月6日、原子爆弾が広島に投下された。その8日前、マリアナ諸島のテニアン島を経由してレイテ島に向かうアメリカ軍巡洋艦インディアナポリスを伊58潜水艦が撃沈した。すでに積荷はなかったが、その船が運んでいたのがあの原子爆弾だった。日本軍が最も恐れていたのは、更なる攻撃による日本国の壊滅だった。海軍軍令部作戦課長・浅倉良橘大佐は、広島に続く本土への原爆投下を阻止するため、伊507潜水艦による出撃作戦を決行した。伊507潜水艦(UF-4)は降伏したドイツから極秘裏に接収した実験船だった。ドイツ科学の結晶であるこの潜水艦は、脅威的な戦闘能力を持つことから、ライン川に棲む魔女=ローレライと呼ばれていた。その能力の一つが、ワイヤーで繋がれた「N式潜」と呼ばれる特殊潜航艇に積まれた、船影を音ではなく形として捕らえることができる捉敵装置=ローレライ・システムだった。浅倉は、艦長に絹見真一少佐を抜擢し独断で出動命令を出した。彼らの任務は11日までに作戦海域に到着し、原子爆弾輸送艦艇の撃沈と敵交通路の遮断することだった。

伊507には特攻兵器・人間魚雷の操舵手だった折笠征人一曹が乗り組んでいた。寝静まった艦内に女の歌声が聞こえたことから、彼は立ち入り禁止となっている扉の向こうへ忍び込んだ。そこは「N式潜」の格納庫だった。暗闇の中を照らして奥に進む折笠はそこで一人の少女と出会った。そのとき、アメリカ海軍駆逐艦フライシャーが現れ、伊507は急速潜行した。絹見はローレライを使用することを決断し、木崎茂房大尉は艦内放送で折笠に指令を伝えた。彼は回天の構造とよく似た「N式潜」の操舵手として抜擢されたのだ。潜航艇が本体から切り離されシステムが作動すると、水密服に身を包む少女が苦しみ始めた。パウラ・A・エブナー、彼女こそがローレライ・システムの全てだった。

屋台的映画館

  • posted at:2009-09-22
  • written by:砂月(すなつき)
いもうと
日活
配給:日活
製作年:1974年
公開日:1974年8月14日 併映「黒い牝豹M」
監督:藤田敏八
プロデューサー:岡田裕
脚本:内田栄一
撮影:萩原憲治
美術:横尾嘉良
録音:紅谷愃一
照明:松下文雄
編集:井上治
助監督:八巻晶彦
色彩計測:米田実
現像:東洋現像所
制作担当者:青木勝彦
音楽:木田高介
主題歌:「妹」かぐや姫
出演:秋吉久美子 林隆三 横山道代 吉田日出子 藤田弓子
アメリカンビスタ カラー 92分

同棲していた和田耕三のことが嫌いになり、鎌倉から最終電車に乗った小島ねりはたった一人の肉親である兄・明夫に会うために東京へやってきた。疲れて眠そうにしているねりが突然涙を流したりしたことから、心配になった明夫は理由を聞かずにもう寝ろとだけ言った。彼は亡くなった両親が営んでいた食堂にそのまま住み、学生相手の引っ越し業で日銭を稼いでいる。翌早朝、明夫が仕事のための準備をしていると耕三の妹のいずみが訪ねてきた。二人が突然いなくなり、心配になった彼女は一番電車で捜しにきたのだという。だが耕三はきておらず、ねりを起こすわけにはいかないことから、明夫は彼女を助手席に乗せると請負先へ行く間に話を聞くことにした。内容が明らかになるに連れ、三人が一緒に暮らすことに無理があったのではないかと明夫は考え、ねりにはしばらく会わない方がいいと忠告すると、いずみは渋々受け入れた。やがて小型トラックは目的地に着いたが、いくら探しても電話で聞いたアパートや依頼主の女子大生は見つからなかった。いたずら電話だったことに気づいた彼は落胆したが、幌のついた荷台からねりが顔を出しているのに気づき彼女を仕業だったことが判明した。昨夜は早く声が聴きたくて電話を掛けたが、本当のことを言えなくなり嘘をついたとねりは早口で捲し立てた。ふざけるなと明夫は雷を落としたが、いずみはそこに割って入り兄に何を言ったのかとねりに詰め寄った。すると二人で死のうと思ったが耕三が逃げ出したと彼女が言ったことから、いずみは兄が侮辱されたと思って思い切り頬を叩いた。二人が口論になると明夫はねりを助手席に押し込み、これはうちの問題だから黙って帰って欲しいと頭を下げた。

明夫と暮らし始めたねりが買い物から帰ると知らない女がいた。たまに掃除をしにくるというその女は山本ミナコといい、兄がジャガイモとキャベツが嫌いなことまで知っていた。週に一度近くの道場に出稽古にきているという彼女は合気道の有段者で、明夫に食堂を道場に改築する提案をしていたのだった。働く女性のための美容道場を開けば、周りには太っている人が多いので儲かること間違いなし。ミナコはお兄さんに口添えしてねと自分が言いたいことだけ言うと笑って去って行った。その頃、明夫は女子大生からの依頼を受けて引っ越しの手伝いを行ったが、作業が終わると彼女はお金を払いたくないと言い無理矢理抱きついた。明夫の脳裏にはねりの顔がちらついたが、本能には勝てなかった。その夜、ねりは両親の写真を部屋の何処からか探し出してきた。今日は母の誕生日なのだ。そのことを帰ってきた明夫に話すと、彼は当時のことをしゃべり始めた。そこへ電話が掛かり、明夫は受話器を取るなり腹立たし気に切った。その後もしつこくベルが鳴ったが、ねりに出るなと指示した。翌日、彼女は耕三の兄・研二と喫茶店で会っていた。前日に電話で連絡があったが、明夫にはそのことを黙っていたのだ。

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