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クレージー黄金作戦

  • posted at:2010-08-18
  • written by:砂月(すなつき)
くれーじーおうごんさくせん
東宝=渡辺プロ
配給:東宝
製作年:1967年
公開日:1967年4月29日 併映「鶴と白鳥と流氷の故郷」
監督:坪島孝
製作:渡辺晋
脚本:笠原良三 田波靖男
撮影:内海正治
音楽:宮川泰 萩原哲晶
・・・:「つれてって」園まり
・・・:「万葉集」植木等
・・・:「二人だけの海」加山雄三
・・・:「何も言わないで」園まり
・・・:「ウナ・セラ・ディ東京」ザ・ピーナッツ
美術:竹中和雄
録音:増尾鼎
照明:大野晨一
編集:武田うめ
出演:植木等 ハナ肇 谷啓 浜美枝 園まり
シネマスコープ カラー 157分

円々寺の住職・町田心乱は根っからのギャンブル好きで、資財を投入しては競輪や競馬などありとあらゆるギャンブルに興じていた。その日も説法をぶって金を集めると、競輪場に一目散に駆け込んだ。彼はツキまくっていたが、一人の女性に出会ったがために彼女の方へ流れていってしまった。彼女の名前は海野月子、東西大学文学部哲学科の学生だった。おけらになった心乱が寺の戻ると、大勢の債権者が待ち構えていた。その中の一人である金友商事の北川常務は、心乱の生活を見て嘆いていた。借金まみれとなった円々寺の御本尊である阿弥陀像は差し押さえを受け、寺の地所、建物は二重抵当に入れられていた。心乱の父親の友人であり檀家総代の北川は、借金を全て自分が清算する変わりに金友商事で定年まで働かせることで債権者を納得させた。サラリーマンとなった心乱だったが、仕事をサボってパチンコ屋に入り浸っていた。いつものように大勝ちし、帰ろうとしたところに負け続ける一人の外国人紳士の姿が目に入った。心乱は紳士に台を譲ると彼はとても喜び、お礼として一枚のチップを差し出した。後にそれがラスベガスのカジノで使用できるチップだとわかると、心乱は玩具工場に同じものを3000枚作らせ、あの手この手を使ってロス・アンジェルス支社派遣の航空券を手に入れた。

国会議員の板垣重金は、東京湾に浮かぶ衛生処理船を廃止し糞尿処理施設を建設しようと考えていた。「日本を美しく、清潔にする」これが彼の政治家としての信念だった。しかし施設建設で労働者の生活を奪われる港湾の労働組合が黙っていなかった。利権によって私腹を肥やす政治家への不信感に対してデモで抵抗した。糞尿処理施設の建設が決まり、重金は沢島代議士と衛生大臣の勧めでアメリカにある施設の視察をすることになった。近々内閣改造の噂があり、これをきっかけに大臣の座を射止めようとした重金は、家宝を売って政治資金を作ることにした。

仁道病院の医師・梨本金男は、美人看護師の花園百合子のことが好きでたまらなかった。思いを込めた手紙を持って自宅を出たとき、ひき逃げ事件の現場に出くわした。金男の適切な処置で外国人紳士は一命を取り留めた。ところが病院長はお冠だった。その紳士が入院費を払えるかが心配だったからだ。金男と病院長が言い争っていると、紳士の容態が急変した。紳士=キッド・ゴールドは金男にとても感謝していた。ゴールドの枕元には遺書が挟まった手帳が置いてあり、それをロス・アンジェルスの弁護士に渡して遺産を受け取って欲しいと告げると息を引き取った。受取額はなんと100万ドルだった。金男は、院長室で偶然耳にした会話の内容を勘違いしていた。百合子が病院長と結婚するものだと思い込んだ金男は、病院を飛び出した。そして手にした100万ドルで大病院を打ち立て、百合子と病院長を見返すために渡米を決意した。旅客機は、それぞれの思惑を乗せて空港を飛び立った。

屋台的映画館
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蛇娘と白髪魔

  • posted at:2010-08-05
  • written by:砂月(すなつき)
へびむすめとはくはつま
大映
配給:大映
製作年:1968年
公開日:1968年12月14日 併映「妖怪大戦争」
監督:湯浅憲明
企画:仲野和正
原作:梅図かずお
脚本:長谷川公之
音楽:菊池俊輔
撮影:上原明
特殊撮影:藤井和文
照明:久保江平八
録音:飛田喜美雄
美術:矢野友久
編集:宮崎善行
助監督:小林正夫
製作主任:川村清
出演:浜田ゆう子 目黒幸子 松井八知栄 高橋まゆみ 平泉征
シネマスコープ モノクロ 94分

孤児院・めぐみ園で育った小百合は、幼いときに生き別れた両親と巡り会い南條家で新たな生活を始めることになった。小百合の先輩で事務を手伝う林達也は彼女を笑顔で送り出したが、山川園長の心は穏やかでなかった。小百合を迎えに行った父・吾郎は、帰りの車中で大事な話をした。母の夕子は半年ほど前に工事現場のトラックとぶつかり、頭を打った影響で昔のことを思い出すことが出来なくなっていた。普通とは違っていても気にしてはいけないよと吾郎が言うと、小百合は大きく頷いた。車が門の近くにやって来ると、敷地からパトカーが出て行った。吾郎が出掛けた後、通いの家政婦が掃除の最中に倒れたのだ。それに気付いた住込みの家政婦・鬼頭しげは医者を呼んだが手遅れだった。死因は心臓マヒで事件性がないことから、警察は病死として処理したのだった。顛末をしげから聞いた吾郎は気持ちを落ち着けてから小百合を紹介した。しげが呼び掛けると二階から夕子が降りて来た。二人は再会を果たしたが、夕子は何故か小百合のことをタマミと呼んだ。小百合は不思議に思ったが、吾郎の言葉を思い出し深く考えないことにした。自分の部屋を与えられるなど不自由のない生活を貰った小百合は、この幸せが夢なら覚めません様にと神様に祈った。そんな彼女を羨ましげに見る目が、天井に開いた小さな穴の奥にあった。南條家に穏やかな生活が訪れたと思われた矢先に吾郎のもとへ電報が届いた。それはアフリカで彼が探し求めていた毒蛇が見つかったというものだった。吾郎は毒蛇が持つ猛毒の研究を行っていたが、その蛇によって完成するのだ。その夜、小百合は物音で目が覚めた。部屋から顔を出すと夕子が奥の部屋へ食事を届けに行くのだ。小百合が物陰から様子を窺っていると、夕子は仏壇に食事を供えおあがりと声を掛けたのだった。何故こんな夜遅くに残り物の食事を?。
 
翌日、小百合はアフリカに出掛けた吾郎の研究室を覗いた。そこには毒蛇が入ったケースが所狭しと並んでいた。興味深げに眺めていると、勝手に入ってはいけないとしげに叱られてしまった。しょげる小百合は自分の部屋に戻ろうとしたが、その途中にある仏壇の部屋の前で夕子に呼び止められた。家族の一人になったのだから仏様にご挨拶しなさいと言われ、仏壇の前に座った小百合はよろしくお願いしますと頭を下げた。再び頭を上げたとき、仏壇の奥に人の顔が見えた。驚く小百合に夕子は今日のことはお父様には内緒ですよと言った。それ以来、小百合の周囲で奇妙な出来事が起こるようになった。

屋台的映画館

怪猫五十三次

  • posted at:2010-07-29
  • written by:砂月(すなつき)
かいびょうごじゅうさんつぎ
大映(京都撮影所)
配給:大映
製作年:1956年
公開日:1956年7月19日
監督:加戸敏
製作:武田一義
脚本:八尋不二
企画:税田武生
撮影:牧田行正
音楽:鈴木静一
和楽:中本利生
美術:神田孝一郎
録音:奥村雅弘
照明:加藤庄之亟
編集:西田重雄
製作主任:白井祥雄
出演:勝新太郎 三田登喜子 林成年 若松和子 入江たか子
スタンダード モノクロ 87分

江戸岡崎藩邸では藩主本多三河守が老中に任ぜられたことで、慣例として将軍家への御礼として何かを献上しなければならなかった。そこで墨染の茶碗を国許から取り寄せる提案すると、家老鳴海十兵衛は御家の宝として将軍家もご存じなのでこの上ない献上品となるでしょうと言った。今の地位は十兵衛の尽力あったればこそと考えていた三河守は、娘の顔が見たいであろうと日頃の労いを込めて娘の浪路に御勤めを申し付けることにした。心許ないと心配する十兵衛の気持ちを察した三河守は、警護として南三次郎をつけることにした。三次郎は藩切っての剣の使い手であり、浪路の婚約者でもあったのだ。若い二人の五十三次の旅は一生の思い出になるに違いないと三河守は考えていた。だがそれに待ったを掛けたのは留守居役大高伝蔵だった。十兵衛への寵愛を妬む伝蔵は、そのようなことは当家の格式にはなく、もし間違いがあった場合はいかがなされますかと尋ねた。すると三河守は、国許の領民が納めた血税を伝蔵が横領したことを大勢の前で咎め、留守居役の任を解かれ謹慎を言い渡されたのだった。怒りに打ち震える伝蔵はある計略を巡らせた。将軍家へ献上の茶碗墨染が途中で紛失すれば鳴海家が断絶になることは間違いない。そこで剣客の原小平太を呼び寄せると伝蔵の昔の女である岡崎藩の局藤波に手紙を渡すように言った。

岡崎から江戸まで往復でひと月余り。寂しくはないかと案ずる三次郎の気持ちを知ってか知らずか浪路は浮かれていた。そんな姉を弟の源一郎は冷やかし母に叱られた。やがて茶碗は藤波によって届けられたが、奥方の指図で墨染献上の遣いに添役として彼女も同道するのだという。それを知った源一郎は余計なババアめがと毒づいた。その夜、寝ずの番をしていた三次郎に浪路が声を掛けた。愛猫のすずが落ち着かない様子だったことで異変を感じていたのだ。翌朝早立ちということもあり心配は無用だと落ち着かせようとしたが、すずが何処かへ消えたことで気が気ではなかった。その頃、屋敷の外では刺客の一団が待ち伏せていたが、すずが威嚇を続けたことで不吉を感じ退散したのだった。

支度を終えた三次郎と浪路だったが、藤波が用心のためにと供を四人も召し連れてきたことで面食らった。すると藤波が用意した駕篭からすずが現れ、浪路が旅立つのを止めるように甘えるのだった。おとなしく留守番するのですよと諭して母に預けると、一行は危険を孕んだ旅に出た。

屋台的映画館

暁の非常線

  • posted at:2010-07-22
  • written by:砂月(すなつき)
あかつきのひじょうせん
新東宝
配給:新東宝
製作年:1957年
公開日:1957年10月1日 併映「鋼鉄の巨人 怪星人の魔城」
監督:小森白
製作:大蔵貢
脚本:金田光夫
企画:島村達芳
撮影:岡戸嘉外
音楽:長瀬貞夫
美術:小汲明
照明:関川次郎
録音:澤田一郎
助監督:橋田寿久年
編集:永田伸
製作主任:藤岡治郎
出演:天知茂 三ツ矢歌子 和田孝 沼田曜一 舟橋元
スタンダード モノクロ 76分

深夜の銀行にギャング団が押し入り、金を奪うと行員に銃を発射して逃走した。深手を負った行員から通報を受けた警察は緊急配備を敷き検問を行った。だが厳重な取り締まりにも関わらず、犯人の足取りはわからなかった。警視庁は特別捜査本部を置いて捜査を強化した結果、昨夜の事件での残忍な手口が最近相次いだ銀行ギャング事件と類似していることから同一犯である可能性が高まった。

関東三輪一家では後継者問題が浮上していた。総長の村川重兵衛は跡目を長男の健一に譲ろうと考えていたが、健一はヤクザの世界が性に合わず、カタギの娘と結婚するつもりでいたのだ。いくら話をしても埒が明かないと感じた重兵衛は、跡目を幹部の馬島政吉に譲り健一の妹・雪江と結婚させようとした。この縁談は一家を乗っ取るために根回しした馬島の計画通りに進んでいた。雪江が承知していないことを知った健一は馬島との縁談に反対し、ヤクザの血は耐えてしまってもいいんだと言った。

重兵衛は、雪江の婿として馬島を迎えると集めた部下の前で発表した。だがこの縁談に反対だったのは雪江を幼い頃から世話をしてきた笠原伝造だった。笠原はたとえ一家が絶えても他人が跡目を継ぐことはありえないという考えの持ち主だった。雪江には新聞記者の恋人・木村三郎がいることを知っており、どうしても添い遂げさせてやりたかったのだ。笠原は話をつけるために馬島が仕切るキャバレー・モナコに乗り込んだ。その頃、事務所では馬島が仲間たちとともに銀行襲撃の計画を立てていた。そこに入ってきた笠原に驚く面々。二人きりになると、笠原は今後一切、三輪一家から手を引けと切り出し、お嬢さんに指一本でも触れちゃいけねえと怒鳴りつけた。すると馬島は、俺も代貸までやった男だからきれいに手を引くと約束した。「もしお前に少しでも人間の血が通っているのなら、悪いことは言わないから早く自首しろ」。笠松はそう言って事務所を後にした。その数時間後、上機嫌で夜道を帰る笠松は猛スピードで走る車に撥ね飛ばされた。物音に気付いた雪江は玄関先に横たわる血だらけになった笠松の姿に驚いた。雪江のことが心配でたまらない笠松は、這って家まで戻って来たのだ。慌てて駆け寄る雪江に、早くここを逃げるんだと告げると笠松は息絶えた。

屋台的映画館

ヅラ刑事

  • posted at:2010-07-13
  • written by:砂月(すなつき)
づらでか
「ヅラ刑事」製作委員会(クロックワークス=ウェッジホールディングス=スカパー・ウェルシンク=ツイン=バップ=ローソンチケット=フロンティアワークス=オー・エル・エム=リバートップ=トルネード・フィルム)
配給:トルネード・フィルム
製作年:2006年
公開日:2006年9月16日
監督:河崎実
監修:実相寺昭雄
プロデューサー:河崎実 鈴木政信
原作:河崎実
脚本:中野貴雄 河崎実
撮影:須賀隆
企画:叶井俊太郎
音楽:石井雅子
主題歌:「悲しみはヅラで飛ばせ」モト冬樹
エンディングテーマ:「恋は焦らず」イクラ&ファンキースタイル
美術:安宅紀史
編集:矢船陽介
照明:岩崎豊
録音:関根光晶
助監督:落合崇
製作担当:福士茂
衣装:川崎健二
ヘアメイク:水野みゆき
スチール:金子博
操演:保倉一朗
合成:太田垣香織
整音:スリーエススタジオ
ポストプロ:イマジカ
出演:モト冬樹 イジリー岡田 なべやかん 中野英雄 橋本真衣
アメリカンビスタ カラー 80分

白昼の都会で銀行強盗事件が発生した。犯人は行員と客を人質にして立てこもり、逃走用のヘリコプターを要求した。機動隊が銀行を包囲したものの、建物の中の状況がわからないために何も出来ずにいた。張りつめた空気が現場に立ち込める中、一人の男が現れた。その男=源田初男は指揮官に自分が刑事であることを明かすと単身で銀行に潜入した。初男が行内を見回すと、腹話術師が人質に拳銃を突きつけていた。いや人形が腹話術師の意思に反して拳銃を突きつけていたのだ。「俺はもうこんな奴に操られるのはコリゴリだ!」。そう言って腹話術師に銃を向ける人形に初男は戸惑った。人質の身代わりとなるために乗り込んだ彼は少々当惑しながらも説得を行うことにした。「ケンちゃん」と呼ばれ続けることに嫌気がさしていた人形は、初男の呼びかけに発砲した。初男は銃弾をかわすとその一瞬の隙をついて秘密兵器を使用した。それは彼の「ヅラ」だった。必殺技であるモト・ヅラッガーが炸裂し人形の首は撥ね飛んだのだった。こうして難事件は一瞬で幕を下ろした。

初男が着任した花曲署捜査一課には個性的なメンバーが揃っていた。日本一有能なお茶くみを自称する太田淑子(トンコ)の他に、身長の低さを利用して空気抵抗を減らし凄まじい速さで走ることが出来る重量挙げの国際チャンピオンの鍋谷寛一(チビ)、滝のように流れる汗を利用して敵を攻撃する能力を持つ全日本大食い選手権終身名誉チャンピオンの宇川厳太(デブ)、オヤジギャグを多用する見た目そのままのオヤジこと大矢治五郎、女性容疑者を中心に担当する実家がそば屋の池田麺次郎(イケメン)、いざという時に威力を発揮するデカチンこと中東和平、そして組織を統括する課長の面倒啓介だった。その夜、キャバ嬢を人質にして拳銃を持った男がビルの屋上に籠城するという事件が起こった。犯人の次郎は若ハゲを気にしていたが、額が少し広いだけで頭がいい人に見えると友里がやさしく接したことで本気にしたのだった。毎日のように店に通い彼女が欲しがるものを何でも買ったが、所詮一介の貧乏ヤクザ。シノギのない彼は闇金に手を出しその金で人生をやり直そうと考えたのだった。意を決して友里にプロポーズをしたのだが、彼女は次郎を客としか見ておらず「誰があんたみたいなハゲと」という言葉が心に激しく突き刺さったのだ。初男はその気持ちはよくわかると言って次郎に近づき、ゆっくりと外した。そして相手が怯んだ隙にヅラを投げて拳銃を叩き落としたのだった。その頃、西海原子力代行の輸送車がテロリストに襲われ核燃料が強奪された。

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