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マジンガーZ対デビルマン

  • posted at:2005-02-17
  • written by:砂月(すなつき)
まじんがーぜっとたいでびるまん
ダイナミックプロ=東映動画
配給:東映
製作年:1973年
公開日:1973年7月18日 併映「仮面ライダーV3対デストロン軍団」「バビル2世 赤ちゃんは超能力者」「魔法使いサリー」「キカイダー01」「ロボット刑事」
演出:勝間田具治
製作:登石雋一
企画:有賀健 勝田稔男
原作:永井豪とダイナミックプロ
脚本:高久進
音楽:渡辺宙明 三沢郷
主題歌:「空飛ぶマジンガーZ」水木一郎 コロムビアゆりかご会
美術監督:浦田又治
作画監督:角田紘一
原画:奥山玲子 金山通弘 小田克也 木野達児 菊池貞雄 窪詔之 小松原一男 白土武 中村一夫
動画:森英樹 小林敏明 小川明弘 坂野隆雄 薄田嘉信 服部照夫 阿部隆 長沼寿美子 山田みよ
背景:勝又激 赤保谷アイ子 勝俣公美子 柿沼雅人 福田和矢 牧野光成
演出助手:遠藤勇二
制作進行:吉岡修
トレース:入江三帆子 黒沢和子
彩色:矢部和子 宮城邦子
ゼログラフ:高橋章
検査:小椋正豊 森田博
特殊効果:浜桂太郎 佐藤章二
撮影:平尾三喜 目黒宏
編集:古村均
録音:神原広巳
選曲:宮下滋
音響効果:畑英彦
記録:大橋千加子
録音スタジオ:タバック
現像:東映化学
製作担当:茂呂清一
声の出演:石丸博也 田中亮一 富田耕生 小林清志 里見京子
アメリカンビスタ カラー 43分

機械獣・ザウルスF1とブラッガーS1を率いたあしゅら男爵は、光子力研究所に対し総攻撃を仕掛けた。だがその危機を救ったのは、兜甲児が操縦するスーパーロボット・マジンガーZと弓さやかが操縦するアフロダイAだった。苦戦しながらも勝利した彼らの前に現れたのは空飛ぶ機械獣・デモンガーJ5で、不意打ちの攻撃にアフロダイAは大破した。背後からの攻撃を食らって傷付くマジンガーZだったが、ロケットパンチとブレストファイヤーの連続攻撃でデモンガーJ5を撃破した。さやかの無事を確認して安堵する甲児。その付近にある谷底から甲高い笑い声とともに現れたのは、かつての対戦で絶命した地球の先住民族・デーモン族のシレーヌだった。シレーヌは地球の行く末を予言すると街の方へ飛び去って行った。その様子を監視していたあしゅら男爵は、部下にレーダーで追跡せよと命じた。シレーヌによって東京は破壊された。この異変にいち早く気付いていたのは、人の心と悪魔の力を併せ持つ不動明だった。明はデビルマンに変身してシレーヌを追った。「シレーヌが生き返ったとすれば、魔将軍ザンニンも・・・」。彼の悪い予感は的中した。

あしゅら男爵はドクター・ヘルに突然現れた妖獣について報告した。ドクター・ヘルは超能力をもつ先住民族の話を聞いたことがあったが、それが生きていたことを知らなかった。そこで彼らはデーモン一族とマジンガーZを対決させるためにシレーヌの後を追い、ヒマラヤの山中にデーモンの巣窟があることを突き止めた。そしてあしゅら男爵はマンテスK9を使って氷を砕き、無数の妖獣を掘り出したのだった。ドクターヘルはザンニンやシレーヌたちの胸にテレパシー操縦光線を撃ち込んで妖獣たちを服従させた。ドクター・ヘルは世界征服の野望を阻むマジンガーZを倒すため、ザンニンは悪魔の秘密を知り悪魔の能力を得たデビルマンを倒すために機械獣軍団と妖獣軍団は手を結んだ。

ヒマラヤで悪の取引を見た明は日本へ飛び、初めて会う甲児にマジンガーZの弱点を指摘した。「マジンガーZは空からの敵に弱い。俺なら空から攻めるね」。その言葉に甲児は愕然とした。思い悩む彼のもとに届いた吉報は、マジンガーZが空を飛ぶための翼・ジェットスクランダーが完成したいうものだった。甲児は翌日の飛行テストを心待ちにしていたが、妖獣軍団の突然の襲撃で無残に破壊された。そしてシレーヌによって、さやかと甲児の弟・シローが連れ去られてしまった。

屋台的映画館
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Shall we ダンス?

  • posted at:2005-02-11
  • written by:砂月(すなつき)
しゃるうぃだんす
「Shall we ダンス?」製作委員会(大映=日本テレビ放送網=博報堂=日本出版販売)
配給:東宝
製作年:1996年
公開日:1996年1月27日
監督:周防正行
製作総指揮:徳間康快
製作:加藤博之 漆戸靖治 大野茂 五十嵐一弘
チーフプロデューサー:池田哲也
プロデューサー:桝井省志 小形雄二
原案:周防正行
脚本:周防正行
撮影:栢野直樹
音楽:周防義和
音楽プロデューサー:和田亨
主題歌:「シャル・ウィ・ダンス?」大貫妙子
挿入歌:「ラストダンスを私に」大貫妙子
美術:部谷京子
照明:長田達也
録音:米山靖
編集:菊池純一
監督補:山川元
俳優担当:前田哲
製作担当:渡井敏之
プロダクションマネージャー:佐々木芳野
プロデューサー補:有重陽一
宣伝プロデューサー:嵐智史 芝裕子
企画制作:アルタミラピクチャーズ
出演:役所広司 草刈民代 竹中直人 渡辺えり子 草村礼子
アメリカンビスタ カラー 136分

株式会社アイリスに勤める経理課長の杉山正平は、42歳の何処にでもいるような普通のサラリーマンだった。彼は庭付き一戸建てのマイホームを手に入れ、ローンを抱えながらも妻の昌子や娘の千景と一緒に暮らすことが一番の幸せだと考えていた。あの日までは・・・。

杉山は帰りの電車である光景を目にした。ふと窓の外に目をやると、愁いを帯びた美しい女性が雑居ビルの窓から遠くをぼんやりと眺めていたのだ。窓の並びには赤いビニールテープで「岸川ダンス教室」と貼られていた。その表情に心を奪われた杉山は、帰りの電車がビルの前を通るたび女性の姿を目で追うことが日課となっていた。そして一瞬でも姿が見えるだけで心が安らかになった。何とか彼女に近づきたいと思い、雑誌コーナーで目にしたダンス関連の雑誌を購入すると、ついに教室へと向かった。ところが入り口の前に立つと自責の念のようなものが押し寄せ、足が動かなくなった。そこへやってきたふくよかな高橋豊子に突き飛ばされて教室の中に転がり込んだ杉山は、どうしていいかわからずただ突っ立っていた。そんな彼に声を掛けてきたのは、憧れの女性=岸川舞だった。舞はレッスンチケットの説明をしたが、個人レッスンだと一時間で6千円も掛かることがわかり、うなだれた。その様子に気付いた田村たま子が割安のグループレッスンに空きがあることを説明すると、しばらく思案しグループの方を選択した。舞から連絡先を聞かれたが、家族にばれると馬鹿にされると思い明かさなかった。

水曜日の夜8時、シューズを揃えて教室にやってきた杉山は初めてのレッスンに心躍らせた。だが担当は奥から出てきた舞ではなく、たま子であることがわかるとがっかりした。レッスンは杉山の他に、同じく初心者の田中正浩と少しだけかじった程度の服部藤吉の三人で行われた。糖尿病の田中は医者の勧めで、服部はダンスサークルで嫁を見返すためにダンスを習うことになった。そんな正当な理由がある二人に杉山は本音を言うことは出来なかった。

舞は昨年、ダンス大会の最高峰であるイギリス・ブラックプールで行われた全英ダンス選手権に出場した。セミ・ファイナルまで残ったが、その後パートナーと別れてしまった。その彼女といつか踊ることを夢見て杉山は練習に励んだ。社交ダンスという生きがいを見つけたことで彼は変わった。仕事や家庭などあらゆることが楽しくてたまらなかったのだ。その変化にいち早く気付いていたのは昌子と千景だった。杉山は毎週水曜日に決まって帰りが遅くなり、土日も家を空けることが多くなった。遅くなるときは必ずワイシャツから香水の匂いがし、水曜日は同じ匂いだが土日は特定できなかった。そして部屋で一人で身をくねらせているのを娘が目撃していることから、昌子は夫が浮気をしているのではないかと思うようになった。そこで彼女は三輪探偵事務所に調査を依頼することにした。

屋台的映画館

彼女が水着にきがえたら

  • posted at:2005-02-08
  • written by:砂月(すなつき)
かのじょがみずぎにきがえたら
フジテレビジョン=小学館
配給:東宝
製作年:1989年
公開日:1989年6月10日
監督:馬場康夫
製作:三ッ井康 相賀昌宏
エグゼクティブプロデューサー:村上光一 堀口壽一
プロデューサー:河井真也 茂庭喜徳
原作:ホイチョイプロダクション
脚本:一色伸幸
撮影:長谷川元吉
水中撮影:中村宏治
音楽:サザンオールスターズ
美術:山口修
照明:森谷清彦
録音:北村峰晴
編集:冨田功
ジェットスキースタント:前田一龍
ボートスタント:三石千尋
助監督:小林要
製作担当:大橋和男
監督補:門奈克雄
製作協力:ライトヴィジョン
出演:原田知世 織田裕二 伊藤かずえ 竹内力 田中美佐子
アメリカンビスタ カラー 103分

朝鮮戦争のさなか、一人の戦争成金が軍払い下げのDC-3をチャーターしてソウルから厚木へ飛び立った。この時、日本には台風が上陸しておりDC-3は湘南沖まで飛行したが力尽きて墜落した。パイロットのニック・ウィルソンだけが助かり他は全て海に沈んだ。DC-3には数十億ものルビー、サファイヤ、ダイヤが積まれていた。

アパレルメーカーに勤める22歳のOL・田中真理子は、同僚の恭世から今度のゴールデンウィークに相模湾上で行われるクルーザーパーティーの話を聞いた。彼女は乗り気ではなかったが、恭世の粘り強い交渉と「きっとあるよ、いいこと」という殺し文句に負けて参加することにした。パーティーの主催者は金持ちでプレイボーイの山口で、豪華クルーザーのアマゾン号を所有していた。翌日、真理子と恭世は他の参加者たちとともに三戸浜沖でダイビングを楽しむことになった。彼女たちは水中スクーターなど様々な手段を使って限られた時間を思う存分楽しんでいたが、変わった魚を追いかけた恭世とそれを止めに行った真理子は仲間たちから置き去りにされてしまった。はぐれた二人はどうしていいかわからず来た方向へ引き返すことにしたが、進めば進むほど見たことのない風景に遭遇した。そしてその先には墜落した飛行機の残骸が横たわっていた。真理子は機体に近寄り水中カメラで撮影を始めたが、残圧ゲージのブザーが鳴り潜水病を恐れた恭世はパニックに陥った。今、二人は水深35メートルのところにいるのだ。真理子はカメラを放り、恭世を落ち着かせながらゆっくり海面に浮上すると、セイリングクルーザー・ツバメ号の姿を目撃した。金属探知機を持ってツバメ号から飛び込んだ吉岡文男は、突然目の前に現れた二人の女性に面食らった。

真理子たちを救助した文男と船の所有者の大塚は二人をアマゾン号へ送り届けたが、それはゲームの始まりだった。その夜、アマゾン号では船上パーティが開かれ、真理子は山口から強引な誘いを受けた。真理子は山口から執拗に追い回されたが、彼女を救い出したのはチーム・ツバメだった。浦野との連携プレイで二人を強奪した文男は、大塚が操縦する小型ボートに乗り込んだ。わめき散らす山口は水上バイク隊やホバークラフトのアマゾン二号を差し向けるが、大塚の腕には敵わなかった。上陸した文夫たちは裕子が用意した車に乗り込み、陸上にまでしつこくついてくるアマゾン二号を振り切ってゴール地点の「クラブ・ヒッチ」に辿りついた。

軽装に着替えた真理子と恭世は「クラブ・ヒッチ」のカウンターにいる山口を見て驚いた。誰もこの騒動を争奪ゲームだと彼女たちに教えていなかったのだ。ゲームは毎週のように行われ、今回の勝利でチーム・ツバメは20勝18敗となった。自分たちがもてあそばれたことに憤慨した真理子は恭世を連れて帰ろうとするが、壁に掛けられた写真を見た恭世は「今日のだ」とつぶやいた。その言葉に店内は騒然となった。写真は、宝を積んだまま沈んだと噂されるDC-3、通称「ドラゴンレディ」だった。大塚は湘南に住んでいたニック・ウィルソンと親しくしていたが、6年前に亡くなった。彼は臨終の床でニックから海底に沈む50億円相当の宝の話を聞いたのだ。男たちは色めき立ち、飛行機を探すことに6年間を費やしたが見つけることは出来なかった。その話を聞いた真理子は馬鹿馬鹿しいと呆れ、信じようとしなかった。

屋台的映画館

遊びの時間は終らない

  • posted at:2005-02-04
  • written by:砂月(すなつき)
あそびのじかんはおわらない
にっかつビジュアル・リンク=サントリー=日本テレビ放送網
配給:アルゴプロジェクト
製作年:1991年
公開日:1991年10月5日
監督:萩庭貞明
製作:結城良煕
プロデューサー:吉田雅彦 坂本至徳 垂水保貴
原作:都井邦彦
脚本:斉藤ひろし
企画:植木実
撮影:高瀬比呂志
音楽プロデュース:高木完
音楽:高木完 工藤昌之
音楽コーディネーター:日永田広
美術:斉藤岩男
照明:高柳清一
録音:小野寺修
編集:奥原茂
助監督:井原真二
キャスティング:下山潤
製作担当:増渕滋夫
出演:本木雅弘 石橋蓮司 西川忠志 伊藤真美 萩原流行
アメリカンビスタ カラー 111分

閉店間際の平商工信用組合で強盗事件が発生した。犯人は二人組で、一人は行内へ、一人は逃走用の車内で待機していた。行内の男はカウンターにバッグを置くと女性行員に向けて通帳を開いた。通帳には手書きで「銃を持っている 黙ってこの鞄に金を詰めろ」と書いてあった。女性行員は自分を落ち着かせようと深呼吸し、足元のボタンを踏んだ。通報を受けた警察は、現場に急行した。パトカーは道路を封鎖して逃走車を追い込み、運転手を取り押さえた。一方、行内には一人の警官が一般客として紛れ込んでいた。出口へ移動した犯人は警官に背を向けた。その隙を見て警官は拳銃を抜こうとしたが、男の方が一瞬早かった。振り向いた男はロングコートの中に隠し持っていたライフルの銃口を警官に向けると、バンッと言った。

北里警察署が計画した防犯訓練は、地元銀行や商店街の協力で行われた。鳥飼署長は、実践さながらの生きた訓練にするために参加者、特に犯人役の二名に対し犯罪者として臨機応変に行動する様に指示した。警察側も犯人の動きに対し臨機応変に対応しなければならない、というのが今回の訓練の意図だった。しかし生真面目な性格の平田道夫巡査を犯人役に抜擢したことで目算が狂った。彼は任務を全うするために犯罪心理を学び、この日に備えていたのだ。命令に忠実であるがために犯人になりきってしまったのだ。平田は警官を射殺(したことに)すると行員たちを人質にして立てこもった。

警察は地元市民に信頼を与えるどころか、逆に裏切ってしまった。この失態に飛びついたマスコミは、事件を大々的に報じた。事態を重く見た警察は銀行を包囲し投降を呼びかけたが、入り口から出てきた平田は、署長がいる方向へ威嚇射撃を(したことに)した。警察側はこのまま訓練を中止するという選択肢もあった。しかしそれは犯人の勝ちを意味し警察組織全体の恥となってしまうため、人道的に事件を解決するしかなかった。そんな事情を知らない平田は、着々と計画を進めていった。

屋台的映画館

無能の人

  • posted at:2005-01-31
  • written by:砂月(すなつき)
むのうのひと
ケイエスエス=松竹第一興行
配給:松竹富士
製作年:1991年
公開日:1991年11月2日
監督:竹中直人
総合プロデュース:奥山和由
製作:中沢敏明 関根正明
企画:中川好久
プロデューサー:市山尚三 吉田浩二
原作:つげ義春
脚本:丸内敏治
撮影:佐々木原保志
音楽:GONTITI
照明:安河内央之
録音:北村峰晴
美術:斎藤岩男
編集:奥原好幸
助監督:松本泰生
製作担当:高橋憲行
出演:竹中直人 風吹ジュン 三東康太郎 山口美也子 マルセ太郎
アメリカンビスタ カラー 107分

雨の降る夜、助川助三は妻・モモ子に散髪して貰いながらあることを思い巡らせていた。無限に生えてくる髪の毛を捨ててしまうのはもったいない。全人類の髪を有効に生かし、ガンや痔の特効薬となるような発見をしたら大金持ちになれるのに。そう考えるとむやみに髪を捨てることが出来ず、助三はいつものようにポリ袋の中に入れて大事に保管した。彼はいつも散歩に行く川原の石も同様に考えていた。この石くれを金にすることが出来たら。だが名案は浮かばなかった。近所の古本屋・暗原書店を訪れた助三は、石を扱った専門書に目が釘付けになった。初めて石が美術品並に売買されていることを知った助三は、モモ子とすったもんだした挙句、河原に石屋を開店させたのだ。

かつて漫画家として名を成した助三は人気の低下を危惧して古物業、中古カメラ業など数々の商売に手を出した。だが時流に乗れずに失敗したのだ。今では翌年小学校に入る一人息子の三助を連れて団地を回るモモ子のチラシ配りだけが唯一の収入源だった。そこで新たに事業を起こそうとした助三だったが、河原で拾った石を口上を付けて売ってみても、河原の石でしかなかった。石ブームは既に過ぎ去っていたこともあり、書店の主人・暗原は石よりも漫画を売った方がいいと助言するが、助三は石商売にこだわった。数日後、専門誌に石のオークションが近々開かれることを知り、助三は早速主催者の石山石雲と連絡を取った。そのことをモモ子に話したが、場所代が1万円も掛かるイベントへの出席を許すはずがなかった。

翌日、石雲宅を訪れた助三は、多摩川下流で見つかった水溜石に10万円の高値が付いた話を聞き益々興味が湧いた。その帰り道、石雲の弟子・山川軽石は助三に愚痴を漏らした。実はあの家にある石は全て業者から委託されたものばかりで、預かった石を石雲の顔で金持ちに販売していたのだが、ピンハネした上に支払いはルーズ。業者は倒産の一歩手前を歩いていた。だが石雲が業界の草分け的存在だったため、文句を言うことが出来なかったのだ。助三は怖くなって逃げ出したが、軽石に捕まり話の続きを聞くことになった。

熱い眼差しで助三を見ていた石雲の妻・たつ子の尻の軽さは業界でも有名で、しくじって追放された者が数多くいた。その原因は酒の飲み過ぎで不能になった石雲にあった。たつ子は甲州にある湯屋の女房だったが、探石に現れた石雲がかっさらって行ったのだ。そしてそのかっさらわれた方の亭主が軽石だった。妻を取り返すために石雲宅を訪れた軽石は石の指導をされた。湯屋を悪徳業者に乗っ取られて収入源を失った軽石は、石で食えるようになるまではと我慢して言い成りになっていたのだ。

オークションまで半月を切ったある日、久しぶりに漫画の仕事が舞い込んで来たがそれどころではないと助三は断わってしまった。その様子を見ていたモモ子は、同じ貧乏なら漫画を描いている方がよかったと冷たく言い放った。思い悩む助三は仕事で使っていた机を見つめ、昔の二人の姿を懐かしく思い出していた。

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