角川春樹事務所
配給:東宝
製作年:1988年
公開日:1988年8月13日 併映「花のあすか組」
監督:菅原比呂志
製作:角川春樹
プロデューサー:青木勝彦
プロデューサー補:稲葉一広 松井美左
原作:宗田理
脚本:前田順之介 菅原比呂志
撮影:河崎敏
音楽:小室哲哉
音楽プロデューサー:石川光
主題歌:「SEVEN DAYS WAR」TM NETWORK
挿入歌:「GIRL FRIEND」TM NETWORK
美術:小澤秀高
照明:長谷博
録音:辻井一郎
編集:板垣恵一
助監督:鹿島勤
製作主任:杉崎隆行
製作協力:株式会社角川書店 大王製紙株式会社 株式会社東北新社
出演:宮沢りえ 五十嵐美穂 安孫子里香 菊池健一郎 鍋島利匡
アメリカンビスタ カラー 94分
ある晩、美浜市立青葉中学校1年A組の男子8人は忽然と姿を消した。彼らは大蔵省関東財務局が管理する自衛隊の廃工場を秘密基地にして立てこもったのだ。きっかけは八代先生による持ち物調査だった。生徒たちが朝礼で教室を空けている間に抜き打ちで行ったのだ。厳しい校則や教師による一方的な授業方法に嫌気が差した8人は彼らなりの抵抗を試みたのだった。翌日、心配した母親たちは校長室に押し寄せたが、何の手掛かりも掴めない学校側はただただ謝るばかりだった。学校の指導方針に何か問題が合ったのではないかという菊地英治の母・詩乃の問いに対し、野沢先生は生徒個人か親のしつけに問題があると言った。言い争う両者の間に入った榎本校長は、むやみに騒ぎ立てないようにと釘を刺した。
榎本にとって今回の件が教育委員会に知られることは具合が悪かった。そこでA組の英語の授業を担当している西脇先生からそれとなく聞き出そうとしたが、心当たりがないし彼らはもう子供ではないと言った。すると榎本は、先生は子供たちのことが心配じゃないのかと語りかけるように言って重圧を掛けた。
通報の電話で生徒たちの居場所を知った先生と母親たちは、敷地に乗り込んで説得を試みた。しかし生徒たちは聞く耳を持たず、逆に口撃で理性を失った。八代先生と酒井先生は強行突破を図ったが、彼らの作戦は巧妙で、撤退せざるを得なかった。敵を撃退して士気の上がった生徒たちは、次なる作戦に取り掛かった。弾幕に使用するためのセメント袋が倉庫に大量にあることがわかると中尾和人は奥に進んで行った。ところが足を滑らしてしまい彼は下に落ちてしまった。立ち上がろうとした和人が柱に手を掛けたとき、誤ってボタンを押してしまった。そのとき心配して集まった生徒たちを乗せた巨大なエレベーターが下降を始めたのだ。真っ暗闇の中、彼らが懐中電灯を照らした先には、鈍く輝く物体があった。それは第二次世界大戦に使用された61式戦車だった。
屋台的映画館
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