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北陸代理戦争

  • posted at:2014-01-25
  • written by:砂月(すなつき)
ほくりくだいりせんそう
東映
配給:東映
製作年:1977年
公開日:1977年2月26日 併映「ピラニア軍団 ダボシャツの天」
監督:深作欣二
企画:日下部五朗 橋本慶一 奈村協
脚本:高田宏治
撮影:中島徹
照明:増田悦章
録音:溝口正義
音楽:津島利章
編集:堀池幸三
美術:井川徳道
助監督:篠塚正秀
記録:田中美佐江
装置:温井弘司
装飾:山田久司
背景:西村三郎
方言指導:片山静治
協力:輪島市名舟町御陣乗太鼓保存会
擬斗:上野隆三
衣裳:岩逧保
美粧:伊藤実
結髪:白鳥里子
スチール:木村武司
演技事務:森村英次
進行主任:野口忠志
出演:松方弘樹 野川由美子 伊吹吾郎 高橋洋子 地井武男
シネマスコープ カラー 98分

昭和43年。福井に拠点を置く富安組の若頭・川田登は、組長の安浦富蔵と競艇場の権利を譲るという約束をしたにも関わらず一向に果たそうとしないことに業を煮やしていた。そこで寒風吹きすさぶ越前海岸の砂浜に安浦を頭だけ出した状態で埋め、ジープを走らせて強引に返事を引き出したのだった。怒りに打ち震える安浦だったが川田相手では到底勝目がないため、弟分の万谷にあいつを殺せと命じた。だが詳しい事情を聞かなければ話にならないと考えた万谷は、川田が三国町で居を構える和風バー・白波亭を訪ねた。そこは彼の恋人である仲井きくが切り盛りする店だった。川田から手渡された念書は競艇場に関わるゴタゴタで山田という男を斬った五年前に交わされたもので、出所後に権利を譲渡すると確かに書かれていた。同情する万谷は、お前の気持ちはわかるがヤクザは筋目を外してはいけないと諭した。日本最大の暴力団・大阪浅田組の斬り込み隊と言われる金井組が安浦の背後で動いていることを知っていた川田は、いつか自分が殺されると思っていた。万谷もそれに噛んでいるのでないかと冗談交じりにぶつけてみると、お前を必死にかばっているばかりか破門を止めているのもわしだという答えが返ってきた。それを聞いた川田は、「破門結構!」と叫んだ。万谷は杯を返すために福井へ行こうとする川田を押さえつけ、もう一度話し合ってお前の身を立つ様にすると約束した。

安浦が金井八郎組長に相談を持ちかけたことを知った万谷は、敦賀市にある金井組の支部に出向きこれは単なる「親子」ゲンカであることを説明してこの件から手を引いてもらおうとした。だが中部山陰方面から北陸にかけて勢力を伸ばし、いずれは北陸を支配下に入れようと狙っている金井組にとってこんなにうまい話はなかった。金井が殺し屋を50人呼び寄せて川田を抹殺しようとしているらしいという噂を聞いた万谷は手下とともに先回りして白波亭に行き、指をつめて詫びろと忠告した。しかし安浦がそんな甘い人間ではないことを知っている川田は、これが自分を騙まし討ちにする罠だと疑わなかった。仲間がぶっ放した猟銃の銃声を合図に万谷を人質に取ると外へ飛び出し、用意していた車に乗り込んで逃走した。安浦からの連絡で料亭に車で乗りつけた川田は金井と差しで話をつけようとした。いきり立つ川田に調停役を買って出たという金井は、お前を殺すのならこんな回りくどいやり方はしないと言った。そして落ち着いた声で、非はお前にあるのだから侘びを入れて手打ちにしたらどうだと提案した。すると川田は、これは身内の話だから手を引いて欲しいと頭を下げたのだ。この一件で一番頭にきていたのは、川田のことを親身になって考えていた万谷だった。翌日、万谷は川田を国道沿いのタイヨウという喫茶店に呼び出して襲撃した。その結果、川田は重傷を負い一週間の危篤状態が続いた末に死んだ。だが、きくの故郷・輪島に向かう葬儀社の車内には生きている川田の姿があった。

屋台的映画館
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